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【Blackview N6000 実機レビュー】ビジネススマホとして最適なコンパクトタフネススマートフォン

2024年2月21日

 Blackview(ブラックビュー)では、今まで展開していなかった新たな分野となるコンパクトタフネススマートフォン【Blackview N6000】をリリースしました。非常に小型で扱いやすい上に多少雑に扱っても壊れることがない最強のタフネス性能を備え持つとてもいい端末に仕上がっています。以下に詳細に紹介いたします。

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田舎団子
田舎団子

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Blackview N6000 のスペック

スマホ
機種名Blackview N6000
カラー・ブラック
・オレンジ
・グリーン
ストレージ256GB(UFS2.1)
メモリ8GB(LPDDR4X)
+8GB拡張可能
サイズ縦 :133.0mm
横 :65.25mm
厚さ:18.4mm
重量:208g
ディスプレイパネルタイプ:TN
サイズ:4.3インチ
解像度:QHD+(540 × 1200)
画像密度:306PPI
占有率:83%
アスペクト比:20:9
輝度:450nits
リフレッシュレート:60Hz
GORILLA GLASS 5
プロセッサMediaTek Helio G99
バッテリー3.880mAh 全固体電池
有線充電速度:18W
リバース充電:2.5W
カメラ広角カメラ 48MP(Samsung ISOCELL GM2)
・ArcSoft5.0アルゴリズム搭載

フロントカメラ 16MP(SK Hynix HI-1634Q)
生体認証側面指紋認証
顔認証
対応バンドデュアルSIM(nanoSIM × 2)

周波数帯域
[2G] GSM : 850/900/1800/1900
[3G] Wcdma :d1/2/4/5/8
   Cdma::bc0/1/10
[4G] Fdd : b1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/
26/28a/28b/30/66
Tdd:b34/38/39/40/41
Wi-Fi802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth対応コーデック:
位置情報GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou
オーディオウルトラライナーボックススピーカー
センサー類
防水・防塵規格IP68・IP69K
MIL-STD-810H
OSDokeOS3.1(Android13)
その他総合冷却システム
NFC
十徳ツール
カスタマイズショートカットボタン
Blackview N6000 スペック

Blackview N6000 は全人類待望のコンパクトタフネススマートフォン

開封〜内容物の紹介

Blackview N6000 パッケージ

 パッケージは物ではおなじみの正方形の大きな化粧箱を使用しています。もう少しコンパクトにできるのではないかなと感じてしまいますが、トレンドに反してこの実に扱いにくいサイズは逆に存在感があり良い選択のように思えてきます。

Blackview N6000 化粧箱

 背面には簡易的なスペックや各種認証マークを確認することができます。もちろん日本で展開されている商品であるため、技適マークの記載もあります。

Blackview N6000 同梱品 内容物

 内容物はスマートフォン本体と充電アダプタ、ケーブル、SIMトレー開け、そして取扱説明書です。

Blackview N6000 充電

 日本Amazonで購入した本機には、しっかりと日本仕様の充電アダプタが同梱されています。その充電速度は18Wに対応しています。

田舎団子
田舎団子

最近のスマートフォンはどのクラスでも18W程度の充電速度に対応しているのでありがたいです。

本体外観の紹介

Blackview N6000 デザイン

 外観デザインは普通のスマートフォンということはなく、タフネススマートフォンと誰が見てもわかるようなデザインです。その上でコンパクトでスタイリッシュさを両立している点は非常に良いデザインと言えるのではないのでしょうか。

Blackview N6000 カメラ

 アウトカメラは2眼あるように見えますが、1つは深度測定用かフェイクカメラのため、実質1眼構成となります。

Blackview N6000 上部

 側面のインターフェースですが、上部には何もありません。

Blackview N6000 下部

 株には充電口があります。防水防塵性能を高めるため、蓋が備わっています。

Blackview N6000 インターフェース

 側面向かって左側には音量ボタンと電源ボタン兼指紋認証センサーがあります。側面は金属素材で作られており、触るとひんやりと冷たく重厚感や高級感を強く感じることができます。

Blackview N6000 電源

 右側面にはSIMトレーとオレンジ色のショートカットカスタムキーを備えます。SIMトレーは一般的なSIMピンを使用して開けるタイプではなく、爪をひっかけて開けるタイプとなっています。

画面保護フィルムは初期装備

Blackview N6000 ディスプレイ

 本機は購入した時点で画面保護フィルムがしっかりと貼り付けられている状態でした。しかしその質は低く、指紋が多く付くうえに指の滑りが悪く、張り替えることでより快適に操作をすることができるようになります。また、画面上部には充電状況や通知状況を確認できるLEDインジケーターを備えます。

田舎団子
田舎団子

初期保護フィルムはあくまで輸送時のディスプレイ保護が目的なのでしょう。

iPhone 12 mini とサイズ比較

Blackview N6000 サイズ

 タフネス性能を備えているためどうしても厚みが出てしまうのですが、持ちにくいと感じることは一切なく、むしろ厚みがあることでしっかりと手のひらの中に納まってとても操作しやすい形状にあると感じました。

本体重量実測値は約213g

Blackview N6000 重量

 重量実測値は約213gという結果でした。コンパクトながらしっかりした重量があるという印象を受けますが、タフネススマートフォンとしては非常に軽量であると言えます。

Blackview N6000 は4.3インチと現代スマホ最小クラスのディスプレイを搭載

ディスプレイの横幅が狭くキーボードの誤タップが多くなる傾向

Blackview N6000 比較

 画面のサイズは4.3インチと近年のスマートフォンの中では最小クラスのディスプレイサイズが採用されています。上下のベゼルがとても広く、筐体のサイズに対しての画面サイズはとても小さく感じます。もちろん、画面が小さい分操作性はとても悪く、特定の人に電話を掛ける程度なら何ら問題はないのですが、メールを送る等文字を打つ動作はとても技術を要します。慣れるまでは扱いにくいと感じてしまうでしょう。※写真はiPhone13との比較

画面輝度は太陽の下での視認性はいまいち

Blackview N6000 輝度

 屋外で使用することを想定している機種ではありますが、画面最大輝度は450nitに留まり太陽下においては十分な視認性は発揮することはできません。有機ELではなく液晶ディスプレイであり輝度には限界があることはわかりますが、本機のコンセプトを考えるともっと明るい画面を採用したほうがよかったと思えます。

画面リフレッシュレートは60Hzと限定的であるが本機にとっては適当

 本機の画面のリフレッシュレートは60Hzと低いです。とはいえ、小さい画面に滑らかさは必要とは言い難い点もあり、さらには消費電力が落ちてしまう点はタフネススマホとして相応しくないので、60Hzのリフレッシュレートは本機には適当であると言えるでしょう。

Blackview N6000 は256GBのストレージ容量で多くのデータが保存可能

プリインストールアプリはほぼグーグル系のみ

 初期状態でインストールされているアプリケーションは非常に少なく、その多くはグーグル系となっています。

初期状態での使用中ストレージ容量は20GB

 初期状態で使用中のストレージ容量は20GBと多め。そもそものストレージ容量が256GBと多いため大きく影響はないと思われますが、システム容量が13GBと肥大化している点は少し気になるところです。

Blackview N6000 は最近流行りの高コスパ高性能SoC「Helio G99」

AnTuTuベンチマークテスト(V10)の結果

 SoCには「MediaTek Helio G99」を搭載しており、スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.0.7にて約40万点を記録します。現存するタフネススマートフォンの中でもほぼ最大の処理能力であると言え、SNS閲覧や動画視聴においては力強いパワーを発揮します。本体や画面が小さく高クオリティのゲームや動画編集など高いスペックを必要とする作業にはそもそも不向きな端末のため、このSoCが採用されている点は最良の選択であると言えるでしょう。

⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩

機種名得点SoC
vivo X100 Pro2,054,033MediaTek Dimensity 9300
Xiaomi 14 Ultra2,022,587Snapdragon 8Gen3
OnePlus121,856,957Snapdragon 8Gen3
POCO F6 Pro1,555,253Snapdragon 8Gen2
iPhone 15 Pro1,537,143A17 Proチップ
Xiaomi 13T Pro1,479,727MediaTek Dimensity 9200+
Xiaomi 12T Pro1,284,359Snapdragon 8+Gen1
Google Pixel 9 Pro XL1,157,880Google Tensor G4
Google Pixel 7975,199Google Tensor G2
Google Pixel 6843,237Google Tensor
Redmi Note 13 Pro+769,953MediaTek Dimensity 7200 Ultra
arrows We2 Plus609,869Snapdragon 7s Gen2
Blackview BL8000577,577MediaTek Dimensity 7050
Blackview N6000405,376MediaTek Helio G99
UMIDIGI A15T394,070Mediatek Helio G95
UMIDIGI G6 5G373,817MediaTek Dimensity 6100+
UMIDIGI A15301,934UNISOC T616
Redmi 14C261,903MediaTek Helio G81-Ultra
UMIDIGI G3 Max256,151UNISOC T606
※ガジェチェス実測の参考記録(AnTuTuスコア)

⇩【参考】AnTuTu V9 スコア結果⇩

機種名得点SoC
Xiaomi Mi11 Ultra775,320Snapdragon 888
Redmi K40 / POCO F3686,792Snapdragon 870
POCO X3 Pro547,118Snapdragon 860
HONOR 50515,059Snapdragon 778G
Redmi Note 12 Pro424,516MediaTek Dimensity1080
OPPO Reno5 A398,362Snapdragon 765G
OPPO Reno7 A381,145Snapdragon 695
Blackview BV8800300,343MediaTek Helio G96
Redmi Note 11253,847Snapdragon 680
Redmi 10209,927MediaTek Helio G88
Blackview A100209,132MediaTek Helio P70
UMIDIGI A13 Pro201,896UNISOC T610
Redmi 9T192,172Snapdragon 662
UMIDIGI A11 Pro Max191,795MediaTek Helio G80
UMIDIGI A13S152,958UNISOC T310
OPPO A77117,987MediaTek Helio G35
UMIDIGI A11108,026MediaTek Helio G25
※ガジェチェス実測の参考記録(AnTuTuスコア)

X(旧ツイッター)の挙動をチェック

 みんな大好きX(旧Twitter)の挙動についても全く問題なく快適に操作することができました。

設定でRAM容量を追加可能

 Android12以降では、本体ストレージをRAM容量として活用をすることができる機能が標準搭載されており、本機では最大で8GB拡張することが可能となります。これによりRAM容量は合計で16GBとなり、多くのアプリを動かす際や重いアプリを使用するときに非常に有効となります。

Blackview N6000 は全個体電池を採用し低容量ながら一般的なバッテリー持続時間を実現

小さい筐体のためバッテリー容量は3,880mAhと小型

 バッテリーテストを「PCMark for Android」にて、画面リフレッシュレート60Hz、輝度音量共に50%固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに12時間35分かかりました。つまり0%になるまで使用を続けた場合は約15時間43分かかる計算となります。バッテリーの持続時間としては平均的ですが、バッテリー容量が小さい本機が一般的なスマートフォンと同程度の使用時間が実現できている点は、省電力性能の高さを表していると言えます。

田舎団子
田舎団子

画面が小さいから省電力性能が高いという点もあります。

⇩バッテリーテストスコア結果⇩

機種名記録時間バッテリー容量
UMIDIGI A11 Pro Max23時間17分5,150mAh
UMIDIGI A1123時間05分5,150mAh
Blackview BL800022時間43分8,800mAh
UMIDIGI A15T22時間11分5,000mAh
UMIDIGI A1521時間56分5,000mAh
OnePlus 1220時間56分5,400mAh
vivo X100 Pro20時間35分5,400mAh
Redmi Note 1119時間50分5,000mAh
UMIDIGI G3 Max19時間21分5,150mAh
Google Pixel 9 Pro XL18時間3分5,060mAh
UMIDIGI A13S16時間15分5,150mAh
arrows We2 Plus16時間3分5,000mAh
UMIDIGI G6 5G17時間13分5,000mAh
Redmi K40 / POCO F316時間10分4,520mAh
POCO X3 Pro16時間10分5,160mAh
Google Pixel 615時間53分4,614mAh
Blackview N600015時間43分3,880mAh
Redmi Note 13 Pro+15時間17分5,000mAh
Xiaomi 12T Pro15時間07分5,000mAh
UMIDIGI A13 Pro14時間57分5,150mAh
Redmi Note 12 Pro14時間52分5,000mAh
Xiaomi 13T Pro14時間50分5,000mAh
Xiaomi 14 Ultra14時間37分5,000mAh
POCO F6 Pro14時間23分5,000mAh
Google Pixel 714時間00分4,355mAh
HONOR 5013時間29分4,300mAh
Redmi 1013時間04分5,000mAh
Blackview A1008時間41分4,680mAh
ガジェチェス実測の参考記録(バッテリー性能)

充電速度は18Wまで対応 

 充電は無線には対応していません。優先充電の速度は18Wまで対応しており、少ないバッテリー容量の本機にとっては十分な速度であると言えるでしょう。また、タフネス性能を維持するために充電口にはパッキン付きの蓋が備わっており、充電の際は少し煩わしいと感じる仕様となっています。また、2.5Wのリバース充電にも対応しています。

田舎団子
田舎団子

タフネススマートフォンなので、充電口の蓋はしょうがないです。

Blackview N6000 は顔認証&側面指紋認証に対応

 本機は顔認証と側面指紋認証に対応しています。悪環境下で手袋をつけているような状況でも顔認証で即座に画面ロックを解除することが可能です。

Blackview N6000 はArcSoft5.0アルゴリズム搭で鮮やかな写真撮影が可能

メインカメラ(48MP) イメージセンサー:Samsung ISOCELL GM2

オート撮影

Blackview N6000 写真
Blackview N6000 カメラ

 アウトカメラは解像度が48MPのサムスンのイメージセンサーを採用しているメインカメラのみの一眼構成となります。そのメインカメラは搭載された「ArcSoft5.0アルゴリズム」が作用し明るい環境においては非常に鮮やかで映えるような写りの写真を撮影することが可能です。しかしディティールの表現力は弱く(通常のオートモードでは解像度が12MPに抑えられることもあり)、拡大すると木々や稲の細かい描写がつぶれてしまうよな結果となりました。とは言え実用的な写真撮影ができるカメラと言えるでしょう。

ズーム性能

1倍
2倍
4倍

 上から×1倍、×2倍、そして最大倍率の×4倍の写真です。前述の通り望遠カメラはなく、メインカメラで撮影した画像を引き延ばしているだけのデジタルズームとなるため、最大ズームでは粗さの目立つ写真に仕上がってしまいます。

ナイトモード

 カメラアプリの中には暗礁や夜景を撮影する際に有効な「ナイトモード」を搭載しています。実際に暗所で撮影してみた画像を見てみるとピントがはっきり定まらず全体的にぼんやりした写真となっていました。暗所や夜景に強いカメラとは言い難いでしょう。

Blackview N6000 は手振れ補正が効かず手持ちでの動画撮影は不得意

 動画の撮影については全画質モードで30フレームにしか対応していません。画質は最大2K画質での撮影が可能ですが、手振れ補正は一切なく実用的な動画とはなりません。

Blackview N6000 の対応バンド及びVoLTE状況

nanoSIMによるデュアルSIMに対応

Blackview N6000 SIM

 SIMトレーにはSIMカードが両面に1枚ずつ、計2枚を同時に使用できるデュアルSIMが採用されています。

5G通信には非対応

[2G] GSM : 850/900/1800/1900
[3G] Wcdma :d1/2/4/5/8
   Cdma::bc0/1/10
[4G] Fdd : b1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/
26/28a/28b/30/66
Tdd:b34/38/39/40/41

 画面が小さいため用途は連絡手段に限定されるような機種であるため基本的には不要ですが、5G通信に非対応となります。また、4G通信については幅広いバンド帯に対応しており、どのキャリアにでも満足に通信することができるでしょう。

VoLTEや技適にもしっかりと対応

 日本のAmazonでも展開がされており、しっかりと技適に対応しています。

Blackview N6000 は最強のタフネス性能に対応

スマホ

 現存するスマートフォンとしてはこれ以上ないまさに「最上位」のタフネス性能を備えます。防水防塵性能としては「IP68 & IP69K」、耐衝撃性能としては「MIL-STD-810H」に対応しています。多少雑に扱っても壊れることなく安心して使用することができるでしょう。

Blackview N6000 の価格

Amazon定価
⇒ 37,900

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まとめ:通話用途に限定したビジネス携帯としての運用に最適なタフネススマホ

メリット

  • コンパクトボディで持ち運びに最適
  • 256GBの大容量ストレージ搭載
  • 力強い処理能力の「Helio G99」採用
  • 最強のタフネス性能

デメリット

  • 細長いディスプレイで文字入力が困難

 スマートフォンを扱う上で文字入力が少し困難である点がネックとなり、スマホ依存症のようなよく触る人にとっては不自由に感じることが多くあると思います。一方で持ち運びに便利な点や平均的な処理能力やバッテリー性能、また最強のタフネス性能を備えている点については、電話をよくかけるビジネスマンの仕事用スマートフォンなど、通話を主として使用する人にとっては最適解なスマートフォンとなるのではないでしょうか。

引用(

  • この記事を書いた人

田舎団子(イナカダンシ)

新潟県田舎在中のガジェットレビュアー。スマートフォン・タブレット・TWS等ガジェットを中心にレビューします!

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