【POCO F6 Pro】、その驚異的なコスパで2024年を席巻したフラッグシップキラーを徹底レビュー!なんと7万円以下でプロセッサに「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載し、ハイエンドスマホに匹敵するパフォーマンスを実現。美しい有機ELディスプレイ、わずか19分でフル充電可能な120Wの超急速充電など、魅力的な機能が満載。カメラ性能や操作感、使い勝手など、あらゆる角度からその実力を検証し、以下に詳細にレビューをします。
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POCO F6 Pro のスペック
機種名 | POCO F6 Pro |
カラー | ・ブラック ・ホワイト |
ストレージ | 256 / 512 GB(UFS 4.0) |
メモリ | 12GB(LPDDR5X) +最大GB追加可能 |
サイズ | 縦 :160.86mm 横 :74.95mm 厚さ:8.41mm 重量:209g |
ディスプレイ | パネルタイプ:有機EL サイズ:6.67インチ 解像度:WQHD+ (3200×1440) アスペクト比: ピクセル密度:526ppi 輝度:700nit ピーク輝度:4,000nit リフレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート:480Hz |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon 8 Gen 2 LiquidCool 冷却システム |
バッテリー | 5,000mAh 有線充電速度:120W Xiaomiハイパーチャージ (19分で満充電) 無線充電速度: |
カメラ | ・メインカメラ 50MP (Light Fusion 800) +OIS 1/1.55インチ , F/1.6 ・超広角カメラ 8MP F/2.2 , 119° ・マクロカメラ 2MP F/2.4 ・フロントカメラ 16MP |
生体認証 | 画面内指紋認証 顔認証 |
対応バンド | デュアルSIM(nanoSIM + eSIM) 周波数帯域 2G:GSM:850/900/1,800/1,900MHz 3G:WCDMA:1/2/4/5/6/8/19 4G:FDD:1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/28/66 TDD:B38/40/41/48 5G:n1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/41/48/77/78 |
Wi-Fi | Wi-Fi 7 / Wi-Fi 6* / Wi-Fi 5 / Wi-Fi 4(802.11a/b/g) |
Bluetooth | 5.3 コーデック:AAC / LDAC / LHDC 5.0 / LC3 / ASHA / Auracast |
位置情報 | GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS、NavIC |
オーディオ | ステレオデュアルスピーカー、Dolby Atmos、Hi-Res & Hi-Res Audio |
センサー類 | 近接センサー | 360°環境光センサー | 加速度計 | 電子コンパス | ジャイロスコープ | IRブラスター | フリッカーセンサー| X軸リニア振動モーター |
防水・防塵規格 | IP54 |
OS | Xiaomi HyperOS |
その他 | NFC 120W同梱充電器 |
POCO F6 Pro は大理石風テクスチャが映える洗練されたデザイン
開封〜内容物の紹介
Xiaomiのサブブランドである本機は、本家とは異なる特徴的なパッケージデザインを採用しています。黒い化粧箱に黄色の文字で機種名が大きく表示されており、一目でPOCOブランドだと認識できます。
同梱品はスマートフォン本体と充電器一式、SIMピン、ユーザーガイド、そして専用の保護ケースです。
充電器は【Xiaomi 13T Pro】や【Redmi Note 13 Pro+】などと同様に、120W急速充電気に対応したアダプタが同梱されています。
日本国内最速の神ジューデンです!
本体外観の紹介
カラーバリエーションは白と黒の2色展開です。どちらも大理石風のテクスチャが施されており、非常にシックで洗練されたデザインとなっています。カラーバリエーションの少なさや、ポップな要素を一切排除したデザインからは、万人受けを狙うのではなく、明確なターゲット層を意識した製品であることが伺えます。
アウトカメラは3眼構成で、LEDフラッシュライトと合わせて4つの要素がきれいに並べて配置されています。カメラの周囲には、背面とは異なる質感の台座があり、ブランド名や簡単なカメラスペックが刻印されています。
ブラック色ではカメラ周りに金色のリングがあしらわれていて、とてもかっこよいです!
背面には曇りガラスのような素材が使用されており、指紋がつきにくいのが特徴です。さらに、4辺すべてにラウンドエッジ加工が施されており、このわずかな丸みが角張った印象を抑え、とがったデザインに柔らかさを与えてくれます。
側面はアルミ素材でフラットな形状をしています。また、インターフェースとして上部には赤外線ブラスターとマイク穴が備わっています。
また、下部側面にはスピーカー穴と充電口、マイク穴、SIMスロットを、
背面向かって左側側面には音量ボタンと電源ボタンを備えます。
背面向かって右側にはボタン類は何もありません。
全面にアンテナラインを確認することができます。
画面保護フィルムは初期装備
ディスプレイ面には、購入時点で画面保護フィルムが貼られています。このフィルムは指紋がつきにくく、滑らかな指触りで、質の高い素材が使われていると思われます。
とても上質な初期保護フィルム、大事に使用しましょう。
フラットディスプレイの強みはガラス保護フィルムを容易に貼れる点です。初期保護フィルムの性能が落ちてきたら張り替えるようにしましょう。
保護カバーも付属
さらに、専用のTPUカバーも同梱されており、追加でオプション品を購入することなく端末の使用を開始できます。カバーは黒いシリコン系の素材でできていますが、カメラ部分以外も大きく開口しているため、保護力にはやや不安が残ります。
筆者は別途調達しました!
カメラ部を覆った保護力が高めで、かつ、本体のデザイン性を活かした透明のカバーがお勧めです。
重量は200gオーバー
初期保護フィルムを貼った状態での本体重量は実測で208.5gでした。200gを超えているため「軽い」とまでは言えませんが、6.7インチクラスのスマートフォンとしては標準的な重さと言えるでしょう。片手で長時間持つには少し重いと感じるかもしれませんが、使用中に気になるほどの重さではありません。
同梱されていた専用のカバーを装着した状態での重量は、実測で約228gでした。カバー自体が軽量なため、装着しても大きな重量増加はありません。片手での長時間使用でも疲れにくい、快適な使用感を実現しています。
重量感的には【Redmi Note 13 Pro+】と似ています
持ちやすさは上々
横幅74.95mm、厚み8.41mmと、ディスプレイサイズを考えると非常にコンパクトな印象です。実際に手に持ってみると、背面のラウンドエッジ加工が手に心地よくフィットし、とても持ちやすいです。
とは言え、大型のスマホなので、バンカーリング等を使用しましょう。
POCO F6 Pro はハイエンド級の高スペックディスプレイを搭載
狭ベゼルの6.67インチ有機ELディスプレイを採用
ディスプレイはフラット形状の6.67インチ有機ELパネルを採用しており、ベゼルが非常に細くスタイリッシュな印象です。
WQHD+(3200×1440)の超高精細解像度
非常に高精細な解像度で、写真や動画を細部まで鮮明に表示できます。文字もくっきりと表示されるため、ウェブサイトの閲覧や電子書籍の読書にも最適です。
解像度だけを見ると、約20万円のフラグシップモデルである【Xiaomi 14 Ultra】と同等の高解像度です。美しい映像体験を楽しめますが、その分バッテリー消費が大きくなる可能性があるため注意が必要です。
個人的には省電力性能より高精細な映像体験を取ります!
最大120Hzリフレッシュレートで滑らかな映像体験
本機のディスプレイは、最大120Hzのリフレッシュレートに対応しており、画面表示が1秒間に最大120回更新されます。これにより、スクロールやゲームなどの動きの滑らかさが格段に向上し、操作感が非常に快適になります。
ピーク輝度は驚異の4000nit
スマートフォンの中でもトップクラスの明るさを誇り、晴れた日の屋外でも画面が見やすくなっています。HDRコンテンツの再生時にも、その真価を発揮します。また、その他に、
- Dolby Vision®、HDR10+: 対応コンテンツをHDRで視聴でき、より臨場感のある映像体験を楽しめます。
- 68億色表示: 幅広い色域に対応しており、より自然で正確な色再現が可能です。
- 360°環境光センサー: 周囲の明るさに合わせて、画面の明るさを自動で細かく調整します。
- 各種ブルーライト軽減機能: TÜV Rheinlandの認証を取得したブルーライト軽減機能を搭載しており、目の疲れを軽減します。
と言った特徴があります。
POCO F6 Proのディスプレイは、高精細な解像度、鮮やかな色彩表現、滑らかな表示、そして高い輝度など、まさにフラッグシップ級の性能を備えています。この価格帯でこれほどのディスプレイを搭載しているのは驚きであり、コストパフォーマンスの高さを感じさせます。動画視聴やゲームなどを頻繁に楽しむ方にとって、POCO F6 Proは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
ディスプレイは超一級品です!
POCO F6 Pro は Xiaomi オリジナルのオペレーションシステムを採用
Android14をベースにした「Xiaomi HyperOS」を搭載
本機は、Xiaomiが開発したAndroidベースのオペレーティングシステム「Xiaomi HyperOS」を搭載しています。セキュリティやパフォーマンス面が強化されており、シンプルで直感的なUIが特徴です。さらに、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、IoTデバイスなど、他のXiaomiデバイスとの連携が強化されています。
初期アプリは盛りだくさん
初期状態では、Google系のアプリに加えて、Xiaomiオリジナルアプリが多数プリインストールされています。不要な場合は、ホーム画面からアンインストールまたは無効化できます。
ストレージは256GBと512GBの2種類ラインナップ
ストレージ容量は256GBと512GBの2種類から選択できます。ただし、初期状態でシステムファイルなどで約27GBを使用しているため、実際の空き容量は少なくなります。ストレージ容量を選ぶ際は、この点も考慮する必要があります。
Xiaomiは初期状態での使用中容量が多すぎ!!
POCO F6 Pro は前世代のハイエンド級の処理能力を備える
前世代のフラグシッププロセッサ「Snapdragon 8 Gen 2」を採用
SoCにはQualcommのハイエンドチップ「Snapdragon 8 Gen 2」を搭載しており、スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.2.9では、なんと約155万点という驚異的なスコアを叩き出しました。これは2023年当時の最高峰の処理性能であり、2024年現在でもハイエンドスマホに引けを取らないレベルです。日常的なアプリの利用はもちろん、負荷の高いゲームや動画編集など、ヘビーな使い方にも余裕で対応できるパフォーマンスを提供します。まさに、あらゆるシーンでストレスフリーな操作体験を約束してくれるでしょう。
大多数の人には必要十分な処理性能であります!
⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
vivo X100 Pro | 2,054,033 | MediaTek Dimensity 9300 |
Xiaomi 14 Ultra | 2,022,587 | Snapdragon 8Gen3 |
OnePlus12 | 1,856,957 | Snapdragon 8Gen3 |
POCO F6 Pro | 1,555,253 | Snapdragon 8Gen2 |
iPhone 15 Pro | 1,537,143 | A17 Proチップ |
Xiaomi 13T Pro | 1,479,727 | MediaTek Dimensity 9200+ |
Xiaomi 12T Pro | 1,284,359 | Snapdragon 8+Gen1 |
Google Pixel 9 Pro XL | 1,157,880 | Google Tensor G4 |
Google Pixel 7 | 975,199 | Google Tensor G2 |
Google Pixel 6 | 843,237 | Google Tensor |
Redmi Note 13 Pro+ | 769,953 | MediaTek Dimensity 7200 Ultra |
arrows We2 Plus | 609,869 | Snapdragon 7s Gen2 |
Blackview BL8000 | 577,577 | MediaTek Dimensity 7050 |
Blackview N6000 | 405,376 | MediaTek Helio G99 |
UMIDIGI A15T | 394,070 | Mediatek Helio G95 |
UMIDIGI G6 5G | 373,817 | MediaTek Dimensity 6100+ |
UMIDIGI A15 | 301,934 | UNISOC T616 |
Redmi 14C | 261,903 | MediaTek Helio G81-Ultra |
UMIDIGI G3 Max | 256,151 | UNISOC T606 |
⇩【参考】AnTuTu V9 スコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
Xiaomi Mi11 Ultra | 775,320 | Snapdragon 888 |
Redmi K40 / POCO F3 | 686,792 | Snapdragon 870 |
POCO X3 Pro | 547,118 | Snapdragon 860 |
HONOR 50 | 515,059 | Snapdragon 778G |
Redmi Note 12 Pro | 424,516 | MediaTek Dimensity1080 |
OPPO Reno5 A | 398,362 | Snapdragon 765G |
OPPO Reno7 A | 381,145 | Snapdragon 695 |
Blackview BV8800 | 300,343 | MediaTek Helio G96 |
Redmi Note 11 | 253,847 | Snapdragon 680 |
Redmi 10 | 209,927 | MediaTek Helio G88 |
Blackview A100 | 209,132 | MediaTek Helio P70 |
UMIDIGI A13 Pro | 201,896 | UNISOC T610 |
Redmi 9T | 192,172 | Snapdragon 662 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 191,795 | MediaTek Helio G80 |
UMIDIGI A13S | 152,958 | UNISOC T310 |
OPPO A77 | 117,987 | MediaTek Helio G35 |
UMIDIGI A11 | 108,026 | MediaTek Helio G25 |
高パフォーマンスモードを搭載
本機は設定アプリから「パフォーマンスモード」を選択できます。このモードは処理性能が向上する代わりに消費電力も増加するため、原神などの3Dグラフィックを使用した高負荷なゲームを高いレベルでプレイする際に有効です。
パフォーマンスモードでのAnTuTuベンチマークテストの結果は、通常モードと比較してもスコアはわずかに向上する程度でした。また、発熱も増加するため、バッテリー消費を抑えたい場合や発熱が気になる場合は、パフォーマンスモードの使用は控え、必要な場面でのみ活用するのが良いでしょう。
設定から仮想メモリを追加可能
設定からメモリ拡張を設定することで、ストレージの一部をメモリとして使用できます。本機は最大で8GB拡張できるため、もともとのメモリ容量16GBと合わせて、最大24GBのメモリ容量を実現できます。ストレージに余裕がある場合は、より快適な操作体験のために本機能を活用することをおすすめします。
① 「設定」を開く
② 「追加設定」をタップ
③ 「メモリ拡張」をタップ
④ 好きな容量を選ぶ
⑤ 再起動
空きストレージ容量を活用するため、データをたくさん保存してしまうと機能しないので注意です。
Xの挙動をチェック
前述の通り、SNSの閲覧は非常に快適で、ストレスを感じることはありませんでした。Twitter(現X)やInstagram、Facebookなどの主要なSNSアプリは、スムーズに起動し、タイムラインのスクロールや画像の読み込みも高速です。動画再生も問題なく、コメント入力や投稿もストレスなく行えました。
まさに、SNSを楽しむための最適な一台と言えるでしょう。
POCO F6 Pro は国内最速の120W急速充電に対応
バッテリー容量は5,000mAh
バッテリー容量は5,000mAhです。Xiaomiの多くの機種で同じ容量を採用していることから、部品の共通化によるコスト削減が図られていると考えられます。しかし、急速に進化する処理能力やディスプレイ性能に対応するには、より大容量のバッテリーが求められます。Xiaomi全体として、バッテリーのさらなる進化に期待したいところです。
2024下期以降のハイエンド機には6,000mAh以上のバッテリーが搭載されるとされています!
快適な設定環境下では省電力性能は低め
バッテリーテストは「PCMark for Android」を使用し、画面リフレッシュレート120Hz、輝度と音量を共に50%に固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに11時間31分を要しました。単純計算で、0%になるまで使い続けた場合は約14時間23分となります。処理能力が高くディスプレイの解像度が高い本機にとってはやや不利な条件でのテストでしたが、1日は十分に使用できるだけの持続時間は備えているため、問題はないでしょう。
⇩バッテリーテストスコア結果⇩
機種名 | 記録時間 | バッテリー容量 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 23時間17分 | 5,150mAh |
UMIDIGI A11 | 23時間05分 | 5,150mAh |
Blackview BL8000 | 22時間43分 | 8,800mAh |
UMIDIGI A15T | 22時間11分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A15 | 21時間56分 | 5,000mAh |
OnePlus 12 | 20時間56分 | 5,400mAh |
vivo X100 Pro | 20時間35分 | 5,400mAh |
Redmi Note 11 | 19時間50分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G3 Max | 19時間21分 | 5,150mAh |
Redmi 14C | 19時間5分 | 5,160mAh |
Google Pixel 9 Pro XL | 18時間3分 | 5,060mAh |
UMIDIGI A13S | 16時間15分 | 5,150mAh |
arrows We2 Plus | 16時間3分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G6 5G | 17時間13分 | 5,000mAh |
Redmi K40 / POCO F3 | 16時間10分 | 4,520mAh |
POCO X3 Pro | 16時間10分 | 5,160mAh |
Google Pixel 6 | 15時間53分 | 4,614mAh |
Blackview N6000 | 15時間43分 | 3,880mAh |
Redmi Note 13 Pro+ | 15時間17分 | 5,000mAh |
Xiaomi 12T Pro | 15時間07分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A13 Pro | 14時間57分 | 5,150mAh |
Redmi Note 12 Pro | 14時間52分 | 5,000mAh |
Xiaomi 13T Pro | 14時間50分 | 5,000mAh |
Xiaomi 14 Ultra | 14時間37分 | 5,000mAh |
POCO F6 Pro | 14時間23分 | 5,000mAh |
Google Pixel 7 | 14時間00分 | 4,355mAh |
HONOR 50 | 13時間29分 | 4,300mAh |
Redmi 10 | 13時間04分 | 5,000mAh |
Blackview A100 | 8時間41分 | 4,680mAh |
バッテリー保護機能を実装
設定アプリからバッテリーセーバーを選択することで、省電力性能を強化するモードに切り替えることができます。バッテリーセーバーは2段階から選択可能で、充電ができない環境下などでバッテリーの持ちを伸ばしたい場合に有効です。例えば、「パフォーマンスモード」でゲームをプレイした後にバッテリー残量が少なくなってきたら、バッテリーセーバーに切り替えることで、バッテリー切れを心配することなく、引き続きスマートフォンを使用できます。
Xiaomi 14 Ultra のような制限付き充電(80%で充電を止める)機能はありませんでした。
国内最速の120Wの超高速充電に対応
本機は、Xiaomiが「神ジューデン」と称する、日本国内最速クラスの120W急速充電に対応しています。なんと、わずか19分で満充電が可能です。付属の充電器とケーブルを使えば、この驚異的な充電速度を体験できます。ただし、市販の一般的なPD充電器では120W出力に対応していないため、注意が必要です。
バッテリー寿命についてもオリジナルの設計がされており、安心して急速充電を使用することができます。
無接点充電には非対応
残念ながら、本機はワイヤレス充電には対応していません。急速充電が可能な点は魅力的ですが、ケーブル接続が必要となるため、ワイヤレス充電の利便性を求めるユーザーにとっては注意が必要です。
POCO F6 Pro はミドルレンジとしては満足のサウンド性能
Dolby Atmos 対応のデュアルステレオスピーカー搭載
本機は本体下部のスピーカーと受話口内のスピーカーを組み合わせたデュアルステレオスピーカーを搭載し、Dolby Atmosにも対応しています。これにより、臨場感あふれるサウンド体験が可能となっています。音質はハイエンドスマートフォンと比べるとやや劣りますが、YouTubeなどの動画鑑賞には十分なクオリティです。
LDACコーデックに対応
ワイヤレスイヤホンとの接続では、ハイレゾ音源の伝送を可能にするLDACコーデックに対応しており、対応するイヤホンと組み合わせることで、ワイヤレスでも高音質な音楽体験を楽しむことができます。ただし、aptX Adaptiveコーデックには対応していないため、対応イヤホンをお持ちの方はACCでの接続となってしまいます。
ACCコーデックでも良い音質ですよね!
POCO F6 Pro は高精度の指紋及び顔認証によるロック解除に対応
爆速の画面内指紋認証
本機は画面内指紋認証によるロック解除に対応しています。その速度と精度は一級品で、ハイエンドスマートフォンにも引けを取らない性能を備えています。
指紋センサーに15秒間指を置くことで、心拍数を計測できます。スマートウォッチが心拍数を常時計測してくれる昨今では、この機能を活用する機会は少ないかもしれませんが、いざという時に役立つ場面もあるかもしれません。覚えておくと良いでしょう。
顔認証にも対応
顔認証にも対応しており、こちらも認証速度は非常に高速です。しかし、顔認証が完了しても画面を上にスワイプしないとホーム画面に遷移しない点は、少し煩わしいと感じるかもしれません。
両方登録して、状況に応じて使い分けると良いでしょう!
POCO F6 Pro はオムニビジョンと共同開発したメインカメラを搭載し高精細な写真撮影が可能
メインカメラ(Light Fusion 800)+OIS 5000万画素
オート撮影
メインカメラには、Xiaomiとオムニビジョンが共同開発したイメージセンサー「Light Fusion 800」を搭載しています。このセンサーは、1/1.55インチの大型サイズと、4つのピクセルを1つに統合する技術により、光を取り込む能力を向上させています。これにより、暗い場所でもノイズの少ない明るい写真を撮影できます。また、イメージセンサーの内製化によってコストダウンを実現しており、POCO F6 Proのコスパの高さに貢献しています。
肝心の画質も素晴らしく、Xiaomiらしい鮮やかな色調と相まって、記憶に残るような美しい写真を撮影できます。風景、人物、料理など、どんな被写体も魅力的に捉えてくれます。
色鮮やかな映える写真撮影ができます!
ポートレートモード
ポートレートモードを活用することで、エモーショナルな雰囲気の写真を撮影できます。スマートフォンのポートレート機能は、不自然な仕上がりになることも多いですが、本機ではごく自然な仕上がりが期待できます。背景のボケ具合も自由に調整でき、誰でも簡単にプロのような写真を撮影できます。
夜景モード
前述の通り、POCO F6 Proは暗所撮影においても一定のクオリティを保っており、ミドルレンジスマートフォンとしては非常に優れたイメージセンサーを搭載していることがわかります。夜景モードを使わずとも、薄暗い室内や夕暮れ時など、光量が少ない状況でもノイズを抑え、鮮明な写真を撮影することが可能です。これは、メインカメラの大型センサーと高度な画像処理技術の組み合わせによるものです。
望遠性能
本機は望遠カメラを搭載していないため、メインカメラのデジタルズームによる拡大撮影のみ可能です。最大ズーム倍率は10倍ですが、画質が粗くなってしまうため、実用的なのは5倍程度まででしょう。
超広角カメラ
オート撮影
超広角カメラは800万画素のイメージセンサーを搭載しており、性能としてはローエンドスマートフォンに搭載されているカメラと同等です。撮影した写真は一見すると鮮やかで美しいですが、暗部が黒くつぶれてしまい、メインカメラとの画質差は顕著です。
夜景モード
超広角カメラでの暗所撮影は、メインカメラと比較すると明らかに暗く、ほとんど何も見えない状態でした。
なるべくメインカメラを使用しましょう。
マクロカメラ
マクロカメラは超広角カメラよりもスペックが低く、おまけ程度に搭載されていると考えて良いでしょう。被写体に近づいて撮影できますが、そもそも影ができやすく、撮影が難しい場合もあります。
メインカメラのズーム機能を用いたテレマクロ撮影の方が良いです!
POCO F6 Pro は手振れ補正のしっかりと効いた最大8K解像度の動画撮影が可能
OIS搭載で手持ち撮影も快適
メインカメラは最大8K解像度の動画撮影が可能です。OIS(光学式手ブレ補正)搭載により、手持ち撮影でもブレを抑えた滑らかで美しい動画を撮影できます。4K解像度を選択すれば60fpsでの撮影も可能で、メインカメラによる動画撮影性能も非常に高いと言えます。
メインカメラ以外の動画撮影は写真性能同様に質が低くなってしまうので、注意が必要です。
POCO F6 Pro は技適認証されており幅広いバンド帯に対応
2番号の運用が可能
SIMスロットには2枚のSIMカードを入れることができる仕様となっており、物理SIMカードに限り2番号での運用をすることができます。
残念ながらeSIMには非対応です。
5G通信に対応
2G:GSM:850/900/1,800/1,900MHz
3G:WCDMA:1/2/4/5/6/8/19
4G:FDD:1/2/3/4/5/7/8/18/19/20/28/66
TDD:B38/40/41/48
5G:n1/2/3/5/7/8/20/28/38/40/41/48/77/78
幅広い4Gバンドに対応しているため、キャリアを選ばずに満足できる通信が可能です。また、5Gによる高速通信もサポートされています。
VoLTEや技適にもしっかりと対応
日本国内モデルとなるため、VoLTEや技適などにもしっかりと対応しています。また、SIMカードを挿しただけで自動でAPNが選択され通信可能となります。
POCO F6 Pro は高いレベルの防水防塵性能やおサイフケータイに非対応
防水防塵レベルはIP54
本機の防水防塵性能はIP54と物足りないレベルです。これは、生活防水に対応している程度であり、雨天時やキッチンなど水回りでの使用にはある程度の注意が必要です。水没させてしまうと故障の原因になる可能性があります。
IP5X:粉塵の侵入を完全に防ぐことはできないが、機器の動作に影響を与えるほどの粉塵は侵入しない
IPX4:あらゆる方向からの飛沫による有害な影響がない(水没できない)
ハイエンドスマートフォンはより等級の高いIP68が一般的です!
おサイフケータイ非対応
残念ながらおサイフケータイ(FeliCa)に非対応です。
NFCによるGooglePayなどのタッチ決済は使用することができます。
Widevine L1認証
本機はサブスク系映像コンテンツを高画質で見るために必要となる「Widevine L1」に対応しています。
POCO F6 Pro の価格
256GB ⇒ 69,980円
512GB ⇒ 79,980円
まとめ:価格破壊の最強ミッドハイ
【POCO F6 Pro】は、まさに「価格破壊」という言葉がふさわしい、驚異的なコストパフォーマンスを誇るスマートフォンです。Snapdragon 8 Gen 2、美しい有機ELディスプレイ、120Wの超急速充電など、フラッグシップモデルに匹敵するスペックを、わずか7万円以下で実現しています。
もちろん、FeliCaやおサイフケータイ機能が搭載されていないなど、一部妥協点もありますが、それを補って余りある魅力がこの価格には詰まっています。特に、コスパを重視する方や、ゲームを快適に楽しみたい方には、【POCO F6 Pro】は最適な選択肢と言えるでしょう。私自身、メインスマホとして使い続けたいと思えるほど、その性能と価格に惚れ込んでしまいました。
ハイエンドスマホのような体験を手頃な価格で手に入れたいと考えているなら、【POCO F6 Pro】をぜひ検討してみてください。きっと、そのコストパフォーマンスの高さに驚かされるはずです。