【OnePlus 12】は、2023年末に発売された中国スマートフォンメーカーOnePlusのフラッグシップスマートフォンです。そもそも「OnePlus」といえば OnePlus 8 シリーズまでは高品質な製品を展開する戦略で日本国内でも人気を博していました。CEOが変わりミドルレンジ帯やローエンド帯まで製品の幅を広げたことがきっかけで、ブランドイメージが変わりその人気に陰りが出ている状態でした。
そんな中今回リリースされたこの【OnePlus 12】はスタイリッシュな見た目ハイスペックなディスプレイ、高速CPU、ハッセルブラッド監修の高画質カメラ、大容量バッテリーなど、まさにハイエンドと言える機能を多く備えています。他社フラグシップスマートフォンと性能面は引けを取らず、さらに価格を抑えることが出来ているこの【OnePlus 12】は、「OnePlus」そのものが再び風に乗るための最高の製品に仕上がっています。
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当ブログでは中国版に、グローバル化した端末(OxygenOS書換え品)を使用しています。
【OenPlus 12】は技適未取得機器です。当ブログでは技適未取得機器を用いた実験等の特例制度の届出を行ったうえで当機種を使用しています。
OnePlus 12 のスペック
機種名 | OnePlus 12 |
カラー | ・Flowy Emerald ・Silky Black ・White(中国版) |
ストレージ | 256 GB / 512 GB(UFS 4.0) 1TB(中国版) |
メモリ | 12 / 16 GB (LPDDR5X) +12 / 16 GB追加可能 24GB(中国版) |
サイズ | 縦 :164.3mm 横 :75.8mm 厚さ:9.15mm 重量:220g |
ディスプレイ | パネルタイプ:有機EL(LTPO) サイズ:6.82インチ 解像度:2K (3168×1440) アスペクト比: 画面占有率:90.8% ピクセル密度:510ppi ピーク輝度:4,500nit リフレッシュレート:120Hz タッチサンプリングレート:Hz GORILLAGLASS Victus 2 TÜV SÜDブルーライト認証 |
プロセッサ | Qualcomm Snapdragon® 8 Gen 3 総合冷却機構 合計面積 9,140m㎡ |
バッテリー | 5,400mAh 有線充電速度:100W(SUPERVOOC) 無線充電速度:50W(AIRVOOC) リバース充電対応 |
カメラ | ハッセルブラッド監修 ・メインカメラ(SONY LYT-808)+OIS 50MP(1/1.4インチ , f/1.6) ・超広角カメラ 48MP (1/2インチ , 114°) ・ペリスコープ望遠カメラ +OIS 64MP(1/2インチ , 70mm , 3倍) ・フロントカメラ(SONY IMX615) 32MP (f/) |
生体認証 | 顔認証 画面内指紋認証 |
対応バンド | デュアルSIM(nanoSIM × 2) 周波数帯域 【2G】 GSM:850/900/1800/1900 【3G】 WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19 【4G】 LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/ 26/28a/28b/30/32/66/71 LTE TDD:B38/39/40/41/48 【5G】 n1/2/3/5/7/8/12/20/25/28a/28b/30/38/40/41/66/ 71/77/78 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6、Wi-Fi 7、802.11 a/b/g/n/ac/ax/be |
Bluetooth | 5.4 コーデック: |
位置情報 | GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou |
USB | USB Type-C、USB 3.2 |
オーディオ | デュアルステレオスピーカー Dolby Atmos® |
センサー類 | 加速度計、カラースペクトルセンサー 方位磁針、ジャイロスコープ 近接センサー、指紋センサー |
防水・防塵規格 | IP65 |
OS | ColorOS14(中国版) , OxygenOS14(グローバル版) Android 14 |
その他 | NFC |
OnePlus 12 は他にないラグジュアリーな筐体デザイン
開封〜内容物の紹介
【OnePlus 12】のパッケージはおなじみの真っ赤なデザインです。遡ると OnePlus 7 から同じデザインを継続している様です(それ以前は白と赤)。OnePlus の化粧箱は昔から相変わらずデカいという印象です。
このメーカーのこだわりすごく好き。
化粧箱背面は特にスペック情報等記載されているわけではなくシンプルにデザインされています。
内容物はとても充実しています。スマホ本体の他にカバーとSIMピン、受電ケーブルとアダプターが同梱。
充電アダプタは100Wの急速充電に対応したものが同梱されています。OPPO系列の充電規格である「SUPERVOOC」に対応をしています。
本体外観の紹介
デザインは OnePlus 11 から踏襲しています。カメラユニットは前作より大きくなり全体的にバランス良くかっこよくなりました。OnePlusのスマホデザインは独特で、数多のスマートフォンが世の中に存在する中でこの【OnePlus12】は唯一無二のデザインと言えます。
カメラは3眼構成。LEDフラッシュライトを含めてきれいに配置されています。カメラユニット内には3種類のカメラの簡易的なスペックと、Hasselbladのロゴマークがあしらわれています。
下部側面にはスピーカー、充電口、マイク穴、SIMスロットが、
そして上部側面にはスピーカー穴、IRブラスター(赤外線発信機)、そしてマイク穴、
背面向かって左側に音量ボタンと電源ボタン、
そして背面向かって右側側面は OnePlus おなじみのマナーモードスイッチを備えます。また、上下左右側面にはそれぞれアンテナラインが複数配置されていることがわかります。
画面保護フィルムは初期装備
画面保護フィルムは初期状態から装備されています。指の滑りが良くて指紋が付きにくい上質なものが使用されているため、しばらくは張り替えることをせず使い続けることおすすめします。
さすがハイエンド、抜かり無い。
保護カバーも付属
また本機には黒いTPUカバーが同梱されています。カメラ部はすべて露出しているタイプとなるので、傷が心配の人は別途調達することをお勧めします。
筆者はカメラユニットの露出部に、PDA工房さんの保護フィルムを張り付けて運用しています。
本体重量は約222gとヘビー級
本気の重量は初期保護フィルムを含めると実測値で約222gという結果でした。スマートフォンの中ではなかなか重い部類にあると言えますが、6.8インチ超のスマホとしては平均的です。
6.7インチの iPhone 15 Pro MAX は221gでありほぼ一緒です!
付属のカバーを付けた状態では約242gとなります。
大きな筐体を感じさせない持ちやすさ
本機は大画面ディスプレイを搭載しながらも、曲面ディスプレイや背面のラウンド加工が手に馴染みやすく、とても持ちやすい設計をしています。大きなサイズや重量、厚みを感じさせない拘りを感じます。ただし、多くの人にとっては片手での操作は難しいと思われます。バンカーリング等を活用しましょう。
筆者は、MagSafe対応ケースとバンカーリングで持ちやすくなるように工夫をしています。
OnePlus 12 は高輝度高解像度のハイエンドディスプレイを採用
6.82インチの大型有機ELディスプレイを搭載
本機のディスプレイは高解像度・高輝度・高リフレッシュレートと、最上級のスペックを備えています。さらには省電力で画面の書き換えを実現するLTPO駆動ディスプレイを採用しています。解像度やリフレッシュレートが高いディスプレイは省電力性能が悪いことが常識としてありますが、本機は低い消費電力での運用を実現してくれます。
超高解像度のきめ細かくきれいなディスプレイ
前述しましたが、解像度が 3168×1440 ピクセル、ピクセル密度が 510ppi とハイエンドモデルに相応しい超きめ細かくきれいなディスプレイを搭載しています。撮影した写真や動画等をきれいなディスプレイで表示できるため、バッテリー持ちを気にする人以外は必ず高い解像度を設定をしましょう。
高解像度設定をしていてもバッテリーの減り方に大きな影響を与えません!安心して設定しましょう!
ディスプレイのピーク輝度は脅威の最大4,500nit
本機は、最大輝度4,500nitという非常に高いディスプレイ輝度を実現しています。これは、一般的なスマートフォンよりも約4倍以上の明るさを誇ります。炎天下の環境でもしっかりとディスプレイを視認することができます。
ディスプレイはすべてのスペックが最高峰です!
OnePlus 12 は OxygenOS での運用がおすすめ
OxygenOS は使いやすさを重視したデザイン
本機のOSは、グローバル版や中国版ROM書き換え品にて「OxygenOS」を使用することができます(中国版はColorOS)。このOSはユーザーがより使いやすくデザインされていて、中国スマートフォンで良く耳にする「OSの癖」が一切なく万人受けをする様な人気なソフトウェアとなります。Googleが初期搭載されており、タスクキルも弱く素人向けです。ホームのアプリを細かく並べることができたり、システムUIのカラーを変更できたりと、カスタマイズ性が高いことも人気の理由です。
OnePlusのROM焼きは簡単と聞きますが、当ブログでは解説しません。挑戦したい方は自己責任でお願いします。
ストレージ容量は256GB~1TBから選択が可能
ストレージは256・512GBそして中国版のみ1TBの選択肢が用意されています。例えストレージ容量の低いモデルを選んだとて、USB3.2の高速データ転送で容易に大容量データをPC等にコピーすることができる為、最小構成を購入しても後悔することはないでしょう。
スイッチで簡単にマナーモードを設定可能
OnePlus の端末としてはおなじみのマナーモードスイッチが本機にも備わっています。ディスプレイを見なくとも状態が確認できるのはとても楽で、電車に毎日乗る人など頻繁に切り替え操作を行う人にとってはとても良い機能です。
OnePlus 12 はハイレベルな処理能力を備え持ちゲーミングスマホとしても活躍が期待できる
搭載している「Snapdragon 8 Gen 3」は2024年上期のQualcomm社フラグシップSoC
SoCには「Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3」を搭載しており、スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.2.5にて約185万点を記録しました。2024年上期においてこのベンチマークスコアを上回る性能を持つSoCは「vivo X100 Pro」等が採用しているMediaTek製「Dimensity 9300」のみで、本SoCは2番目の処理性能となります。いずれもとても高い処理能力であり、いかなる動作も快適に行うことができます。また、画像処理性能等数値化できない部分については「Snapdragon 8 Gen 3」の方が優秀であると言われており、本機【OnePlus 12】は、2024年上期で総合的に最も優れたSoCを搭載しているスマートフォンであると言えます。
⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
vivo X100 Pro | 2,054,033 | MediaTek Dimensity 9300 |
Xiaomi 14 Ultra | 2,022,587 | Snapdragon 8Gen3 |
OnePlus12 | 1,856,957 | Snapdragon 8Gen3 |
POCO F6 Pro | 1,555,253 | Snapdragon 8Gen2 |
iPhone 15 Pro | 1,537,143 | A17 Proチップ |
Xiaomi 13T Pro | 1,479,727 | MediaTek Dimensity 9200+ |
Xiaomi 12T Pro | 1,284,359 | Snapdragon 8+Gen1 |
Google Pixel 9 Pro XL | 1,157,880 | Google Tensor G4 |
Google Pixel 7 | 975,199 | Google Tensor G2 |
Google Pixel 6 | 843,237 | Google Tensor |
Redmi Note 13 Pro+ | 769,953 | MediaTek Dimensity 7200 Ultra |
arrows We2 Plus | 609,869 | Snapdragon 7s Gen2 |
Blackview BL8000 | 577,577 | MediaTek Dimensity 7050 |
Blackview N6000 | 405,376 | MediaTek Helio G99 |
UMIDIGI A15T | 394,070 | Mediatek Helio G95 |
UMIDIGI G6 5G | 373,817 | MediaTek Dimensity 6100+ |
UMIDIGI A15 | 301,934 | UNISOC T616 |
Redmi 14C | 261,903 | MediaTek Helio G81-Ultra |
UMIDIGI G3 Max | 256,151 | UNISOC T606 |
⇩【参考】AnTuTu V9 スコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
Xiaomi Mi11 Ultra | 775,320 | Snapdragon 888 |
Redmi K40 / POCO F3 | 686,792 | Snapdragon 870 |
POCO X3 Pro | 547,118 | Snapdragon 860 |
HONOR 50 | 515,059 | Snapdragon 778G |
Redmi Note 12 Pro | 424,516 | MediaTek Dimensity1080 |
OPPO Reno5 A | 398,362 | Snapdragon 765G |
OPPO Reno7 A | 381,145 | Snapdragon 695 |
Blackview BV8800 | 300,343 | MediaTek Helio G96 |
Redmi Note 11 | 253,847 | Snapdragon 680 |
Redmi 10 | 209,927 | MediaTek Helio G88 |
Blackview A100 | 209,132 | MediaTek Helio P70 |
UMIDIGI A13 Pro | 201,896 | UNISOC T610 |
Redmi 9T | 192,172 | Snapdragon 662 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 191,795 | MediaTek Helio G80 |
UMIDIGI A13S | 152,958 | UNISOC T310 |
OPPO A77 | 117,987 | MediaTek Helio G35 |
UMIDIGI A11 | 108,026 | MediaTek Helio G25 |
処理性能が向上する高パフォーマンスモードを実装
このモードは処理性能が向上し消費電力と発熱が大きくなるモードです。原神などの3Dグラフィックを用いた高負荷のゲームなどを高いレベルでプレイする際に使用することでより快適なゲームプレイを実現することができます。実際にAnTuTuベンチマークスコアは大幅に向上して、200万点を上回る結果となりました。
不要なシーンは性能を抑え、ゲーム時はフルパワーで!メリハリが効かせることができて良き!!
設定から仮想メモリを追加可能
最近のAndroidスマートフォンでは一般的となったRAM拡張機能を本機も対応。メモリ12GBモデルでは追加で12GB、メモリ16GBモデルでは追加で16GBを拡張できるため、多くのアプリを動かす際や重いアプリを使用するときに非常に有効となります。
ストレージ容量を使い仮想メモリとするので、ストレージ容量に空きがないと機能しないので注意!!
Xの挙動をチェック
2024年上期においては最高峰の処理性能を備えているSoCを搭載しているだけあって、Xの動作についてはサクサク動き一切ストレスを感じることはありませんでした。
OnePlus 12 は省電力性能も超優秀で長時間連続駆動を実現
5,400mAhの大容量バッテリーを採用
本機は、5400mAhの大容量バッテリーを搭載しています。これは、一般的なスマートフォンよりも約10%大きい容量となります。
省電力性能×大容量バッテリーでバッテリー持続時間が超長い
バッテリーテストを「PCMark for Android」にて、画面リフレッシュレート120Hz、輝度音量共に50%固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに16時間45分かかりました。つまり0%になるまで使用を続けた場合は約20時間56分かかる計算となります。処理性能が優秀なSoCですが、意外にも省電力性能にも長けていて大容量バッテリーと合わせることで長い連続駆動時間を実現することができました。さらには省電力モードも搭載されているので、長期間充電できないような環境下でも安心してスマホを使用することができるでしょう。
⇩バッテリーテストスコア結果⇩
機種名 | 記録時間 | バッテリー容量 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 23時間17分 | 5,150mAh |
UMIDIGI A11 | 23時間05分 | 5,150mAh |
Blackview BL8000 | 22時間43分 | 8,800mAh |
UMIDIGI A15T | 22時間11分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A15 | 21時間56分 | 5,000mAh |
OnePlus 12 | 20時間56分 | 5,400mAh |
vivo X100 Pro | 20時間35分 | 5,400mAh |
Redmi Note 11 | 19時間50分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G3 Max | 19時間21分 | 5,150mAh |
Redmi 14C | 19時間5分 | 5,160mAh |
Google Pixel 9 Pro XL | 18時間3分 | 5,060mAh |
UMIDIGI A13S | 16時間15分 | 5,150mAh |
arrows We2 Plus | 16時間3分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G6 5G | 17時間13分 | 5,000mAh |
Redmi K40 / POCO F3 | 16時間10分 | 4,520mAh |
POCO X3 Pro | 16時間10分 | 5,160mAh |
Google Pixel 6 | 15時間53分 | 4,614mAh |
Blackview N6000 | 15時間43分 | 3,880mAh |
Redmi Note 13 Pro+ | 15時間17分 | 5,000mAh |
Xiaomi 12T Pro | 15時間07分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A13 Pro | 14時間57分 | 5,150mAh |
Redmi Note 12 Pro | 14時間52分 | 5,000mAh |
Xiaomi 13T Pro | 14時間50分 | 5,000mAh |
Xiaomi 14 Ultra | 14時間37分 | 5,000mAh |
POCO F6 Pro | 14時間23分 | 5,000mAh |
Google Pixel 7 | 14時間00分 | 4,355mAh |
HONOR 50 | 13時間29分 | 4,300mAh |
Redmi 10 | 13時間04分 | 5,000mAh |
Blackview A100 | 8時間41分 | 4,680mAh |
実際に使用していてもバッテリーの減りが遅いことを実感できます!
バッテリー保護機能が実装
「設定」⇒「バッテリー」⇒「バッテリーの状態」よりバッテリーの劣化を遅らせるための保護機能を選択することができます。具体的には充電速度を自動で調整してくれるスマート充電や、80%で充電を停止してくれる機能です。スマホヘビーユーザーではない人はこれらの設定をオンにして使用することをお勧めします。
100Wの有線急速充電に対応
本機は100Wの急速充電に対応しており、付属しているACアダプターを使うことで100W急速充電を体験することができます。なお、充電規格がOPPO系の独自規格である「SUPERVOOC」であり、他社の規格との互換性はないので注意が必要です。
OnePlus 12 のスピーカー性能はハイエンドスマホとしては少し物足りない
強み・特徴がない普通のスピーカー
サウンド性能面については特に「売り」にしている部分はなく、可もなく不可もなく及第点と言ったところ。他社のフラグシップ級スマートフォンと比較すると少し見劣りはしてしまいますが、決して悪いわけではなく不満を感じることはありません。
すこーしこもって聞こえてくる感じです。
OnePlus 12 の指紋認証ロック解除の速度は爆速で精度は良い
爆速の画面内指紋認証はさすがハイエンドスマートフォン
本機は画面内指紋認証に対応しています。ハイエンドスマートフォンらしくその精度や速度には一切不満を感じることはなくストレスフリーでロック解除をすることができます。
顔認証にも対応
インカメラを使用した顔認証にも対応しており、こちらも指紋同様爆速でロック解除をすることができます。
状況に応じて使い分けましょう!
OnePlus 12 はハッセルブラッド監修の上質な写真撮影が可能
メインカメラ(SONY LYT-808)+OIS
オート撮影
OnePlus9 から続くハッセルブラッドとのコラボしたカメラを今作【OnePlus12】も引き続き継続しています。そして、メインカメラにはSONYの新しいイメージセンサーである「LYT-808」を採用しており5000万画素の高画質で鮮明な写真撮影が可能です。上の写真のように、大袈裟に色を付けくわえて映える様に勝手に編集されることなく、見たままの自然な色合いの写真を撮影することができました。色合いだけではなく全体的にバランスが良くディティールの表現や明暗、ぼけ感まで上質な写真に仕上がります。さらにメインカメラにはOIS(光学式手振れ補正)が搭載されており、誰でも簡単にきれいな写真を撮影することができます。
メインカメラは他社フラグシップスマホに迫る性能を備えています。
ポートレートモード
ポートレートも実に高いレベルにあり、自然なぼけ感を再現することができました。ぼけ感の調整も広い範囲選択することができるので、好みの強さを探してみると良いでしょう。
夜景モード
メインカメラの暗所撮影は大きな劣化が見られることもなく実用的な写真撮影を実現しました。
撮影モードを切り替えることなく自然に夜景モード撮影となります。
ペリスコープ望遠カメラ +OIS(64MP)
オート撮影
本機は3倍望遠のペリスコープカメラを搭載しています。イメージセンサー的には他社(vivo X100 Proなど)のカメラ特化フラグシップスマートフォンと比較すると見劣りするのですが、本機の望遠カメラはとても使いやすく評判が高いことで知られています。実際の写真を見るとメインカメラ同様に自然な色合いで寄りの写真を撮影することができました。さらに背景のボケ感や圧縮効果を得られてとてもおしゃれな構図となります。物撮りや飲食の記録の際に活躍できるカメラであると言えます。
筆者はメインカメラより望遠カメラのほうが使用頻度が高いです!
最大ズーム性能
望遠カメラは最大で120倍までのデジタルズームに対応しています。元々が3倍望遠なので120倍まで行くと流石に補正も効かず荒い写真となります。ズームは6倍程度に抑えての使用が望ましいです。
超広角カメラ(48MP)
オート撮影
超広角カメラもメインカメラや望遠カメラの様なごく自然な色合いの写真となりました。3つのカメラ全て同じ様なチューニングでかつ高いレベルの撮影を実現できるので、特別高度な撮影技術や撮影後の編集をせずとも、誰でも質の高いカメラを手軽に体験することができる印象を受けました。
夜景
超広角カメラの暗所についてはメインカメラの暗所撮影より見劣りはしますが十分実用的である範疇です。
その他のモード
その他の撮影モードもとても多く、スローモーションやチルトシフトなどと言った撮影を楽しむことができます。
Oneplus 12 はフラグシップモデルに相応しいに動画撮影を実現
最大 8K 解像度の動画撮影に対応
本機のカメラは写真性能だけでなく動画撮影においても優れたパフォーマンスを発揮します。解像度は最大で8K画質で撮影が可能です。OISの、おかげで8K画質においてもしっかりと手ぶれ補正が効いてとても見やすい動画撮影を実現。しかし、フレームレートが落ちて横の動きに少し苦手な感じが見受けられるので、4K60fps以下の設定での撮影がおすすめです。
手振れ補正モードを実装
メインカメラと超広角カメラ共に1080p60fpsに限り「手ぶれ補正モード」を有効にすることができます。これにより、さらに実用的な動画撮影をすることができます。
写真性能同様に動画性能も実にレベルが高く、とても使いやすい!
OnePlus 12 は物理SIMが2枚入るデュアルSIMに対応
SIMスロットには1枚のnano SIMのみ挿入可能
SIMカードは2枚入るため、デュアルSIMに対応しています。また、中国版は非対応ですが、グローバル版にはeSIM対応です。
グローバル化した中華版もeSIM非対応です!
5G通信に対応
【3G】WCDMA:B1/2/4/5/6/8/19
【4G】LTE FDD:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28a/28b/30/32/66/71
LTE TDD:B38/39/40/41/48
【5G】n1/2/3/5/7/8/12/20/25/28a/28b/30/38/40/41/66/71/77/78
幅広い4Gバンドに対応しているため、キャリアを選ばずに満足できる通信が可能です。また、5Gによる高速通信もサポートされています。
前述していますが、本機側面にはアンテナラインが多く備わっており、電波感度はとても良いスマホです。
技適非対応もVoLTEにしっかりと対応
技適がない機種であるため、筆者はSIMカードを挿入することはしておりませんが、本機はVoLTE通話に対応しています。
OnePlus 12 はIP65の防水防塵性能に対応
防水性能は少しだけ低め
本機は「IP68」の防水防塵性能に対応しています。IP65は、国際電気標準会議 (IEC) が定めた電気機器の 防塵・防水性能 を示す等級です。数字の 6 は 防塵性能、5 は 防水性能 をそれぞれ表します。雨にあたってしまい濡れた場合や一時的に水中に落としてしまった場合も水没故障することはないでしょう。
IP6X:粉塵の侵入を完全に防止できる
IPX5:あらゆる方向からの噴流 (12.5mm のノズルで 3 分間、毎分 7.5L の水を噴射) に対して、機器内部に有害な影響を与えない防護構造である
おサイフケータイは非対応
中国版に限らず、グローバル版も日本展開はされておらず、故におサイフケータイの機能は搭載していません。
OnePlus 12 の価格
中国版・グローバル版の価格一覧
RAM / ROM 容量 | 中国版 | グローバル版 |
12GB / 256GB | 4299元(約90,834円) | 799.99ドル(約122,443円) |
16GB / 512GB | 4799元(約101,391円) | 899.99ドル(約137,640円) |
16GB / 1TB | 5299元(約111,955円) | ー |
24GB / 1TB | 5799元(約122,519円) | ー |
※2024年5月4日の為替による日本円換算です。
中国版・グローバル版の違い
本機は中国版とグローバル版が存在し、前述している通り中国版は「ColorOS」グローバル版は「OxygenOS」を搭載しています。共に日本語は標準対応していますが、中国版はデフォルトでGoogle系アプリがインストールされておらず別途セットアップが必要です。また、セットアップをしてもクイックシェアは使えないので注意が必要です。他に中国版は通知が不安定であったり中華系アプリが多く入っていたりと玄人向けの仕様となっています。多くの人にとっては不自由なOSであるため、ご購入はグローバル版がおすすめです。
中国版にグローバルROMを焼くことができれば安くグローバル版を使用できます。
まとめ:価格を抑えた優等生スマートフォン
本機を使用してみるとまずそのディスプレイ性能と処理性能の高さに圧巻されます。この2点は他社の高価なフラグシップスマートフォンと同等の性能と言えます。加えてカメラ性能も素晴らしく、ハード的には見劣りするのですが、ハッセルブラッドの手が加わっている事で3つのカメラ全てがバランス良く高品質な写真を生み出してくれます。その他、妥協している点は少しだけ見受けられるのですが、デザイン・ディスプレイ性能・処理性能・カメラ性能がとても高いレベルにありながらが最安9万円強で買えることを考えるととてもお得に感じます。OnePlus復活の起爆剤となり得るこの【OnePlus 12】はとてもおすすめのスマートフォンです。