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【Xiaomi 12T Pro レビュー】「120W・200MP・120万点」3つの武器を持つXiaomi渾身の日本向け2022年フラグシップスマートフォン

2024年2月15日

 2022年12月にXiaomiより日本展開された【Xiaomi 12T Pro】を入手しました。日本のキャリアではソフトバンクのみで取り扱いがあり、また、各ECサイトやメーカー公式ホームページより購入することが出来ます。本機は3つの大きな特徴があり、それは「神ジューデン」「200MPメインカメラ」そして「AnTuTu120万点越えの処理性能」を備えている点です。その他の点を含めてXiaomiが日本で販売する渾身のフラグシップスマートフォンを詳細にここに解説いたします。

田舎団子
田舎団子

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この記事で使用している端末はソフトバンク版となります。

⇩シリーズ最新の【Xiaomi 13T Pro】のレビュー記事はこちら⇩

Xiaomi 12T Pro のスペック

機種名Xiaomi 12T Pro
カラー・ブルー
・グレー
ストレージ128GB(オープンマーケット版)
256GB(ソフトバンク版)
UFS 3.1
メモリ8GB
LPDDR5X
サイズ縦 :163mm
横 :76mm
厚さ:8.8mm
重量:205g
ディスプレイパネルタイプ:有機EL(AMOLED)
サイズ:6.67インチ
解像度:1.5K (2712 ×1220)
アスペクト比:20:9
ピクセル密度:446ppi
輝度:500nit(ピーク輝度:900nit)
リフレッシュレート:120Hz
タッチサンプリングレート:480Hz
コントラスト比:5,000,000:1
HDR10+
Dolby Vision®
Corning® Gorilla® Glass 5
プロセッサQualcomm®Snapdragon 8+ Gen 1
バッテリー5,000mAh
有線充電速度:120W(19分で100%)
無線充電速度:非対応
液体水冷システム
カメラメインカメラ(Samsung ISOCELL HP1)+OIS
200MP (1/1.22インチ , f/1.69) 
動画 8K@24fps
   4K/1080P@60/30fps
   720P@30fps
  スーパー手振れ補正モード(1080P@30fps)
   ビューティー/ボケモード(720P@30fps)
   スローモーション(最大1920fps)

超広角カメラ
8MP (f/2.2 , 120°)
動画 1080P/720P@30fps
   ビューティー/ボケモード(720P@30fps)

マクロカメラ
2MP(f/2.2)

フロントカメラ
20MP (F/2.24)
動画 1080P@60/30fps
   720P@30fps
   スローモーション(最大120fps)
生体認証顔認証
画面内指紋認証
対応バンドデュアルSIM(nanoSIM + eSIM)

周波数帯域
【2G】
GSM:850/900/1800/1900
【3G】
WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
【4G】
LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/28
LTE TDD:B38/39/40/41/42
【5G】
n1/n3/n28/n41/n77/n78
Wi-FiWi-Fi 6(802.11a/b/g): 2.4 GHz + 5 GHz
Bluetooth5.4
コーデック:AAC/LDAC/LHDC/ASHA/aptX
位置情報GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou
オーディオデュアルステレオスピーカー
Dolby Atmos®
SOUND BY Harman Kardon
センサー類近接センサー 、360 ° 周囲光センサー 、 加速度計
電子コンパス、ジャイロスコープ、カラー温度センサー
IR ブラスター(赤外線)、フリッカーセンサー
防水・防塵規格IP53
OSMIUI 13 Based on Android 12
その他NFC
FeliCa
Xiaomi 12T Pro スペック

Xiaomi 12T Pro はメインカメラを誇張した無難な筐体デザイン

開封〜内容物の紹介

Xiaomi 12T Pro パッケージ

 パッケージは非常に重厚な厚紙で組み立てられた白地の箱に、金色に光る文字で機種名やメーカーロゴが刻印されています。

Xiaomi 12T Pro 同梱品 内容物

 内容物は充電器とUSBケーブル、専用TPUケース、クイックガイド、そして端末本体です。

Xiaomi 12T Pro 充電器

 ACアダプターは120W急速充電に対応しています。

田舎団子
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神ジューデンについては後述します。

本体外観の紹介

Xiaomi 12T Pro デザイン

 筆者はグレー色を購入しました。背面はマット加工を施したガラス素材です。メーカー名とおサイフケータイの印「フェリカマーク」のみ印字されている非常にシンプルな背面デザインをしています。

Xiaomi 12T Pro カメラユニット

 カメラユニットは本機自慢のメインカメラを非常に強調させたデザインを採用しています。メインカメラの周りはガラスで、その他の部分は金属素材に「200MP」の文字が印字されています。

Xiaomi 12T Pro 背面

 背面の両サイドはラウンド形状をしており、大きなスマートフォンながら持ちやすさにも拘った工夫が施されていると言えます。

Xiaomi 12T Pro 側面

 本体側面は樹脂素材でできています。上部側面には左からスピーカー、マイク穴、IRブラスター(赤外線)を備えます。中央には本機のスピーカー性能を監修しているサウンドメーカー「harman/kardon」の文字が印字されています。

Xiaomi 12T Pro 下部

 下部にはスピーカーとマイク穴、typeCの充電口、そしてSIMトレー。

Xiaomi 12T Pro カメラバンプ

 背面向かって左側側面には音量ボタンと電源ボタンを備えます。

田舎団子
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右側側面には何もありません。

画面保護フィルムは初期装備

Xiaomi 12T Pro フィルム

 本機は購入した時点で画面保護フィルムがしっかりと貼り付けられている状態でした。

田舎団子
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フラットディスプレイのため筆者はガラスフィルムに変えました。個人的に「旭硝子」製のものを愛用しています。

付属カバーは保護力弱め

Xiaomi 12T Pro カバー

 本機には透明のTPUカバーが付属されています。いたって普通のカバーでカメラ部の保護力は弱めです。別途購入することをお勧めします。

本体重量は約210gとヘビー級

Xiaomi 12T Pro 重量

 本機は約210gと、一般的にスマートフォンが重いとされている200gを軽く上回っています

Xiaomi 12T Pro 重さ

 付属されているカバーを付けると約230gという重量となります。重いスマートフォンが苦手な人にとっては許容し難い重量であると言えるでしょう。

田舎団子
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筆者は全く気にならない重量感でした。

横幅76mm・厚み8.8mmで持ちやすくはないサイズ感 

Xiaomi 12T Pro 横幅

 これ以上少しでもサイズアップしてしまうと持ちにくい部類に入り、本機はギリギリ片手で操作できる限界のサイズ感です。

Xiaomi 12T Pro は6.67インチ1.5K解像度のAMOLEDディスプレイを採用

フラットディスプレイでGorilla® Glass 5を採用

Xiaomi 12T Pro ディスプレイ

 本機のディスプレイは非常に色鮮やかで高解像度で、さらにタッチ感度もよくとても高品質なディスプレを備えています。しかし、ハイエンドスマートフォンに良く採用されているエッジディスプレイや傷に強い最上級のガラス「Gorilla Glass Victus」の採用は見送られており、本機がコスパハイエンドモデルとしてコストカットしている一面を垣間見ることができます。

画面輝度は太陽の下ではっきり見える明るさを発揮

Xiaomi 12T Pro 輝度

 画面輝度については、最大時の明るさはハイエンドスマートフォンの基準となる1000nitには満たない900nitとなっています。とは言え炎天下の屋外でも十分の視認性を確認することができました。

画面リフレッシュレートは120Hzに対応

Xiaomi 12T Pro リフレッシュレート

 また、本機は120Hzの画面のリフレッシュレートに対応しています。

田舎団子
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全てのスペックが振り切って良い訳ではありませんが、満足度はとても高いディスプレイです。

Xiaomi 12T Pro は初期状態で大量のストレージ容量を使用中

プリインストールアプリ数は50個を上回る数量(softbank版)

 初期状態で多くのアプリケーションがすでにインストールされている状態です。その全てはGoogle系やXiaomi系、またはキャリア系のいずかで基本的には使いやすいアプリですが、使用しなかったとしても消すことができず端末内に存在をし続けてしまうものもあります。

初期状態での使用中ストレージ容量は驚異の26GB

Xiaomi 12T Pro ストレージ

 Xiaomiのスマートフォンに搭載されている「MIUI」はとても重たいことで知られており、さらに本機はバージョンの古いMIUI13であることもあり、初期状態で26GBものストレージ容量が使用中となっています。幸いsoftbank版は256GBのストレージ容量を備えているため多くのデータを保存できるスペースが残されていますが、10%も圧迫しているシステムデータ量は何とかしてもらいたいという気持ちになります。

田舎団子
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MIUI14へアップデートされれば多少改善するかもしれません。

Xiaomi 12T Pro はAnTuTu120万点越えの処理性能を誇る

AnTuTuベンチマークテスト(V10)の結果

Xiaomi 12T Pro AnTuTu

 SoCには「Qualcomm®Snapdragon 8+ Gen 1」を搭載しており、スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.0.6にてなんと約128万点を記録しました。現存するスマートフォンの中でもほぼ最大の処理能力であると言え、SNS閲覧や動画視聴はもちろんのこと、3Dグラフィックを用いた重たいゲームすらそつなくこなすことのできる力強いパワーを発揮します。また、冷却システムも拘りの設計となっていて、本体内部の放熱素材合計面積は30,000m㎡となっています。放熱性が良く長い時間処理性能が落ちることなく長くゲームを楽しむことができます。

⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩

機種名得点SoC
vivo X100 Pro2,054,033MediaTek Dimensity 9300
Xiaomi 14 Ultra2,022,587Snapdragon 8Gen3
OnePlus121,856,957Snapdragon 8Gen3
POCO F6 Pro1,555,253Snapdragon 8Gen2
iPhone 15 Pro1,537,143A17 Proチップ
Xiaomi 13T Pro1,479,727MediaTek Dimensity 9200+
Xiaomi 12T Pro1,284,359Snapdragon 8+Gen1
Google Pixel 9 Pro XL1,157,880Google Tensor G4
Google Pixel 7975,199Google Tensor G2
Google Pixel 6843,237Google Tensor
Redmi Note 13 Pro+769,953MediaTek Dimensity 7200 Ultra
arrows We2 Plus609,869Snapdragon 7s Gen2
Blackview BL8000577,577MediaTek Dimensity 7050
Blackview N6000405,376MediaTek Helio G99
UMIDIGI A15T394,070Mediatek Helio G95
UMIDIGI G6 5G373,817MediaTek Dimensity 6100+
UMIDIGI A15301,934UNISOC T616
Redmi 14C261,903MediaTek Helio G81-Ultra
UMIDIGI G3 Max256,151UNISOC T606
※ガジェチェス実測の参考記録(AnTuTuスコア)

⇩【参考】AnTuTu V9 スコア結果⇩

機種名得点SoC
Xiaomi Mi11 Ultra775,320Snapdragon 888
Redmi K40 / POCO F3686,792Snapdragon 870
POCO X3 Pro547,118Snapdragon 860
HONOR 50515,059Snapdragon 778G
Redmi Note 12 Pro424,516MediaTek Dimensity1080
OPPO Reno5 A398,362Snapdragon 765G
OPPO Reno7 A381,145Snapdragon 695
Blackview BV8800300,343MediaTek Helio G96
Redmi Note 11253,847Snapdragon 680
Redmi 10209,927MediaTek Helio G88
Blackview A100209,132MediaTek Helio P70
UMIDIGI A13 Pro201,896UNISOC T610
Redmi 9T192,172Snapdragon 662
UMIDIGI A11 Pro Max191,795MediaTek Helio G80
UMIDIGI A13S152,958UNISOC T310
OPPO A77117,987MediaTek Helio G35
UMIDIGI A11108,026MediaTek Helio G25
※ガジェチェス実測の参考記録(AnTuTuスコア)

ツイッターの挙動をチェック

 ツイッターの動作については、一切の不満なくサックサクに動いてくれました。

田舎団子
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2023年の中でも最強クラスの処理能力を備えるスマホと言えるでしょう。

設定でRAM容量を追加可能

Xiaomi 12T Pro メモリ

 Android12以降では、本体ストレージをRAM容量として活用をすることができる機能が標準搭載されており、本機では最大で3GB拡張することが可能となります。これによりRAM容量は合計で11GBとなり、多くのアプリを動かす際や重いアプリを使用するときに非常に有効となります。

Xiaomi 12T Pro は120Wの神ジューデンでフル充電まで僅か19分を実現

バッテリー容量は5,000mAhと一般的

Xiaomi 12T Pro バッテリー

 バッテリーテストを「PCMark for Android」にて、画面リフレッシュレート120Hz、輝度音量共に50%固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに12時間6分かかりました。つまり0%になるまで使用を続けた場合は約15時間07分かかる計算となります。バッテリーの持続時間としてはその容量同様に平均的と言えるでしょう。

田舎団子
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多くもなく少なくもなく。

⇩バッテリーテストスコア結果⇩

機種名記録時間バッテリー容量
UMIDIGI A11 Pro Max23時間17分5,150mAh
UMIDIGI A1123時間05分5,150mAh
Blackview BL800022時間43分8,800mAh
UMIDIGI A15T22時間11分5,000mAh
UMIDIGI A1521時間56分5,000mAh
OnePlus 1220時間56分5,400mAh
vivo X100 Pro20時間35分5,400mAh
Redmi Note 1119時間50分5,000mAh
UMIDIGI G3 Max19時間21分5,150mAh
Google Pixel 9 Pro XL18時間3分5,060mAh
UMIDIGI A13S16時間15分5,150mAh
arrows We2 Plus16時間3分5,000mAh
UMIDIGI G6 5G17時間13分5,000mAh
Redmi K40 / POCO F316時間10分4,520mAh
POCO X3 Pro16時間10分5,160mAh
Google Pixel 615時間53分4,614mAh
Blackview N600015時間43分3,880mAh
Redmi Note 13 Pro+15時間17分5,000mAh
Xiaomi 12T Pro15時間07分5,000mAh
UMIDIGI A13 Pro14時間57分5,150mAh
Redmi Note 12 Pro14時間52分5,000mAh
Xiaomi 13T Pro14時間50分5,000mAh
Xiaomi 14 Ultra14時間37分5,000mAh
POCO F6 Pro14時間23分5,000mAh
Google Pixel 714時間00分4,355mAh
HONOR 5013時間29分4,300mAh
Redmi 1013時間04分5,000mAh
Blackview A1008時間41分4,680mAh
ガジェチェス実測の参考記録(バッテリー性能)

省電力モードが標準装備

 もし、長時間充電ができないような環境にいる場合は、MIUIの標準機能であるバッテリーセーバーを活用しましょう。画面のリフレッシュレートや輝度が強制的に抑えられるモードとなりますが、より長いバッテリー駆動時間を実現します。また、各モードをオフにすることにで伸びる使用時間の目安も表示してくれるので、自分で何をオフにするのか選択することが容易にできます。

充電速度は120Wの急速充電に対応

 充電速度は本機の最大の特徴であり、国内機種最速の120Wの速度に対応しています。公式では19分で充電完了となると謳っており、朝のわずかな時間に充電線をつなぐだけで1日中使用できる充電速度を実現しています。もちろん、バッテリーに負担がかからないように最大限の保護機能も実装していて、9個の温度センサーと42個の安全機能で800回の充電サイクルを可能としました。

田舎団子
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筆者は夜スマホを充電する習慣がなくなりました。

無接点充電には非対応

 とても優秀な有線充電機能を有している本機は、残念ながら無接点充電には非対応となっています。

Xiaomi 12T Pro はオーディオメーカー「Harman/Kardon」監修のスピーカーを搭載

本機スピーカーで本格的な音楽鑑賞が可能

Xiaomi 12T Pro スピーカー

 オーディオブランドの老舗「Harman/Kardon(ハーマンカードン)」監修のスピーカーを搭載しており、高音質な音楽を奏でてくれます。もちろん、デュアルスピーカーでステレオ再生に対応しています。

田舎団子
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XiaomiとHarman/Kardonのコラボは「Xiaomi Mi 11」シリーズから続いています。

幅広いBluetoothコーデックに対応

 ワイヤレスイヤホンやワイヤレスヘッドホンをBluetooth接続する際に音質や遅延に大きくかかわるコーデックは、幅広い種類に対応しています。音質の良いとされているLDACやaptX系のコーデックにも対応しているので、無線機での音楽鑑賞は非常に良音質で楽しむことができます。

Xiaomi 12T Pro は画面内指紋認証に対応

 有機ELかつハイエンド端末の特権とも言える画面内指紋認証に対応しています。少し下の位置にセンサーが位置していますが、感度も良く素早いロック解除を実現します。また、顔認証にも対応しておりこちらも認証速度は爆速です。しかし、顔認証が完了してもスワイプしないとホーム画面に行かないことが煩わしく、フロントカメラによる認証で精度が低く、指紋認証の方がおすすめです。

Xiaomi 12T Pro は200MPカメラと大型センサーで解像感の高い鮮やかな写真撮影が可能

メインカメラ(200MP) イメージセンサー:Samsung ISOCELL HP1 + OIS

オート撮影

Xiaomi 12T Pro カメラ
Xiaomi 12T Pro メインカメラ
Xiaomi 12T Pro 写真

 本機は200MPのメインカメラを搭載しています。オートモードでは約13MP程度(3:4で撮影した場合)に抑えての撮影となります。大きなセンサーでとても鮮明で、XiaomiのAI補正によりとても鮮やかな写真となります。センサーサイズが大きい為ボケ感が強く出てしまうので、被写体にピントをしっかりと合わせる必要があります。また、光学式手振れ補正「OIS」を搭載しているため、手持ちでの撮影でもブレないきれいな写真撮影をサポートしてくれます。

田舎団子
田舎団子

Mi11 Ultraでも体験しましたが、Xiaomi × Samsung の組み合わせ筆者は好きです!

200MPモード

 通常撮影では13MP程度に抑えての撮影でしたが、200MPモードでは文字通り200MPフルパワーで写真撮影をすることが可能です。撮影した写真の解像度を見てみると「16384 × 12288」で、計算をすると確かに2億132万6592画素であることがわかります。現存するスマートフォンでは最高の解像度であり、逆に高解像度過ぎて「そこまで必要か?」という声も聞きますが、個人的にはロマンがあってとても良いと思います。なお、1枚の写真のデータ容量は驚異の約75MBとなります。非常に細かいディティールを表現できて、写真をピンチアップしても粗くならない点はとても感動しますが、常にこのモードで写真を撮影していたらストレージがすぐ圧迫されるので注意しましょう。

田舎団子
田舎団子

撮影した写真は容量が大きすぎて圧縮しないことにはブログにアップロードできず、スクショを上げました(笑)

ズーム性能(デジタルズーム)

1倍
2倍
10倍

 本機には望遠カメラはありません。ズームをする場合はメインカメラを用いたデジタルズーム(引き伸ばしただけ)に対応しています。また、最大で10倍ズームに対応しています。10倍となると少し粗い写真となりますが、望遠レンズではないながら望遠性能は高いと言えるでしょう。

夜景モード(メイン)

 メインカメラの暗所撮影については、さすが大型センサーと言えるような明るい写真を撮影することができました。ノイズも少なく光源の少ないシーンでの撮影でもとても実用的なカメラであると言えるでしょう。また、夜景モードはオートで適応されました。

ポートレードモード

 ポートレートモードでは、しっかりと被写体を認識して背景をしっかりとボケさせることができました。ただし、大きなセンサーにより自然にボケ感の強い写真が撮影できるため、このモードの使用頻度は少なくなることでしょう。

田舎団子
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その他、パノラマ撮影やスローモーション、タイムラプスなどの撮影モードがあります。

超広角カメラ(8MP)

オート撮影

 超広角カメラはメインカメラと打って変わって8MPの低解像度カメラが採用されています。性能差が大きく、普段はメインカメラを多用することになることと思いますが、Xiaomiの盛り盛りAIの力でスペックが低くとも映える写真を撮影することができました。天気の良い日の景色を撮影する際は活躍することが期待できます。

暗所撮影

 超広角カメラの暗所での撮影は、メインカメラと比較するととても暗くとても実用的とは呼べない写真となりました。

マクロカメラ(2MP)

 本機にはマクロカメラも搭載されていますが、スペックは低くあまり近づいて撮影することができませんでした。

Xiaomi 12T Pro は手振れ補正がしっかり効いた最大8Kの高解像度動画撮影が可能

メインカメラはすべての撮影モードでしっかりと手ぶれ補正が効く

 メインカメラでの動画撮影では、最大で8K解像度での撮影が可能です。また、60フレームは4K画質以下の設定から適応が可能です。光学式手振れ補正がしっかりと効く為、どの画質設定でもとても見やすく高画質の動画を撮影することができました

田舎団子
田舎団子

メインカメラでは写真同様、動画性能もとても優れています。

より強力な手振れ補正モードも実装

 より強力な手振れ補正を効かせたい場合は「スーパー手振れ補正モード」を選択することができます。しかし、通常の撮影でもしっかりと手振れ補正が効くうえ、スーパー手振れ補正モードでは30フレームに限定されてしまうため、あまりお勧めのモードではありません。

Xiaomi 12T Pro の対応バンド及びVoLTE状況

nanoSIM+eSIMによるデュアルSIMに対応

Xiaomi 12T Pro SIM

 本機は物理SIMとeSIMによるデュアルSIMに対応しています。なお、microSDカードには対応していません。

5G通信に対応

【2G】
GSM:850/900/1800/1900
【3G】
WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
【4G】
LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/28
LTE TDD:B38/39/40/41/42
【5G】
n1/n3/n28/n41/n77/n78

 幅広い4Gバンドに対応しているため、キャリアを選ばずに満足できる通信が可能です。また、5Gによる高速通信もサポートされています。

VoLTEや技適にもしっかりと対応

 日本国内モデルとなるため、VoLTEや技適などにもしっかりと対応しています。

Xiaomi 12T Pro は生活防水・防塵に対応

 本機はIP53の防水防塵性能に対応しています。雨に濡れる程度では壊れることなく安心して使用することができます。

IP5X:害が生じる粉塵の侵入はない

IPX3:散水に対して保護。

Xiaomi 12T Pro はおサイフケータイに対応

Xiaomi 12T Pro おサイフケータイ

 本機は非接触ICカード技術方式FeliCaを搭載しており、「おサイフケータイ」に対応しています。

Xiaomi 12T Pro の価格

Xaiomi 日本公式ストア 定価
⇒ 109,800円(税込み)

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まとめ:「120W・200MP・120万点」3つの武器でXiaomi2023年上期最強のスマホ

メリット

  • 高スペックのディスプレイ
  • 128万点のAnTuTUスコアを誇る処理性能
  • 120W神ジューデンにより19分でフル充電が可能な急速充電性能
  • ハーマンカードン監修高性能スピーカー
  • 200MPメインカメラによるきれいな写真性能
  • おサイフケータイ搭載日本仕様モデル

デメリット

  • 約210gの重い本体重量
  • 10%が初期状態で使用中のストレージ
  • ワイヤレス充電に非対応

 2023年上期までに日本国内で発売されたすべてのスマートフォンの中でも最強の性能を誇るハイエンド端末であると言えます。随所でコストカットしている部分こそありますが、この機種の特徴である3つの武器「120W・200MP・120万点」がずば抜けて優れていて、弱みが弱みとして目立たないそんなスマートフォンであります。高性能でディスプレイがきれいで、そしてメインカメラによる写真・動画性能が優れている万人におすすめできるスマートフォンです。

引用(

  • この記事を書いた人

田舎団子(イナカダンシ)

新潟県田舎在中のガジェットレビュアー。スマートフォン・タブレット・TWS等ガジェットを中心にレビューします!

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