2024年5月に中国版限定で発売された【vivo X100 Ultra】。カメラ性能に定評のあるvivoのフラッグシップモデルとして、1インチイメージセンサー、ペリスコープ望遠レンズ、そして画像処理専用のV3+チップなどを搭載しモンスター級のカメラ性能を備え、さらにディスプレイ性能や処理性能なども妥協のない仕上がりとなっています。
「Xiaomi 14 Ultra」や「SHARP R9 Pro」などと言った他社製のカメラ特化型フラッグシップスマートフォンよりも比較的安価な本機を、約6ヶ月間使用して感じた魅力を、本記事で余すことなくお伝えします。ぜひ最後までご覧ください。
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【vivo X100 Ultra】は技適未取得機器です。当ブログでは技適未取得機器を用いた実験等の特例制度の届出を行ったうえで当機種を使用しています。
vivo X100 Ultra のスペック
機種名 | vivo X100 Ultra |
カラー | ・钛色(チタン) ・白岳光(ホワイト) ・深空灰(スペースグレー) |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB(UFS4.0) USB3.2 Gen1 |
メモリ | 12GB / 16GB(LPDDR5X) +最大GB追加可能 |
サイズ | 縦 :164.07mm 横 :75.57mm 厚さ:9.23mm 重量:229g |
ディスプレイ | パネルタイプ:AMOLED(Samsung E7) サイズ:6.78インチ 解像度: UHD(3200×1440) 画面占有率:92.42% アスペクト比:20:9 ピクセル密度:517ppi ピーク輝度:3,000nits リフレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート:Hz |
プロセッサ | Snapdragon® 8 Gen 3 |
バッテリー | 5,500mAh 有線充電速度:80W 無線充電速度:30W リバース充電対応 |
カメラ | ・メインカメラ 50MP f/1.75 , OIS , LYT-900 ・望遠カメラ 200MP f/2.67 , OIS , ISOCELL HP9 ・超広角カメラ 50MP f/2.2 , LYT-600 ・フロントカメラ 50MP f/2.45 |
生体認証 | 超音波式指紋認証 顔認証 |
対応バンド | デュアルSIM(nanoSIM ×2) 天通衛星通信をサポート 周波数帯域 2G:GSM:850/900/1800/1900MHz CDMA:BC0 3G:WCDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19 4G:FDD:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B66 TDD: B34/B38/B39/B40/B41/B42 5G:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78/n79 |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 ,6 ,7 |
Bluetooth | 5.4 コーデック:SBC、AAC、AptX、AptX HD、 AptX Adaptive、AptX Lossless、LDAC、LHDC 5.0 |
位置情報 | GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou |
オーディオ | ステレオダブルスピーカー |
センサー類 | 加速度センサー、環境光センサー、近接センサー ジャイロスコープ、電子コンパス、フロント色温度センサー リア色温度センサー、3D超音波シングルポイント指紋センサー、 レーザーフォーカスセンサー、赤外線リモコン、フリッカーセンサー、 マルチスペクトルセンサー、X軸リニアモーター |
防水・防塵規格 | P69 & IP69 |
OS | OriginOS 4(Android14) |
その他 | NFC |
vivo X100 Ultra は“Theカメラスマホ”な大型カメラユニットを背負った流行りのデザイン
開封〜内容物の紹介
【vivo X100 Ultra】のパッケージは、大きく平たい正方形の黒い化粧箱を採用しています。AppleやGoogleなどが環境配慮と輸送コスト削減を目的としてコンパクトな化粧箱を採用する中、vivoはこのスタイルを一貫して維持しています。
パッケージの内容物は、以下の通りです。
- vivo X100 Ultra 本体
- 充電器一式
- SIMピン
- 専用カバー
- 簡易的な取扱説明書
充電器は最大80W出力に対応したものが同梱されています。プラグ形状はAタイプなので、日本国内でも変換アダプタなしで使用可能ですが、PSEマークは無いのでご注意ください、
手厚い内容物はユーザーにとってはうれしいですね!
本体外観の紹介
今回購入したのは、チタンカラーの【vivo X100 Ultra】です。「iPhone 15 Pro」を皮切りに、スマートフォンにチタン素材を採用するメーカーが増えてきましたが、vivoもそのトレンドをいち早く取り入れています。チタン特有の素材感と色味が相まって、メカ好きの心をくすぐるような、重厚感のあるデザインに仕上がっています。
本機を手に取ってまず目を奪われるのは、背面に鎮座する巨大な円形カメラユニットです。近年のカメラ特化型スマートフォンで多く見られるデザインですが、下位モデルの【vivo X100 Pro】と比べても、その存在感は圧倒的で、より一層の高級感を漂わせています。
背面素材はガラス製で、サラサラとした滑らかな手触りです。指紋も付きにくく、高級感があります。
メーカーロゴもめちゃめちゃかっこよく浮き出るような加工が施されています。
カメラユニットの台座にはチタニウム素材が使用されており、ギザギザとした加工が高級感を、また、途中から斜に切られてるラインが大きなユニットの圧迫感を軽減する効果を演出しています。
側面の素材はカメラユニットの台座と同じチタン素材で構成され、上部側面にはスピーカー穴、マイク穴、そしてIRブラスターを備えています。
下部側面にはスピーカー穴、充電口、マイク穴、SIMスロットを、
背面向かって左側側面には音量ボタンと電源ボタンをそれぞれ備えています。
また、背面から見て右側面には、ボタンやポート類はありません。
そして、側面全体に複数のアンテナラインが確認できます。これは、ネットワークの感度を高めるための設計です。ゲームプレイなどで手で端末を覆ってしまう場合や、地下などの電波状況が悪い場所でも、安定した通信を維持できるよう工夫されています。
カメラユニットは、スマートフォン全体のデザインに調和した美しい仕上がりとなっています。しかし、実際にはかなり厚みがあるため、机などの平らな場所に置くと、本体が傾いてしまうことがあります。
画面保護フィルムは初期装備
画面保護フィルムは初期状態から装備されています。指の滑りがよく指紋が付きにくい上質なものが使用されており、しばらくは張り替えることをせずとも使い続けることができるでしょう。
保護カバーも付属
専用のTPUカバーは付属されていますが、透明なタイプではない上にカメラ部が露出しています。高級感を損ない保護力も不安であるため、買い替えることをお勧めします。
カメラ部に保護フィルムを貼るのもありです!その際はPDA工房の製品がお勧めです!
現行のスマートフォンの中では最重量級
本機の重量は、保護フィルムを装着した状態で実測値231gでした。タフネススマートフォンなど特殊なものを除けば、一般的なスマートフォンの中では最重量級と言えるでしょう。
さらに付属のカバーを装着すると250gに達します。片手で操作すると、ずっしりとした重量感を感じますし、持ち運ぶ際もポケットの中で存在感が際立ちます。
カメラ超特化フラグシップスマートフォンなので、重量についてはトレードオフです。
持ちやすさは意外にもまずまず
重量約229g、厚さ9.23mmと、最近のスマートフォンの中では重く、大きい部類に入ります。そのため、多くの人にとって片手操作は難しく、持ちにくいと感じるかもしれません。特にカメラ撮影時は、落下させないよう注意が必要です。バンカーリングや頑丈なケースを装着すると、より安全に扱えるでしょう。
ただし、ディスプレイ面と背面の両サイドはエッジ加工が施されており、カメラユニットの出っ張りを除けば薄型に設計されているため、重くて大きいながらも比較的扱いやすいと感じました。
タッパが186cmの筆者にとっては丁度良いサイズ感です。
vivo X100 Ultra はディスプレイは妥協のないハイエンドスペック
6.78インチの大型有機ELディスプレイを搭載
【vivo X100 Ultra】は、約6.78インチの大型有機ELディスプレイを搭載しています。このディスプレイには、世界トップシェアを誇るSamsung製の高品質なパネルを採用しており、色鮮やかで視認性に優れています。前述の通り、ディスプレイの両サイドはエッジ加工が施されているため、ジェスチャー操作もしやすく、快適な操作性を実現しています。
解像度UHD・リフレッシュレート120Hz
また、本機のディスプレイ解像度は 3200×1440 ピクセルです。これは、現行のスマートフォンの中でも最高クラスの解像度であり、非常に高精細な表示が可能です。写真や動画を細部まで鮮明に映し出すだけでなく、文字もくっきりと表示されるため、Webサイトの閲覧や電子書籍の読書にも最適です。
さらには最大120Hzのリフレッシュレートに対応しています。1秒間に画面が120回書き換わることで、スクロール操作や動画再生が非常に滑らかになり、快適な操作性を実現しています。
ただし、高解像度表示や高リフレッシュレート表示はバッテリー消費量が多くなる傾向があります。バッテリー持ちを重視する方は、解像度やリフレッシュレートを少し下げて使用することも検討すると良いでしょう。
筆者は最高設定で使用しています。
屋外での視認性は良好
本機は、最大輝度3000nitという驚異的な明るさを実現しています。これは、スマートフォンの中でもトップクラスの輝度であり、晴天時の屋外でも画面内容を鮮明に確認できます。HDRコンテンツを視聴する際にも、その実力を遺憾なく発揮し、よりリアルで臨場感のある映像体験を提供してくれるでしょう。
ディスプレイのスペックは申し分なし!!
vivo X100 Ultra は中国版限定の展開も日本語にはしっかりと対応
搭載OSはAndroid14ベースの「origin OS4」
【vivo X100 Ultra】は、残念ながら中国版のみの販売となっており、グローバル版は存在しません。中国版では、Googleモバイルサービス(GMS)が初期状態ではインストールされていなかったり、LINEなどの通知が遅延したりするなど、使い勝手に若干の難点があります。また、中国語のアプリが多数プリインストールされていますが、これらはアンインストール可能です。
筆者はこの中国版でも問題なく半年間使用できました!
Googleプレイストアの導入は超簡単
前述の通り中国版はグーグル系のアプリが初期状態では搭載されていません。手動で導入する必要がありますがその方法はとても簡単です。まず、vivo純正アプリの「V-Appstore」を開き「Google」アプリをインストールします。すると「Google Playもダウンロードする」とポップアップが表示されるので選択してOKをタップ。これで問題なく誰でも簡単にGoogle系アプリを使用することができるようになります。
プレイストアをインストールしたら、まずは日本語入力できるようにGboardをダウンロードしましょう!
ストレージ容量は256GB~1TBから選択が可能
ストレージ容量は256GB、512GB、そして1TBの3種類から選択できます。美しい写真が撮れるスマートフォンなので、ついつい撮影枚数が増えてしまうでしょう。写真データがストレージ容量を圧迫してしまうことも考えられるので、512GB以上の容量のモデルを選択するのがおすすめです。
初期状態で30GBを超える容量をすでに使用されているので、その点も加味してストレージ容量を選択しましょう。
vivo X100 Ultra はAnTuTu200万点を超える最強の処理能力を発揮
搭載SoC「Snapdragon® 8 Gen 3」で高い処理能力を備える
【vivo X100 Ultra】は、Qualcomm社の2024年上期の最高峰SoC「Snapdragon® 8 Gen 3」を搭載しています。スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion 10.3.9では、約205万点という驚異的なスコアを叩き出しました。これは、2024年12月現在においてもトップクラスの処理性能であり、あらゆるゲームやアプリを快適に動作させることができます。
実際に使ってみると、その処理能力の高さに驚かされます。Webサイトの閲覧やSNSの利用はもちろんのこと、高画質・高フレームレート設定のゲームでも、全くカクつくことなくスムーズにプレイできました。動画編集や画像処理などの重い処理も難なくこなし、まさにストレスフリーな操作体験を提供してくれます。
発熱に関しても、高負荷な処理を長時間続けても過度に熱くなることはなく、安心して使い続けられました。
この圧倒的な処理性能は、vivo X100 Ultraの大きな魅力の一つと言えるでしょう。
⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
vivo X100 Pro | 2,054,033 | MediaTek Dimensity 9300 |
vivio X100 Ultra | 2,052,615 | Snapdragon 8Gen3 |
Xiaomi 14 Ultra | 2,022,587 | Snapdragon 8Gen3 |
OnePlus12 | 1,856,957 | Snapdragon 8Gen3 |
iPhone 16 Pro | 1,718,126 | A18 Proチップ |
POCO F6 Pro | 1,555,253 | Snapdragon 8Gen2 |
iPhone 15 Pro | 1,537,143 | A17 Proチップ |
Xiaomi 13T Pro | 1,479,727 | MediaTek Dimensity 9200+ |
Xiaomi 12T Pro | 1,284,359 | Snapdragon 8+Gen1 |
Google Pixel 9 Pro XL | 1,157,880 | Google Tensor G4 |
Google Pixel 7 | 975,199 | Google Tensor G2 |
Google Pixel 6 | 843,237 | Google Tensor |
Redmi Note 13 Pro+ | 769,953 | MediaTek Dimensity 7200 Ultra |
arrows We2 Plus | 609,869 | Snapdragon 7s Gen2 |
Blackview BL8000 | 577,577 | MediaTek Dimensity 7050 |
Blackview N6000 | 405,376 | MediaTek Helio G99 |
UMIDIGI A15T | 394,070 | Mediatek Helio G95 |
UMIDIGI G6 5G | 373,817 | MediaTek Dimensity 6100+ |
UMIDIGI A15 | 301,934 | UNISOC T616 |
Redmi 14C | 261,903 | MediaTek Helio G81-Ultra |
UMIDIGI G3 Max | 256,151 | UNISOC T606 |
処理性能が向上するブーストモードを実装
本機は、設定アプリから「ブーストモード」を選択することができます。このモードは処理性能を向上させる代わりに消費電力が増加するため、「原神」などの3Dグラフィックを使用した高負荷なゲームをプレイする際に有効です。AnTuTuベンチマークスコアは通常モードと比べて変化は見られませんでしたが、発熱量が増加することが確認できました。
通常のモードでも十分パワーがあるので、発熱を抑える意味でもブーストモードは使い分けが必要かもしれません。
設定から仮想メモリを追加可能
また、本機には、本体ストレージの一部をRAMとして活用できる機能を搭載しており、12GB RAMモデルでは12GB、16GB RAMモデルでは16GBを仮想RAMとして拡張できるため、合計で最大24GBまたは32GBのRAMとして使用可能です。多くのアプリを同時に起動したり、重いゲームをプレイしたりする際に、非常に効果的です。
① 「設定」を開く
② 「RAMとストレージ」をタップ
③ 「RAM」をタップ
④ 「拡張RAM」をオンにする
⑤ 再起動
ストレージ容量に余裕がある場合は基本的にオンにしましょう!
Xの挙動をチェック
SNSアプリ「X」の動作は非常に快適で、アプリの起動からタイムラインのスクロールまで、全くストレスを感じることなくスムーズに操作できます。多くの人が快適に利用できるだけの処理性能を備えていると言えるでしょう。
vivo X100 Ultra は半個体電池採用でバッテリー性能も優秀
バッテリー容量は5,500mAと大容量
【vivo X100 Ultra】には、革新的な半固体電池が搭載されています。この電池は、従来のリチウムイオン電池よりもエネルギー密度が高く、5,500mAhの大容量を実現しながらも、小型化に成功しています。また、省電力性能にも優れており、1日ハードに使ってもバッテリー切れの心配はほとんどありません。
バッテリー残量を気にせずに高解像度高リフレッシュレートの設定で一日過ごしちゃいましょう!
バッテリー保護機能を搭載
万が一、充電できない環境にいる場合でも、バッテリーセーバーモードを活用することでバッテリー消費量を抑え、より長く使用することができます。
必要に応じて使い分けるようにしましょう。
有線急速充電は約35W
本機には最大80Wの急速充電に対応した充電器が付属しています。しかし、日本の電圧環境では出力は約35Wに制限されるようです。一般的なPD急速充電器を使用した場合も同様で、出力は35W程度に留まりました。それでも1時間以内で満充電になるため、十分に高速な充電速度と言えるでしょう。
設定の充電項目から「超高速モード」を選択できますが、状況は変わりませんでした。
無接点充電にも対応
また、本機はワイヤレス充電に対応しています。最大で30Wの速度に対応していますが、別途専用のワイヤレス充電器を購入する必要があります。
magsafe対応のケースを付けて快適な充電環境を整えましょう!
vivo X100 Ultra は多種類のBluetoothコーデックに対応
スピーカー性能は上々
【vivo X100 Ultra】は、デュアルステレオスピーカーを搭載しており、音に広がりがあり好印象です。通常の動画視聴であれば、十分に満足できるサウンド性能と言えるでしょう。
コーデックは潤沢
Bluetooth接続のコーデックにおいては、SBCやAACといった一般的なものから、aptX HD、LDACといった高音質コーデックまで幅広く対応しています。
TWSで高音質な音楽鑑賞を趣味とする人にとってはうれしい要素です。
vivo X100 Ultra は超音波式の超高速指紋認証に対応
爆速の画面内指紋認証を実現
【vivo X100 Ultra】は、ディスプレイ内に超音波式の指紋認証センサーを搭載しています。一般的な光学式センサーよりも高速かつ高精度にロック解除できるのが特徴です。
指紋認証の速度は0.18秒(公称)です。早すぎ!
顔認証にも対応
また、インカメラを使用した顔認証にも対応しています。
状況に応じて使い分けるようにしましょう。
vivo X100 Ultra は超一級品のカメラ性能を備える
【vivo X100 Ultra】のカメラは、1インチセンサー、200MP望遠カメラ、そしてvivo V3+チップなど、最新の技術を惜しみなく投入した、まさに「モンスター級」のカメラシステムです。あらゆるシーンで、プロレベルのクオリティの写真撮影が可能です。
さらに、すべてのカメラに共通して、3種類の撮影モードから好みのモードを選択できます。色鮮やかで映える写真が撮れる「ビビット」、少し暗めでエモい雰囲気になる「質感」、そして自然な色合いを再現する「ZEISSナチュラル」の3種類です。それぞれのモードで異なる表現を楽しめるので、撮影の幅が大きく広がります。
筆者はビビットを主に使用しています。
メインカメラ( LYT-900)+OIS 50MP
オート撮影
メインカメラには、Sony製の1インチ大型イメージセンサー「LYT-900」を採用。その圧倒的な集光力で、明るく鮮明な写真撮影を実現しています。
風景撮影は草木の繊細な表現にもしっかりと捉えることができ、さらに、料理にカメラを向けるとAIが自動で「フードモード」に切り替わり、食欲をそそる美味しそうな写真が簡単に撮影できます。まさに「飯テロ」にもってこいの最強メシウマカメラと言えるでしょう。
無意識的にカメラを向けても、撮影した写真は何でも見ごたえのあるきれいな写真となります。
ポートレートモード
ポートレートモードでは、背景をぼかすことで、一眼レフカメラで撮影したような奥行きのある写真に仕上げることができます。ぼかしの強さも調整できるので、自分の好みに合わせた表現が可能です。人物だけでなく、小物や料理などを撮影する際にも、雰囲気のある写真に仕上がるでしょう。
ポートレートモードでは、背景のぼかし方を選択できます。様々なぼかし効果を試して、お好みの表現を見つけるのも本機のカメラの楽しみ方の一つでと言えるでしょう。
夜景モード
メインカメラは、特に夜景撮影において驚異的な性能を発揮します。 圧倒的な集光力を誇る1インチセンサー「LYT-900」、vivo独自の画像処理チップ「vivo V3+」によるノイズリダクション、そして「ZEISS T*コーティング」によるフレアやゴーストの抑制。 これらの技術が相乗効果を発揮することで、他社製スマートフォンを凌駕する、最高峰の夜景撮影を実現しています。
実際に【vivo X100 Ultra】で夜景を撮影した作例を見ると、その実力の高さがよく分かります。暗い場所でもノイズが少なく、細部まで鮮明に描写されています。光源の多い場所でも、白飛びや黒つぶれを抑え、自然な明るさで撮影できます。
明るい環境では他社製スマホでも十分凄さを感じますが、vivoの真価は夜景撮影で最も強く感じることができます。
超広角カメラ(LYT-600) 50MP
オート撮影
超広角カメラは広い画角を持つレンズを搭載しており、ダイナミックな写真撮影に最適です。雄大な風景を写真に収めたい時や、狭い室内で大人数での集合写真を撮りたい時などに役立ちます。
超広角カメラにも5000万画素の高解像度センサーが採用されているため、細部まで鮮明な写真が撮影できます。広大な風景を隅々までクリアに記録したいというニーズにも応えてくれるでしょう。
望遠カメラ(ISOCELL HP9)+OIS 200MP
オート撮影
望遠カメラには、3.7倍のペリスコープレンズとSamsung製の200MP超高解像度センサー「ISOCELL HP9」を採用。これにより、非常に精細なズーム写真を撮影できます。
実際に使ってみると、小さな花や近づくと逃げてしまう猫など、撮影が難しい被写体も簡単に捉えることができました。ズームレンズ特有の圧縮効果を活かした、奥行きのある印象的な写真も撮影できます。まるでプロが撮ったような、アーティスティックな表現に挑戦できるでしょう。
暗所撮影
望遠カメラもメインカメラ同様に暗い場所での撮影に強く、望遠レンズならではの表現力豊かな写真撮影が楽しめます。正直なところ、筆者が最もよく使用しているのはこの望遠レンズです。撮影環境を選ばず、どんなシーンでも高品質でレベルの高い写真が撮れる点がとても気に入っています。
テレマクロ撮影
望遠カメラのユニークな使い方として、「テレマクロ」撮影があります。高い倍率でも解像感が損なわれず、被写体に近づいてもピントを合わせられる本機のカメラだからこそ可能な撮影方法です。このテレマクロは非常に楽しく、あらゆるものを拡大して撮影してみたくなる魅力があります。
最大ズーム性能
さらに、【vivo X100 Ultra】は最大100倍までのズーム撮影に対応しています。AIによる補正も加わることで、デジタルズーム特有の粗さを最小限に抑え、鮮明な写真を撮影できます。肉眼ではやっと確認できるほどの遠くの家も、100倍ズームを使えばはっきりと捉えることができます。この驚異的なズーム性能は、まさにスマートフォンのカメラ技術の進化を象徴するものと言えるでしょう。
vivo X100 Ultra は最大8K画質の動画撮影に対応
写真性能のみならず動画性能も最強
【vivo X100 Ultra】のカメラは、写真性能だけでなく動画撮影においても優れたパフォーマンスを発揮します。メインカメラにはOIS(光学式手ブレ補正)が搭載されており、最大で8K解像度の動画撮影が可能です。8K解像度でもしっかりと手ブレ補正が効き、実用的な動画を撮影できます。
8K解像度では30fpsに限定されますが、4K解像度では最大120fpsのハイフレームレート撮影に対応しています。そのため、滑らかで高画質な映像作品を撮影することが可能です。
毎日、娘の成長記録をこのスマホのカメラで撮影していました。
vivo X100 Ultra は物理SIMが2枚入るデュアルSIMに対応
2番号の運用が可能
【vivo X100 Ultra】は、nanoSIMカードを2枚挿入できるデュアルSIMに対応しています。ただし、eSIMには対応していません。また、技適認証を取得していないため、日本国内での使用には注意が必要です。
5G通信に対応
周波数帯域
2G:GSM:850/900/1800/1900MHz
CDMA:BC0
3G:WCDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
4G:FDD:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B12/B17/B18/B19/B20/B25/B26/B28/B66
TDD: B34/B38/B39/B40/B41/B42
5G:n1/n2/n3/n5/n7/n8/n12/n20/n25/n26/n28/n38/n40/n41/n66/n77/n78/n79
本機は5G通信に対応しています。対応バンドも幅広く、どのキャリアでも満足な通信が実現可能です。
vivo X100 Ultra はIP69の最強の防水防塵性能に対応
現行スマホでは最強のIP69規格取得
【vivo X100 Ultra】はIP69の防水防塵規格を取得しています。これは、IEC(国際電気標準会議)が定める防塵・防水保護等級の中でも、特に高いレベルの保護性能を示すものです。
IP6X:すべての塵や小さな固形物の侵入を完全に防ぎます。これは、最も高い固形物に対する保護等級です。
IPX9:高温・高圧水の噴射に耐える: 80℃の高温水を、10~15cmの距離から、80~100bar(約8~10MPa)という高圧で噴射しても、機器内部に水が侵入しません。
安心してスマホを使用することができます!
NFCによるタッチ決済に対応
本機は、残念ながらFeliCa(おサイフケータイ)には対応していません。しかし、NFCを搭載しており、VISAなどのタッチ決済を利用できます。
Widevine L1に認証
また本機はWidevine L1に認証されており、NetflixやAmazonプライムビデオを高画質 (HD) で再生できます。
大画面かつ高音質スピーカーでコンテンツ消費用端末としても優秀です!
vivo X100 Ultra の価格
12GB RAM + 256GB ストレージ
6,499元(約13.4万円)
16GB RAM + 512GB ストレージ
7,299元(約15.0万円)
16GB RAM + 1TB ストレージ
7,999元(約16.5万円)
まとめ:中国版オンリーが残念ポイントもカメラスマホを選ぶならこれ一択
【vivo X100 Ultra】は、まさにスマートフォンのカメラ性能を再定義するような、革新的なデバイスです。1インチセンサー、画像処理専用チップ「vivo V3+」、そして驚異の200MP望遠カメラを搭載したそのカメラシステムは、もはや「スマホ」の枠を超え、プロフェッショナルな写真撮影を可能にします。
筆者は約6ヶ月間使い倒してみて、その圧倒的なカメラ性能はもちろんのこと、美しいディスプレイ、パワフルな処理性能、そして洗練されたデザインにも魅了されました。
もちろん、FeliCa非対応や重量など、気になる点がないわけではありません。しかし、それらの欠点を補って余りある魅力が、このスマートフォンには詰まっていると感じています。
もし最高のカメラ体験を求めるのであれば、【vivo X100 Ultra】は、間違いなく検討すべき選択肢の一つです。このスマートフォンがもたらす、新たな写真表現の可能性を、ぜひ体感してみてください。
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