【vivo X100 Pro】は、2024年3月現在、カメラ性能において頂点に君臨するスマートフォンです。1インチセンサーとZEISSレンズを搭載し、これまでにない圧倒的なカメラ性能を実現しました。夜景撮影、ポートレート、ズームなど、あらゆるシーンで最高の写真を撮影できます。しかし、【vivo X100 Pro】の魅力はカメラだけではありません。美しいディスプレイ、高性能なプロセッサー、長持ちするバッテリーなど、すべてにおいて妥協のない仕上がりとなっています。本記事では、【vivo X100 Pro】の詳細なレビューをお届けします。写真撮影にこだわりたい方、最高性能のスマートフォンを求めている方にとって、必見の内容となっています。
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当ブログで使用している端末は「中国版」となります。グローバル版とは概ね同じですが、ソフト面で異なる部分がございます。
【vivo X100 Pro】は技適未取得機器です。当ブログでは技適未取得機器を用いた実験等の特例制度の届出を行ったうえで当機種を使用しています。
vivo X100 Pro(中国版) のスペック
機種名 | vivo X100 Pro(中国版) |
カラー | ・アステロイドブラック ・スタートレールブルー ・サンセットオレンジ |
ストレージ | 256 GB / 512 GB / 1 TB (UFS 4.0) |
メモリ | 12 / 16 GB (LPDDR5X) +12 / 16 GB追加可能 |
サイズ | 【共通】 縦 :164.05mm 横 :75.28mm 厚さ:8.91mm 【ブラック・ブルー】 重量:225g 【オレンジ】 重量:221g |
ディスプレイ | パネルタイプ:有機EL(AMOLED) サイズ:6.78インチ 解像度:FHD+ (2800 ×1260) アスペクト比: ピクセル密度:452ppi ピーク輝度:3,000nit リフレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート:Hz 色域:100% DCI-P3 |
プロセッサ | MediaTek Dimensity 9300 |
バッテリー | 5,400mAh 有線充電速度:100W 無線充電速度:50W |
カメラ | ・ZEISSメインカメラ(SONY IMX989)+OIS 50MP(1/0.98インチ , f/1.75) ・超広角カメラ 50MP (1/2.76インチ , f/2.0) ・ペリスコープ望遠カメラ +OIS 50MP(1/2インチ , f/2.5 , 4.3倍) ・フロントカメラ 32MP (f/2.0) |
生体認証 | 顔認証 画面内指紋認証 |
対応バンド | デュアルSIM(nanoSIM × 2) 周波数帯域 【2G】 GSM:850/900/1800/1900 【3G】 WCDMA:B1/2/4/5/8 【4G】 LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/32/66 LTE TDD:B38/39/40/41/42 【5G】 n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/75/77/78/79 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6、Wi-Fi 7 |
Bluetooth | 5.4 コーデック: |
位置情報 | GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou |
USB | USB Type-C、USB 3.2 Gen1 |
オーディオ | デュアルステレオスピーカー Dolby Atmos® |
センサー類 | 加速度センサー、周囲光センサー、電子コンパス、 近接センサー、色温度センサー、モーター、 ジャイロスコープ、レーザーフォーカシングセンサー、 赤外線ブラスター、フリッカーセンサー、 マルチスペクトルセンサー |
防水・防塵規格 | IP68 |
OS | OriainOS 4 Android 14 |
その他 | NFC |
vivo X100 Pro は流行りの丸い大型カメラユニットデザインを採用
開封〜内容物の紹介
パッケージはこの大きく平たい正方形の黒い化粧箱。流行りの環境配慮の「か」の字も感じない大胆なデザインです。
背面も表面と同じく表面積が広いばかりに無地の面積が広く、せっかく大胆な化粧箱なのにもったいないと思ってしまいます。
内容物はふつう。透明のTPUカバーとSIMピン、ユーザーガイド、充電ケーブルとアダプタです。
充電アダプタは120Wの急速充電に対応したものが同梱されています。
本体外観の紹介
本体は大きな丸型のカメラユニットが筐体背面の面積1/3を占めるカメラが特徴的なデザインです。正直このデザインはXiaomiをはじめ、Huawei、OPPO、realmeなども同様のモデルが存在するため、二番煎じで味は感じません。
カメラユニットの周囲は鏡面仕上げのステンレススチールで覆われており高級感を演出。背面カメラは3眼構成で広角・超広角・望遠カメラがシンメトリーに配置されています。そして中央には「ZEISS」のロゴがあざとく表示されています。また、カメラユニットのガラス面は強度の高い「Corning Gorilla Glass Victus」素材で作られており、レンズは「ZEISS T*コーティング」技術により可視光透過率が高くなるように設計されています。
筆者が購入したスタートレールブルーはガラス系の素材で作られており、細かいラメとカメラユニットから波紋のように広がるテクスチャが輝いています。また、ブラックは同じガラス素材ですがマット加工が施され、オレンジはヴィーガンレザーが採用されています。
上部側面には「PROFESSIONAL PHOTOGRAPHY」の表示とマイク穴と赤外線ブラスターがあります。画像では見えませんが画面側にはスピーカーを兼ねた受話口があります。
そして下部側面にはスピーカー穴と充電口、マイク穴そしてSIMトレー。
背面向かって左側側面には音量ボタンと電源ボタンを備えます。右側は何もありません。また、周囲一周いたるところにアンテナラインが存在し、ネットワークの感度を高める設計となっています。ゲームを行うために手で包み込むように持った際や地下でも安定した通信を実現します。
画面保護フィルムは初期装備
画面保護フィルムは初期状態から装備されています。指の滑りがよく指紋が付きにくい上質なものが使用されており、しばらくは張り替えることをせずとも使い続けることができるでしょう。
TPU素材の保護クリアカバーも付属
中華スマホの同梱品としては一般的となる透明TPUカバーが本機にも同梱されています。カメラ部はすべて露出しているタイプとなるので、傷が心配の人は別途調達することをお勧めします。
筆者はPDA工房さんの保護フィルムを張り付けて運用しています。
本体重量は約227gとヘビー級
本体重量はディスプレイの初期保護フィルムのみを張り付けている状態で約227gで、スマートフォンとしては非常に重い部類。しかし、約6.8インチディスプレイかつカメラ強強スマホとしてくくった場合は少し軽いのかなという印象。
付属カバーを使用るすると約246gとなります。筐体サイズも大きく取り扱いには少し覚悟が必要となります。
大きくても持ちやすい工夫が随所に見える設計
本機は、6.78インチの大画面ディスプレイを搭載しながらも、持ちやすさにこだわった設計がされています。
持ちやすさを実現するポイント
- 曲面ディスプレイ: ディスプレイの両端が曲面になっているため、手にフィットしやすく、滑りにくい。
- 薄型軽量: 厚さ8.9mm、重量約220gと、大画面スマホとしては薄型軽量で、長時間持っても疲れにくい。
- ラウンドフレーム: フレームは丸みを帯びているため、手に持った時に優しい感触。
実際に vivo X100 Pro を手に持ってみると、確かに持ちやすいと感じました。曲面ディスプレイと薄型軽量なボディのおかげで、片手で操作しても安定感があります。ただし、大画面スマホなので、片手で操作するには少し大きすぎるという人もいるかもしれません。また、重量が約227gと少し重いため、長時間持ち続ける場合は疲れてしまう可能性があります。
筆者は、MagSafe対応ケースとバンカーリングで持ちやすくなるように工夫をしています。
vivo X100 Pro の最上級のハイスペックディスプレイを搭載
全てのスペックが高い6.78インチの有機ELディスプレイを採用
本機のディスプレイは高解像度・高輝度・高リフレッシュレートと、どこをとっても最上級のスペックを備えています。美しい映像を楽しみたい人や、ゲームや動画視聴を快適に行いたい人にとっては最適なディスプレイと言えます。
ディスプレイのピーク輝度は最大3,000nit
本機は、最大輝度3000nitという非常に高いディスプレイ輝度を実現しています。これは、一般的なスマートフォンよりも約3倍の明るさを誇ります。また、周囲の明るさに合わせて自動的に輝度を調整する自動輝度調整機能を搭載しています。また、手動で輝度を調整することも可能です。
vivo X100 Pro 中国版は多くの中国語アプリが初期インストール済み(削除可能)
プリインストールアプリが多くあるもそのほとんどはアンインストール可能
中国版の初期ホーム画面はご覧の通りです。多くのアプリが日本語対応していないためアンインストールしてきれいな状態にすることをお勧めします。
Googleプレイストアの導入は超簡単
中国版はグーグル系のアプリが初期状態では搭載されていません。手動で導入する必要があります。まず、vivo純正アプリの「V-Appstore」を開き「Google」アプリをインストールします。すると「Google Playもダウンロードする」とポップアップが表示されるので選択してOKをタップ。これで問題なく誰でも簡単にGoogle系アプリを使用することができるようになります。
野良apkを探さなくてよいので良心的です!
ストレージ容量は256GB~1TBから選択が可能
ストレージは256・512GBそして1TBの三種類から選択することができます。きれいな写真が撮れるスマートフォンなので自然と撮影をしがちになります。写真がストレージを圧迫してしまうので、容量の多いモデルを選択することをお勧めします。
vivo X100 Pro のAntutu200万点を超える現存するスマホの中で最強の処理性能を備える
搭載SoC「MediaTek Dimensity 9300」で最も高い処理性能を発揮
SoCには「MediaTek Dimensity 9300」を搭載しており、スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.2.0にて約205万点を記録しました。このスコアは競合他社製SoCで一番新しい「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3」の処理性能を上回り、2024年3月時点で最も高性能の処理能力を備えています。また、高い性能と電力効率を兼ね備えて、今後発売されるフラッグシップスマートフォン向けSoCで多く採用されることが見込まれます。そんなSoCをいち早く採用している【vivo X100 Pro】はゲームや動画編集などの負荷の高いアプリも快適に動作させることができマルチタスクもスムーズに行えるため、高い処理能力を必要とするユーザーにおすすめのスマートフォンです。
すべての用途で満足いく性能を発揮してくれるスマートフォンです。
⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
vivo X100 Pro | 2,054,033 | MediaTek Dimensity 9300 |
Xiaomi 14 Ultra | 2,022,587 | Snapdragon 8Gen3 |
OnePlus12 | 1,856,957 | Snapdragon 8Gen3 |
POCO F6 Pro | 1,555,253 | Snapdragon 8Gen2 |
iPhone 15 Pro | 1,537,143 | A17 Proチップ |
Xiaomi 13T Pro | 1,479,727 | MediaTek Dimensity 9200+ |
Xiaomi 12T Pro | 1,284,359 | Snapdragon 8+Gen1 |
Google Pixel 9 Pro XL | 1,157,880 | Google Tensor G4 |
Google Pixel 7 | 975,199 | Google Tensor G2 |
Google Pixel 6 | 843,237 | Google Tensor |
Redmi Note 13 Pro+ | 769,953 | MediaTek Dimensity 7200 Ultra |
arrows We2 Plus | 609,869 | Snapdragon 7s Gen2 |
Blackview BL8000 | 577,577 | MediaTek Dimensity 7050 |
Blackview N6000 | 405,376 | MediaTek Helio G99 |
UMIDIGI A15T | 394,070 | Mediatek Helio G95 |
UMIDIGI G6 5G | 373,817 | MediaTek Dimensity 6100+ |
UMIDIGI A15 | 301,934 | UNISOC T616 |
Redmi 14C | 261,903 | MediaTek Helio G81-Ultra |
UMIDIGI G3 Max | 256,151 | UNISOC T606 |
⇩【参考】AnTuTu V9 スコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
Xiaomi Mi11 Ultra | 775,320 | Snapdragon 888 |
Redmi K40 / POCO F3 | 686,792 | Snapdragon 870 |
POCO X3 Pro | 547,118 | Snapdragon 860 |
HONOR 50 | 515,059 | Snapdragon 778G |
Redmi Note 12 Pro | 424,516 | MediaTek Dimensity1080 |
OPPO Reno5 A | 398,362 | Snapdragon 765G |
OPPO Reno7 A | 381,145 | Snapdragon 695 |
Blackview BV8800 | 300,343 | MediaTek Helio G96 |
Redmi Note 11 | 253,847 | Snapdragon 680 |
Redmi 10 | 209,927 | MediaTek Helio G88 |
Blackview A100 | 209,132 | MediaTek Helio P70 |
UMIDIGI A13 Pro | 201,896 | UNISOC T610 |
Redmi 9T | 192,172 | Snapdragon 662 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 191,795 | MediaTek Helio G80 |
UMIDIGI A13S | 152,958 | UNISOC T310 |
OPPO A77 | 117,987 | MediaTek Helio G35 |
UMIDIGI A11 | 108,026 | MediaTek Helio G25 |
処理性能が向上するブーストモードを実装
本機は設定アプリより「ブーストモード」を選択することができます。このモードは処理性能が向上し消費電力が大きくなるモードで、原神などの3Dグラフィックを用いた高負荷のゲームなどを高いレベルでプレイする際に使用することを想定しているモードです。AnTuTuベンチマークスコアについては変化がありませんでしたが、多くの発熱を確認しました。
実際のゲームでは効力が発揮することでしょう。しかし、通常のモードでも十分パワーがあるので、発熱を抑える意味でもブーストモードは使い分けが必要かもしれません。
また、指定のゲームアプリを使用中に通知をオフにすることができる等、よりゲームに没頭できる「ウルトラゲームモード」も存在します。
設定でメモリ容量を追加可能
Android12以降では、本体ストレージをRAM容量として活用をすることができる機能が標準搭載されており、本機では最大で12GB拡張することが可能となります。メモリ12GBモデルでは追加で12GB、メモリ16GBモデルでは追加で16GBを拡張できるため、多くのアプリを動かす際や重いアプリを使用するときに非常に有効となります。
vivo X100 Pro は大容量バッテリーと省電力性能で長時間駆動を実現
5,400mAhの大容量バッテリーを採用
本機は、5400mAhの大容量バッテリーを搭載しています。これは、一般的なスマートフォンよりも約10%大きい容量となります。
省電力性能と大容量バッテリーで長時間駆動を実現
バッテリーテストを「PCMark for Android」にて、画面リフレッシュレート120Hz、輝度音量共に50%固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに16時間28分かかりました。つまり0%になるまで使用を続けた場合は約20時間35分かかる計算となります。省電力性能が優秀なSoCと大容量バッテリーが功を奏して、長い駆動時間を実現することができました。さらには省電力モードも搭載されているので、長期間充電できないような環境下でも安心してスマホを使用することができるでしょう。
⇩バッテリーテストスコア結果⇩
機種名 | 記録時間 | バッテリー容量 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 23時間17分 | 5,150mAh |
UMIDIGI A11 | 23時間05分 | 5,150mAh |
Blackview BL8000 | 22時間43分 | 8,800mAh |
UMIDIGI A15T | 22時間11分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A15 | 21時間56分 | 5,000mAh |
OnePlus 12 | 20時間56分 | 5,400mAh |
vivo X100 Pro | 20時間35分 | 5,400mAh |
Redmi Note 11 | 19時間50分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G3 Max | 19時間21分 | 5,150mAh |
Google Pixel 9 Pro XL | 18時間3分 | 5,060mAh |
UMIDIGI A13S | 16時間15分 | 5,150mAh |
arrows We2 Plus | 16時間3分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G6 5G | 17時間13分 | 5,000mAh |
Redmi K40 / POCO F3 | 16時間10分 | 4,520mAh |
POCO X3 Pro | 16時間10分 | 5,160mAh |
Google Pixel 6 | 15時間53分 | 4,614mAh |
Blackview N6000 | 15時間43分 | 3,880mAh |
Redmi Note 13 Pro+ | 15時間17分 | 5,000mAh |
Xiaomi 12T Pro | 15時間07分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A13 Pro | 14時間57分 | 5,150mAh |
Redmi Note 12 Pro | 14時間52分 | 5,000mAh |
Xiaomi 13T Pro | 14時間50分 | 5,000mAh |
Xiaomi 14 Ultra | 14時間37分 | 5,000mAh |
POCO F6 Pro | 14時間23分 | 5,000mAh |
Google Pixel 7 | 14時間00分 | 4,355mAh |
HONOR 50 | 13時間29分 | 4,300mAh |
Redmi 10 | 13時間04分 | 5,000mAh |
Blackview A100 | 8時間41分 | 4,680mAh |
120Hzリフレッシュレートで測定したスマートフォンの中では圧倒的な記録となりました。
100Wの有線急速充電に対応
本機は100Wの急速充電に対応しています。付属の充電器は120Wと表記されていますが、この付属品はオーバースペックとなります。また、これはvivoのオリジナルの充電規格なので、他のメーカーデバイスへの急速充電はできません。
PD50Wの充電速度にも対応
一般的な充電規格であるPD規格には50Wの出力まで対応していることが分かりました。小型で持ち運びが容易な50Wの充電器を購入すれば、旅行先等でも充電環境に困ることはなさそうです。
もちろんワイヤレス充電にも対応しています。
vivo X100 Pro のスピーカー性能は及第点
強み・特徴がない普通のスピーカー
サウンド性能面については特に「売り」にしている部分はなく、は可もなく不可もなく及第点と言ったところ。他社のフラグシップ級スマートフォンと比較すると少し見劣りはしてしまいますが、決して悪いわけではなく不満を感じることはありません。
豊富なコーデックに対応でTWSによる高音質再生が可能
aptX系やLDACのコーデックに対応しているため、スペックの高いTWSと高音質音源を用いることで質の高い音楽鑑賞を可能とします。
vivo X100 Pro の生態認証は顔と画面内指紋認証に対応し性能は並
画面内指紋認証はディスプレイ下側に配置
本機は画面内指紋認証に対応しています。センサーはディスプレイの低い位置に搭載されているため、慣れるまで少し時間を要するかもしれません。また、前モデルの【vivo X90 Pro+】ではより上位スペックの超音波式の指紋センサーを採用していましたが、今作はSoCの関係もあり一般的な光学式センサーの搭載に留まりました。とは言え精度や速度は申し分なく、ストレスフリーでロック解除をすることができます。
顔認証にも対応
インカメラを使用した顔認証にも対応しており、こちらも指紋同様爆速でロック解除をすることができます。
vivo X100 Pro はスマホ史上最強クラスの写真撮影ができるカメラを搭載
3種類の撮影モードを楽しめる
まず、すべてのカメラに共通して3種類の撮影モードを選択することができます。色鮮やかで映える写真を撮れる「ビビット」と、少し暗くエモい写真となる「質感」、そしてツァイスの冠を持ち目で見たままの色合いを再現できる「ZWISSナチュラル」の3種類です。
好みやシーンによって使い分けることでより写真撮影を楽しむことができます。
メインカメラ(SONY IMX989)+OIS
オート撮影
「複合多層ナノクリスタルコーティング」や「vivo V3 チップ」などと言ったオリジナルの技術によって、スマートフォン史上最高クラスの写真性能を実現しています。どの写真をとっても色合い・ディティール・解像度すべての点で高品質でとてもレベルが高いです。このレベルの写真をオートモードで手軽に撮影できることが本当に使いやすく、カメラの知識の有無問わず、スマートフォンにカメラ性能を求めるすべての人にとっての最適解であると言えるでしょう。
2倍ズームが最高に使いやすいです。
ポートレートモード
ポートレートも実に高いレベルにあり、自然なぼけ感を再現することができました。
夜景モード
vivoは暗所撮影が非常に強いと言われており、競合他社の技術より秀でているポイントとなります。実際の写真を見てみると、確かに光源がぼやけたり、白飛びしたり黒つぶれしにくい質の高い撮影ができていると思います。どんなシーンでも美しく目で見たままの世界の写真として記録を実現してくれる、そんなカメラという印象を抱かせてくれます。
ペリスコープ望遠カメラ +OIS(50MP)
オート撮影(4.3倍)
先ほどvivoは暗所撮影に強いとお伝えましたが、実は望遠性能も強いことで知られています。本機については、少しテクスチャを潰すような加工が施されるケースがあるのですが、それでもとても高いレベルでの写真撮影が可能となります。
夜景モード
望遠カメラにおいても夜景撮影には強く、夜間に望遠カメラに切り替えてもメインカメラと変わらない質の写真を撮影することができます。
最大ズーム性能
本機のズーム性能の最大倍率は100倍となります。上の写真を見れば説明もいらないと思いますが、100倍で撮影したところで解像感は非常に高く、肉眼では見えないような文字も見えるようになります。
スーパーマクロモード
本機はスーパーマクロモードはメインカメラでも可能ですが、望遠カメラも活用することができる仕様となっています。何気ない日常の一コマをこの機能で写真にしてみると、案外面白い写真となることが多く使用していてとても楽しいモードです。
超広角カメラ(50MP)
オート撮影
超広角についても妥協はなく、明るいシーンだけでなく逆光や夕日のシーンでも非常に美しい撮影を楽しむことができました。
夜景
超広角カメラにおける暗所撮影も、メインカメラや望遠カメラと同じような結果となります。すべてのカメラが最高の性能を誇る、史上最強のスマートフォンと言えるでしょう。
その他のモード
その他の撮影モードもとても多くて、スローモーションやチルトシフトなどと言った撮影を楽しむことができます。
vivo X100 Pro は手振れ補正のしっかり効いた最大8K30fpsの動画撮影を実現
最大 8K 解像度の動画撮影に対応
本機のカメラは写真性能だけでなく動画撮影においても優れたパフォーマンスを発揮します。メインカメラにはOIS(光学式手振れ補正)を搭載していて、その上で最大で8Kの解像度での動画撮影をすることができます。8Kの解像度とて、しっかりと手振れ補正が効いて実用的な動画を撮影することができます。
超手振れ補正モードを実装
解像度こそ1080pと限定的となりますが「高度な安定化」をオンにすることでさらに強力な手振れ補正を効かせることが可能です。Xiaomiなどのハイエンドスマートフォンにも実装されているのですが、超広角カメラの画角を絞って安定化しているのに対して、この【vivo X100 Pro】についてはメインカメラを使用しているので、良い画質をそのままに強力な手振れ補正を効かせた動画となる点はとても優秀です。
vivo X100 Pro は物理SIMが2枚入るデュアルSIMに対応
SIMスロットには1枚のnano SIMのみ挿入可能
SIMカードは2枚入るため、デュアルSIMに対応しています。なおeSIMには非対応です。
5G通信に対応
【2G】
GSM:850/900/1800/1900
【3G】
WCDMA:B1/2/4/5/8
【4G】
LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/32/66
LTE TDD:B38/39/40/41/42
【5G】
n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/75/77/78/79
幅広い4Gバンドに対応しているため、キャリアを選ばずに満足できる通信が可能です。また、5Gによる高速通信もサポートされています。
前述していますが、本機側面にはアンテナラインが多く備わっており、感度はとても良いスマホです。
技適非対応もVoLTEにしっかりと対応
技適がない機種であるため、筆者はSIMカードを挿入することはしておりませんが、本機はVoLTE通話に対応しています。
vivo X100 Pro はIP68の防水防塵性能規格に対応
高いレベルの防水防塵性能を搭載
本機は「IP68」の防水防塵性能に対応しています。雨にあたってしまい濡れた場合や一時的に水中に落としてしまった場合も水没故障することはないでしょう。
IP6X:粉塵が内部に入らない
IPX8:継続的に水没しても内部に浸水しない
おサイフケータイは非対応
中国版に限らず、グローバル版も日本展開はされておらず、故におサイフケータイの機能は搭載していません。
vivo X100 Pro の価格
中国版 ⇒ 4999元(105,575円)~
※日本円は2024年3月2日の為替による換算です。
まとめ:
本機の最大の特徴はなんと言ってもそのカメラ性能です。どのシーンでもどのレンズでもどのモードでも、スマートフォン史上最強クラスのとてもきれいな写真撮影を手軽に楽しむことができます。そして処理性能がとても高く、3Dグラフィックを用いた高負荷なゲームにも耐えることができるので、ゲームを楽しみたい人にとってもお勧めすることができます。