OnePlusの2024年フラッグシップモデル「OnePlus13」がついに登場しました。本モデルでは、名門カメラメーカーHasselbladとの協業によるカメラシステムがさらに進化を遂げ、モバイルフォトグラフィーの新たな地平を切り開きます。光学3倍ズームに対応したペリスコープ望遠レンズは、最大120倍のデジタルズームとの組み合わせで、遠く離れた被写体も鮮明に捉えます。さらに、8K解像度の動画撮影、ハイエンド級のディスプレイ性能、IP69等級の防水防塵性能など、あらゆる面で最高峰のスペックを実現しています。また、最新の「Snapdragon 8 Elite」プロセッサーを搭載し、圧倒的なパフォーマンスを発揮します。
この記事では、そんな【OnePlus13】の魅力を、実際の使用感も交えながら、余すことなく徹底的にレビューしてまいります。
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当記事では中国版(ColorOS)を使用しています。
【OnePlus13】は技適未取得機器です。当ブログでは技適未取得機器を用いた実験等の特例制度の届出を行ったうえで当機種を使用しています。
OnePlus13 のスペック
機種名 | OnePlus13 |
カラー | ・黑曜秘境 ・蓝调时刻 ・白露晨曦 |
ストレージ | 256GB / 512GB / 1TB(UFS4.0) USB 3.2 Gen 1 対応 |
メモリ | 12GB / 16GB / 24GB(LPDDR5X) +最大GB追加可能 |
サイズ | 縦 :162.9mm 横 :76.5mm 厚さ:レザー 8.9mm ガラス 8.5mm 重量:レザー 約210g ガラス 約213g |
ディスプレイ | パネルタイプ:有機EL サイズ:6.82インチ 解像度: QHD+(3168×1440) 画面占有率:93.1% ピクセル密度:510ppi ピーク輝度:4500nit リフレッシュレート:1~120Hz DisplayMate A++ |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon® 8 Elite 第 2 世代 Tiangong 冷却システム Pro(9925mm²ベイパーチャンバー) |
バッテリー | 6,000mAh 有線充電速度:100W(SUPERVOOC) 無線充電速度:50W 5Wリバース充電対応 |
カメラ | Hasselblad 監修 ・メインカメラ 50MP + OIS 1/1.4インチ、f/1.6、Sony LYT-808 ・超広角カメラ 50MP FOV 120°、f/2.0、Samsung S5KJN1 ・望遠カメラ 50MP + OIS 光学3倍望遠、1/1.95インチ、f/2.6、Sony LYT-600 ・フロントカメラ 32MP f/2.4 |
生体認証 | 超音波式指紋認証 顔認証 |
対応バンド | デュアルSIM(nanoSIM + eSIM) 周波数帯域 2G:GSM:850/900/1800MHz 3G:WCDMA:1/4/5/8 4G:FDD:1/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28A/66 TDD:34/38/39/40/41/42/48 5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28A/n38/n40/n41/n48/n77/n78/n66/n83A |
Wi-Fi | Wi-Fi 5 , 6 , 7 をサポート |
Bluetooth | 5.4 Bluetooth Low Energy コーデック:SBC、AAC、aptx、aptx-HD、LDAC、LHDC (5.0) |
位置情報 | GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou、QZSS |
オーディオ | スーパーリニアステレオデュアルスピーカー |
防水・防塵規格 | IP68 IP69 |
OS | ColorOS 15.0(中国モデル) |
その他 | NFC 赤外線リモコン |
OnePlus13 は3世代に渡り踏襲されたOnePlusブランドオリジナルの筐体デザイン
開封〜内容物の紹介
パッケージはOnePlusのアイデンティティとも言える、鮮やかな赤色の化粧箱を採用。手に取ると、その厚みと重厚感から中身への期待も高まります。
同梱物は以下の通りです。
- OnePlus 13本体
- 充電器一式(アダプター、ケーブル)
- SIM取り出しピン
- クイックスタートガイド
- 専用ケース
同梱の充電器は、OPPOグループの端末で採用されている「SUPERVOOC」規格に対応し、最大100Wの急速充電が可能です。コンセントの形状は日本国内で一般的に使用されているタイプですが、電気用品安全法(PSE)に基づく表示がないため、ご使用の際には十分ご注意ください。
実際の使用感は後述します。
本体外観の紹介
外観は【OnePlus11】から3世代にわたり、そのデザインを踏襲しています。近年、スマートフォンメーカー各社のフラッグシップモデルはデザインの類似性が見られる傾向にありますが、【OnePlus13】は独自のデザインを採用しており、一目で認識できるオリジナリティあふれる見た目です。
背面カメラは3眼構成で、フラッシュライトを含め、カメラユニット内に左右対称に配置されています。前モデル【OnePlus12】ではカメラユニットのフレームに傷がつきやすい素材が採用されていましたが、今モデルでは改善され耐久性が向上しているように見受けられます。
また、カメラユニット脇には、カメラ性能監修を務めた「Hasselblad」のロゴが配されています。
【OnePlus13】では、ホワイト、ブラック、ブルーの3つのカラーが用意されています。注目すべきは、それぞれの背面素材が異なる点です。ホワイトはシンプルで美しいガラス、ブラックは木の幹を思わせる独特のテクスチャが施されたマット素材、そしてブルーは高級感あふれるレザーが採用されています。
正直ブルーが欲しかったですが、販売直後は品切れでした(涙)
カメラユニットの出っ張りは、【Xiaomi 14 Ultra】や【vivo X100 Pro】といった他社フラッグシップ機と比較して、薄型に設計されています。
側面は金属製で、上部には赤外線センサーとマイクの穴が配置されています。
下部側面にはスピーカー、マイク、充電口、SIMスロットを、
背面向かって左側側面には音量ボタンと電源ボタンを、
そして背面向かって左側側面にはマナーモード切替スイッチを備えています。
画面に触れることなくマナーモードに切り替えられる点は、アンドロイドスマホでは珍しいです。
画面保護フィルムは初期装備
【OnePlus13】は、出荷時からディスプレイに保護フィルムが貼付されています。このフィルムの品質は良好で、滑らかな指滑りと高い透明度により、当面は貼り替える必要なく快適なタッチ操作を堪能できます。
保護カバーも付属
【OnePlus13】には保護カバーが同梱されているため、追加のアクセサリーを購入せずに使い始めることができます。ただし、付属のカバーは本体の質感と異なり、またMagSafeには非対応のため、必要に応じて別途カバーを用意することをおすすめします。
OnePlusのロゴがかっこいいので捨てがたいですが、筆者はサードパーティ製のカバーを別途調達しました。
大画面スマホの中では比較的軽量
【OnePlus13】の重量は公称値で213g、初期保護フィルムを貼り付けた状態の実測値は214.5gでした。大画面ディスプレイを搭載したフラッグシップモデルとしては、かなり軽量な部類に入ると言えるでしょう。
他社フラグシップスマホはカメラ性能に注力するあまり重量級のモデルが多いです。
付属のカバーを装着した状態では232gとなり、大画面スマートフォンとしては軽量な部類ではあるものの、実際に手に取るとずっしりとした重量感は否めません。
両面2.5D曲面でも横幅が広く持ちにくい
本機の厚みは、レザー背面を採用した「蓝调时刻」が8.9mm、ガラス背面を採用したその他のカラーが8.5mmと、近年のスマートフォンとしては平均的な数値と言えるでしょう。しかしながら、横幅が76.5mmと広く、手に持った際にやや持ちにくさを感じ、片手操作は非常に困難です。落下防止および操作性向上のため、バンカーリングなどのアクセサリー活用をお勧めします。
画面サイズが6.1インチの「iPhone 15 Pro」と比較すると、その大きさの違いは一目瞭然です。ポケットに入れてもかなりの存在感を放つため、持ち運びには工夫が必要となる場合があるでしょう。
大画面スマホに慣れている人にとっては問題に感じることはないでしょう。
OnePlus13 は現行スマートフォンの中の最上位スペックを誇るハイエンドディスプレイを搭載
大画面、狭ベゼル、超高解像度で最高スペックのディスプレイ
【OnePlus13】は、6.82インチの大画面有機ELディスプレイを搭載しています。特筆すべきは、四辺すべてにわずかな丸みを持たせた、ほぼフラットな形状の「マイクロクアッドカーブ」を採用している点です。このデザインにより、周囲のベゼルが非常に狭く、まるで画面全体がディスプレイであるかのような没入感のある視聴体験を実現しています。
さらに、ディスプレイは最大3168×1440ピクセルの高解像度に対応しており、非常に鮮明な表示が可能です。
リフレッシュレートは当然120Hzに対応
【OnePlus13】は最大120Hzのリフレッシュレートに対応しています。1秒間に画面が120回書き換わることで、スクロール操作や動画再生が非常に滑らかになり、快適な操作性を実現しています。
ただし、高解像度表示や高リフレッシュレート表示はバッテリー消費量が多くなる傾向があります。バッテリー持ちを重視する方は、解像度やリフレッシュレートを少し下げて使用することも検討すると良いでしょう。
せっかくの最高スペックディスプレイ、バッテリーなんて気にせず最高設定で最高の映像体験を楽しみましょう。
屋外での視認性は抜群
そして、【OnePlus13】のディスプレイは最大輝度が4500nitという驚異的な数値を誇ります。この数値は、現行のスマートフォンの中でもトップクラスの明るさであり、直射日光下でも画面がはっきりと見えることを意味します。実際に晴天の屋外で使用してみても、画面の視認性は抜群で、コンテンツを快適に楽しむことができました。
ディスプレイの性能は最上級です。
OnePlus13 は中国版とグローバル版で異なるOSを採用
中国版は「ColorOS」、グローバル版は「OxygenOS」
【OnePlus13】には、「ColorOS」を搭載した中国版と、「OxygenOS」を搭載したグローバル版の2種類が存在します。どちらも日本語に対応していますが、システムUIやプリインストールアプリなどに違いが見られます。
中国版には、中国国内向けのアプリが多数プリインストールされていますが、その多くはアンインストール可能です。不要なアプリは削除することで、ストレージの空き容量を確保し、より快適に使用できるでしょう。
一方、グローバル版は、中華スマートフォンにありがちな「OSの癖」を感じさせない、洗練されたユーザーインターフェースが特徴です。その使いやすさから、幅広いユーザーに支持されている人気のソフトウェアと言えるでしょう。
OnePlusのROM焼きは簡単と聞きますが、当ブログでは解説しません。挑戦したい方は自己責任でお願いします。
中国版ではGoogle系アプリが初期状態で非搭載
「ColorOS」の中国版では、初期状態ではGoogle関連のアプリが一切インストールされていません。Google Playストアを利用するには、まず以下の手順でインストールを行う必要があります。
① 標準ブラウザアプリ「Browser」を起動する
② 検索バーより「APKPure」と検索し、野良アプリをダウンロードしてインストールする
③ インストールした「APKPure」アプリを起動する
④ APKPureアプリ内の検索バーで「Playストア」を検索し、インストールする
※ APKPureは公式ストアではないため、アプリのダウンロードおよびインストールは自己責任で行ってください。
プレイストアをインストールしたら、まずは日本語入力できるようにGboardをダウンロードしましょう!
ストレージ容量は256GB~1TBから選択が可能
中国版のストレージ容量は、256GB、512GB、1TBの3種類がラインナップされています。microSDカードには非対応であるため、購入前に自身に必要なストレージ容量を検討しておくことをお勧めします。
一方で、「USB 3.2 Gen1」規格に対応しており、PCとのデータ転送速度は非常に高速です。そのため、最小構成の256GBモデルを安価に購入し、データはPCにバックアップするという運用方法も選択肢の一つとして考えられるでしょう。
OnePlus13 は2024年で最強の処理性能であるSoC「Snapdragon 8 Elite」を搭載
AnTuTuベンチマークテストは2024年全てのスマホで最強の結果を記録
SoCには、最新の「Qualcomm Snapdragon 8 Elite」を搭載しており、スマートフォンの性能を測定するAnTuTuベンチマークテスト(Version 10.4.0)では約275万点を記録しました。このスコアは、2024年12月現在リリースされているスマートフォンの中でトップクラスの性能を示しており、現状における最高峰の処理性能を備えたSoCと言えるでしょう。前モデルである【OnePlus 12】と比較すると、スコアは約1.5倍に向上しており、その進化を実感できるでしょう。実際に様々なアプリケーションを使用してみましたが、非常に快適な操作感を得られました。
特に負荷の大きいゲームアプリ「原神」や「崩壊:スターレイル」においても、最高設定で軽快に動作することを確認できました。さらに、高負荷状態が続いても発熱は抑えられており、高いリフレッシュレートを維持したまま長時間安定してゲームをプレイすることが可能です。
前年のフラグシップSoCである「Snapdragon 8Gen3」を体験したことある人も、感じることができる処理性能の高さがあります。
⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
OnePlus13 | 2,755,009 | Snapdragon 8 Elite |
vivo X100 Pro | 2,054,033 | MediaTek Dimensity 9300 |
vivo X100 Ultra | 2,052,615 | Snapdragon 8Gen3 |
Xiaomi 14 Ultra | 2,022,587 | Snapdragon 8Gen3 |
OnePlus12 | 1,856,957 | Snapdragon 8Gen3 |
iPhone 16 Pro | 1,718,126 | A18 Proチップ |
POCO F6 Pro | 1,555,253 | Snapdragon 8Gen2 |
iPhone 15 Pro | 1,537,143 | A17 Proチップ |
Xiaomi 13T Pro | 1,479,727 | MediaTek Dimensity 9200+ |
Xiaomi 12T Pro | 1,284,359 | Snapdragon 8+Gen1 |
Google Pixel 9 Pro XL | 1,157,880 | Google Tensor G4 |
Google Pixel 7 | 975,199 | Google Tensor G2 |
Google Pixel 6 | 843,237 | Google Tensor |
Redmi Note 13 Pro+ | 769,953 | MediaTek Dimensity 7200 Ultra |
arrows We2 Plus | 609,869 | Snapdragon 7s Gen2 |
Blackview BL8000 | 577,577 | MediaTek Dimensity 7050 |
Blackview N6000 | 405,376 | MediaTek Helio G99 |
UMIDIGI A15T | 394,070 | Mediatek Helio G95 |
UMIDIGI G6 5G | 373,817 | MediaTek Dimensity 6100+ |
UMIDIGI A15 | 301,934 | UNISOC T616 |
Redmi 14C | 261,903 | MediaTek Helio G81-Ultra |
UMIDIGI G3 Max | 256,151 | UNISOC T606 |
処理性能が向上するハイパフォーマンスモードを実装
【OnePlus13】は、消費電力の増加や発熱と引き換えに処理性能をさらに向上させる「ハイパフォーマンスモード」を搭載しています。しかし、実際にこのモードを有効にしてAnTuTuベンチマークテストを実行しても、スコアに有意な差は見られませんでした。標準状態でも十分高い処理能力を備えているため、現状、このモードの必要性は限定的と言えるかもしれません。
設定から仮想メモリを追加可能
【OnePlus13】では、ストレージ容量の一部を仮想メモリとして使用する「RAMの拡張」機能を搭載しています。筆者が購入したメモリ12GBモデルでは、最大で12GBの仮想メモリを追加設定できました。この機能は、多数のアプリを同時に起動する際や、高負荷なゲームをプレイする際に特に効果を発揮します。ストレージ容量に余裕がある場合は、設定しておくことを推奨します。
① 「設定」を開く
② 「デバイスについて」をタップ
③ 「RAM」をタップ
④ 「RAMの拡張」をオンにする
⑤ 再起動
筆者は必ず最大容量を設定するようにしています。
Xの挙動をチェック
2024年最高峰のSoC「Qualcomm Snapdragon 8 Elite」を搭載していることもあり、Xアプリの操作においても、スクロール、タイムラインの読み込み、画像や動画の表示など、あらゆる面で非常に滑らかで快適な操作感を実現しています。引っかかりやもたつきを感じることは一切なく、ストレスフリーでXを楽しむことができました。
全国のツイ廃たちに教えてあげましょう。
OnePlus13 は前モデルより容量が増加したバッテリーを搭載
バッテリー容量は驚異の6,000mAh
【OnePlus13】は6,000mAhの大容量バッテリーを搭載しています。前モデルの【OnePlus12】のバッテリー容量は5,400mAhであったため、比較すると約11%増量されていることがわかります。
バッテリー技術進歩は日進月歩!
省電力性能は必要十分
バッテリー持ちを検証するため、「PCMark for Android」を用いてベンチマークテストを実施しました。画面のリフレッシュレートを120Hz、輝度と音量を50%に設定した状態でテストを行った結果、バッテリー残量が100%から20%に減少するまでに要した時間は14時間32分でした。この結果から単純計算すると、バッテリー残量0%までは約18時間10分と推測されます。この駆動時間は、一般的なユーザーが就寝時間を除いて一日中使用しても十分な長さであり、【OnePlus13】は日常使いにおいて必要十分なバッテリー性能を備えていると言えるでしょう。特に、リフレッシュレート120Hz、画面輝度50%という、比較的バッテリー消費が大きくなる条件下でのテストであったことを考慮すると、非常に優秀な結果と言えます。
今後、最適化が進めばさらに改善されます!
⇩バッテリーテストスコア結果⇩
機種名 | 記録時間 | バッテリー容量 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 23時間17分 | 5,150mAh |
UMIDIGI A11 | 23時間05分 | 5,150mAh |
Blackview BL8000 | 22時間43分 | 8,800mAh |
UMIDIGI A15T | 22時間11分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A15 | 21時間56分 | 5,000mAh |
OnePlus 12 | 20時間56分 | 5,400mAh |
vivo X100 Pro | 20時間35分 | 5,400mAh |
Redmi Note 11 | 19時間50分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G3 Max | 19時間21分 | 5,150mAh |
Redmi 14C | 19時間5分 | 5,160mAh |
OnePlus13 | 18時間10分 | 6,000mAh |
Google Pixel 9 Pro XL | 18時間3分 | 5,060mAh |
UMIDIGI A13S | 16時間15分 | 5,150mAh |
arrows We2 Plus | 16時間3分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G6 5G | 17時間13分 | 5,000mAh |
Redmi K40 / POCO F3 | 16時間10分 | 4,520mAh |
POCO X3 Pro | 16時間10分 | 5,160mAh |
Google Pixel 6 | 15時間53分 | 4,614mAh |
Blackview N6000 | 15時間43分 | 3,880mAh |
Redmi Note 13 Pro+ | 15時間17分 | 5,000mAh |
Xiaomi 12T Pro | 15時間07分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A13 Pro | 14時間57分 | 5,150mAh |
Redmi Note 12 Pro | 14時間52分 | 5,000mAh |
Xiaomi 13T Pro | 14時間50分 | 5,000mAh |
Xiaomi 14 Ultra | 14時間37分 | 5,000mAh |
POCO F6 Pro | 14時間23分 | 5,000mAh |
Google Pixel 7 | 14時間00分 | 4,355mAh |
HONOR 50 | 13時間29分 | 4,300mAh |
Redmi 10 | 13時間04分 | 5,000mAh |
Blackview A100 | 8時間41分 | 4,680mAh |
バッテリー保護機能が豊富に存在
【OnePlus13】は、バッテリー消費を抑えるための「省電力モード」と、さらに消費を抑える「超省電力モード」の2種類のモードを備えています。これらのモードは、外出先で充電が難しい場合などに活用することで、より長時間の使用が可能になります。
さらに、バッテリーの劣化を抑え、寿命を延ばすための機能も搭載されています。具体的には、急速充電時の電流を調整し、バッテリーへの負荷を軽減する「スマート充電」と、充電しながらの使用時に充電量を80%で維持する「電荷制限」の2つが用意されています。これらは、設定からユーザーが任意に選択できます。
1年以上の長期間スマートフォンを使用する場合は活用すると良いでしょう。
有線急速充電は最大100Wに対応も,,,
【OnePlus13】は、最大100Wの急速充電に対応しています。さらに、この高速充電を実現する100W対応の充電器とUSBケーブル一式が同梱されているため、別途購入する必要がないのも嬉しいポイントです。高出力の充電器は、単体で購入すると高価な場合が多いため、この同梱はユーザーにとって大きなメリットと言えるでしょう。
実際に筆者の環境で付属の充電器を使用して充電テストを行ったところ、最大出力は約38Wに留まりました。公称値である100Wには及びませんでしたが、それでも十分高速な充電速度と言えます。100Wの最大出力を得るためには、特定の条件を満たす必要があるものと推測されます。
一般的なPD充電器では25Wの速度を確認しました。
無接点充電にも対応
さらに、最大50Wのワイヤレス充電にも対応しています。この最大速度で充電を行うためには、有線充電と同様に、OnePlus純正のワイヤレス充電器が必要です。ただし、純正のワイヤレス充電器は同梱されておらず、別途購入する必要があります。なお、一般的なワイヤレス充電器も使用できるため、充電速度を重視しない場合は、市販のQi規格対応ワイヤレス充電器を使用することも選択肢の一つです。
OnePlus13 は上質なデュアルステレオスピーカーを搭載
サウンド性能はさすがのフラグシップモデル
【OnePlus13】進化した「Ultra-Linear Stereo Dual Speakers」を搭載しています。スピーカーは、デバイスの下部と受話口に配置され、デュアルスピーカー構成によりバランスの取れたステレオサウンドを実現。OnePlus独自の「Sound Effect 2.0」テクノロジーにより、音楽、映画、ゲームなど、あらゆるコンテンツで没入感のあるサウンド体験を楽しめます。
実際に本機でサウンドを聴いてみたところ、その豊かでクリアなサウンドに驚かされました。音量は十分に大きく、最大音量にしても音割れはほとんど感じられません。低音は迫力がありながらも、中高音域を邪魔することなく、絶妙なバランスで調整されています。高音域はクリアで伸びやかで、ボーカルや楽器の音色を鮮明に再現してくれます。
さすっがフラグシップスマホ、上質なスピーカーです。
上位コーデックに対応
また【OnePlus13】は、SBC、AAC、aptX、aptX HD、LDAC、LHDC (5.0) などの幅広いBluetoothコーデックに対応しており、ワイヤレスでも高音質を楽しめます。さらに、24-bit/192kHzのHi-Resオーディオにも対応しているため、対応するヘッドフォンやスピーカーを使用すれば、細部まで表現された原音に忠実なサウンドを堪能できます。
OnePlus13 は超高速高精細の超音波式指紋認証センサーを搭載
爆速の画面内指紋認証
【OnePlus13】は、超音波式指紋認証センサーを搭載しています。指を一瞬触れるだけで、高精度なロック解除を実現。さらに、手が少し濡れていても問題なく反応するため、ストレスなくホーム画面へ移行できます。
超音波式を一度体験すると、光学式に戻れなくなります。
インカメラを使用した顔認証にも対応
また、本機はインカメラを使用した顔認証にも対応しています。こちらも指紋認証同様に素早くロック解除が可能ですが、ロック解除後に画面を上にスワイプしないとホーム画面へ移行できない仕様となっています。このひと手間が煩わしく、利便性という点では一歩及ばない印象です。
指紋認証を活用しましょう。
OnePlus13 はHasselbladとの共同開発したカメラ性能を搭載
前モデル【OnePlus12】から引き続き、伝統と革新を兼ね備えた名門カメラメーカー「Hasselblad」とのパートナーシップを継続しています。【OnePlus13】ではすべてのカメラでHasselbladのカラーキャリブレーション技術により、見たままの自然な色合いをより正確に再現することが可能です。
メインカメラ(Sony Lightyu LYT-808)+OIS 5000万画素
オート撮影
【OnePlus13】のメインカメラは、まさに「圧巻」の一言。全体的に高画質を実現し、特に日中の撮影においては、解像感、ダイナミックレンジ、色再現性、ノイズレベルの全てにおいて、ハイレベルなパフォーマンスを発揮します。
その中心となるのが、メインカメラのSony製「LYT-808」センサーです。このセンサーは、光を効率的に捉える能力に優れ、明るい場所では白飛びを抑え、暗所でもノイズを最小限に抑えたクリアな写真を実現します。
さらに、Hasselbladとの共同開発による画像処理エンジンが、その真価を発揮。実際に撮影した写真を見ても目で見た色彩を忠実に再現できているように感じます。OIS(光学式手振れ補正)を搭載しているので、手持ち撮影でも安定した写真撮影を実現します。
娘の成長記録用カメラにぴったりです!
夜景モード
メインカメラのナイトモードは、ただ暗い場所を明るくするだけではなく、複数の画像を素早く合成する高度な技術により、ノイズを極限まで抑えつつ、ディテールまで鮮明に描き出すことを可能にしました。まるで、肉眼で見るよりも美しい、そんな錯覚さえ覚えるほどの仕上がりです。
従来であれば諦めていたような暗闇での撮影も、【OnePlus13】のナイトモードがあれば、作品レベルの美しい一枚へと昇華させることができるでしょう。
超広角カメラ(Samsung S5KJN1)5000万画素
オート撮影
【OnePlus13】は、メインカメラだけでなく、超広角カメラにおいても卓越した性能を発揮します。特筆すべきは、メインカメラと遜色ない、Hasselbladの技術による自然な色再現性です。これにより、広大な風景を切り取っても、色鮮やかで、目で見たままの美しい景色をそのまま写真に残すことができます。
さらに、広い画角を持ちながらも、歪みが極限まで抑えられている点も見逃せません。建物の直線はあくまでも真っ直ぐに、地平線は自然なカーブを描き、画面の隅々まで精細に描写されます。これにより、迫力のあるダイナミックな構図と、日常的なシーンでの実用性を両立させた、幅広い写真表現が可能となりました。
夜景モード
【OnePlus13】の超広角カメラにも、夜間撮影をサポートするナイトモードが搭載されています。しかし、メインカメラと比較してセンサーサイズが小さい点には留意が必要です。
このセンサーサイズの違いにより、暗所での光の取り込み量が少なくなるため、メインカメラのナイトモードほどの明るさや鮮明さは得られにくいのが実情です。実際に撮影してみると、極端に暗い環境では、写真全体がやや暗めに仕上がってしまう傾向が見られました。とは言え、全く使えないというわけではありません。街灯など、ある程度の光源がある環境であれば、ノイズを抑えた、比較的クリアな写真を撮影することは可能です。
超広角カメラのナイトモードは、あくまでも補助的な機能と捉え、撮影シーンの明るさに応じて、メインカメラと使い分けることが、【OnePlus13】を使いこなす上でのポイントと言えるでしょう。
望遠カメラ(Sony LYT-600)+OIS 5000万画素
また【OnePlus13】は、光学3倍ズームに対応した高性能なペリスコープ望遠レンズを搭載しています。このレンズが、遠く離れた被写体も鮮明に捉え、望遠撮影の楽しさを大きく広げてくれます。3倍以上のズームはデジタルズームとなりますが、ここで活きてくるのが5000万画素という高解像度です。デジタルズーム特有の画質劣化を最小限に抑え、細部まで鮮明な、実用性の高い写真を実現しています。
さらに、望遠レンズならではの圧縮効果を活かせば、背景を大きくぼかし、被写体を印象的に際立たせた、プロ顔負けの表現も思いのまま。例えば、遠くに佇む動物の表情を捉えたり、街並みの奥行きを強調したりと、表現の幅は無限大です。
【OnePlus13】のペリスコープ望遠レンズは、日常の撮影シーンに新たな視点と創造性をもたらしてくれる、頼もしい存在と言えるでしょう。
望遠レンズを使用したテレマクロ撮影は、焦点距離の関係からか上手にできませんでした。
ポートレートモード
【OnePlus13】のポートレートモードは、メインカメラでも利用可能ですが、望遠カメラとの組み合わせで、その真価を発揮します。望遠レンズ特有の圧縮効果と美しいボケ味が、被写体を一層際立たせ、日常の一コマをドラマチックに演出してくれます。
例えば、少し離れた場所から望遠カメラで人物を撮影すれば、背景が整理され、被写体の表情や存在感がより強調された、印象的な一枚に。また、花や小物などのクローズアップ撮影では、背景を大きくぼかすことで、被写体のディテールを繊細かつ魅力的に描写できます。
最大ズーム
前述の通り、【OnePlus13】の望遠カメラは光学3倍ズームに対応していますが、さらにデジタルズームを組み合わせることで、最大120倍という驚異的な超望遠撮影を実現しています。この圧倒的なズーム倍率は、肉眼では到底捉えられない、遥か彼方の世界を鮮やかに切り取ります。
実際に120倍ズームを使用してみると、プレビュー画面ではさすがに粗さが目立ち、一見すると実用性に疑問符が付くかもしれません。しかし、ここでシャッターを切ってみると、撮影後の画像処理によって、ノイズが効果的に低減され、想像以上に鮮明な写真が仕上がります。
3種類のレンズはバランスよく設計されていて、OnePlus13のカメラはとても使用しやすいという印象です。
OnePlus13 はしっかりと手振れ補正の効いた美しい動画撮影を実現
高解像度撮影でも極限までブレを抑制可能
【OnePlus13】は、動画撮影においても妥協を許しません。驚異の8K解像度での動画撮影に対応し、圧倒的な高精細映像で、思い出を鮮やかに記録することができます。
8K撮影時は、フレームレートが30fpsに制限されますが、強力な手ブレ補正がその影響を最小限に抑え、滑らかで安定した映像を実現します。実際に撮影してみると、手持ち撮影でも、ブレの少ない、クオリティの高い動画を撮ることができ、その実力に驚かされます。また、4K以下の解像度であればより滑らかなフレームレートでの撮影も可能です。
本機は、静止画だけでなく動画撮影においても、ユーザーの期待を超える、圧倒的なパフォーマンスを発揮してくれる一台と言えるでしょう。
写真性能は【Xiaomi 14 Ultra】【vivo X100 Ultra】には及びませんが、動画性能は同等の実力があります。
OnePlus13 はデュアルSIMに対応し日本のすべてのキャリアで通信が可能
SIMカード2枚入る仕様で2番号の運用が可能
【OnePlus13】は、デュアルSIMに対応しており、2枚のnanoSIMカードを挿入できるスロットを備えています。これにより、物理SIMカードに限り、2つの電話番号を使い分けることが可能です。
microSDには対応していませんでした。
5G通信に対応
対応周波数帯域
2G:GSM:850/900/1800MHz
3G:WCDMA:1/4/5/8
4G:FDD:1/3/4/5/7/8/18/19/20/26/28A/66
TDD:34/38/39/40/41/42/48
5G:n1/n3/n5/n7/n8/n20/n28A/n38/n40/n41/n48/n77/n78/n66/n83A
【OnePlus13】は、幅広い4Gバンドに対応しており、国内外問わず、多くの通信キャリアで快適な通信を利用できる見込みです。さらに、次世代通信規格である5Gにも対応し、対応エリア内では、高速かつ低遅延な通信を体感できるでしょう。
VoLTEや技適にもしっかりと対応しているが、技適未取得なので使用には注意が必要
【OnePlus13】は、日本国内における技術基準適合証明(技適)を取得していない無線機となります。そのため、日本国内でSIMカードを挿入してモバイルデータ通信を行うと、電波法違反となる恐れがあります。
現時点では、日本国内での正規販売の予定は確認できていません。もし、並行輸入品等を入手し、日本国内で使用する場合には、総務省へ届け出を行たうえでWi-Fi運用に限定するなどの特別な注意が必要です。
OnePlusのスマートフォンが日本市場にやってくる可能性はあるのでしょうか。
OnePlus13 はIP69の強力な防塵防水性能を備える
IP69は現行スマホで最強の防水防塵性能
【OnePlus13】は、ユーザーに安心をもたらす、最高レベルの防水防塵性能を備えています。その性能は、国際規格であるIP69の認証によって裏付けられています。これは、IEC(国際電気標準会議)が定める保護等級の中でも、特に過酷な環境下での使用を想定した、非常に高いレベルの保護性能を示すものです。
IP6X:すべての塵や小さな固形物の侵入を完全に防ぎます。これは、最も高い固形物に対する保護等級です。
IPX9:高温・高圧水の噴射に耐える: 80℃の高温水を、10~15cmの距離から、80~100bar(約8~10MPa)という高圧で噴射しても、機器内部に水が侵入しません。
安心してスマホを使用することができます。
NFCによるタッチ決済に対応
本機は、残念ながらFeliCa(おサイフケータイ)には対応していません。しかし、NFCを搭載しており、VISAなどのタッチ決済を利用できます。
決済はNFCとQRコード決済を使用しましょう。
Widevine L1に認証
また本機はWidevine L1に認証されており、NetflixやAmazonプライムビデオを高画質 (HD) で再生できます。
大画面かつ高音質スピーカーでコンテンツ消費用端末としても優秀です!
OnePlus13(中国版) の価格
12GB / 256GB モデル
定価 ⇒ 4,499元(約97,197円)
12GB / 512GB モデル
定価 ⇒ 4,899元(約105,851円)
16GB / 512GB モデル
定価 ⇒ 5,299元(約114,494円)
24GB / 1TB モデル
定価 ⇒ 5,999元(約129,612円)
※日本円は2024年12月27日現在の為替で算出
(1中国人民元=21.61円)
まとめ:大画面ハイエンドディスプレイ、Snapdragon 8 Elite、ハッセルブラッド共同開発カメラで超快適で大満足なスマートフォン
【OnePlus13】は、ハイエンド級のディスプレイ性能、Hasselbladとの協業によるカメラシステム、驚異的な120倍ズーム、8K動画撮影、IP69等級の防水防塵性能、そして最新のSnapdragon 8 Eliteプロセッサーなど、あらゆる面で最高峰のスペックを備えた、まさに死角なしの「全部入り」のフラッグシップスマートフォンでした。実際に使用してみて、特にカメラ性能の高さには目を見張るものがあり、日常的なスナップから本格的な作品撮りまで、幅広いシーンで活躍してくれる一台だと実感しました。一方で、技適未取得による国内利用への制限や、高価格帯である点は、購入を検討する際に注意すべきポイントです。しかし、それらの点を考慮しても、【OnePlus13】は、現状における最高レベルの性能と、所有する喜びをユーザーに提供してくれる、非常に魅力的なスマートフォンであることは間違いありません。
引用(1)