2022年12月にXiaomiより日本展開された【Xiaomi 12T Pro】を入手しました。日本のキャリアではソフトバンクのみで取り扱いがあり、また、各ECサイトやメーカー公式ホームページより購入することが出来ます。本機は3つの大きな特徴があり、それは「神ジューデン」「200MPメインカメラ」そして「AnTuTu120万点越えの処理性能」を備えている点です。その他の点を含めてXiaomiが日本で販売する渾身のフラグシップスマートフォンを詳細にここに解説いたします。
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この記事で使用している端末はソフトバンク版となります。
⇩シリーズ最新の【Xiaomi 13T Pro】のレビュー記事はこちら⇩
Xiaomi 12T Pro のスペック
機種名 | Xiaomi 12T Pro |
カラー | ・ブルー ・グレー |
ストレージ | 128GB(オープンマーケット版) 256GB(ソフトバンク版) UFS 3.1 |
メモリ | 8GB LPDDR5X |
サイズ | 縦 :163mm 横 :76mm 厚さ:8.8mm 重量:205g |
ディスプレイ | パネルタイプ:有機EL(AMOLED) サイズ:6.67インチ 解像度:1.5K (2712 ×1220) アスペクト比:20:9 ピクセル密度:446ppi 輝度:500nit(ピーク輝度:900nit) リフレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート:480Hz コントラスト比:5,000,000:1 HDR10+ Dolby Vision® Corning® Gorilla® Glass 5 |
プロセッサ | Qualcomm®Snapdragon 8+ Gen 1 |
バッテリー | 5,000mAh 有線充電速度:120W(19分で100%) 無線充電速度:非対応 液体水冷システム |
カメラ | メインカメラ(Samsung ISOCELL HP1)+OIS 200MP (1/1.22インチ , f/1.69) 動画 8K@24fps 4K/1080P@60/30fps 720P@30fps スーパー手振れ補正モード(1080P@30fps) ビューティー/ボケモード(720P@30fps) スローモーション(最大1920fps) 超広角カメラ 8MP (f/2.2 , 120°) 動画 1080P/720P@30fps ビューティー/ボケモード(720P@30fps) マクロカメラ 2MP(f/2.2) フロントカメラ 20MP (F/2.24) 動画 1080P@60/30fps 720P@30fps スローモーション(最大120fps) |
生体認証 | 顔認証 画面内指紋認証 |
対応バンド | デュアルSIM(nanoSIM + eSIM) 周波数帯域 【2G】 GSM:850/900/1800/1900 【3G】 WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19 【4G】 LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/28 LTE TDD:B38/39/40/41/42 【5G】 n1/n3/n28/n41/n77/n78 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6(802.11a/b/g): 2.4 GHz + 5 GHz |
Bluetooth | 5.4 コーデック:AAC/LDAC/LHDC/ASHA/aptX |
位置情報 | GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou |
オーディオ | デュアルステレオスピーカー Dolby Atmos® SOUND BY Harman Kardon |
センサー類 | 近接センサー 、360 ° 周囲光センサー 、 加速度計 電子コンパス、ジャイロスコープ、カラー温度センサー IR ブラスター(赤外線)、フリッカーセンサー |
防水・防塵規格 | IP53 |
OS | MIUI 13 Based on Android 12 |
その他 | NFC FeliCa |
Xiaomi 12T Pro はメインカメラを誇張した無難な筐体デザイン
開封〜内容物の紹介
パッケージは非常に重厚な厚紙で組み立てられた白地の箱に、金色に光る文字で機種名やメーカーロゴが刻印されています。
内容物は充電器とUSBケーブル、専用TPUケース、クイックガイド、そして端末本体です。
ACアダプターは120W急速充電に対応しています。
神ジューデンについては後述します。
本体外観の紹介
筆者はグレー色を購入しました。背面はマット加工を施したガラス素材です。メーカー名とおサイフケータイの印「フェリカマーク」のみ印字されている非常にシンプルな背面デザインをしています。
カメラユニットは本機自慢のメインカメラを非常に強調させたデザインを採用しています。メインカメラの周りはガラスで、その他の部分は金属素材に「200MP」の文字が印字されています。
背面の両サイドはラウンド形状をしており、大きなスマートフォンながら持ちやすさにも拘った工夫が施されていると言えます。
本体側面は樹脂素材でできています。上部側面には左からスピーカー、マイク穴、IRブラスター(赤外線)を備えます。中央には本機のスピーカー性能を監修しているサウンドメーカー「harman/kardon」の文字が印字されています。
下部にはスピーカーとマイク穴、typeCの充電口、そしてSIMトレー。
背面向かって左側側面には音量ボタンと電源ボタンを備えます。
右側側面には何もありません。
画面保護フィルムは初期装備
本機は購入した時点で画面保護フィルムがしっかりと貼り付けられている状態でした。
フラットディスプレイのため筆者はガラスフィルムに変えました。個人的に「旭硝子」製のものを愛用しています。
付属カバーは保護力弱め
本機には透明のTPUカバーが付属されています。いたって普通のカバーでカメラ部の保護力は弱めです。別途購入することをお勧めします。
本体重量は約210gとヘビー級
本機は約210gと、一般的にスマートフォンが重いとされている200gを軽く上回っています。
付属されているカバーを付けると約230gという重量となります。重いスマートフォンが苦手な人にとっては許容し難い重量であると言えるでしょう。
筆者は全く気にならない重量感でした。
横幅76mm・厚み8.8mmで持ちやすくはないサイズ感
これ以上少しでもサイズアップしてしまうと持ちにくい部類に入り、本機はギリギリ片手で操作できる限界のサイズ感です。
Xiaomi 12T Pro は6.67インチ1.5K解像度のAMOLEDディスプレイを採用
フラットディスプレイでGorilla® Glass 5を採用
本機のディスプレイは非常に色鮮やかで高解像度で、さらにタッチ感度もよくとても高品質なディスプレを備えています。しかし、ハイエンドスマートフォンに良く採用されているエッジディスプレイや傷に強い最上級のガラス「Gorilla Glass Victus」の採用は見送られており、本機がコスパハイエンドモデルとしてコストカットしている一面を垣間見ることができます。
画面輝度は太陽の下ではっきり見える明るさを発揮
画面輝度については、最大時の明るさはハイエンドスマートフォンの基準となる1000nitには満たない900nitとなっています。とは言え炎天下の屋外でも十分の視認性を確認することができました。
画面リフレッシュレートは120Hzに対応
また、本機は120Hzの画面のリフレッシュレートに対応しています。
全てのスペックが振り切って良い訳ではありませんが、満足度はとても高いディスプレイです。
Xiaomi 12T Pro は初期状態で大量のストレージ容量を使用中
プリインストールアプリ数は50個を上回る数量(softbank版)
初期状態で多くのアプリケーションがすでにインストールされている状態です。その全てはGoogle系やXiaomi系、またはキャリア系のいずかで基本的には使いやすいアプリですが、使用しなかったとしても消すことができず端末内に存在をし続けてしまうものもあります。
初期状態での使用中ストレージ容量は驚異の26GB
Xiaomiのスマートフォンに搭載されている「MIUI」はとても重たいことで知られており、さらに本機はバージョンの古いMIUI13であることもあり、初期状態で26GBものストレージ容量が使用中となっています。幸いsoftbank版は256GBのストレージ容量を備えているため多くのデータを保存できるスペースが残されていますが、10%も圧迫しているシステムデータ量は何とかしてもらいたいという気持ちになります。
MIUI14へアップデートされれば多少改善するかもしれません。
Xiaomi 12T Pro はAnTuTu120万点越えの処理性能を誇る
AnTuTuベンチマークテスト(V10)の結果
SoCには「Qualcomm®Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載しており、スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.0.6にてなんと約128万点を記録しました。現存するスマートフォンの中でもほぼ最大の処理能力であると言え、SNS閲覧や動画視聴はもちろんのこと、3Dグラフィックを用いた重たいゲームすらそつなくこなすことのできる力強いパワーを発揮します。また、冷却システムも拘りの設計となっていて、本体内部の放熱素材合計面積は30,000m㎡となっています。放熱性が良く長い時間処理性能が落ちることなく長くゲームを楽しむことができます。
⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
vivo X100 Pro | 2,054,033 | MediaTek Dimensity 9300 |
Xiaomi 14 Ultra | 2,022,587 | Snapdragon 8Gen3 |
OnePlus12 | 1,856,957 | Snapdragon 8Gen3 |
POCO F6 Pro | 1,555,253 | Snapdragon 8Gen2 |
iPhone 15 Pro | 1,537,143 | A17 Proチップ |
Xiaomi 13T Pro | 1,479,727 | MediaTek Dimensity 9200+ |
Xiaomi 12T Pro | 1,284,359 | Snapdragon 8+Gen1 |
Google Pixel 9 Pro XL | 1,157,880 | Google Tensor G4 |
Google Pixel 7 | 975,199 | Google Tensor G2 |
Google Pixel 6 | 843,237 | Google Tensor |
Redmi Note 13 Pro+ | 769,953 | MediaTek Dimensity 7200 Ultra |
arrows We2 Plus | 609,869 | Snapdragon 7s Gen2 |
Blackview BL8000 | 577,577 | MediaTek Dimensity 7050 |
Blackview N6000 | 405,376 | MediaTek Helio G99 |
UMIDIGI A15T | 394,070 | Mediatek Helio G95 |
UMIDIGI G6 5G | 373,817 | MediaTek Dimensity 6100+ |
UMIDIGI A15 | 301,934 | UNISOC T616 |
Redmi 14C | 261,903 | MediaTek Helio G81-Ultra |
UMIDIGI G3 Max | 256,151 | UNISOC T606 |
⇩【参考】AnTuTu V9 スコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
Xiaomi Mi11 Ultra | 775,320 | Snapdragon 888 |
Redmi K40 / POCO F3 | 686,792 | Snapdragon 870 |
POCO X3 Pro | 547,118 | Snapdragon 860 |
HONOR 50 | 515,059 | Snapdragon 778G |
Redmi Note 12 Pro | 424,516 | MediaTek Dimensity1080 |
OPPO Reno5 A | 398,362 | Snapdragon 765G |
OPPO Reno7 A | 381,145 | Snapdragon 695 |
Blackview BV8800 | 300,343 | MediaTek Helio G96 |
Redmi Note 11 | 253,847 | Snapdragon 680 |
Redmi 10 | 209,927 | MediaTek Helio G88 |
Blackview A100 | 209,132 | MediaTek Helio P70 |
UMIDIGI A13 Pro | 201,896 | UNISOC T610 |
Redmi 9T | 192,172 | Snapdragon 662 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 191,795 | MediaTek Helio G80 |
UMIDIGI A13S | 152,958 | UNISOC T310 |
OPPO A77 | 117,987 | MediaTek Helio G35 |
UMIDIGI A11 | 108,026 | MediaTek Helio G25 |
ツイッターの挙動をチェック
ツイッターの動作については、一切の不満なくサックサクに動いてくれました。
2023年の中でも最強クラスの処理能力を備えるスマホと言えるでしょう。
設定でRAM容量を追加可能
Android12以降では、本体ストレージをRAM容量として活用をすることができる機能が標準搭載されており、本機では最大で3GB拡張することが可能となります。これによりRAM容量は合計で11GBとなり、多くのアプリを動かす際や重いアプリを使用するときに非常に有効となります。
Xiaomi 12T Pro は120Wの神ジューデンでフル充電まで僅か19分を実現
バッテリー容量は5,000mAhと一般的
バッテリーテストを「PCMark for Android」にて、画面リフレッシュレート120Hz、輝度音量共に50%固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに12時間6分かかりました。つまり0%になるまで使用を続けた場合は約15時間07分かかる計算となります。バッテリーの持続時間としてはその容量同様に平均的と言えるでしょう。
多くもなく少なくもなく。
⇩バッテリーテストスコア結果⇩
機種名 | 記録時間 | バッテリー容量 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 23時間17分 | 5,150mAh |
UMIDIGI A11 | 23時間05分 | 5,150mAh |
Blackview BL8000 | 22時間43分 | 8,800mAh |
UMIDIGI A15T | 22時間11分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A15 | 21時間56分 | 5,000mAh |
OnePlus 12 | 20時間56分 | 5,400mAh |
vivo X100 Pro | 20時間35分 | 5,400mAh |
Redmi Note 11 | 19時間50分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G3 Max | 19時間21分 | 5,150mAh |
Google Pixel 9 Pro XL | 18時間3分 | 5,060mAh |
UMIDIGI A13S | 16時間15分 | 5,150mAh |
arrows We2 Plus | 16時間3分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G6 5G | 17時間13分 | 5,000mAh |
Redmi K40 / POCO F3 | 16時間10分 | 4,520mAh |
POCO X3 Pro | 16時間10分 | 5,160mAh |
Google Pixel 6 | 15時間53分 | 4,614mAh |
Blackview N6000 | 15時間43分 | 3,880mAh |
Redmi Note 13 Pro+ | 15時間17分 | 5,000mAh |
Xiaomi 12T Pro | 15時間07分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A13 Pro | 14時間57分 | 5,150mAh |
Redmi Note 12 Pro | 14時間52分 | 5,000mAh |
Xiaomi 13T Pro | 14時間50分 | 5,000mAh |
Xiaomi 14 Ultra | 14時間37分 | 5,000mAh |
POCO F6 Pro | 14時間23分 | 5,000mAh |
Google Pixel 7 | 14時間00分 | 4,355mAh |
HONOR 50 | 13時間29分 | 4,300mAh |
Redmi 10 | 13時間04分 | 5,000mAh |
Blackview A100 | 8時間41分 | 4,680mAh |
省電力モードが標準装備
もし、長時間充電ができないような環境にいる場合は、MIUIの標準機能であるバッテリーセーバーを活用しましょう。画面のリフレッシュレートや輝度が強制的に抑えられるモードとなりますが、より長いバッテリー駆動時間を実現します。また、各モードをオフにすることにで伸びる使用時間の目安も表示してくれるので、自分で何をオフにするのか選択することが容易にできます。
充電速度は120Wの急速充電に対応
充電速度は本機の最大の特徴であり、国内機種最速の120Wの速度に対応しています。公式では19分で充電完了となると謳っており、朝のわずかな時間に充電線をつなぐだけで1日中使用できる充電速度を実現しています。もちろん、バッテリーに負担がかからないように最大限の保護機能も実装していて、9個の温度センサーと42個の安全機能で800回の充電サイクルを可能としました。
筆者は夜スマホを充電する習慣がなくなりました。
無接点充電には非対応
とても優秀な有線充電機能を有している本機は、残念ながら無接点充電には非対応となっています。
Xiaomi 12T Pro はオーディオメーカー「Harman/Kardon」監修のスピーカーを搭載
本機スピーカーで本格的な音楽鑑賞が可能
オーディオブランドの老舗「Harman/Kardon(ハーマンカードン)」監修のスピーカーを搭載しており、高音質な音楽を奏でてくれます。もちろん、デュアルスピーカーでステレオ再生に対応しています。
XiaomiとHarman/Kardonのコラボは「Xiaomi Mi 11」シリーズから続いています。
幅広いBluetoothコーデックに対応
ワイヤレスイヤホンやワイヤレスヘッドホンをBluetooth接続する際に音質や遅延に大きくかかわるコーデックは、幅広い種類に対応しています。音質の良いとされているLDACやaptX系のコーデックにも対応しているので、無線機での音楽鑑賞は非常に良音質で楽しむことができます。
Xiaomi 12T Pro は画面内指紋認証に対応
有機ELかつハイエンド端末の特権とも言える画面内指紋認証に対応しています。少し下の位置にセンサーが位置していますが、感度も良く素早いロック解除を実現します。また、顔認証にも対応しておりこちらも認証速度は爆速です。しかし、顔認証が完了してもスワイプしないとホーム画面に行かないことが煩わしく、フロントカメラによる認証で精度が低く、指紋認証の方がおすすめです。
Xiaomi 12T Pro は200MPカメラと大型センサーで解像感の高い鮮やかな写真撮影が可能
メインカメラ(200MP) イメージセンサー:Samsung ISOCELL HP1 + OIS
オート撮影
本機は200MPのメインカメラを搭載しています。オートモードでは約13MP程度(3:4で撮影した場合)に抑えての撮影となります。大きなセンサーでとても鮮明で、XiaomiのAI補正によりとても鮮やかな写真となります。センサーサイズが大きい為ボケ感が強く出てしまうので、被写体にピントをしっかりと合わせる必要があります。また、光学式手振れ補正「OIS」を搭載しているため、手持ちでの撮影でもブレないきれいな写真撮影をサポートしてくれます。
Mi11 Ultraでも体験しましたが、Xiaomi × Samsung の組み合わせ筆者は好きです!
200MPモード
通常撮影では13MP程度に抑えての撮影でしたが、200MPモードでは文字通り200MPフルパワーで写真撮影をすることが可能です。撮影した写真の解像度を見てみると「16384 × 12288」で、計算をすると確かに2億132万6592画素であることがわかります。現存するスマートフォンでは最高の解像度であり、逆に高解像度過ぎて「そこまで必要か?」という声も聞きますが、個人的にはロマンがあってとても良いと思います。なお、1枚の写真のデータ容量は驚異の約75MBとなります。非常に細かいディティールを表現できて、写真をピンチアップしても粗くならない点はとても感動しますが、常にこのモードで写真を撮影していたらストレージがすぐ圧迫されるので注意しましょう。
撮影した写真は容量が大きすぎて圧縮しないことにはブログにアップロードできず、スクショを上げました(笑)
ズーム性能(デジタルズーム)
本機には望遠カメラはありません。ズームをする場合はメインカメラを用いたデジタルズーム(引き伸ばしただけ)に対応しています。また、最大で10倍ズームに対応しています。10倍となると少し粗い写真となりますが、望遠レンズではないながら望遠性能は高いと言えるでしょう。
夜景モード(メイン)
メインカメラの暗所撮影については、さすが大型センサーと言えるような明るい写真を撮影することができました。ノイズも少なく光源の少ないシーンでの撮影でもとても実用的なカメラであると言えるでしょう。また、夜景モードはオートで適応されました。
ポートレードモード
ポートレートモードでは、しっかりと被写体を認識して背景をしっかりとボケさせることができました。ただし、大きなセンサーにより自然にボケ感の強い写真が撮影できるため、このモードの使用頻度は少なくなることでしょう。
その他、パノラマ撮影やスローモーション、タイムラプスなどの撮影モードがあります。
超広角カメラ(8MP)
オート撮影
超広角カメラはメインカメラと打って変わって8MPの低解像度カメラが採用されています。性能差が大きく、普段はメインカメラを多用することになることと思いますが、Xiaomiの盛り盛りAIの力でスペックが低くとも映える写真を撮影することができました。天気の良い日の景色を撮影する際は活躍することが期待できます。
暗所撮影
超広角カメラの暗所での撮影は、メインカメラと比較するととても暗くとても実用的とは呼べない写真となりました。
マクロカメラ(2MP)
本機にはマクロカメラも搭載されていますが、スペックは低くあまり近づいて撮影することができませんでした。
Xiaomi 12T Pro は手振れ補正がしっかり効いた最大8Kの高解像度動画撮影が可能
メインカメラはすべての撮影モードでしっかりと手ぶれ補正が効く
メインカメラでの動画撮影では、最大で8K解像度での撮影が可能です。また、60フレームは4K画質以下の設定から適応が可能です。光学式手振れ補正がしっかりと効く為、どの画質設定でもとても見やすく高画質の動画を撮影することができました。
メインカメラでは写真同様、動画性能もとても優れています。
より強力な手振れ補正モードも実装
より強力な手振れ補正を効かせたい場合は「スーパー手振れ補正モード」を選択することができます。しかし、通常の撮影でもしっかりと手振れ補正が効くうえ、スーパー手振れ補正モードでは30フレームに限定されてしまうため、あまりお勧めのモードではありません。
Xiaomi 12T Pro の対応バンド及びVoLTE状況
nanoSIM+eSIMによるデュアルSIMに対応
本機は物理SIMとeSIMによるデュアルSIMに対応しています。なお、microSDカードには対応していません。
5G通信に対応
【2G】
GSM:850/900/1800/1900
【3G】
WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
【4G】
LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/28
LTE TDD:B38/39/40/41/42
【5G】
n1/n3/n28/n41/n77/n78
幅広い4Gバンドに対応しているため、キャリアを選ばずに満足できる通信が可能です。また、5Gによる高速通信もサポートされています。
VoLTEや技適にもしっかりと対応
日本国内モデルとなるため、VoLTEや技適などにもしっかりと対応しています。
Xiaomi 12T Pro は生活防水・防塵に対応
本機はIP53の防水防塵性能に対応しています。雨に濡れる程度では壊れることなく安心して使用することができます。
IP5X:害が生じる粉塵の侵入はない
IPX3:散水に対して保護。
Xiaomi 12T Pro はおサイフケータイに対応
本機は非接触ICカード技術方式FeliCaを搭載しており、「おサイフケータイ」に対応しています。
Xiaomi 12T Pro の価格
Xaiomi 日本公式ストア 定価
⇒ 109,800円(税込み)
まとめ:「120W・200MP・120万点」3つの武器でXiaomi2023年上期最強のスマホ
2023年上期までに日本国内で発売されたすべてのスマートフォンの中でも最強の性能を誇るハイエンド端末であると言えます。随所でコストカットしている部分こそありますが、この機種の特徴である3つの武器「120W・200MP・120万点」がずば抜けて優れていて、弱みが弱みとして目立たないそんなスマートフォンであります。高性能でディスプレイがきれいで、そしてメインカメラによる写真・動画性能が優れている万人におすすめできるスマートフォンです。
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