中国のスマートフォンメーカーXiaomiが、満を持して日本に投入した2024年度フラグシップモデル「Xiaomi 14 Ultra」を徹底レビューします。ディスプレイ、プロセッサ、カメラなど、ソフト面・ハード面ともに最強スペックを誇り、世界最強の呼び声も高いこのスマートフォン。その実力を余すところなくお伝えします。
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本記事で使用している端末は、香港で流通しているグローバル版です。付属品が一部異なる場合がありますが、スマートフォン本体のスペックやオペレーティングシステムは日本版と同一です。
Xiaomi 14 Ultra のスペック
機種名 | Xiaomi 14 Ultra |
カラー | ・ブラック ・ホワイト |
ストレージ | 512GB(UFS 4.0) |
メモリ | 16GB(LPDDR5X) +最大8GB追加可能 |
サイズ | 縦 :161.4mm 横 :75.3mm 厚さ:9.20mm 重量:219.8g |
ディスプレイ | パネルタイプ:AMOLED サイズ:6.73インチ 解像度: WQHD+(3200×1440) アスペクト比: ピクセル密度:522ppi 輝度:1000nit ピーク輝度:3000nit リフレッシュレート:1~120Hz タッチサンプリングレート:240Hz |
プロセッサ | Snapdragon® 8 Gen 3 XiaomiデュアルチャネルIceLoopシステム |
バッテリー | 5,000mAh 有線充電速度:90W 無線充電速度:対応 リバース充電:対応 |
カメラ | ・ライカメインカメラ(LYT-900)+OIS 50MP , F1.63~4.0無段階可変絞り 1インチセンサーレンズ ・ライカ望遠カメラ(IMX858)+OIS 50MP , F1.8 , 3.2倍 ・ライカペリスコープカメラ(IMX858)+OIS 50MP , F2.5 , 5倍 , 最大120倍 ・ライカ超広角カメラ(IMX858)+OIS 50MP , F1.8 , 122°FOV ・フロントカメラ 32MP , F2.0 |
生体認証 | 画面内指紋センサー AI顔認証ロック解除 |
対応バンド | デュアルSIM(nanoSIM ×2) 周波数帯域 2G:GSM:850/900/1,800/1,900MHz 3G:WCDMA:1/2/4/5/6/8/19 4G:LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/66 4G:LTE TDD:38/40/41/42/48 5G:n1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/41/48/66/77/78/79 |
Wi-Fi | Wi-Fi 7/Wi-Fi 6E/Wi-Fi 6(802.11 a/b/g/n/ac/ax/be) |
Bluetooth | 対応Bluetooth 5.4 コーデック:SBC/AAC/AptX/AptX HD/AptX Adaptive/LDAC/LHDC 5.0 |
位置情報 | GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、NavIC |
オーディオ | ステレオスピーカー Dolby Atmos® |
センサー類 | 近接センサー | 環境光センサー | 加速度計 | ジャイロスコープ | 電子コンパス | 赤外線ブラスター | 気圧計 | フリッカーセンサー | X軸リニア振動モーター | レーザーオートフォーカス |
防水・防塵規格 | IP68 |
OS | Xiaomi HyperOS |
その他 | NFC Xiaomi 14 Ultra Photography Kit 付属 |
Xiaomi 14 Ultra のヴィーガンレザーとアルミフレームの超高級ボディ
開封〜内容物の紹介
化粧箱は黒を基調とした高級感のあるデザインで、下位モデルの【Xiaomi 13T Pro】や【Redmi Note 13 Pro+】の白い化粧箱とは一線を画し、特別感を演出しています。
内容物はスマートフォン本体と専用カバー、ユーザーガイド、充電器一式、そしてSIMピンです。
充電器は90Wの急速充電に対応しています。
グローバル版は日本では使用できないプラグ形状ですが、日本版には日本仕様の充電器が付属されています。
また、「Xiaomi 14 Ultra Photography Kit」が付属さています。これは、Xiaomi 14 Ultraをまるでコンパクトデジタルカメラのように変身させるアクセサリーキットです。特徴は以下の通りです。
- カメラグリップ: スマートフォンをしっかりとホールドできるグリップで、安定した撮影をサポートします。シャッターボタンやズームレバーも搭載しており、片手での操作が可能です。
- 保護ケース: スマートフォンを保護するケースが付属しており、落下や衝撃から守ります。
- 67mmフィルターアダプター: 別売りの67mmフィルターを装着できるアダプターが付属しており、NDフィルターやPLフィルターなどを使って表現の幅を広げられます。
「Xiaomi 14 Ultra Photography Kit」を使用することで、Xiaomi 14 Ultraをより本格的なカメラとして活用できます。特に、Vlog撮影や長時間撮影など、安定した撮影が求められるシーンで活躍します。
本体外観の紹介
本機は最新世代のナノテクノロジーを応用したヴィーガンレザーを採用しており、汚れや菌が付きにくく、環境にも配慮した素材となっています。質感・素材ともに高級感があり、所有感を満たしてくれる最高のデザインのスマートフォンです。
カラーバリエーションはブラックの他に、ホワイトがあります。
そしてデザインの最大の特徴は、ひときわ目を引く大きな円形のカメラユニットです。日本市場に流通しているスマートフォンでは他に類を見ない形状で、カメラ性能の高さを予感させます。搭載された4つのアウトカメラは、見た目だけでなく、いずれも非常に高い性能を誇ります。
カメラ性能については後述します!
カメラユニットは非常に厚みがあり、取り扱いには注意が必要です。しかし、その分デザインには強いこだわりが感じられます。シルバーの台座、ゴールドのリング、そして細かな凹凸を施した側面など、細部まで丁寧に作り込まれています。
サイド部には高強度アルミニウムフレームを採用しており、高い剛性を備えているため安心して使用できます。
上部側面にはスピーカーを備えています。
また、下部側面にはスピーカーと充電口、マイク穴、そしてSIMスロットを。
背面から見て左側面には音量ボタンと電源ボタンがあります。右側側面にはボタン類はありませんが、周囲全体にアンテナラインが配置されていることが分かります。
ディスプレイの周囲4辺はすべてラウンドエッジ加工が施されており、画面の端からのスワイプ操作が非常にスムーズに行えます。
また、カバーを付けず机に置くと、そのカメラユニットの厚みによりスマホが浮いてるように見えてしまいます。
スマホの見た目は世界一かっこよいデザインであると思います。
画面保護フィルムは初期装備
本機は、購入時から画面保護フィルムが貼り付けられています。フラッグシップモデルにふさわしく非常に高品質なフィルムで、指紋が付きにくく、指滑りも非常にスムーズです。
一生このフィルムを使用していたいですが、いずれ劣化してしまいます。その際は専用のフィルムを購入し貼り換えましょう。
さらにカメラユニットの保護フィルムも使用し、高級な端末に傷が付かないように保護をすることをお勧めします。
保護カバーも付属
付属のケースは薄型軽量の黒いハードケースです。シンプルなデザインなので、スマートフォンのデザイン性を活かしたい場合は、透明なケースを別途用意するのも良いでしょう。
ホワイトには半透明のハード系カバーが付属されています。
本体重量も最上級
大きなカメラユニットと重厚なアルミフレームといった最上級の筐体を備えた本機は、その重量も最上級クラスです。初期状態で貼り付けられている画面保護フィルムを付けた状態で実測したところ、222gとスマートフォンとしては重めの結果となりました。
付属のカバーを装着した状態では238gと、持ち歩くには少し重いと感じるかもしれません。
落とさないような工夫が必要です。筆者はバンカーリングを使用しています。
両面ラウンド形状&グリップ感抜群で案外持ちやすい
重量やサイズはスマートフォンとしては大きい部類に入りますが、両面ラウンドエッジ加工により厚みを感じさせず、レザーのグリップ感によって握った時の安定感が増すなど、扱いやすくなる工夫が施されています。カメラユニットも大きいですが、端末全体の重量バランスが良く、簡単に落としてしまう心配はなさそうです。
とは言え高級端末、壊さないように対策をしましょう。
Xiaomi 14 Ultra は6.73インチの超フラグシップディスプレイを搭載
XiaomiカスタムC8ディスプレイパネル搭載の超一級品ディスプレイ
本機は、高い光効率と低消費電力を実現した有機ELディスプレイを搭載しており、現存するスマートフォンの中でも最高峰のスペックを誇ります。圧倒的な映像美で、最高の視聴体験を提供してくれるでしょう。
WQHD+(3200×1440)の超高精細解像度
非常に高精細な解像度で、写真や動画を細部まで鮮明に表示できます。文字もくっきりと表示されるため、ウェブサイトの閲覧や電子書籍の読書にも最適です。
最大120Hzリフレッシュレートで滑らかな映像体験
画面表示が1秒間に最大120回更新されるため、スクロールやゲームなどの動きの滑らかさが格段に向上します。
最大輝度3000nitの超明るいディスプレイ
ピーク輝度が3000nitsに達し、晴れた日の屋外でも画面が見やすくなっています。また、その他にも、
- Dolby Vision®: 対応コンテンツをHDRで視聴でき、より臨場感のある映像体験を楽しめます。
- 680億色表示: 幅広い色域に対応しており、より自然で正確な色再現が可能です。
- 4辺曲面ディスプレイ: エッジ部分が緩やかにカーブしており、スタイリッシュなデザインと持ちやすさを両立しています。
これらの特徴により、Xiaomi 14 Ultraのディスプレイは、写真や動画の鑑賞、ゲーム、ウェブサイトの閲覧など、あらゆるシーンで最高の体験を提供します。
スマートフォンの中でもトップクラスのディスプレイ性能です!
Xiaomi 14 Ultra は Xiaomi オリジナルのオペレーションシステムを採用
Android14をベースにした「Xiaomi HyperOS」を搭載
本機は、Xiaomiが開発したAndroidベースのオペレーティングシステム「Xiaomi HyperOS」を搭載しています。セキュリティやパフォーマンス面が強化されており、シンプルで直感的なUIが特徴です。さらに、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、IoTデバイスなど、他のXiaomiデバイスとの連携が強化されています。
初期アプリは盛りだくさん
初期状態では、Google系のアプリに加えて、Xiaomiオリジナルアプリが多数プリインストールされています。不要な場合は、ホーム画面からアンインストールまたは無効化できます。
ストレージ容量は512GB一択
ストレージ容量は512GBのみのラインナップとなっています。普段使いではここまで大容量を必要としない人も多いかもしれませんが、カメラ性能が高い本機では、ついつい写真をたくさん撮りたくなるため、512GBのストレージ容量はむしろ必要最低限と言えるかもしれません。
筆者は娘の写真を約月間1,000枚撮影してしまいます。容量が多くてとても助かっています!
Xiaomi 14 Ultra は全ての動作がスムーズな最高の処理能力を発揮
「Snapdragon 8 Gen 3」は2024年上期のQualcomm社フラグシッププロセッサ
SoCには「Snapdragon® 8 Gen 3」を搭載しており、スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.2.9にて約202万点という驚異的なスコアを記録しました。2024年上半期においてこのベンチマークスコアを上回るのは、「vivo X100 Pro」などが採用しているMediaTek製の「Dimensity 9300」のみであり、本SoCは世界第2位の処理性能を誇ります。いずれも非常に高い処理能力であり、あらゆる操作において最高に快適な体験を提供します。
ヌルヌルサクサクでストレスフリーです。一度触ると手放せません!
⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
vivo X100 Pro | 2,054,033 | MediaTek Dimensity 9300 |
Xiaomi 14 Ultra | 2,022,587 | Snapdragon 8Gen3 |
OnePlus12 | 1,856,957 | Snapdragon 8Gen3 |
POCO F6 Pro | 1,555,253 | Snapdragon 8Gen2 |
iPhone 15 Pro | 1,537,143 | A17 Proチップ |
Xiaomi 13T Pro | 1,479,727 | MediaTek Dimensity 9200+ |
Xiaomi 12T Pro | 1,284,359 | Snapdragon 8+Gen1 |
Google Pixel 9 Pro XL | 1,157,880 | Google Tensor G4 |
Google Pixel 7 | 975,199 | Google Tensor G2 |
Google Pixel 6 | 843,237 | Google Tensor |
Redmi Note 13 Pro+ | 769,953 | MediaTek Dimensity 7200 Ultra |
arrows We2 Plus | 609,869 | Snapdragon 7s Gen2 |
Blackview BL8000 | 577,577 | MediaTek Dimensity 7050 |
Blackview N6000 | 405,376 | MediaTek Helio G99 |
UMIDIGI A15T | 394,070 | Mediatek Helio G95 |
UMIDIGI G6 5G | 373,817 | MediaTek Dimensity 6100+ |
UMIDIGI A15 | 301,934 | UNISOC T616 |
Redmi 14C | 261,903 | MediaTek Helio G81-Ultra |
UMIDIGI G3 Max | 256,151 | UNISOC T606 |
高パフォーマンスモードを搭載
本機は設定アプリから「パフォーマンスモード」を選択できます。このモードは処理性能が向上する代わりに消費電力も増加するため、原神などの3Dグラフィックを使用した高負荷なゲームを高いレベルでプレイする際に有効です。ただし、ベンチマークテストではスコアがわずかに向上する程度であり、通常モードでも非常に高いスコアを記録するため、必ずしもパフォーマンスモードを使用する必要はないでしょう。
設定から仮想メモリを追加可能
設定からメモリ拡張を設定することで、ストレージの一部をメモリとして使用できます。本機は最大で8GB拡張できるため、もともとのメモリ容量16GBと合わせて、最大24GBのメモリ容量を実現できます。ストレージに余裕がある場合は、より快適な操作体験のために本機能を活用することをおすすめします。
① 「設定」を開く
② 「追加設定」をタップ
③ 「メモリ拡張」をタップ
④ 好きな容量を選ぶ
⑤ 再起動
空きストレージ容量を活用するため、データをたくさん保存してしまうと機能しないので注意です。
Xの挙動をチェック
前述の通り、SNSの閲覧は非常に快適で、ストレスを感じることはありませんでした。
ディスプレイも美しく、ツイッタラーにおすすめのスマートフォンです!
Xiaomi 14 Ultra は日常的な使用には十分なバッテリー持ちを実現
バッテリー容量は5,000mAhと一般的
本機は5,000mAhの大容量バッテリーを搭載しており、スマートフォンとしては一般的な容量を備えています。
最近のスマートフォンは電池の技術も向上しており、5,000mAhを超える端末も出てきているので、正直少し物足りなさは感じます。
1日使用しても充電がなくならない省電力性能
バッテリーテストは「PCMark for Android」を使用し、画面リフレッシュレート120Hz、輝度と音量を共に50%に固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに11時間42分を要しました。単純計算で、0%になるまで使い続けた場合は約14時間37分となります。リフレッシュレートや画面輝度、処理能力が高い本機にとっては、やや不利な条件でのテストでしたが、それでも他機種と比較して十分に健闘した結果と言えるでしょう。
1日ヘビーに使っても全然バッテリーは無くならないので問題なし!
⇩バッテリーテストスコア結果⇩
機種名 | 記録時間 | バッテリー容量 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 23時間17分 | 5,150mAh |
UMIDIGI A11 | 23時間05分 | 5,150mAh |
Blackview BL8000 | 22時間43分 | 8,800mAh |
UMIDIGI A15T | 22時間11分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A15 | 21時間56分 | 5,000mAh |
OnePlus 12 | 20時間56分 | 5,400mAh |
vivo X100 Pro | 20時間35分 | 5,400mAh |
Redmi Note 11 | 19時間50分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G3 Max | 19時間21分 | 5,150mAh |
Redmi 14C | 19時間5分 | 5,160mAh |
Google Pixel 9 Pro XL | 18時間3分 | 5,060mAh |
UMIDIGI A13S | 16時間15分 | 5,150mAh |
arrows We2 Plus | 16時間3分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G6 5G | 17時間13分 | 5,000mAh |
Redmi K40 / POCO F3 | 16時間10分 | 4,520mAh |
POCO X3 Pro | 16時間10分 | 5,160mAh |
Google Pixel 6 | 15時間53分 | 4,614mAh |
Blackview N6000 | 15時間43分 | 3,880mAh |
Redmi Note 13 Pro+ | 15時間17分 | 5,000mAh |
Xiaomi 12T Pro | 15時間07分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A13 Pro | 14時間57分 | 5,150mAh |
Redmi Note 12 Pro | 14時間52分 | 5,000mAh |
Xiaomi 13T Pro | 14時間50分 | 5,000mAh |
Xiaomi 14 Ultra | 14時間37分 | 5,000mAh |
POCO F6 Pro | 14時間23分 | 5,000mAh |
Google Pixel 7 | 14時間00分 | 4,355mAh |
HONOR 50 | 13時間29分 | 4,300mAh |
Redmi 10 | 13時間04分 | 5,000mAh |
Blackview A100 | 8時間41分 | 4,680mAh |
バッテリー保護機能が実装
設定アプリより省電力性能を強化するモード切替を行うことができ、2段階から選択することができます。充電ができない環境下で有効的です。
また、iPhoneにも搭載されている「80%で充電を止める」機能も備えており、バッテリーの劣化を抑えるために設定することができます。
ライトユーザーは設定してみても良いかもしれません!
90Wの有線急速充電に対応
本機は付属の充電器で90Wの急速充電が可能です。この充電器を使用すると、わずか33分で満充電まで達します。【Xiaomi 13T Pro】や【Redmi Note 13 Pro+ 5G】では120Wのさらに高速な充電が可能ですが、本機の90Wでも十分に高速と言えるでしょう。
筆者はグローバル版を購入したため日本では使用することができないプラグ形状ですが、日本版にはしっかりと日本用の充電器が付属されています。
無接点充電にも対応 しかし注意点も
また、ワイヤレス充電にも対応しており、置くだけで簡単にバッテリーを充電できます。ただし、ワイヤレス充電器によっては、本機の大きなカメラユニットが干渉して充電できない場合があるため注意が必要です。
Xiaomi 14 Ultra は最高のサウンド体験ができるスピーカーを搭載
サウンド性能は超優秀
本機はサウンド性能にも妥協のないスマートフォンです。Dolby Atmos®に対応したデュアルステレオスピーカーを搭載し、立体音響とクリアでパワフルなサウンドを実現。映画や音楽、ゲームなどを高音質で楽しめます。前作Xiaomi 13 Ultra (日本未発売)では、「Harman Kardon」監修のスピーカーが搭載されていましたが、今作はXiaomiオリジナルのスピーカーとなりました。しかし、オーディオ機器開発の実績を持つXiaomiにとって、同等以上のサウンド性能を実現することは容易であり、今作も高音質なスピーカーを搭載しています。
大きくきれいな画面と相まって最高の映像コンテンツ消費が可能です。
LDACコーデックに対応
ワイヤレスイヤホンと接続する際はハイレゾサウンドを体験することができるLDACコーデックに対応しています。また、aptX Adaptiveコーデックにも対応しています。
TWSによる音楽鑑賞も高い質を体験することができます。
Xiaomi 14 Ultra は画面内指紋認証と顔認証によるロック解除が可能
爆速の画面内指紋認証
本機は画面内指紋認証に対応しており、センサーの位置も感度も良好です。さすがフラグシップモデルと言える完成度の高さを感じさせます。
顔認証にも対応
インカメラを使用した顔認証にも対応しており、こちらも指紋同様に爆速でロック解除をすることができます。
状況に応じて使い分けましょう!
Xiaomi 14 Ultra は2024年度日本市場で最高のカメラ性能を備えるスマホ
2種類のスタイルから選択が可能
本機最大の特徴は世界最高峰のカメラ性能を備えている点です。アウトカメラは、メイン、3.2倍中間望遠、5倍ペリスコープ、超広角の4種類のレンズで構成されています。そして、全てのカメラに光学式手ブレ補正(OIS)が搭載され、老舗カメラブランド「Leica」の監修によるチューニングが施されています。撮影時には、明るく鮮やでコントラストの高い写りの「Leicaバイブラント」か、Leicaのフィルム写真のような自然で深みのある色調を再現したエモい雰囲気の「Leicaオーセンティック」の2種類のスタイルを選択できます。
シーンや好みに合わせてモードを選択することで、より楽しい撮影体験ができます!
ライカメインカメラ(LYT-900)+OIS
オート撮影
メインカメラには、SONYの50MP 1インチ大型フラグシップイメージセンサー「LYT-900」を採用。圧倒的な集光量と解像度により、どんなシーンでも細部まで鮮明な写真を撮影できます。暗い場所でも白飛びや黒つぶれを抑え、まるで一眼レフのような撮影体験を実現します。誰もが手軽に高品質な写真撮影を楽しめるこのカメラは、日本市場における他のスマートフォンを凌駕する性能を誇ります。
写真撮影がはかどりすぎて、筆者は2000枚/月程度撮影をしてしまいます。ちなみに娘(3歳)の写真ばかりです。人物撮影も花丸!
F値1.63~F値4.0の可変絞りによる無段階調光
さらに、メインカメラにはF1.63~F4.0の範囲で無段階に絞りを調整できる革新的な機能を搭載しています。「プロモード」では絞り値を手動で調整でき、「ポートレートモード」ではAIが自動で最適な絞り値を選択してくれるため、美しいボケ味のある写真を簡単に撮影できます。この機能を上手に使いこなすことで、ボケ表現の自由度や光量調整の柔軟性が向上し、写真の雰囲気を大きく変えられます。表現の幅が広がり、よりクリエイティブな撮影を楽しことができます。
一眼レフカメラのような表現力豊かな写真撮影を手軽に楽しむことができます!
ライカ望遠カメラ(IMX858)+OIS 3.2倍
オート撮影
中間望遠カメラとして、3.2倍光学ズームに対応した75mmレンズを搭載しています。光学3.2倍ズーム、F1.8の大口径絞り、光学式手ブレ補正(OIS)、50MP高解像度センサーなど、スペック的にも充実した機能を備えています。ポートレート、風景、スナップ、物撮りなど、様々なシーンで活躍する万能なレンズと言えるでしょう。
実は筆者はこの中間望遠カメラを一番多用しています。めちゃくちゃ使いやすいカメラです!
ライカペリスコープカメラ(IMX858)+OIS 5倍
オート撮影
ペリスコープカメラは、光学5倍ズームに対応した120mmレンズを搭載しており、遠くの被写体を大きく写したい時に役立ちます。光学5倍ズーム、F2.5の大口径絞り、光学式手ブレ補正(OIS)、50MP高解像度センサーなど、スペックも充実しており、遠くの被写体でも手ブレやノイズを抑えた高品質な写真を撮影できます。
圧縮効果を活かした写真撮影が捗る!!
最大望遠性能(120倍)
光学5倍ズームのペリスコープカメラでは、最大120倍までのデジタルズームに対応しています。
30倍程度であれば実用的な解像感での撮影ができました!
ライカ超広角カメラ(IMX858)+OIS
オート撮影
超広角カメラは、広い画角、歪み補正、光学式手ブレ補正(OIS)、50MP高解像度センサーなど、他のカメラに引けを取らない充実した機能を備えています。高解像度センサーにより、細部まで鮮明な写真を撮影でき、超広角レンズ特有の歪みを補正することで、自然で広大な景色をダイナミックに捉えることができます。風景写真、集合写真、建築物など、様々なシーンで活躍する万能なレンズと言えるでしょう。
全てのカメラが一切妥協無く最強です!!
Xiaomi 14 Ultra は全レンズ8K撮影対応の驚異の動画性能を誇る
メインカメラ4K60fps で安定した撮影を実現
本機はその動画性能においても他の追随を許さない、まさにモンスター級のスマートフォンです。全レンズ8K撮影対応、全レンズOIS搭載の強力な手ブレ補正、Dolby Vision HDR対応など、まさにプロレベルの動画機能を備えています。映画のような高画質な映像を、誰でも簡単に撮影することができます。
子供の成長記録の動画撮影にも大活躍です!
Xiaomi 14 Ultra は技適認証されており幅広いバンド帯に対応
2番号の運用が可能
SIMスロットには2枚のSIMカードを入れることができる仕様となっており、物理SIMカードに限り2番号での運用をすることができます。
残念ながらeSIMには非対応です。
5G通信に対応
2G:GSM:850/900/1,800/1,900MHz
3G:WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
4G:LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28/66
4G:LTE TDD:38/40/41/42/48
5G:n1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/41/48/66/77/78/79
幅広い4Gバンドに対応しているため、キャリアを選ばずに満足できる通信が可能です。また、5Gによる高速通信もサポートされています。
VoLTEや技適にもしっかりと対応
日本国内モデルとなるため、VoLTEや技適などにもしっかりと対応しています。また、SIMカードを挿しただけで自動でAPNが選択され通信可能となります。
この最高の端末を日本に展開してくれたXiaomiさんには大感謝やで
Xiaomi 14 Ultra はおサイフケータイには非対応
高レベルの防水防塵性能を搭載
本機はIP68の防水防塵性能を備えます。IP68は、防塵防水性能を示す国際規格「IEC 60529」に基づく保護等級の一つです。IPコードは「Ingress Protection Code」の略で、固形物や液体の侵入に対する保護レベルを示します。IP68の具体的な意味は以下の通りです。
IP6X:すべての塵や小さな固形物の侵入を完全に防ぎます。これは、最も高い固形物に対する保護等級です。
IPX8:水中での使用に対して非常に高い耐性を持ちます。具体的な水深や浸漬時間は製品によって異なりますが、一般的には水深1メートル以上の水中で長時間の使用に耐えることが求められます。
スマートフォンの防水防塵性能としては非常に高いレベルであり、簡単に水没して故障するようなことは防ぐことができます。
おサイフケータイは非対応
残念ながらおサイフケータイ(FeliCa)に非対応です。
NFCによるGooglePayなどのタッチ決済は使用することができます。
Widevine L1認証
本機はサブスク系映像コンテンツを高画質で見るために必要となる「Widevine L1」に対応しています。
Xiaomi 14 Ultraの価格
定価 ⇒ 199,900円
まとめ:世界最高峰のカメラ性能を備えたフラグシップスマートフォン
【Xiaomi 14 Ultra】は、まさに「全部入り」と言えるほどのハイスペックを誇るスマートフォンです。特にLeica監修のカメラは、その性能と表現力において他の追随を許しません。
もちろん、サイズや価格など、人によっては気になる点もあるかもしれません。しかし、最高のスマートフォン体験を求めるのであれば、【Xiaomi 14 Ultra】は間違いなく検討する価値のある一台です。
カメラ性能、ディスプレイ、処理性能、バッテリー、デザインなど、どれをとっても最高峰のクオリティを追求した【Xiaomi 14 Ultra】。ぜひ、この至高のスマートフォンを手に取って、その魅力を体感してみてください。