UMIDIGI よりリリースされた【UMIDIGI A15T】を購入しました。2万円以下で購入できるローエンド帯のスマートフォンですが、処理性能の高いプロセッサ「MediaTek Helio G95」を搭載し、価格に対するパフォーマンスに優れたコスパの良いモデルです。下位モデルである【UMIDIGI A15】のスペックアップ版とも言えるこの機種は、大画面でコスパの良いスマートフォンを探している人におすすめです。詳しくレビューしていきます。
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【UMIDIGI A15】のレビュー記事はこちら
UMIDIGI A15T のスペック
機種名 | UMIDIGI A15T |
カラー | ・ネブラパープル ・グレイシャーブルー ・スペースブラック |
ストレージ | 128GB +1TBまでmicroSDカードに対応 |
メモリ | 8GB(LPDDR4X) +最大8GB追加可能 |
サイズ | 縦 :167.6mm 横 :75.3mm 厚さ:8.6mm 重量:198g |
ディスプレイ | パネルタイプ:IPS液晶 サイズ:6.7インチ 解像度: HD+(1650×720) アスペクト比: ピクセル密度:ppi 輝度:500nits リフレッシュレート:60Hz タッチサンプリングレート:Hz |
プロセッサ | Mediatek Helio G95 |
バッテリー | 5,000mAh 有線充電速度:18W 無線充電速度:非対応 |
カメラ | ・メインカメラ 64MP ・超広角カメラ 8MP ・マクロカメラ 2MP ・フロントカメラ 16MP |
生体認証 | サイド指紋認証 顔認証 |
対応バンド | デュアルSIM(nanoSIM × 2) ※SIM2はmicroSDと排他 周波数帯域 2G:GSM:2/3/5/8 3G:WCDMA:1/2/4/5/8 4G:FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/66 TDD:34/38/39/40/41 |
Wi-Fi | 802.11 ac/a/b/g/n 2.4GHz/5GHz |
Bluetooth | 5.0 |
位置情報 | GPS、AGPS、GLONASS、Galileo、BeiDou |
オーディオ | 3.5mmイヤホンジャック |
センサー類 | Gセンサー、ジャイロスコープ、電子コンパス、周囲光センサー、近接センサー、側面指紋センサー |
防水・防塵規格 | - |
OS | Android13 |
その他 | ホットキー FMラジオ NFC |
UMIDIGI A15T は定番化したタピオカカメラデザインの樹脂筐体
開封〜内容物の紹介
今回は、中国の通販サイト「AliExpress」で購入しました。本機はグローバルモデルとして販売されており、購入場所に関わらず同一の仕様となります。
背面には簡易的なスペック表が英語で表記されています。
内容物はスマートフォン本体と黒の半透明TPUの専用カバー、ユーザーガイド、充電アダプタ、充電ケーブル、そしてSIMピンです。
また、充電アダプタは日本仕様で18Wに対応しているものが同梱されていました。
AliExpressから購入したからか、PSEマークは確認できませんでした。
本体外観の紹介
今回レビューするのはスペースブラックです。全体的にラメが施されており、黒というよりはグレーに近い色合いです。デザイン的には【UMIDIGI A15】や【UMIDIGI G6 5G】と共通しており、UMIDIGIの定番デザインと言えるでしょう。素材は全て樹脂製で、コストを抑えるための工夫が感じられます。
かつてのUMIDIGIは高級感のある筐体が魅力の一つでしたが、価格維持が難しくなったのか、路線変更を図っているようです。
カメラは3眼構成で、LEDフラッシュライトも備えています。背面は全体的にサラサラとした質感ですが、カメラ周りは光沢のある仕上げとなっており、カメラの存在感を際立たせています。
インターフェースとしては上部には3.5mmイヤホンジャックとマイク穴が備わっています。
また、下部側面にはスピーカー穴と充電口、そしてマイク穴を、
背面向かって左側側面には音量ボタンと指紋認証兼電源ボタン、
右側側面にはSIMスロットと、カスタム可能でUMIDIGIではおなじみのホットキーを備えています。
ちなみに、下位モデルの【UMIDIGI A15】とは同一の筐体であるため、カバーや画面保護フィルムには互換性があります。また、同時期にリリースされている【UMIDIGI G6 5G】とも似たようなデザインですが、僅かにサイズが違うためアクセサリー類の調達は要注意です。
ちなみに【iPhone 15 Pro】と酷似しています。
シールの跡が消えません。。。
画面保護フィルムは初期装備
ディスプレイにはあらかじめ保護フィルムが貼られていますが、これは輸送中の傷を防ぐための簡易的なものであり、指紋や傷がつきやすく、品質はあまり高くありません。長期的に使用する場合は、別途調達することをお勧めします。
保護カバーも付属
UMIDIGIは全ての製品に専用のカバーを付属しており、本機も例外ではありません。カバーの素材はTPUですが、黒の半透明なので黄ばみにくく、長く使えるのは嬉しいポイントです。
本体のデザインを損なうことなく使用することができます!
ギリギリ200gを下回る本体重量
本機は、スマートフォンが一般的に「重い」と感じる境界線とされる200gをわずかに下回る重量です。6.7インチという大画面を搭載しながら200gを切っているのは非常に珍しく、とても軽量なスマートフォンと言えます。樹脂素材を使用しているため、高級感にはやや欠けるかもしれませんが、軽量であることは現代のスマートフォンにおいて大きなメリットと言えるでしょう。
付属のカバーも非常に軽量で、本体と合わせても224gに収まります。
全面フラットな形状で大きい筐体も、その軽さや薄さで持ちやすい
本機の厚みは8.6mmと薄く、さらに重量も軽いため、ディスプレイ面と背面がフラットな形状であるにも関わらず、手にしっかりとフィットし、持ちやすいと感じられます。
スマホヘビーユーザーにとってもうれしい設計です!
UMIDIGI A15T は古めかしいティアドロップ型ノッチの6.7インチディスプレイを搭載
解像度はHD+と控えめな6.7インチ液晶ディスプレイ
本機は6.7インチの大型液晶ディスプレイを搭載しています。しかし、解像度やリフレッシュレートは低く、画面が大きいだけでスペックは高くありません。周囲のベゼルも広いため、ノッチ形状を含めて見ても一昔前のローエンドスマートフォンを彷彿とさせるディスプレイです。ただし、決して見にくいわけではなく、色合いも悪くありません。動画視聴やWeb閲覧程度であれば、特に問題なく使用できます。
かつてのUMIDIGIはディスプレイがきれいで有名でしたが、昨今は価格維持を優先しスペックを落としているようです。
ディスプレイ輝度は500nitと低め
最大輝度は500nitと低く、晴れた日の屋外など明るい場所では画面が見えづらい場合があるので注意が必要です。
液晶ディスプレイは有機ELディスプレイと比べて価格は安く実装できますが、どうしても明るさなどスペックは低くなってしまいます。
UMIDIGI A15T は未改造のAndroid13を搭載
ホーム画面やメニュー画面はシンプル
初期アプリはGoogle系のアプリと必要最低限のツールアプリのみで、すっきりとしていて好印象です。また、動作時のアニメーションなどが一切ないため、ローエンド帯のスマートフォンでありながら、スムーズで軽快な操作感を実現しています。見た目の派手さはありませんが、操作時にカクついたり、ラグを感じたりすることが一切ない、システム全体の「軽さ」は高く評価できます。
システム開発費ももちろん製品単価に乗ってくるので、こだわりのない人にとっては素のAndroidもありではないでしょうか!
ストレージ容量は128GBと潤沢
ストレージ容量は128GBと、一般的な用途には十分な容量を備えています。もし容量が足りなくなった場合でも、microSDカードに対応しているので、そちらを活用できます。前述の通り、システム領域が約5GBと少ないため、ユーザーが自由に使える領域を圧迫していない点は非常に優秀です。
システムの軽さはUMIDIGIの強みです!
UMIDIGI A15T は日常使用では全く問題なく快適な動作を実現
AnTuTuベンチマークテスト(V10)の結果
SoCには「Mediatek Helio G95」を搭載し、スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.3.1にて約39万点を記録しました。このスコアは、人気の「Helio G99」や【UMIDIGI G6 5G】で採用されている「MediaTek Dimensity 6100+」に近い性能を示しており、SNSやWeb閲覧、動画鑑賞、軽いゲームなどにおいてはストレスなくサクサク動作します。スマートフォンをライトに使うユーザーにとっては必要十分なパワーを持ち、不満を感じることはないでしょう。
もちろん、3Dグラフィックを用いたゲームは快適には動作しません。
⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
vivo X100 Pro | 2,054,033 | MediaTek Dimensity 9300 |
Xiaomi 14 Ultra | 2,022,587 | Snapdragon 8Gen3 |
OnePlus12 | 1,856,957 | Snapdragon 8Gen3 |
POCO F6 Pro | 1,555,253 | Snapdragon 8Gen2 |
iPhone 15 Pro | 1,537,143 | A17 Proチップ |
Xiaomi 13T Pro | 1,479,727 | MediaTek Dimensity 9200+ |
Xiaomi 12T Pro | 1,284,359 | Snapdragon 8+Gen1 |
Google Pixel 9 Pro XL | 1,157,880 | Google Tensor G4 |
Google Pixel 7 | 975,199 | Google Tensor G2 |
Google Pixel 6 | 843,237 | Google Tensor |
Redmi Note 13 Pro+ | 769,953 | MediaTek Dimensity 7200 Ultra |
arrows We2 Plus | 609,869 | Snapdragon 7s Gen2 |
Blackview BL8000 | 577,577 | MediaTek Dimensity 7050 |
Blackview N6000 | 405,376 | MediaTek Helio G99 |
UMIDIGI A15T | 394,070 | Mediatek Helio G95 |
UMIDIGI G6 5G | 373,817 | MediaTek Dimensity 6100+ |
UMIDIGI A15 | 301,934 | UNISOC T616 |
Redmi 14C | 261,903 | MediaTek Helio G81-Ultra |
UMIDIGI G3 Max | 256,151 | UNISOC T606 |
⇩【参考】AnTuTu V9 スコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
Xiaomi Mi11 Ultra | 775,320 | Snapdragon 888 |
Redmi K40 / POCO F3 | 686,792 | Snapdragon 870 |
POCO X3 Pro | 547,118 | Snapdragon 860 |
HONOR 50 | 515,059 | Snapdragon 778G |
Redmi Note 12 Pro | 424,516 | MediaTek Dimensity1080 |
OPPO Reno5 A | 398,362 | Snapdragon 765G |
OPPO Reno7 A | 381,145 | Snapdragon 695 |
Blackview BV8800 | 300,343 | MediaTek Helio G96 |
Redmi Note 11 | 253,847 | Snapdragon 680 |
Redmi 10 | 209,927 | MediaTek Helio G88 |
Blackview A100 | 209,132 | MediaTek Helio P70 |
UMIDIGI A13 Pro | 201,896 | UNISOC T610 |
Redmi 9T | 192,172 | Snapdragon 662 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 191,795 | MediaTek Helio G80 |
UMIDIGI A13S | 152,958 | UNISOC T310 |
OPPO A77 | 117,987 | MediaTek Helio G35 |
UMIDIGI A11 | 108,026 | MediaTek Helio G25 |
高パフォーマンスモードを搭載
設定にある「DuraSpeed」機能は、選択したアプリの起動中にバックグラウンド処理を制限することで、パフォーマンスを向上させることができます。ゲームなどで処理能力が不足していると感じた場合は、この機能を試すと改善する場合があります。
AnTuTuスコア的には変化はありません。
設定から仮想メモリを追加可能
設定からメモリ拡張を設定することで、ストレージの一部をメモリとして使用できます。本機は最大で8GB拡張できるため、もともとのメモリ容量8GBと合わせて、最大16GBのメモリ容量を実現できます。ストレージに余裕がある場合は、より快適な操作体験のために本機能を活用することをおすすめします。
① 「設定」を開く
② 「Memory expansion」をタップ
③ 8.0GBまで好きな容量を選ぶ
④ 「Memory expansion」スイッチをオン
⑤ 再起動
基本的に最大容量で設定することをお勧めします!
Xの挙動をチェック
前述したように、X(旧Twitter)の操作は非常にスムーズで、アプリの起動からタイムラインのスクロール、画像の表示まで、一切のストレスを感じることなく快適に利用できました。
X廃人の筆者にはうれしい処理性能です!
UMIDIGI A15T は省エネ設計で一日中安心なバッテリー持続時間を実現
省電力性能は超優秀
バッテリーテストは「PCMark for Android」を使用し、画面リフレッシュレート60Hz、輝度と音量を共に50%に固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでになんと17時間45分もかかりました。単純計算では、0%になるまで使い続けた場合は約22時間11分も持つことになります。
輝度や解像度、リフレッシュレートが低いディスプレイやシングルスピーカーといった仕様が、電力消費を抑える要因となり、結果としてこの長時間駆動を実現していると考えられます。バッテリー容量自体は5,000mAhとスマートフォンとしては一般的ですが、それを上回るバッテリー持続時間を実現している点は、まさにUMIDIGIらしさと言えるでしょう。
ハイエンドスマホよりも優れた特徴です!
⇩バッテリーテストスコア結果⇩
機種名 | 記録時間 | バッテリー容量 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 23時間17分 | 5,150mAh |
UMIDIGI A11 | 23時間05分 | 5,150mAh |
Blackview BL8000 | 22時間43分 | 8,800mAh |
UMIDIGI A15T | 22時間11分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A15 | 21時間56分 | 5,000mAh |
OnePlus 12 | 20時間56分 | 5,400mAh |
vivo X100 Pro | 20時間35分 | 5,400mAh |
Redmi Note 11 | 19時間50分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G3 Max | 19時間21分 | 5,150mAh |
Redmi 14C | 19時間5分 | 5,160mAh |
Google Pixel 9 Pro XL | 18時間3分 | 5,060mAh |
UMIDIGI A13S | 16時間15分 | 5,150mAh |
arrows We2 Plus | 16時間3分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G6 5G | 17時間13分 | 5,000mAh |
Redmi K40 / POCO F3 | 16時間10分 | 4,520mAh |
POCO X3 Pro | 16時間10分 | 5,160mAh |
Google Pixel 6 | 15時間53分 | 4,614mAh |
Blackview N6000 | 15時間43分 | 3,880mAh |
Redmi Note 13 Pro+ | 15時間17分 | 5,000mAh |
Xiaomi 12T Pro | 15時間07分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A13 Pro | 14時間57分 | 5,150mAh |
Redmi Note 12 Pro | 14時間52分 | 5,000mAh |
Xiaomi 13T Pro | 14時間50分 | 5,000mAh |
Xiaomi 14 Ultra | 14時間37分 | 5,000mAh |
POCO F6 Pro | 14時間23分 | 5,000mAh |
Google Pixel 7 | 14時間00分 | 4,355mAh |
HONOR 50 | 13時間29分 | 4,300mAh |
Redmi 10 | 13時間04分 | 5,000mAh |
Blackview A100 | 8時間41分 | 4,680mAh |
バッテリーセーバーでさらに電力消費を抑えることが可能
設定アプリやコントロールセンターより省電力モードを選択することができ、バッテリー容量をさらに抑えて使用することができます。充電が出来ない環境で非常に有効です。
もともとの省電力性能が高い為、活用する機会は少なそうですね!
充電は有線最大18Wに対応
本機は最大18Wの急速充電に対応しています。なお、残念ながら無接点充電には非対応です。
UMIDIGI A15T はシングルモノラルスピーカーでチープなスピーカー音質
サウンド性能は低め
本機は本体下部にモノラルスピーカーを1つのみ搭載しています。そのため、音に広がりがなく、ややこもったように聞こえることがあります。音楽鑑賞や動画視聴を快適に楽しみたい場合は、Bluetoothスピーカーなどの外部オーディオ機器との接続をおすすめします。
コストを掛けていないスピーカーです。
3.5mmイヤホンジャック搭載
また、本機は本体上部に3.5mmのイヤホンジャックを搭載しています。
UMIDIGI A15T は電源ボタン兼指紋認証センサーを搭載
爆速のサイド物理指紋認証システムを採用
電源ボタンには指紋認証センサーが内蔵されており、触れるだけで瞬時にロックを解除できます。画面がオフの状態でもセンサーが反応するため、ポケットからスマートフォンを取り出す動作の中で自然にロック解除できます。
認証速度や制度が良く快適です!
顔認証にも対応
また、インカメラを活用した顔認証システムも搭載しています。しかし、使用してみると画面を見てからワンテンポ遅れてロックが解除されるため、基本的には指紋認証の使用をおすすめします。
UMIDIGI A15T は64MPのメインカメラを搭載も注意点あり
メインカメラ 64MP
オート撮影
メインカメラには64MPの高解像度イメージセンサーを採用しており、明るい環境下では非常に美しい写真を撮影できます。自然な色味はそのまま再現するのではなく、やや濃いめに仕上げる傾向があります。ただし、シャッタースピードが遅いため、撮影完了したと思ってスマートフォンを動かしてしまうと、意図した構図からズレた写真になってしまうことがあります。場合によってはシャッターチャンスを逃してしまう可能性もあるため、撮影時には注意が必要です。
そして、HDRをオンにするとウォーターマークが表示されない不具合があります。
ポートレートモード
ポートレートモードも搭載されていますが、背景を強くぼかすことはできませんでした。
夜景モード
また、夜景モードも搭載しており、暗所での撮影時に有効です。
望遠性能
本機は望遠カメラを搭載しておらず、メインカメラによる最大8倍までのデジタルズームのみ対応しています。しかし、デジタルズームで撮影した写真は非常に粗くなってしまい、実用性に欠けます。
2倍程度までなら問題はありません!
超広角カメラ 8MP
オート撮影
超広角カメラには8MPのイメージセンサーを採用しており、正直なところスペックは低く、メインカメラよりも画質は劣ります。自然の色味は、メインカメラがやや濃いめに補正するのに対し、超広角カメラでは鮮やかに補正されます。色鮮やかな加工により、一見すると見栄えのする写真に見えますが、細部が粗く、暗部が黒くつぶれてしまうため、多用は避けた方が良いでしょう。
マクロカメラ 2MP
本機はマクロカメラも搭載していますが、超広角カメラと同様にスペックが低く、あまり使いどころがない印象です。
基本メインカメラを使用しましょう。
UMIDIGI A15T は最大4K解像度での動画撮影に対応も手振れ補正はなし
動画性能は低いと言わざるを得ない
本機は最大4K解像度での動画撮影が可能ですが、手ブレ補正が一切効かないため、実用的とは言えません。1080pでの撮影でも同様で、手持ちでの撮影では映像がブレてしまい、見づらいものになってしまいます。また、超広角カメラでの動画撮影はできず、全体的に動画性能が低いスマートフォンと言わざるを得ません。
スマホに動画性能を求める人には向きません。要注意です。
UMIDIGI A15T の対応バンド及びVoLTE状況
nanoSIM × 2枚 による2番号の運用が可能
SIMトレーはnanoSIM2枚か、1枚+microSDカード1枚を入れることができるハイブリット仕様となります。
5G通信には非対応
2G:GSM:2/3/5/8
3G:WCDMA:1/2/4/5/8
4G:FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28A/28B/66
TDD:34/38/39/40/41
幅広い4Gバンドに対応しているため、キャリアを選ばずに満足できる通信が可能です。しかし、5Gによる高速通信には非対応です。
VoLTEや技適にもしっかりと対応
本機は技適認証を取得しているため、日本国内でも問題なく通信できます。実際に楽天モバイルのSIMカードを挿入して試したところ、APNを手動で選択することで通信が可能になりました。
また、通知バーにはVoLTEの表記はありませんが、設定アプリを確認するとVoLTEが有効になっていることがわかりました。これにより、高音質な音声通話も可能です。
4Gの対応バンドがとても広く、全てのキャリアで満足な通信が可能です。
UMIDIGI A15T は防水防塵やおサイフケータイに非対応
防水防塵性能非対応
本機は防水性能はありません。お風呂や雨の日に使用することは控えましょう。
おサイフケータイ非対応
また、残念ながらおサイフケータイ(FeliCa)に非対応です。
NFCによるGooglePay等のタッチ決済は使用することができます。
Netflix 及び Amazon Prime Video 等の HD 再生に非対応
Widevine レベルは3で、本機でサブスク系映像コンテンツを高画質で見ることはできません。
あると嬉しい便利機能はほとんど搭載されていません!
カスタム可能なホットキーを搭載
UMIDIGI製品の特徴であるホットキー機能は、このモデルにも搭載されています。ホットキーのダブルクリックや長押しに、好きな機能やアプリの起動を設定できます。例えば、フラッシュライトやカメラを割り当てれば、素早くアクセスできてとても便利です。
UMIDIGI A15T の価格
定価 ⇒ 23,900円
まとめ:お手頃価格で使いやすさ向上、用途限定で活躍するローエンドスマホ
【UMIDIGI A15T】は下位モデルの【UMIDIGI A15】をマイナーチェンジした、1万円台で購入できるローエンド帯のスマートフォンです。主な変更点は2つ。プロセッサが上位の「Mediatek Helio G95」になり、ストレージ容量がスペックダウンしています。
この変更により、価格は1万円台のまま、使いやすさが格段に向上しました。しかし、得意不得意が明確なため、スマホヘビーユーザーがメインスマホとして使うには不向きであると言えます。サブスマホや寝室用など、用途を限定すれば、高い処理性能を発揮し活躍が期待できることでしょう。
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