Blackview(ブラックビュー)では、今まで展開していなかった新たな分野となるコンパクトタフネススマートフォン【Blackview N6000】をリリースしました。非常に小型で扱いやすい上に多少雑に扱っても壊れることがない最強のタフネス性能を備え持つとてもいい端末に仕上がっています。以下に詳細に紹介いたします。
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Blackview N6000 のスペック
機種名 | Blackview N6000 |
カラー | ・ブラック ・オレンジ ・グリーン |
ストレージ | 256GB(UFS2.1) |
メモリ | 8GB(LPDDR4X) +8GB拡張可能 |
サイズ | 縦 :133.0mm 横 :65.25mm 厚さ:18.4mm 重量:208g |
ディスプレイ | パネルタイプ:TN サイズ:4.3インチ 解像度:QHD+(540 × 1200) 画像密度:306PPI 占有率:83% アスペクト比:20:9 輝度:450nits リフレッシュレート:60Hz GORILLA GLASS 5 |
プロセッサ | MediaTek Helio G99 |
バッテリー | 3.880mAh 全固体電池 有線充電速度:18W リバース充電:2.5W |
カメラ | 広角カメラ 48MP(Samsung ISOCELL GM2) ・ArcSoft5.0アルゴリズム搭載 フロントカメラ 16MP(SK Hynix HI-1634Q) |
生体認証 | 側面指紋認証 顔認証 |
対応バンド | デュアルSIM(nanoSIM × 2) 周波数帯域 [2G] GSM : 850/900/1800/1900 [3G] Wcdma :d1/2/4/5/8 Cdma::bc0/1/10 [4G] Fdd : b1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/ 26/28a/28b/30/66 Tdd:b34/38/39/40/41 |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac |
Bluetooth | 対応コーデック: |
位置情報 | GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou |
オーディオ | ウルトラライナーボックススピーカー |
センサー類 | |
防水・防塵規格 | IP68・IP69K MIL-STD-810H |
OS | DokeOS3.1(Android13) |
その他 | 総合冷却システム NFC 十徳ツール カスタマイズショートカットボタン |
Blackview N6000 は全人類待望のコンパクトタフネススマートフォン
開封〜内容物の紹介
パッケージは物ではおなじみの正方形の大きな化粧箱を使用しています。もう少しコンパクトにできるのではないかなと感じてしまいますが、トレンドに反してこの実に扱いにくいサイズは逆に存在感があり良い選択のように思えてきます。
背面には簡易的なスペックや各種認証マークを確認することができます。もちろん日本で展開されている商品であるため、技適マークの記載もあります。
内容物はスマートフォン本体と充電アダプタ、ケーブル、SIMトレー開け、そして取扱説明書です。
日本Amazonで購入した本機には、しっかりと日本仕様の充電アダプタが同梱されています。その充電速度は18Wに対応しています。
最近のスマートフォンはどのクラスでも18W程度の充電速度に対応しているのでありがたいです。
本体外観の紹介
外観デザインは普通のスマートフォンということはなく、タフネススマートフォンと誰が見てもわかるようなデザインです。その上でコンパクトでスタイリッシュさを両立している点は非常に良いデザインと言えるのではないのでしょうか。
アウトカメラは2眼あるように見えますが、1つは深度測定用かフェイクカメラのため、実質1眼構成となります。
側面のインターフェースですが、上部には何もありません。
株には充電口があります。防水防塵性能を高めるため、蓋が備わっています。
側面向かって左側には音量ボタンと電源ボタン兼指紋認証センサーがあります。側面は金属素材で作られており、触るとひんやりと冷たく重厚感や高級感を強く感じることができます。
右側面にはSIMトレーとオレンジ色のショートカットカスタムキーを備えます。SIMトレーは一般的なSIMピンを使用して開けるタイプではなく、爪をひっかけて開けるタイプとなっています。
画面保護フィルムは初期装備
本機は購入した時点で画面保護フィルムがしっかりと貼り付けられている状態でした。しかしその質は低く、指紋が多く付くうえに指の滑りが悪く、張り替えることでより快適に操作をすることができるようになります。また、画面上部には充電状況や通知状況を確認できるLEDインジケーターを備えます。
初期保護フィルムはあくまで輸送時のディスプレイ保護が目的なのでしょう。
iPhone 12 mini とサイズ比較
タフネス性能を備えているためどうしても厚みが出てしまうのですが、持ちにくいと感じることは一切なく、むしろ厚みがあることでしっかりと手のひらの中に納まってとても操作しやすい形状にあると感じました。
本体重量実測値は約213g
重量実測値は約213gという結果でした。コンパクトながらしっかりした重量があるという印象を受けますが、タフネススマートフォンとしては非常に軽量であると言えます。
Blackview N6000 は4.3インチと現代スマホ最小クラスのディスプレイを搭載
ディスプレイの横幅が狭くキーボードの誤タップが多くなる傾向
画面のサイズは4.3インチと近年のスマートフォンの中では最小クラスのディスプレイサイズが採用されています。上下のベゼルがとても広く、筐体のサイズに対しての画面サイズはとても小さく感じます。もちろん、画面が小さい分操作性はとても悪く、特定の人に電話を掛ける程度なら何ら問題はないのですが、メールを送る等文字を打つ動作はとても技術を要します。慣れるまでは扱いにくいと感じてしまうでしょう。※写真はiPhone13との比較
画面輝度は太陽の下での視認性はいまいち
屋外で使用することを想定している機種ではありますが、画面最大輝度は450nitに留まり太陽下においては十分な視認性は発揮することはできません。有機ELではなく液晶ディスプレイであり輝度には限界があることはわかりますが、本機のコンセプトを考えるともっと明るい画面を採用したほうがよかったと思えます。
画面リフレッシュレートは60Hzと限定的であるが本機にとっては適当
本機の画面のリフレッシュレートは60Hzと低いです。とはいえ、小さい画面に滑らかさは必要とは言い難い点もあり、さらには消費電力が落ちてしまう点はタフネススマホとして相応しくないので、60Hzのリフレッシュレートは本機には適当であると言えるでしょう。
Blackview N6000 は256GBのストレージ容量で多くのデータが保存可能
プリインストールアプリはほぼグーグル系のみ
初期状態でインストールされているアプリケーションは非常に少なく、その多くはグーグル系となっています。
初期状態での使用中ストレージ容量は20GB
初期状態で使用中のストレージ容量は20GBと多め。そもそものストレージ容量が256GBと多いため大きく影響はないと思われますが、システム容量が13GBと肥大化している点は少し気になるところです。
Blackview N6000 は最近流行りの高コスパ高性能SoC「Helio G99」
AnTuTuベンチマークテスト(V10)の結果
SoCには「MediaTek Helio G99」を搭載しており、スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.0.7にて約40万点を記録します。現存するタフネススマートフォンの中でもほぼ最大の処理能力であると言え、SNS閲覧や動画視聴においては力強いパワーを発揮します。本体や画面が小さく高クオリティのゲームや動画編集など高いスペックを必要とする作業にはそもそも不向きな端末のため、このSoCが採用されている点は最良の選択であると言えるでしょう。
⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
vivo X100 Pro | 2,054,033 | MediaTek Dimensity 9300 |
Xiaomi 14 Ultra | 2,022,587 | Snapdragon 8Gen3 |
OnePlus12 | 1,856,957 | Snapdragon 8Gen3 |
POCO F6 Pro | 1,555,253 | Snapdragon 8Gen2 |
iPhone 15 Pro | 1,537,143 | A17 Proチップ |
Xiaomi 13T Pro | 1,479,727 | MediaTek Dimensity 9200+ |
Xiaomi 12T Pro | 1,284,359 | Snapdragon 8+Gen1 |
Google Pixel 9 Pro XL | 1,157,880 | Google Tensor G4 |
Google Pixel 7 | 975,199 | Google Tensor G2 |
Google Pixel 6 | 843,237 | Google Tensor |
Redmi Note 13 Pro+ | 769,953 | MediaTek Dimensity 7200 Ultra |
arrows We2 Plus | 609,869 | Snapdragon 7s Gen2 |
Blackview BL8000 | 577,577 | MediaTek Dimensity 7050 |
Blackview N6000 | 405,376 | MediaTek Helio G99 |
UMIDIGI A15T | 394,070 | Mediatek Helio G95 |
UMIDIGI G6 5G | 373,817 | MediaTek Dimensity 6100+ |
UMIDIGI A15 | 301,934 | UNISOC T616 |
Redmi 14C | 261,903 | MediaTek Helio G81-Ultra |
UMIDIGI G3 Max | 256,151 | UNISOC T606 |
⇩【参考】AnTuTu V9 スコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
Xiaomi Mi11 Ultra | 775,320 | Snapdragon 888 |
Redmi K40 / POCO F3 | 686,792 | Snapdragon 870 |
POCO X3 Pro | 547,118 | Snapdragon 860 |
HONOR 50 | 515,059 | Snapdragon 778G |
Redmi Note 12 Pro | 424,516 | MediaTek Dimensity1080 |
OPPO Reno5 A | 398,362 | Snapdragon 765G |
OPPO Reno7 A | 381,145 | Snapdragon 695 |
Blackview BV8800 | 300,343 | MediaTek Helio G96 |
Redmi Note 11 | 253,847 | Snapdragon 680 |
Redmi 10 | 209,927 | MediaTek Helio G88 |
Blackview A100 | 209,132 | MediaTek Helio P70 |
UMIDIGI A13 Pro | 201,896 | UNISOC T610 |
Redmi 9T | 192,172 | Snapdragon 662 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 191,795 | MediaTek Helio G80 |
UMIDIGI A13S | 152,958 | UNISOC T310 |
OPPO A77 | 117,987 | MediaTek Helio G35 |
UMIDIGI A11 | 108,026 | MediaTek Helio G25 |
X(旧ツイッター)の挙動をチェック
みんな大好きX(旧Twitter)の挙動についても全く問題なく快適に操作することができました。
設定でRAM容量を追加可能
Android12以降では、本体ストレージをRAM容量として活用をすることができる機能が標準搭載されており、本機では最大で8GB拡張することが可能となります。これによりRAM容量は合計で16GBとなり、多くのアプリを動かす際や重いアプリを使用するときに非常に有効となります。
Blackview N6000 は全個体電池を採用し低容量ながら一般的なバッテリー持続時間を実現
小さい筐体のためバッテリー容量は3,880mAhと小型
バッテリーテストを「PCMark for Android」にて、画面リフレッシュレート60Hz、輝度音量共に50%固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに12時間35分かかりました。つまり0%になるまで使用を続けた場合は約15時間43分かかる計算となります。バッテリーの持続時間としては平均的ですが、バッテリー容量が小さい本機が一般的なスマートフォンと同程度の使用時間が実現できている点は、省電力性能の高さを表していると言えます。
画面が小さいから省電力性能が高いという点もあります。
⇩バッテリーテストスコア結果⇩
機種名 | 記録時間 | バッテリー容量 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 23時間17分 | 5,150mAh |
UMIDIGI A11 | 23時間05分 | 5,150mAh |
Blackview BL8000 | 22時間43分 | 8,800mAh |
UMIDIGI A15T | 22時間11分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A15 | 21時間56分 | 5,000mAh |
OnePlus 12 | 20時間56分 | 5,400mAh |
vivo X100 Pro | 20時間35分 | 5,400mAh |
Redmi Note 11 | 19時間50分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G3 Max | 19時間21分 | 5,150mAh |
Google Pixel 9 Pro XL | 18時間3分 | 5,060mAh |
UMIDIGI A13S | 16時間15分 | 5,150mAh |
arrows We2 Plus | 16時間3分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G6 5G | 17時間13分 | 5,000mAh |
Redmi K40 / POCO F3 | 16時間10分 | 4,520mAh |
POCO X3 Pro | 16時間10分 | 5,160mAh |
Google Pixel 6 | 15時間53分 | 4,614mAh |
Blackview N6000 | 15時間43分 | 3,880mAh |
Redmi Note 13 Pro+ | 15時間17分 | 5,000mAh |
Xiaomi 12T Pro | 15時間07分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A13 Pro | 14時間57分 | 5,150mAh |
Redmi Note 12 Pro | 14時間52分 | 5,000mAh |
Xiaomi 13T Pro | 14時間50分 | 5,000mAh |
Xiaomi 14 Ultra | 14時間37分 | 5,000mAh |
POCO F6 Pro | 14時間23分 | 5,000mAh |
Google Pixel 7 | 14時間00分 | 4,355mAh |
HONOR 50 | 13時間29分 | 4,300mAh |
Redmi 10 | 13時間04分 | 5,000mAh |
Blackview A100 | 8時間41分 | 4,680mAh |
充電速度は18Wまで対応
充電は無線には対応していません。優先充電の速度は18Wまで対応しており、少ないバッテリー容量の本機にとっては十分な速度であると言えるでしょう。また、タフネス性能を維持するために充電口にはパッキン付きの蓋が備わっており、充電の際は少し煩わしいと感じる仕様となっています。また、2.5Wのリバース充電にも対応しています。
タフネススマートフォンなので、充電口の蓋はしょうがないです。
Blackview N6000 は顔認証&側面指紋認証に対応
本機は顔認証と側面指紋認証に対応しています。悪環境下で手袋をつけているような状況でも顔認証で即座に画面ロックを解除することが可能です。
Blackview N6000 はArcSoft5.0アルゴリズム搭で鮮やかな写真撮影が可能
メインカメラ(48MP) イメージセンサー:Samsung ISOCELL GM2
オート撮影
アウトカメラは解像度が48MPのサムスンのイメージセンサーを採用しているメインカメラのみの一眼構成となります。そのメインカメラは搭載された「ArcSoft5.0アルゴリズム」が作用し明るい環境においては非常に鮮やかで映えるような写りの写真を撮影することが可能です。しかしディティールの表現力は弱く(通常のオートモードでは解像度が12MPに抑えられることもあり)、拡大すると木々や稲の細かい描写がつぶれてしまうよな結果となりました。とは言え実用的な写真撮影ができるカメラと言えるでしょう。
ズーム性能
上から×1倍、×2倍、そして最大倍率の×4倍の写真です。前述の通り望遠カメラはなく、メインカメラで撮影した画像を引き延ばしているだけのデジタルズームとなるため、最大ズームでは粗さの目立つ写真に仕上がってしまいます。
ナイトモード
カメラアプリの中には暗礁や夜景を撮影する際に有効な「ナイトモード」を搭載しています。実際に暗所で撮影してみた画像を見てみるとピントがはっきり定まらず全体的にぼんやりした写真となっていました。暗所や夜景に強いカメラとは言い難いでしょう。
Blackview N6000 は手振れ補正が効かず手持ちでの動画撮影は不得意
動画の撮影については全画質モードで30フレームにしか対応していません。画質は最大2K画質での撮影が可能ですが、手振れ補正は一切なく実用的な動画とはなりません。
Blackview N6000 の対応バンド及びVoLTE状況
nanoSIMによるデュアルSIMに対応
SIMトレーにはSIMカードが両面に1枚ずつ、計2枚を同時に使用できるデュアルSIMが採用されています。
5G通信には非対応
[2G] GSM : 850/900/1800/1900
[3G] Wcdma :d1/2/4/5/8
Cdma::bc0/1/10
[4G] Fdd : b1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/
26/28a/28b/30/66
Tdd:b34/38/39/40/41
画面が小さいため用途は連絡手段に限定されるような機種であるため基本的には不要ですが、5G通信に非対応となります。また、4G通信については幅広いバンド帯に対応しており、どのキャリアにでも満足に通信することができるでしょう。
VoLTEや技適にもしっかりと対応
日本のAmazonでも展開がされており、しっかりと技適に対応しています。
Blackview N6000 は最強のタフネス性能に対応
現存するスマートフォンとしてはこれ以上ないまさに「最上位」のタフネス性能を備えます。防水防塵性能としては「IP68 & IP69K」、耐衝撃性能としては「MIL-STD-810H」に対応しています。多少雑に扱っても壊れることなく安心して使用することができるでしょう。
Blackview N6000 の価格
Amazon定価
⇒ 37,900円
まとめ:通話用途に限定したビジネス携帯としての運用に最適なタフネススマホ
スマートフォンを扱う上で文字入力が少し困難である点がネックとなり、スマホ依存症のようなよく触る人にとっては不自由に感じることが多くあると思います。一方で持ち運びに便利な点や平均的な処理能力やバッテリー性能、また最強のタフネス性能を備えている点については、電話をよくかけるビジネスマンの仕事用スマートフォンなど、通話を主として使用する人にとっては最適解なスマートフォンとなるのではないでしょうか。