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【OnePlus 12 レビュー】高速処理性能とスタイリッシュなデザインを兼ね備えたフラッグシップスマートフォン【OnePlus復活】

2024年5月4日

 【OnePlus 12】は、2023年末に発売された中国スマートフォンメーカーOnePlusのフラッグシップスマートフォンです。そもそも「OnePlus」といえば OnePlus 8 シリーズまでは高品質な製品を展開する戦略で日本国内でも人気を博していました。CEOが変わりミドルレンジ帯やローエンド帯まで製品の幅を広げたことがきっかけで、ブランドイメージが変わりその人気に陰りが出ている状態でした。

 そんな中今回リリースされたこの【OnePlus 12】はスタイリッシュな見た目ハイスペックなディスプレイ、高速CPU、ハッセルブラッド監修の高画質カメラ、大容量バッテリーなど、まさにハイエンドと言える機能を多く備えています。他社フラグシップスマートフォンと性能面は引けを取らず、さらに価格を抑えることが出来ているこの【OnePlus 12】は、「OnePlus」そのものが再び風に乗るための最高の製品に仕上がっています。

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田舎団子
田舎団子

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当ブログでは中国版に、グローバル化した端末(OxygenOS書換え品)を使用しています。

【OenPlus 12】は技適未取得機器です。当ブログでは技適未取得機器を用いた実験等の特例制度の届出を行ったうえで当機種を使用しています。

OnePlus 12 のスペック

機種名OnePlus 12
カラー・Flowy Emerald
・Silky Black
・White(中国版)
ストレージ256 GB / 512 GB(UFS 4.0)
1TB(中国版)
メモリ12 / 16 GB (LPDDR5X)
+12 / 16 GB追加可能
24GB(中国版)
サイズ縦 :164.3mm
横 :75.8mm
厚さ:9.15mm
重量:220g
ディスプレイパネルタイプ:有機EL(LTPO)
サイズ:6.82インチ
解像度:2K (3168×1440)
アスペクト比:
画面占有率:90.8%
ピクセル密度:510ppi
ピーク輝度:4,500nit
リフレッシュレート:120Hz
タッチサンプリングレート:Hz
GORILLAGLASS Victus 2
TÜV SÜDブルーライト認証
プロセッサQualcomm Snapdragon® 8 Gen 3
総合冷却機構 合計面積 9,140m㎡
バッテリー5,400mAh
有線充電速度:100W(SUPERVOOC)
無線充電速度:50W(AIRVOOC)
リバース充電対応
カメラハッセルブラッド監修
・メインカメラ(SONY LYT-808)+OIS
  50MP(1/1.4インチ , f/1.6) 
・超広角カメラ
  48MP (1/2インチ , 114°)
・ペリスコープ望遠カメラ +OIS
  64MP(1/2インチ , 70mm , 3倍)
・フロントカメラ(SONY IMX615)
  32MP (f/)
生体認証顔認証
画面内指紋認証
対応バンドデュアルSIM(nanoSIM × 2)

周波数帯域
【2G】
GSM:850/900/1800/1900
【3G】
WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
【4G】
LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/
  26/28a/28b/30/32/66/71
LTE TDD:B38/39/40/41/48
【5G】
n1/2/3/5/7/8/12/20/25/28a/28b/30/38/40/41/66/
71/77/78
Wi-FiWi-Fi 6、Wi-Fi 7、802.11 a/b/g/n/ac/ax/be
Bluetooth5.4
コーデック:
位置情報GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou
USBUSB Type-C、USB 3.2
オーディオデュアルステレオスピーカー
Dolby Atmos®
センサー類加速度計、カラースペクトルセンサー
方位磁針、ジャイロスコープ
近接センサー、指紋センサー
防水・防塵規格IP65
OSColorOS14(中国版) , OxygenOS14(グローバル版)
Android 14
その他NFC
OnePlus 12 スペック

OnePlus 12 は他にないラグジュアリーな筐体デザイン

開封〜内容物の紹介

 【OnePlus 12】のパッケージはおなじみの真っ赤なデザインです。遡ると OnePlus 7 から同じデザインを継続している様です(それ以前は白と赤)。OnePlus の化粧箱は昔から相変わらずデカいという印象です。

田舎団子
田舎団子

このメーカーのこだわりすごく好き。

 化粧箱背面は特にスペック情報等記載されているわけではなくシンプルにデザインされています。

 内容物はとても充実しています。スマホ本体の他にカバーとSIMピン、受電ケーブルとアダプターが同梱。

 充電アダプタは100Wの急速充電に対応したものが同梱されています。OPPO系列の充電規格である「SUPERVOOC」に対応をしています。

本体外観の紹介

 デザインは OnePlus 11 から踏襲しています。カメラユニットは前作より大きくなり全体的にバランス良くかっこよくなりました。OnePlusのスマホデザインは独特で、数多のスマートフォンが世の中に存在する中でこの【OnePlus12】は唯一無二のデザインと言えます。

 カメラは3眼構成。LEDフラッシュライトを含めてきれいに配置されています。カメラユニット内には3種類のカメラの簡易的なスペックと、Hasselbladのロゴマークがあしらわれています。

 下部側面にはスピーカー、充電口、マイク穴、SIMスロットが、

 そして上部側面にはスピーカー穴、IRブラスター(赤外線発信機)、そしてマイク穴、

 背面向かって左側に音量ボタンと電源ボタン、

 そして背面向かって右側側面は OnePlus おなじみのマナーモードスイッチを備えます。また、上下左右側面にはそれぞれアンテナラインが複数配置されていることがわかります。

画面保護フィルムは初期装備

 画面保護フィルムは初期状態から装備されています。指の滑りが良くて指紋が付きにくい上質なものが使用されているため、しばらくは張り替えることをせず使い続けることおすすめします。

田舎団子
田舎団子

さすがハイエンド、抜かり無い。

保護カバーも付属

 また本機には黒いTPUカバーが同梱されています。カメラ部はすべて露出しているタイプとなるので、傷が心配の人は別途調達することをお勧めします。

 筆者はカメラユニットの露出部に、PDA工房さんの保護フィルムを張り付けて運用しています。

本体重量は約222gとヘビー級

 本気の重量は初期保護フィルムを含めると実測値で約222gという結果でした。スマートフォンの中ではなかなか重い部類にあると言えますが、6.8インチ超のスマホとしては平均的です。

田舎団子
田舎団子

6.7インチの iPhone 15 Pro MAX は221gでありほぼ一緒です!

 付属のカバーを付けた状態では約242gとなります。

大きな筐体を感じさせない持ちやすさ

 本機は大画面ディスプレイを搭載しながらも、曲面ディスプレイや背面のラウンド加工が手に馴染みやすく、とても持ちやすい設計をしています。大きなサイズや重量、厚みを感じさせない拘りを感じます。ただし、多くの人にとっては片手での操作は難しいと思われます。バンカーリング等を活用しましょう。

田舎団子
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筆者は、MagSafe対応ケースとバンカーリングで持ちやすくなるように工夫をしています。

OnePlus 12 は高輝度高解像度のハイエンドディスプレイを採用

6.82インチの大型有機ELディスプレイを搭載

 本機のディスプレイは高解像度・高輝度・高リフレッシュレートと、最上級のスペックを備えています。さらには省電力で画面の書き換えを実現するLTPO駆動ディスプレイを採用しています。解像度やリフレッシュレートが高いディスプレイは省電力性能が悪いことが常識としてありますが、本機は低い消費電力での運用を実現してくれます。

超高解像度のきめ細かくきれいなディスプレイ

 前述しましたが、解像度が 3168×1440 ピクセル、ピクセル密度が 510ppi とハイエンドモデルに相応しい超きめ細かくきれいなディスプレイを搭載しています。撮影した写真や動画等をきれいなディスプレイで表示できるため、バッテリー持ちを気にする人以外は必ず高い解像度を設定をしましょう。

田舎団子
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高解像度設定をしていてもバッテリーの減り方に大きな影響を与えません!安心して設定しましょう!

ディスプレイのピーク輝度は脅威の最大4,500nit

 本機は、最大輝度4,500nitという非常に高いディスプレイ輝度を実現しています。これは、一般的なスマートフォンよりも約4倍以上の明るさを誇ります。炎天下の環境でもしっかりとディスプレイを視認することができます。

田舎団子
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ディスプレイはすべてのスペックが最高峰です!

OnePlus 12 は OxygenOS での運用がおすすめ

OxygenOS は使いやすさを重視したデザイン

 本機のOSは、グローバル版や中国版ROM書き換え品にて「OxygenOS」を使用することができます(中国版はColorOS)。このOSはユーザーがより使いやすくデザインされていて、中国スマートフォンで良く耳にする「OSの癖」が一切なく万人受けをする様な人気なソフトウェアとなります。Googleが初期搭載されており、タスクキルも弱く素人向けです。ホームのアプリを細かく並べることができたり、システムUIのカラーを変更できたりと、カスタマイズ性が高いことも人気の理由です。

田舎団子
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OnePlusのROM焼きは簡単と聞きますが、当ブログでは解説しません。挑戦したい方は自己責任でお願いします。

ストレージ容量は256GB~1TBから選択が可能

 ストレージは256・512GBそして中国版のみ1TBの選択肢が用意されています。例えストレージ容量の低いモデルを選んだとて、USB3.2の高速データ転送で容易に大容量データをPC等にコピーすることができる為、最小構成を購入しても後悔することはないでしょう。

スイッチで簡単にマナーモードを設定可能

 OnePlus の端末としてはおなじみのマナーモードスイッチが本機にも備わっています。ディスプレイを見なくとも状態が確認できるのはとても楽で、電車に毎日乗る人など頻繁に切り替え操作を行う人にとってはとても良い機能です。

OnePlus 12 はハイレベルな処理能力を備え持ちゲーミングスマホとしても活躍が期待できる

搭載している「Snapdragon 8 Gen 3」は2024年上期のQualcomm社フラグシップSoC

 SoCには「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3」を搭載しており、スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.2.5にて約185万点を記録しました。2024年上期においてこのベンチマークスコアを上回る性能を持つSoCは「vivo X100 Pro」等が採用しているMediaTek製「Dimensity 9300」のみで、本SoCは2番目の処理性能となります。いずれもとても高い処理能力であり、いかなる動作も快適に行うことができます。また、画像処理性能等数値化できない部分については「Snapdragon 8 Gen 3」の方が優秀であると言われており、本機【OnePlus 12】は、2024年上期で総合的に最も優れたSoCを搭載しているスマートフォンであると言えます。

⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩

機種名得点SoC
vivo X100 Pro2,054,033MediaTek Dimensity 9300
Xiaomi 14 Ultra2,022,587Snapdragon 8Gen3
OnePlus121,856,957Snapdragon 8Gen3
POCO F6 Pro1,555,253Snapdragon 8Gen2
iPhone 15 Pro1,537,143A17 Proチップ
Xiaomi 13T Pro1,479,727MediaTek Dimensity 9200+
Xiaomi 12T Pro1,284,359Snapdragon 8+Gen1
Google Pixel 9 Pro XL1,157,880Google Tensor G4
Google Pixel 7975,199Google Tensor G2
Google Pixel 6843,237Google Tensor
Redmi Note 13 Pro+769,953MediaTek Dimensity 7200 Ultra
arrows We2 Plus609,869Snapdragon 7s Gen2
Blackview BL8000577,577MediaTek Dimensity 7050
Blackview N6000405,376MediaTek Helio G99
UMIDIGI A15T394,070Mediatek Helio G95
UMIDIGI G6 5G373,817MediaTek Dimensity 6100+
UMIDIGI A15301,934UNISOC T616
Redmi 14C261,903MediaTek Helio G81-Ultra
UMIDIGI G3 Max256,151UNISOC T606
※ガジェチェス実測の参考記録(AnTuTuスコア)

⇩【参考】AnTuTu V9 スコア結果⇩

機種名得点SoC
Xiaomi Mi11 Ultra775,320Snapdragon 888
Redmi K40 / POCO F3686,792Snapdragon 870
POCO X3 Pro547,118Snapdragon 860
HONOR 50515,059Snapdragon 778G
Redmi Note 12 Pro424,516MediaTek Dimensity1080
OPPO Reno5 A398,362Snapdragon 765G
OPPO Reno7 A381,145Snapdragon 695
Blackview BV8800300,343MediaTek Helio G96
Redmi Note 11253,847Snapdragon 680
Redmi 10209,927MediaTek Helio G88
Blackview A100209,132MediaTek Helio P70
UMIDIGI A13 Pro201,896UNISOC T610
Redmi 9T192,172Snapdragon 662
UMIDIGI A11 Pro Max191,795MediaTek Helio G80
UMIDIGI A13S152,958UNISOC T310
OPPO A77117,987MediaTek Helio G35
UMIDIGI A11108,026MediaTek Helio G25
※ガジェチェス実測の参考記録(AnTuTuスコア)

処理性能が向上する高パフォーマンスモードを実装

 このモードは処理性能が向上し消費電力と発熱が大きくなるモードです。原神などの3Dグラフィックを用いた高負荷のゲームなどを高いレベルでプレイする際に使用することでより快適なゲームプレイを実現することができます。実際にAnTuTuベンチマークスコアは大幅に向上して、200万点を上回る結果となりました。

田舎団子
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不要なシーンは性能を抑え、ゲーム時はフルパワーで!メリハリが効かせることができて良き!!

設定から仮想メモリを追加可能

 最近のAndroidスマートフォンでは一般的となったRAM拡張機能を本機も対応。メモリ12GBモデルでは追加で12GB、メモリ16GBモデルでは追加で16GBを拡張できるため、多くのアプリを動かす際や重いアプリを使用するときに非常に有効となります。

田舎団子
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ストレージ容量を使い仮想メモリとするので、ストレージ容量に空きがないと機能しないので注意!!

Xの挙動をチェック

 2024年上期においては最高峰の処理性能を備えているSoCを搭載しているだけあって、Xの動作についてはサクサク動き一切ストレスを感じることはありませんでした。

OnePlus 12 は省電力性能も超優秀で長時間連続駆動を実現

5,400mAhの大容量バッテリーを採用

 本機は、5400mAhの大容量バッテリーを搭載しています。これは、一般的なスマートフォンよりも約10%大きい容量となります。

省電力性能×大容量バッテリーでバッテリー持続時間が超長い

 バッテリーテストを「PCMark for Android」にて、画面リフレッシュレート120Hz、輝度音量共に50%固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに16時間45分かかりました。つまり0%になるまで使用を続けた場合は約20時間56分かかる計算となります。処理性能が優秀なSoCですが、意外にも省電力性能にも長けていて大容量バッテリーと合わせることで長い連続駆動時間を実現することができました。さらには省電力モードも搭載されているので、長期間充電できないような環境下でも安心してスマホを使用することができるでしょう。

⇩バッテリーテストスコア結果⇩

機種名記録時間バッテリー容量
UMIDIGI A11 Pro Max23時間17分5,150mAh
UMIDIGI A1123時間05分5,150mAh
Blackview BL800022時間43分8,800mAh
UMIDIGI A15T22時間11分5,000mAh
UMIDIGI A1521時間56分5,000mAh
OnePlus 1220時間56分5,400mAh
vivo X100 Pro20時間35分5,400mAh
Redmi Note 1119時間50分5,000mAh
UMIDIGI G3 Max19時間21分5,150mAh
Redmi 14C19時間5分5,160mAh
Google Pixel 9 Pro XL18時間3分5,060mAh
UMIDIGI A13S16時間15分5,150mAh
arrows We2 Plus16時間3分5,000mAh
UMIDIGI G6 5G17時間13分5,000mAh
Redmi K40 / POCO F316時間10分4,520mAh
POCO X3 Pro16時間10分5,160mAh
Google Pixel 615時間53分4,614mAh
Blackview N600015時間43分3,880mAh
Redmi Note 13 Pro+15時間17分5,000mAh
Xiaomi 12T Pro15時間07分5,000mAh
UMIDIGI A13 Pro14時間57分5,150mAh
Redmi Note 12 Pro14時間52分5,000mAh
Xiaomi 13T Pro14時間50分5,000mAh
Xiaomi 14 Ultra14時間37分5,000mAh
POCO F6 Pro14時間23分5,000mAh
Google Pixel 714時間00分4,355mAh
HONOR 5013時間29分4,300mAh
Redmi 1013時間04分5,000mAh
Blackview A1008時間41分4,680mAh
ガジェチェス実測の参考記録(バッテリー性能)
田舎団子
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実際に使用していてもバッテリーの減りが遅いことを実感できます!

バッテリー保護機能が実装

 「設定」⇒「バッテリー」⇒「バッテリーの状態」よりバッテリーの劣化を遅らせるための保護機能を選択することができます。具体的には充電速度を自動で調整してくれるスマート充電や、80%で充電を停止してくれる機能です。スマホヘビーユーザーではない人はこれらの設定をオンにして使用することをお勧めします。

100Wの有線急速充電に対応

 本機は100Wの急速充電に対応しており、付属しているACアダプターを使うことで100W急速充電を体験することができます。なお、充電規格がOPPO系の独自規格である「SUPERVOOC」であり、他社の規格との互換性はないので注意が必要です。

OnePlus 12 のスピーカー性能はハイエンドスマホとしては少し物足りない

強み・特徴がない普通のスピーカー

 サウンド性能面については特に「売り」にしている部分はなく、可もなく不可もなく及第点と言ったところ。他社のフラグシップ級スマートフォンと比較すると少し見劣りはしてしまいますが、決して悪いわけではなく不満を感じることはありません。

田舎団子
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すこーしこもって聞こえてくる感じです。

OnePlus 12 の指紋認証ロック解除の速度は爆速で精度は良い

爆速の画面内指紋認証はさすがハイエンドスマートフォン

 本機は画面内指紋認証に対応しています。ハイエンドスマートフォンらしくその精度や速度には一切不満を感じることはなくストレスフリーでロック解除をすることができます。

顔認証にも対応

 インカメラを使用した顔認証にも対応しており、こちらも指紋同様爆速でロック解除をすることができます。

田舎団子
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状況に応じて使い分けましょう!

OnePlus 12 はハッセルブラッド監修の上質な写真撮影が可能

メインカメラ(SONY LYT-808)+OIS

オート撮影

 OnePlus9 から続くハッセルブラッドとのコラボしたカメラを今作【OnePlus12】も引き続き継続しています。そして、メインカメラにはSONYの新しいイメージセンサーである「LYT-808」を採用しており5000万画素の高画質で鮮明な写真撮影が可能です。上の写真のように、大袈裟に色を付けくわえて映える様に勝手に編集されることなく、見たままの自然な色合いの写真を撮影することができました。色合いだけではなく全体的にバランスが良くディティールの表現や明暗、ぼけ感まで上質な写真に仕上がります。さらにメインカメラにはOIS(光学式手振れ補正)が搭載されており、誰でも簡単にきれいな写真を撮影することができます。

田舎団子
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メインカメラは他社フラグシップスマホに迫る性能を備えています。

ポートレートモード

f 16.0 f 1.4

 ポートレートも実に高いレベルにあり、自然なぼけ感を再現することができました。ぼけ感の調整も広い範囲選択することができるので、好みの強さを探してみると良いでしょう。

夜景モード

 メインカメラの暗所撮影は大きな劣化が見られることもなく実用的な写真撮影を実現しました。

田舎団子
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撮影モードを切り替えることなく自然に夜景モード撮影となります。

ペリスコープ望遠カメラ +OIS(64MP)

オート撮影

 本機は3倍望遠のペリスコープカメラを搭載しています。イメージセンサー的には他社(vivo X100 Proなど)のカメラ特化フラグシップスマートフォンと比較すると見劣りするのですが、本機の望遠カメラはとても使いやすく評判が高いことで知られています。実際の写真を見るとメインカメラ同様に自然な色合いで寄りの写真を撮影することができました。さらに背景のボケ感や圧縮効果を得られてとてもおしゃれな構図となります。物撮りや飲食の記録の際に活躍できるカメラであると言えます。

田舎団子
田舎団子

筆者はメインカメラより望遠カメラのほうが使用頻度が高いです!

最大ズーム性能

6倍
120倍

 望遠カメラは最大で120倍までのデジタルズームに対応しています。元々が3倍望遠なので120倍まで行くと流石に補正も効かず荒い写真となります。ズームは6倍程度に抑えての使用が望ましいです。

超広角カメラ(48MP)

オート撮影

 超広角カメラもメインカメラや望遠カメラの様なごく自然な色合いの写真となりました。3つのカメラ全て同じ様なチューニングでかつ高いレベルの撮影を実現できるので、特別高度な撮影技術や撮影後の編集をせずとも、誰でも質の高いカメラを手軽に体験することができる印象を受けました。

夜景

 超広角カメラの暗所についてはメインカメラの暗所撮影より見劣りはしますが十分実用的である範疇です。

その他のモード

 その他の撮影モードもとても多く、スローモーションやチルトシフトなどと言った撮影を楽しむことができます。

Oneplus 12 はフラグシップモデルに相応しいに動画撮影を実現

最大 8K 解像度の動画撮影に対応

 本機のカメラは写真性能だけでなく動画撮影においても優れたパフォーマンスを発揮します。解像度は最大で8K画質で撮影が可能です。OISの、おかげで8K画質においてもしっかりと手ぶれ補正が効いてとても見やすい動画撮影を実現。しかし、フレームレートが落ちて横の動きに少し苦手な感じが見受けられるので、4K60fps以下の設定での撮影がおすすめです。

手振れ補正モードを実装

 メインカメラと超広角カメラ共に1080p60fpsに限り「手ぶれ補正モード」を有効にすることができます。これにより、さらに実用的な動画撮影をすることができます。

田舎団子
田舎団子

写真性能同様に動画性能も実にレベルが高く、とても使いやすい!

OnePlus 12 は物理SIMが2枚入るデュアルSIMに対応

SIMスロットには1枚のnano SIMのみ挿入可能

 SIMカードは2枚入るため、デュアルSIMに対応しています。また、中国版は非対応ですが、グローバル版にはeSIM対応です。

田舎団子
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グローバル化した中華版もeSIM非対応です!

5G通信に対応

【3G】WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19

【4G】LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28a/28b/30/32/66/71
    LTE TDD:B38/39/40/41/48

【5G】n1/2/3/5/7/8/12/20/25/28a/28b/30/38/40/41/66/71/77/78

 幅広い4Gバンドに対応しているため、キャリアを選ばずに満足できる通信が可能です。また、5Gによる高速通信もサポートされています。

田舎団子
田舎団子

前述していますが、本機側面にはアンテナラインが多く備わっており、電波感度はとても良いスマホです。

技適非対応もVoLTEにしっかりと対応

 技適がない機種であるため、筆者はSIMカードを挿入することはしておりませんが、本機はVoLTE通話に対応しています。

OnePlus 12 はIP65の防水防塵性能に対応

防水性能は少しだけ低め

 本機は「IP68」の防水防塵性能に対応しています。IP65は、国際電気標準会議 (IEC) が定めた電気機器の 防塵・防水性能 を示す等級です。数字の 6防塵性能5防水性能 をそれぞれ表します。雨にあたってしまい濡れた場合や一時的に水中に落としてしまった場合も水没故障することはないでしょう。

IP6X:粉塵の侵入を完全に防止できる

IPX5:あらゆる方向からの噴流 (12.5mm のノズルで 3 分間、毎分 7.5L の水を噴射) に対して、機器内部に有害な影響を与えない防護構造である

おサイフケータイは非対応

 中国版に限らず、グローバル版も日本展開はされておらず、故におサイフケータイの機能は搭載していません。

OnePlus 12 の価格

中国版・グローバル版の価格一覧

RAM / ROM 容量中国版グローバル版
12GB / 256GB4299元(約90,834円)799.99ドル(約122,443円)
16GB / 512GB4799元(約101,391円)899.99ドル(約137,640円)
16GB / 1TB5299元(約111,955円)
24GB / 1TB5799元(約122,519円)
OnePlus 12 価格表
※2024年5月4日の為替による日本円換算です。

中国版・グローバル版の違い

 本機は中国版とグローバル版が存在し、前述している通り中国版は「ColorOS」グローバル版は「OxygenOS」を搭載しています。共に日本語は標準対応していますが、中国版はデフォルトでGoogle系アプリがインストールされておらず別途セットアップが必要です。また、セットアップをしてもクイックシェアは使えないので注意が必要です。他に中国版は通知が不安定であったり中華系アプリが多く入っていたりと玄人向けの仕様となっています。多くの人にとっては不自由なOSであるため、ご購入はグローバル版がおすすめです。

田舎団子
田舎団子

中国版にグローバルROMを焼くことができれば安くグローバル版を使用できます。

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まとめ:価格を抑えた優等生スマートフォン

メリット

  • ラグジュアリーでスタイリッシュな筐体デザイン
  • ハイエンド高スペックディスプレイ搭載
  • 超高性能SoC搭載
  • 省電力性能の長けたバッテリー性能
  • ハッセルブラッド監修のバランスの良い3眼カメラ
  • 他社フラグシップスマホと比較して安い価格設定

デメリット

  • 重い筐体設計
  • 普通のスピーカー
  • IP65の物足りない防水性能

 本機を使用してみるとまずそのディスプレイ性能と処理性能の高さに圧巻されます。この2点は他社の高価なフラグシップスマートフォンと同等の性能と言えます。加えてカメラ性能も素晴らしく、ハード的には見劣りするのですが、ハッセルブラッドの手が加わっている事で3つのカメラ全てがバランス良く高品質な写真を生み出してくれます。その他、妥協している点は少しだけ見受けられるのですが、デザイン・ディスプレイ性能・処理性能・カメラ性能がとても高いレベルにありながらが最安9万円強で買えることを考えるととてもお得に感じます。OnePlus復活の起爆剤となり得るこの【OnePlus 12】はとてもおすすめのスマートフォンです。

引用(

  • この記事を書いた人

田舎団子(イナカダンシ)

新潟県田舎在中のガジェットレビュアー。スマートフォン・タブレット・TWS等ガジェットを中心にレビューします!

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