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【vivo X100 Pro 実機レビュー】写真撮影が楽しくなるハイエンドスマートフォン!

2024年3月3日

 

 【vivo X100 Pro】は、2024年3月現在、カメラ性能において頂点に君臨するスマートフォンです。1インチセンサーとZEISSレンズを搭載し、これまでにない圧倒的なカメラ性能を実現しました。夜景撮影、ポートレート、ズームなど、あらゆるシーンで最高の写真を撮影できます。しかし、【vivo X100 Pro】の魅力はカメラだけではありません。美しいディスプレイ、高性能なプロセッサー、長持ちするバッテリーなど、すべてにおいて妥協のない仕上がりとなっています。本記事では、【vivo X100 Pro】の詳細なレビューをお届けします。写真撮影にこだわりたい方、最高性能のスマートフォンを求めている方にとって、必見の内容となっています。

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田舎団子
田舎団子

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当ブログで使用している端末は「中国版」となります。グローバル版とは概ね同じですが、ソフト面で異なる部分がございます。

【vivo X100 Pro】は技適未取得機器です。当ブログでは技適未取得機器を用いた実験等の特例制度の届出を行ったうえで当機種を使用しています。

vivo X100 Pro(中国版) のスペック

機種名vivo X100 Pro(中国版)
カラー・アステロイドブラック
・スタートレールブルー
・サンセットオレンジ
ストレージ256 GB / 512 GB / 1 TB (UFS 4.0)
メモリ12 / 16 GB (LPDDR5X)
+12 / 16 GB追加可能
サイズ【共通】
縦 :164.05mm
横 :75.28mm
厚さ:8.91mm
【ブラック・ブルー】
重量:225g
【オレンジ】
重量:221g
ディスプレイパネルタイプ:有機EL(AMOLED)
サイズ:6.78インチ
解像度:FHD+ (2800 ×1260)
アスペクト比:
ピクセル密度:452ppi
ピーク輝度:3,000nit
リフレッシュレート:120Hz
タッチサンプリングレート:Hz
色域:100% DCI-P3
プロセッサMediaTek Dimensity 9300
バッテリー5,400mAh
有線充電速度:100W
無線充電速度:50W
カメラ・ZEISSメインカメラ(SONY IMX989)+OIS
  50MP(1/0.98インチ , f/1.75) 

・超広角カメラ
  50MP (1/2.76インチ , f/2.0)

・ペリスコープ望遠カメラ +OIS
  50MP(1/2インチ , f/2.5 , 4.3倍)

・フロントカメラ
  32MP (f/2.0)
生体認証顔認証
画面内指紋認証
対応バンドデュアルSIM(nanoSIM × 2)

周波数帯域
【2G】
GSM:850/900/1800/1900
【3G】
WCDMA:B1/2/4/5/8
【4G】
LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/32/66
LTE TDD:B38/39/40/41/42
【5G】
n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/75/77/78/79
Wi-FiWi-Fi 6、Wi-Fi 7
Bluetooth5.4
コーデック:
位置情報GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou
USBUSB Type-C、USB 3.2 Gen1
オーディオデュアルステレオスピーカー
Dolby Atmos®
センサー類加速度センサー、周囲光センサー、電子コンパス、
近接センサー、色温度センサー、モーター、
ジャイロスコープ、レーザーフォーカシングセンサー、
赤外線ブラスター、フリッカーセンサー、
マルチスペクトルセンサー
防水・防塵規格IP68
OSOriainOS 4 Android 14
その他NFC
vivo X100 Pro(中国版) スペック

vivo X100 Pro は流行りの丸い大型カメラユニットデザインを採用

開封〜内容物の紹介

 パッケージはこの大きく平たい正方形の黒い化粧箱。流行りの環境配慮の「か」の字も感じない大胆なデザインです。

 背面も表面と同じく表面積が広いばかりに無地の面積が広く、せっかく大胆な化粧箱なのにもったいないと思ってしまいます。

 内容物はふつう。透明のTPUカバーとSIMピン、ユーザーガイド、充電ケーブルとアダプタです。

 充電アダプタは120Wの急速充電に対応したものが同梱されています。

本体外観の紹介

 本体は大きな丸型のカメラユニットが筐体背面の面積1/3を占めるカメラが特徴的なデザインです。正直このデザインはXiaomiをはじめ、Huawei、OPPO、realmeなども同様のモデルが存在するため、二番煎じで味は感じません。

 カメラユニットの周囲は鏡面仕上げのステンレススチールで覆われており高級感を演出。背面カメラは3眼構成で広角・超広角・望遠カメラがシンメトリーに配置されています。そして中央には「ZEISS」のロゴがあざとく表示されています。また、カメラユニットのガラス面は強度の高い「Corning Gorilla Glass Victus」素材で作られており、レンズは「ZEISS T*コーティング」技術により可視光透過率が高くなるように設計されています。

 筆者が購入したスタートレールブルーはガラス系の素材で作られており、細かいラメとカメラユニットから波紋のように広がるテクスチャが輝いています。また、ブラックは同じガラス素材ですがマット加工が施され、オレンジはヴィーガンレザーが採用されています。

 上部側面には「PROFESSIONAL PHOTOGRAPHY」の表示とマイク穴と赤外線ブラスターがあります。画像では見えませんが画面側にはスピーカーを兼ねた受話口があります。

 そして下部側面にはスピーカー穴と充電口、マイク穴そしてSIMトレー。

 背面向かって左側側面には音量ボタンと電源ボタンを備えます。右側は何もありません。また、周囲一周いたるところにアンテナラインが存在し、ネットワークの感度を高める設計となっています。ゲームを行うために手で包み込むように持った際や地下でも安定した通信を実現します。

画面保護フィルムは初期装備

 画面保護フィルムは初期状態から装備されています。指の滑りがよく指紋が付きにくい上質なものが使用されており、しばらくは張り替えることをせずとも使い続けることができるでしょう。

TPU素材の保護クリアカバーも付属

 中華スマホの同梱品としては一般的となる透明TPUカバーが本機にも同梱されています。カメラ部はすべて露出しているタイプとなるので、傷が心配の人は別途調達することをお勧めします。

 筆者はPDA工房さんの保護フィルムを張り付けて運用しています。

本体重量は約227gとヘビー級

 本体重量はディスプレイの初期保護フィルムのみを張り付けている状態で約227gで、スマートフォンとしては非常に重い部類。しかし、約6.8インチディスプレイかつカメラ強強スマホとしてくくった場合は少し軽いのかなという印象。

 付属カバーを使用るすると約246gとなります。筐体サイズも大きく取り扱いには少し覚悟が必要となります。

大きくても持ちやすい工夫が随所に見える設計

 本機は、6.78インチの大画面ディスプレイを搭載しながらも、持ちやすさにこだわった設計がされています。

持ちやすさを実現するポイント

  • 曲面ディスプレイ: ディスプレイの両端が曲面になっているため、手にフィットしやすく、滑りにくい。
  • 薄型軽量: 厚さ8.9mm、重量約220gと、大画面スマホとしては薄型軽量で、長時間持っても疲れにくい。
  • ラウンドフレーム: フレームは丸みを帯びているため、手に持った時に優しい感触。

 実際に vivo X100 Pro を手に持ってみると、確かに持ちやすいと感じました。曲面ディスプレイと薄型軽量なボディのおかげで、片手で操作しても安定感があります。ただし、大画面スマホなので、片手で操作するには少し大きすぎるという人もいるかもしれません。また、重量が約227gと少し重いため、長時間持ち続ける場合は疲れてしまう可能性があります。

田舎団子
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筆者は、MagSafe対応ケースとバンカーリングで持ちやすくなるように工夫をしています。

vivo X100 Pro の最上級のハイスペックディスプレイを搭載

全てのスペックが高い6.78インチの有機ELディスプレイを採用

 本機のディスプレイは高解像度・高輝度・高リフレッシュレートと、どこをとっても最上級のスペックを備えています。美しい映像を楽しみたい人や、ゲームや動画視聴を快適に行いたい人にとっては最適なディスプレイと言えます。

ディスプレイのピーク輝度は最大3,000nit

 本機は、最大輝度3000nitという非常に高いディスプレイ輝度を実現しています。これは、一般的なスマートフォンよりも約3倍の明るさを誇ります。また、周囲の明るさに合わせて自動的に輝度を調整する自動輝度調整機能を搭載しています。また、手動で輝度を調整することも可能です。

vivo X100 Pro 中国版は多くの中国語アプリが初期インストール済み(削除可能)

プリインストールアプリが多くあるもそのほとんどはアンインストール可能

 中国版の初期ホーム画面はご覧の通りです。多くのアプリが日本語対応していないためアンインストールしてきれいな状態にすることをお勧めします。

Googleプレイストアの導入は超簡単

 中国版はグーグル系のアプリが初期状態では搭載されていません。手動で導入する必要があります。まず、vivo純正アプリの「V-Appstore」を開き「Google」アプリをインストールします。すると「Google Playもダウンロードする」とポップアップが表示されるので選択してOKをタップ。これで問題なく誰でも簡単にGoogle系アプリを使用することができるようになります。

田舎団子
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野良apkを探さなくてよいので良心的です!

ストレージ容量は256GB~1TBから選択が可能

 ストレージは256・512GBそして1TBの三種類から選択することができます。きれいな写真が撮れるスマートフォンなので自然と撮影をしがちになります。写真がストレージを圧迫してしまうので、容量の多いモデルを選択することをお勧めします。

vivo X100 Pro のAntutu200万点を超える現存するスマホの中で最強の処理性能を備える

搭載SoC「MediaTek Dimensity 9300」で最も高い処理性能を発揮

 SoCには「MediaTek Dimensity 9300」を搭載しており、スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.2.0にて約205万点を記録しました。このスコアは競合他社製SoCで一番新しい「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3」の処理性能を上回り、2024年3月時点で最も高性能の処理能力を備えています。また、高い性能と電力効率を兼ね備えて、今後発売されるフラッグシップスマートフォン向けSoCで多く採用されることが見込まれます。そんなSoCをいち早く採用している【vivo X100 Pro】はゲームや動画編集などの負荷の高いアプリも快適に動作させることができマルチタスクもスムーズに行えるため、高い処理能力を必要とするユーザーにおすすめのスマートフォンです。

田舎団子
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すべての用途で満足いく性能を発揮してくれるスマートフォンです。

⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩

機種名得点SoC
vivo X100 Pro2,054,033MediaTek Dimensity 9300
Xiaomi 14 Ultra2,022,587Snapdragon 8Gen3
OnePlus121,856,957Snapdragon 8Gen3
POCO F6 Pro1,555,253Snapdragon 8Gen2
iPhone 15 Pro1,537,143A17 Proチップ
Xiaomi 13T Pro1,479,727MediaTek Dimensity 9200+
Xiaomi 12T Pro1,284,359Snapdragon 8+Gen1
Google Pixel 9 Pro XL1,157,880Google Tensor G4
Google Pixel 7975,199Google Tensor G2
Google Pixel 6843,237Google Tensor
Redmi Note 13 Pro+769,953MediaTek Dimensity 7200 Ultra
arrows We2 Plus609,869Snapdragon 7s Gen2
Blackview BL8000577,577MediaTek Dimensity 7050
Blackview N6000405,376MediaTek Helio G99
UMIDIGI A15T394,070Mediatek Helio G95
UMIDIGI G6 5G373,817MediaTek Dimensity 6100+
UMIDIGI A15301,934UNISOC T616
Redmi 14C261,903MediaTek Helio G81-Ultra
UMIDIGI G3 Max256,151UNISOC T606
※ガジェチェス実測の参考記録(AnTuTuスコア)

⇩【参考】AnTuTu V9 スコア結果⇩

機種名得点SoC
Xiaomi Mi11 Ultra775,320Snapdragon 888
Redmi K40 / POCO F3686,792Snapdragon 870
POCO X3 Pro547,118Snapdragon 860
HONOR 50515,059Snapdragon 778G
Redmi Note 12 Pro424,516MediaTek Dimensity1080
OPPO Reno5 A398,362Snapdragon 765G
OPPO Reno7 A381,145Snapdragon 695
Blackview BV8800300,343MediaTek Helio G96
Redmi Note 11253,847Snapdragon 680
Redmi 10209,927MediaTek Helio G88
Blackview A100209,132MediaTek Helio P70
UMIDIGI A13 Pro201,896UNISOC T610
Redmi 9T192,172Snapdragon 662
UMIDIGI A11 Pro Max191,795MediaTek Helio G80
UMIDIGI A13S152,958UNISOC T310
OPPO A77117,987MediaTek Helio G35
UMIDIGI A11108,026MediaTek Helio G25
※ガジェチェス実測の参考記録(AnTuTuスコア)

処理性能が向上するブーストモードを実装

 本機は設定アプリより「ブーストモード」を選択することができます。このモードは処理性能が向上し消費電力が大きくなるモードで、原神などの3Dグラフィックを用いた高負荷のゲームなどを高いレベルでプレイする際に使用することを想定しているモードです。AnTuTuベンチマークスコアについては変化がありませんでしたが、多くの発熱を確認しました。

田舎団子
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実際のゲームでは効力が発揮することでしょう。しかし、通常のモードでも十分パワーがあるので、発熱を抑える意味でもブーストモードは使い分けが必要かもしれません。

 また、指定のゲームアプリを使用中に通知をオフにすることができる等、よりゲームに没頭できる「ウルトラゲームモード」も存在します。

設定でメモリ容量を追加可能

 Android12以降では、本体ストレージをRAM容量として活用をすることができる機能が標準搭載されており、本機では最大で12GB拡張することが可能となります。メモリ12GBモデルでは追加で12GB、メモリ16GBモデルでは追加で16GBを拡張できるため、多くのアプリを動かす際や重いアプリを使用するときに非常に有効となります。

vivo X100 Pro は大容量バッテリーと省電力性能で長時間駆動を実現

5,400mAhの大容量バッテリーを採用

 本機は、5400mAhの大容量バッテリーを搭載しています。これは、一般的なスマートフォンよりも約10%大きい容量となります。

省電力性能と大容量バッテリーで長時間駆動を実現

 バッテリーテストを「PCMark for Android」にて、画面リフレッシュレート120Hz、輝度音量共に50%固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに16時間28分かかりました。つまり0%になるまで使用を続けた場合は約20時間35分かかる計算となります。省電力性能が優秀なSoCと大容量バッテリーが功を奏して、長い駆動時間を実現することができました。さらには省電力モードも搭載されているので、長期間充電できないような環境下でも安心してスマホを使用することができるでしょう。

⇩バッテリーテストスコア結果⇩

機種名記録時間バッテリー容量
UMIDIGI A11 Pro Max23時間17分5,150mAh
UMIDIGI A1123時間05分5,150mAh
Blackview BL800022時間43分8,800mAh
UMIDIGI A15T22時間11分5,000mAh
UMIDIGI A1521時間56分5,000mAh
OnePlus 1220時間56分5,400mAh
vivo X100 Pro20時間35分5,400mAh
Redmi Note 1119時間50分5,000mAh
UMIDIGI G3 Max19時間21分5,150mAh
Google Pixel 9 Pro XL18時間3分5,060mAh
UMIDIGI A13S16時間15分5,150mAh
arrows We2 Plus16時間3分5,000mAh
UMIDIGI G6 5G17時間13分5,000mAh
Redmi K40 / POCO F316時間10分4,520mAh
POCO X3 Pro16時間10分5,160mAh
Google Pixel 615時間53分4,614mAh
Blackview N600015時間43分3,880mAh
Redmi Note 13 Pro+15時間17分5,000mAh
Xiaomi 12T Pro15時間07分5,000mAh
UMIDIGI A13 Pro14時間57分5,150mAh
Redmi Note 12 Pro14時間52分5,000mAh
Xiaomi 13T Pro14時間50分5,000mAh
Xiaomi 14 Ultra14時間37分5,000mAh
POCO F6 Pro14時間23分5,000mAh
Google Pixel 714時間00分4,355mAh
HONOR 5013時間29分4,300mAh
Redmi 1013時間04分5,000mAh
Blackview A1008時間41分4,680mAh
ガジェチェス実測の参考記録(バッテリー性能)
田舎団子
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120Hzリフレッシュレートで測定したスマートフォンの中では圧倒的な記録となりました。

100Wの有線急速充電に対応

 本機は100Wの急速充電に対応しています。付属の充電器は120Wと表記されていますが、この付属品はオーバースペックとなります。また、これはvivoのオリジナルの充電規格なので、他のメーカーデバイスへの急速充電はできません。

PD50Wの充電速度にも対応

 一般的な充電規格であるPD規格には50Wの出力まで対応していることが分かりました。小型で持ち運びが容易な50Wの充電器を購入すれば、旅行先等でも充電環境に困ることはなさそうです。

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もちろんワイヤレス充電にも対応しています。

vivo X100 Pro のスピーカー性能は及第点

強み・特徴がない普通のスピーカー

 サウンド性能面については特に「売り」にしている部分はなく、は可もなく不可もなく及第点と言ったところ。他社のフラグシップ級スマートフォンと比較すると少し見劣りはしてしまいますが、決して悪いわけではなく不満を感じることはありません。

豊富なコーデックに対応でTWSによる高音質再生が可能

 aptX系やLDACのコーデックに対応しているため、スペックの高いTWSと高音質音源を用いることで質の高い音楽鑑賞を可能とします。

vivo X100 Pro の生態認証は顔と画面内指紋認証に対応し性能は並

画面内指紋認証はディスプレイ下側に配置

 本機は画面内指紋認証に対応しています。センサーはディスプレイの低い位置に搭載されているため、慣れるまで少し時間を要するかもしれません。また、前モデルの【vivo X90 Pro+】ではより上位スペックの超音波式の指紋センサーを採用していましたが、今作はSoCの関係もあり一般的な光学式センサーの搭載に留まりました。とは言え精度や速度は申し分なく、ストレスフリーでロック解除をすることができます。

顔認証にも対応

 インカメラを使用した顔認証にも対応しており、こちらも指紋同様爆速でロック解除をすることができます。

vivo X100 Pro はスマホ史上最強クラスの写真撮影ができるカメラを搭載

3種類の撮影モードを楽しめる

 まず、すべてのカメラに共通して3種類の撮影モードを選択することができます。色鮮やかで映える写真を撮れる「ビビット」と、少し暗くエモい写真となる「質感」、そしてツァイスの冠を持ち目で見たままの色合いを再現できる「ZWISSナチュラル」の3種類です。

 好みやシーンによって使い分けることでより写真撮影を楽しむことができます。

メインカメラ(SONY IMX989)+OIS

オート撮影

 「複合多層ナノクリスタルコーティング」や「vivo V3 チップ」などと言ったオリジナルの技術によって、スマートフォン史上最高クラスの写真性能を実現しています。どの写真をとっても色合い・ディティール・解像度すべての点で高品質でとてもレベルが高いです。このレベルの写真をオートモードで手軽に撮影できることが本当に使いやすく、カメラの知識の有無問わず、スマートフォンにカメラ性能を求めるすべての人にとっての最適解であると言えるでしょう。

田舎団子
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2倍ズームが最高に使いやすいです。

ポートレートモード

 ポートレートも実に高いレベルにあり、自然なぼけ感を再現することができました。

夜景モード

 vivoは暗所撮影が非常に強いと言われており、競合他社の技術より秀でているポイントとなります。実際の写真を見てみると、確かに光源がぼやけたり、白飛びしたり黒つぶれしにくい質の高い撮影ができていると思います。どんなシーンでも美しく目で見たままの世界の写真として記録を実現してくれる、そんなカメラという印象を抱かせてくれます。

ペリスコープ望遠カメラ +OIS(50MP)

オート撮影(4.3倍)

 先ほどvivoは暗所撮影に強いとお伝えましたが、実は望遠性能も強いことで知られています。本機については、少しテクスチャを潰すような加工が施されるケースがあるのですが、それでもとても高いレベルでの写真撮影が可能となります。

夜景モード

 望遠カメラにおいても夜景撮影には強く、夜間に望遠カメラに切り替えてもメインカメラと変わらない質の写真を撮影することができます。

最大ズーム性能

1倍(メインカメラ)
4.3倍
10倍(デジタルズーム)
100倍(デジタルズーム)

 本機のズーム性能の最大倍率は100倍となります。上の写真を見れば説明もいらないと思いますが、100倍で撮影したところで解像感は非常に高く、肉眼では見えないような文字も見えるようになります。

スーパーマクロモード

 本機はスーパーマクロモードはメインカメラでも可能ですが、望遠カメラも活用することができる仕様となっています。何気ない日常の一コマをこの機能で写真にしてみると、案外面白い写真となることが多く使用していてとても楽しいモードです。

超広角カメラ(50MP)

オート撮影

 超広角についても妥協はなく、明るいシーンだけでなく逆光や夕日のシーンでも非常に美しい撮影を楽しむことができました。

夜景

 超広角カメラにおける暗所撮影も、メインカメラや望遠カメラと同じような結果となります。すべてのカメラが最高の性能を誇る、史上最強のスマートフォンと言えるでしょう。

その他のモード

 その他の撮影モードもとても多くて、スローモーションやチルトシフトなどと言った撮影を楽しむことができます。

vivo X100 Pro は手振れ補正のしっかり効いた最大8K30fpsの動画撮影を実現

最大 8K 解像度の動画撮影に対応

 本機のカメラは写真性能だけでなく動画撮影においても優れたパフォーマンスを発揮します。メインカメラにはOIS(光学式手振れ補正)を搭載していて、その上で最大で8Kの解像度での動画撮影をすることができます。8Kの解像度とて、しっかりと手振れ補正が効いて実用的な動画を撮影することができます。

超手振れ補正モードを実装

 解像度こそ1080pと限定的となりますが「高度な安定化」をオンにすることでさらに強力な手振れ補正を効かせることが可能です。Xiaomiなどのハイエンドスマートフォンにも実装されているのですが、超広角カメラの画角を絞って安定化しているのに対して、この【vivo X100 Pro】についてはメインカメラを使用しているので、良い画質をそのままに強力な手振れ補正を効かせた動画となる点はとても優秀です。

vivo X100 Pro は物理SIMが2枚入るデュアルSIMに対応

SIMスロットには1枚のnano SIMのみ挿入可能

 SIMカードは2枚入るため、デュアルSIMに対応しています。なおeSIMには非対応です。

5G通信に対応

【2G】
GSM:850/900/1800/1900
【3G】
WCDMA:B1/2/4/5/8
【4G】
LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/17/18/19/20/26/28/32/66
LTE TDD:B38/39/40/41/42
【5G】
n1/3/5/7/8/20/28/38/40/41/66/75/77/78/79

 幅広い4Gバンドに対応しているため、キャリアを選ばずに満足できる通信が可能です。また、5Gによる高速通信もサポートされています。

田舎団子
田舎団子

前述していますが、本機側面にはアンテナラインが多く備わっており、感度はとても良いスマホです。

技適非対応もVoLTEにしっかりと対応

 技適がない機種であるため、筆者はSIMカードを挿入することはしておりませんが、本機はVoLTE通話に対応しています。

vivo X100 Pro はIP68の防水防塵性能規格に対応

高いレベルの防水防塵性能を搭載

 本機は「IP68」の防水防塵性能に対応しています。雨にあたってしまい濡れた場合や一時的に水中に落としてしまった場合も水没故障することはないでしょう。

IP6X:粉塵が内部に入らない

IPX8:継続的に水没しても内部に浸水しない

おサイフケータイは非対応

 中国版に限らず、グローバル版も日本展開はされておらず、故におサイフケータイの機能は搭載していません。

vivo X100 Pro の価格

中国版 ⇒ 4999元(105,575円)~

※日本円は2024年3月2日の為替による換算です。

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まとめ:

メリット

  • 美しい筐体デザイン
  • 妥協のないハイエンドディスプレイ搭載
  • AnTuTU200万点オーバーの最強の処理性能
  • 長時間使用可能なバッテリー性能
  • 100Wの超急速充電に対応
  • 使って楽しい超最強なカメラ性能

デメリット

  • Google初期非搭載(中国版)
  • クイック共有非搭載(中国版)
  • 通知が不安定(中国版)
  • 価格が高い(グローバル版)
  • スピーカー性能が並
  • おサイフケータイ非搭載

 本機の最大の特徴はなんと言ってもそのカメラ性能です。どのシーンでもどのレンズでもどのモードでも、スマートフォン史上最強クラスのとてもきれいな写真撮影を手軽に楽しむことができます。そして処理性能がとても高く、3Dグラフィックを用いた高負荷なゲームにも耐えることができるので、ゲームを楽しみたい人にとってもお勧めすることができます。

引用(

  • この記事を書いた人

田舎団子(イナカダンシ)

新潟県田舎在中のガジェットレビュアー。スマートフォン・タブレット・TWS等ガジェットを中心にレビューします!

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