Googleのフラッグシップモデル「Pixel 9 Pro XL」は、その名の通り、圧倒的な存在感を放つ大画面と、Googleの最新AI技術を駆使した革新的な機能が魅力のスマートフォンです。まるで映画館のような没入感をもたらすディスプレイ、プロ級の写真を誰でも簡単に撮影できるカメラ、そしてAIがあなたの生活をより便利に、より豊かにサポートしてくれる様々な機能。Pixel 9 Pro XLは、単なるスマートフォンを超え、あなたのデジタルライフを次のレベルへと引き上げてくれる、まさに未来のスマホ体験と言えるでしょう。
このレビュー記事では、Pixel 9 Pro XLの細部まで徹底的に掘り下げ、その魅力を余すところなくお伝えしていきます。ぜひ最後までお付き合いください。
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本記事ではストレージ128GBモデルを使用しています。
Google Pixel 9 Pro XL のスペック
機種名 | Google Pixel 9 Pro XL |
カラー | ・Porcelain ・Rose Quartz ・Hazel ・Obsidian |
ストレージ | 128 GB / 256 GB / 512 GB USB Type-C® 3.2 |
メモリ | 16GB |
サイズ | 縦 :162.8mm 横 :76.6mm 厚さ:8.5mm 重量:221g |
ディスプレイ | パネルタイプ:有機EL(LTPO) サイズ:6.8インチ 解像度:WQHD+(1344 x 2992) アスペクト比:20:9 ピクセル密度:486ppi 最大輝度:2000nits(ピーク輝度:3000nits) リフレッシュレート:120Hz Corning® Gorilla® Glass Victus® 2 |
プロセッサ | Google Tensor G4 |
バッテリー | 5,060mAh 有線充電速度:45W(別売り) 無線充電速度:23W(別売り) バッテリーシェア |
カメラ | ・メインカメラ 50MP +OIS F値1.68 , 1/1.31 インチ ・超広角カメラ 48MP F値1.7 , 123° , 1/2.55 ・5倍ペリスコープカメラ 48MP +OIS F値2.8 , 1/2.55 ・フロントカメラ 42MP F値2.2 |
生体認証 | 指紋認証(超音波式) 顔認証 |
対応バンド | デュアルSIM(nanoSIM + eSIM) 周波数帯域 2G:GSM:850/900/1,800/1,900MHz 3G:1/2/4/5/6/8/19 4G:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/21/25/26/ 28/29/30/32/38/39/40/41/42/48/66/71/75 5G:n1/2/3/5/7/8/12/14/20/25/26/28/30/38/40/41/66/ 71/75/77/78/79 |
Wi-Fi | Wi-Fi 7(802.11be) |
Bluetooth | 5.3 |
位置情報 | デュアルバンド GNSS GPS、GLONASS、Galileo、Beidou、QZSS、NavIC |
オーディオ | デュアルスピーカー コーデック: |
センサー類 | 近接センサー , 周囲光センサー , 加速度計 , ジャイロセンサー , 磁力計 , 気圧計 , 温度センサー |
防水・防塵規格 | IP68 |
OS | Android 14 |
その他 | Google VPN 7年間のアップデート保証 おサイフケータイ NFC |
Google Pixel 9 Pro XL は環境を配慮しつつ高級感を備えた筐体デザイン
開封〜内容物の紹介
パッケージは環境への配慮からプラスチックフリーで作られています。ビニールでシュリンクされておらず、紙の緩衝材に包まれて輸送されて来ました。
ビニールシュリンクの代わりに、裏面のシールを剥がすことで開封できます。このシールの有無が未開封品かどうかの判別ポイントとなります。
内容物はスマートフォン本体とSIMピン、FeliCaの位置の解説、ユーザーガイド、そしてType C to Cのケーブルです。
内容物はスマートに、化粧箱はコンパクトに。環境への配慮がすごい!
本体外観の紹介
今作はPixel 6から8まで3世代続いたデザインを刷新し、角張ったデザインを採用しました。ただし、横並びのカメラ配置は継承されており、カメラユニットはどこかGoogle検索バーを思わせる形状で、一目でGoogleのスマホとわかるデザインです。
背面パネルには、サラサラとした手触りのガラス素材が採用されています。指紋が付きにくい加工に加え、傷がつきにくい「Gorilla Glass Victus 2」が使用されており、高級感のある仕上がりです。
検索バーを模したカメラユニット内には、広角カメラ、超広角カメラ、ペリスコープ5倍望遠カメラの3種類のカメラが搭載されています。さらに、カメラに加えて、背面マイク、LEDフラッシュライト、温度センサーも搭載されています。カメラユニットには厚みがありますが、左右対称のデザインなので、スマートフォンを机に置いても安定し、使い勝手が良いです。
側面は100%リサイクルアルミニウム素材を採用しており、光沢のあるiPhone 14 Proのようなフレームとなっています。
上部側面のインターフェースとしては左からミリ波のアンテナカバー、上部マイク、そしてディスプレイ面受話口内にスピーカーを備えます。
フレームは指紋が付きやすいです。
下部側面にはSIMカードトレイ、下部マイク、Type-C ポート、下部スピーカーを、
背面から見て左側面には電源ボタンと音量ボタンが配置されています。一般的なAndroidスマートフォンとはボタン配置が逆になっているため、操作時には注意が必要です。右側面にはボタンやポート類はありません。
チタニウムフレームを採用している【iPhone 15 Pro】と比べると、ステンレスフレームの【Pixel 9 Proシリーズ】は高級感ではやや劣るかもしれません。背面のサラサラとした質感も、iPhoneの方が上質に感じられます。素材面ではiPhoneに軍配が上がりますが、その差はわずかであり、どちらも所有欲を大いに満たしてくれるスマートフォンであることに変わりはありません。
初期状態で画面フィルムは貼られておらず、専用カバーも付属していない
本機は購入時点ではディスプレイに保護フィルムが貼られておらず、専用のケースも付属していません。端末本体に加えて、これらのアクセサリーも別途購入する必要があるため、注意が必要です。特に、ガラスフィルムは安価なものを選んでしまうと指紋認証が正常に機能しない可能性があります。「指紋認証対応」と明記された製品を選ぶようにしましょう。
ガラスフィルム、スマホカバーは安心安全の「Spigen」製品がおすすめ!
6.8インチとしては平均的な重量
本機の重量は公称値で221g、実測値では223gです。6.8インチのスマートフォンとしては標準的な重さですが、ガラスフィルムやカバーを装着するとさらに重くなり、しっかりと重量感を感じます。そのため、取り扱いには注意が必要です。
ちなみに6.9インチの【iPhone 16 Pro MAX】は227gです!
重く大きい筐体に角ばったデザインで持ちにくい形状
重量に加えて、横幅が広めで角張ったデザインのため、特に手が小さい人にとっては片手での操作が難しいと感じるかもしれません。もし持ちやすさを重視するなら、一回りサイズが小さく、同等の性能を持つ「Pixel 9 Pro」を選ぶことをおすすめします。
Google Pixel 9 Pro XL は高解像度のハイエンド有機ELディスプレイを採用
ベゼルは4辺均一の美しいフラットディスプレイ
本機は、約6.8インチの有機ELディスプレイを搭載しています。有機ELディスプレイの特徴である高いコントラスト比と鮮やかな色彩表現により、写真や動画を息をのむほど美しく映し出します。特に黒の表現力は素晴らしく、まるで吸い込まれるような深みを感じさせます。
超高精細な画面解像度を選択可能
本機の画面解像度は、1,344×2,992ピクセルです。これは、アスペクト比19.5:9の約6.8インチのディスプレイに搭載されています。
この解像度は、WQHD+に分類され、非常に高精細な表示が可能です。写真や動画を細部まで鮮明に表示できるだけでなく、文字もくっきりと表示されるため、ウェブサイトの閲覧や電子書籍の読書にも最適です。
リフレッシュレート120Hzの「スムーズディスプレイ」対応
また、最大120Hzのリフレッシュレートに対応しています。これにより、画面表示が1秒間に最大120回更新されるため、スクロールやゲームなどの動きの滑らかさが格段に向上します。
さらに、本機はLTPO技術を採用した有機ELディスプレイを搭載しています。LTPO技術により、コンテンツに合わせてリフレッシュレートを1Hzから120Hzまで自動的に調整することが可能です。これにより、滑らかな表示と省電力性能を両立しています。
ピーク輝度は驚異の最大3,000nits
ディスプレイ輝度は、最大輝度2,000nit(HDR輝度)、ピーク時最大3,000nitと、非常に高い水準にあります。これは、Pixelシリーズ史上最も明るいディスプレイであり、晴れた日の屋外でも画面が見やすいだけでなく、HDRコンテンツを視聴する際にも、その真価を発揮します。
ディスプレイは最高品質です!
Google Pixel 9 Pro XL は最新Android 14とAIを活用した独自機能が融合した未来のソフトウェアを搭載
ピュアAndroidの真骨頂、シンプルで洗練されたUI
【Google Pixel 9 Pro XL】は、最新のAndroid 14を搭載し、余計なアプリなどがなくシンプルで使いやすいAndroid本来の操作性を体験できます。無駄のない洗練されたデザインが特徴で、アイコンやメニューのデザインに統一感があり、見やすく操作しやすいインターフェースです。スマートフォン初心者の方でも、直感的に操作できるでしょう。
ストレージ容量は3種類から選択可能
本機は、128GB、256GB、512GBの3種類から選べます。写真や動画のデータ容量が大きくなっている昨今では、最も容量の少ない128GBでは少し心もとないと感じるかもしれません。また、1TBの大容量モデルがないことやmicroSDカードに対応していない点は、Googleのクラウドストレージサービスの利用を促しているようにも思えます。
一方で、初期状態で使用されているストレージ容量が約15GBと非常に少ない点は、システムがシンプルかつ軽量であることを示しており、ストレージ容量を圧迫していないという点で評価できます。
Xiaomiなどではシステムに20GB近くの容量を要しています。
対話型生成 AI モデル Gemini Advanced を 6 か月間無料でお試し可能
さらに、本機を購入すると、Googleの生成AI「Gemini」の有料版を半年間無料で試すことができます。通常は月額2,900円かかるサービスを無料で体験できるため、AIになじみのない方にとって、AIの可能性に触れる良い機会となるでしょう。
「かっこって検索」機能で画像からのGoogle検索を実現
本機では、Google レンズの機能を活用した「かこって検索」がさらに進化しました。この機能を使えば、画像内の特定の被写体やテキストを囲むだけで、関連情報や類似画像を瞬時に検索できます。例えば、気になるファッションアイテムや観光名所を写真に撮って囲めば、すぐに詳細情報や購入先、周辺情報などを調べることができます。
使い方もいろいろありますが、一番手軽なのは、画面下のナビゲーションバーを長押しして、調べたいものを指で囲う方法です。ChromeやYouTubeなど、色々なアプリから使えるのもとても便利です。
Google VPN が利用可能
Google VPNとは、Googleが提供する仮想プライベートネットワーク(VPN)サービスです。インターネット接続時にユーザーの通信を暗号化し、プライバシーとセキュリティを保護します。本来はGoogle Oneの2TB以上の有料プランに加入したユーザーが利用可能となるのですが、Pixel 7シリーズ以降のGoogle製スマートフォンには標準搭載されている機能です。インターネット速度やバッテリー消費量が増加する可能性はありますが、安全にフリーWi-Fi等を使用したい場合はオンにすることをお勧めします。
7年間の長期アップデート保証
さらに、これだけの機能を備えた【Google Pixel 9 Pro XL】は、発売から7年間のOSアップデートとセキュリティアップデートが保証されています。常に最新のAndroid OSとセキュリティ機能を利用できるため、安心して長く使い続けられるでしょう。
【Google Pixel 9 Pro XL】のOSは、余計なアプリなどがなくシンプルで使いやすいAndroid本来の操作性と、Googleの最新技術が融合した、まさにAndroidスマートフォンの理想形と言えるでしょう。無駄のない洗練されたデザイン、便利な独自機能、そして長期的なアップデート保証など、ユーザー体験を重視した設計が大きな魅力です。
Google Pixel 9 Pro XL は独自機能を特化した代償に処理能力は控えめ
処理能力は2021年のAndroidハイエンドスマートフォン程度
プロセッサにはGoogle独自の「Google Tensor G4」を搭載。スマートフォンの処理性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.3.3にて約115万点を記録しました。このスコアは、Androidスマートフォンでは約3年前の2021年のハイエンドモデルと同程度です。つまり、処理性能だけ見ると3年前のハイエンドスマートフォンと同等ということになります。Googleは、パフォーマンスの高さよりも、AI性能やカメラ性能、省電力性能などに力を入れているため、他社のフラッグシップスマートフォンとの差別化を図っていると言えるでしょう。とはいえ、処理性能が低いわけではなく、負荷の高いゲームなどを除けば、普段使いには十分な快適さを体験できます。
ゲームガチ勢でなければ何ら不満は感じないはずです!!
⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
vivo X100 Pro | 2,054,033 | MediaTek Dimensity 9300 |
Xiaomi 14 Ultra | 2,022,587 | Snapdragon 8Gen3 |
OnePlus12 | 1,856,957 | Snapdragon 8Gen3 |
POCO F6 Pro | 1,555,253 | Snapdragon 8Gen2 |
iPhone 15 Pro | 1,537,143 | A17 Proチップ |
Xiaomi 13T Pro | 1,479,727 | MediaTek Dimensity 9200+ |
Xiaomi 12T Pro | 1,284,359 | Snapdragon 8+Gen1 |
Google Pixel 9 Pro XL | 1,157,880 | Google Tensor G4 |
Google Pixel 7 | 975,199 | Google Tensor G2 |
Google Pixel 6 | 843,237 | Google Tensor |
Redmi Note 13 Pro+ | 769,953 | MediaTek Dimensity 7200 Ultra |
arrows We2 Plus | 609,869 | Snapdragon 7s Gen2 |
Blackview BL8000 | 577,577 | MediaTek Dimensity 7050 |
Blackview N6000 | 405,376 | MediaTek Helio G99 |
UMIDIGI A15T | 394,070 | Mediatek Helio G95 |
UMIDIGI G6 5G | 373,817 | MediaTek Dimensity 6100+ |
UMIDIGI A15 | 301,934 | UNISOC T616 |
Redmi 14C | 261,903 | MediaTek Helio G81-Ultra |
UMIDIGI G3 Max | 256,151 | UNISOC T606 |
メモリ容量は余裕の16GBで快適な操作感
本機は、シリーズ最大容量となる16GBのRAMを搭載しています。この大容量メモリは、Pixelシリーズのフラッグシップモデルとしての性能を最大限に引き出す上で重要な役割を果たしています。16GBのメモリ容量がもたらすメリットは下記の通りです。
- 複数のアプリを同時に快適に利用可能: バックグラウンドで多くのアプリを開いていても、スムーズに切り替えながら操作できます。動画を見ながらメッセージアプリを使ったり、ゲームをしながら音楽を聴いたり、といったマルチタスクもストレスなくこなせます。
- 重いアプリもサクサク動作: 画像編集や動画編集などの負荷の高い作業も、メモリ不足によるカクつきや強制終了の心配なく快適に行えます。
- ゲームも快適にプレイ: 最新の3Dゲームも、スムーズにプレイできます。メモリ不足によるフレームレートの低下やカクつきを気にすることなく、ゲームの世界に没頭できます。
- 将来のアップデートにも対応: Android OSのアップデートやアプリの進化により、要求されるメモリ容量は増加する傾向にあります。16GBの大容量メモリは、将来のアップデートにも余裕を持って対応できるため、長く快適に使い続けられます。
本機の16GB RAMは、快適な操作性と将来への安心感を提供します。複数のアプリを同時に使ったり、負荷の高い作業をしたり、最新のゲームを楽しんだりするヘビーユーザーにとって、最適な選択肢と言えるでしょう。
メモリ拡張機能は残念ながらありません。
Xの挙動をチェック
Xを使ってみましたが、操作にストレスを感じることはありませんでした。
画面が大きい本機はSNS・Web閲覧や動画視聴が捗ります!
Google Pixel 9 Pro XL は省電力性能が強化された長時間駆動を実現したバッテリー性能
バッテリー容量は平均的な5,060mAh
本機のバッテリー容量は5,060mAhと、最近のスマートフォンとしては標準的な容量です。前モデルの【Pixel 8 Pro】と比較しても容量は変わっておらず、バッテリー容量に関しては大きな進化はありません。
省電力性能はPixel史上最高
バッテリーテストは「PCMark for Android」を使用し、画面リフレッシュレートを120Hzに設定、輝度と音量を共に50%に固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに14時間27分かかりました。単純計算で、0%になるまで使い続けた場合は約18時間3分となります。リフレッシュレート120Hzで画面輝度も高めな本機にとっては、少々厳しい条件のテストでしたが、非常に優秀な結果となりました。これは優れた省電力性能のおかげと言えるでしょう。1日中ヘビーに使ってもバッテリー切れの心配なく使えるだけの性能を備えていると言えます。
⇩バッテリーテストスコア結果⇩
機種名 | 記録時間 | バッテリー容量 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 23時間17分 | 5,150mAh |
UMIDIGI A11 | 23時間05分 | 5,150mAh |
Blackview BL8000 | 22時間43分 | 8,800mAh |
UMIDIGI A15T | 22時間11分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A15 | 21時間56分 | 5,000mAh |
OnePlus 12 | 20時間56分 | 5,400mAh |
vivo X100 Pro | 20時間35分 | 5,400mAh |
Redmi Note 11 | 19時間50分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G3 Max | 19時間21分 | 5,150mAh |
Redmi 14C | 19時間5分 | 5,160mAh |
Google Pixel 9 Pro XL | 18時間3分 | 5,060mAh |
UMIDIGI A13S | 16時間15分 | 5,150mAh |
arrows We2 Plus | 16時間3分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G6 5G | 17時間13分 | 5,000mAh |
Redmi K40 / POCO F3 | 16時間10分 | 4,520mAh |
POCO X3 Pro | 16時間10分 | 5,160mAh |
Google Pixel 6 | 15時間53分 | 4,614mAh |
Blackview N6000 | 15時間43分 | 3,880mAh |
Redmi Note 13 Pro+ | 15時間17分 | 5,000mAh |
Xiaomi 12T Pro | 15時間07分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A13 Pro | 14時間57分 | 5,150mAh |
Redmi Note 12 Pro | 14時間52分 | 5,000mAh |
Xiaomi 13T Pro | 14時間50分 | 5,000mAh |
Xiaomi 14 Ultra | 14時間37分 | 5,000mAh |
POCO F6 Pro | 14時間23分 | 5,000mAh |
Google Pixel 7 | 14時間00分 | 4,355mAh |
HONOR 50 | 13時間29分 | 4,300mAh |
Redmi 10 | 13時間04分 | 5,000mAh |
Blackview A100 | 8時間41分 | 4,680mAh |
豊富なバッテリー保護機能を搭載
バッテリーを充電できない環境にいる場合や、さらにバッテリーを長持ちさせたい場合は、設定から「バッテリーセーバー」をオンにすることで、より省電力性能を高めることができます。
また、「アダプティブ充電」をオンにすると、ユーザーの充電習慣を学習し、夜間や長時間充電する際に、起床時間や充電器から取り外すタイミングに合わせて充電速度を自動で調整してくれます。過充電や急速充電を避け、バッテリーへの負荷を軽減することで、バッテリーの寿命を延ばす効果が期待できます。
充電速度は有線37W、無線23Wの速度に対応
本機は有線充電で最大37W、無線充電で最大23Wの急速充電に対応しています。ただし、充電器は別売りとなっており、「Google 45W USB-C® 充電器」または「Google Pixel Stand(第 2 世代)」の使用が前提とされています。最大限の充電速度を体験したい場合は、これらの充電器を別途購入する必要があります。
バッテリーシェアで他デバイスに給電可能
本機はバッテリーシェアに対応しており、ワイヤレスイヤホンなどの小さなデバイスに給電することができます。
イヤホンが急にバッテリー切れをしてしまっても安心!
Google Pixel 9 Pro XL のサウンド性能は上々で音楽鑑賞・動画視聴も満足に体験可能
スピーカー性能は十分満足できる高いレベルを持つ
本機の内蔵スピーカーで動画を見たり音楽を聴いたりしてみましたが、音質も音量も十分で、満足できるレベルでした。ただ、iPhone 15 Proと比べてみると、iPhoneの方が音に立体感があり、迫力あるサウンドだと感じました。僅差ではありますが、iPhoneの方が少しだけ優れているように思います。
とは言え、どちらも高いレベルです!
LDAC の高音質コーデックに対応
ワイヤレスイヤホンとの接続には、ハイレゾ音源を楽しめる「LDAC」コーデックに対応しています。ただし、CD音質のロスレス再生を可能にする「aptX Adaptive」コーデックには対応していない点はご注意ください。
aptX系のコーデックは弱めですね!
Google Pixel 9 Pro XL は超音波式の高精度な指紋認証に対応
超爆速の画面内指紋認証
本機は、画面の中に超音波式の指紋センサーを内蔵しています。指を画面に置くだけで、一瞬でロックが解除できるのが特徴です。指が少し濡れていても正確に認識してくれるので、ストレスなく使えます。超音波式は、指紋認証の中でも特に精度が高い方式なので、セキュリティ面も安心です。
前述していますが、ガラスフィルムの厚みで指紋認証が効かなくなる恐れがあるので注意しましょう。
顔認証にも対応
顔認証にも対応しており、こちらも認証速度は非常に高速です。しかし、顔認証が完了しても画面を上にスワイプしないとホーム画面に遷移しない点は、少し煩わしいと感じるかもしれません。
指紋認証によるロック解除がお勧めです。
Google Pixel 9 Pro XL はAIが組み込まれたカメラで上質な写真撮影が可能
メインカメラ 50MP + OIS
オート撮影
メインカメラは5000万画素の高解像度センサーと光学式手ブレ補正を搭載。日中の撮影では、空の青や植物の緑が一段と鮮やかに補正する傾向にあります。手振れを抑えて、手軽に誰でも上質な写真撮影を実現します。
マジック消しゴム
Pixelシリーズは多くの写真編集機能を備えていて、その一つに「マジック消しゴム」機能があります。まるで魔法のように、写り込んでしまった通行人や電線などを消し去り、完璧な一枚を作り上げることができます。
ボケ補正
また、編集画面からボタン一つでぼやけてしまった写真をAIが自動で補正し、鮮明な画像に復元してくれる「ボケ補正」機能も備えています。この写真は左手前のイヤホンにピントが合ってしまい机の上の物がボケてしまったのですが、この機能を使用してボケを補正しました。文字の再現はできない様子ですが、滲んだ境界線や粗い表面が明らかに改善されていることが分かります。
編集はめちゃくちゃ簡単です!
一緒に写る
さらに、「一緒に写る」機能を使えば、撮影者を交代して撮った2枚の写真を合成して、まるで全員が一緒に写っているかのような集合写真を簡単に撮影することができます。
同一人物でも撮影可能です。
ポートレートモード
「ポートレートモード」を使えば、まるでプロが一眼レフカメラで撮ったような写真が撮れます。ただし、Xiaomiのスマホのように撮影時にボケの強さを調整できる機能がないため、少し使い勝手が悪い印象です。
夜景モード
「夜景モード」では、暗い場所での撮影でも、白飛びやノイズを抑えてクリアで見やすい写真が撮れます。
とてもきれいな写真が撮影できるメインカメラに加えて、モードや補正の組み合わせでより一層上質な写真が仕上がります!
超広角カメラ 48MP
オート撮影
超広角カメラを使えば、123°の広い画角でダイナミックな写真が撮影できます。解像度は4800万画素と十分ですが、センサーサイズがメインカメラより小さいため、やや暗い写真になることがあります。しかし、補正機能はメインカメラと同様に優秀で、鮮やかに仕上げてくれるので、SNS映えする写真が撮れます。
夜景モード
超広角カメラでも「夜景モード」は使えますが、どうしても画質が落ちてしまい、ハードウェアの限界を感じてしまう仕上がりになります。
基本的に写真撮影はメインカメラを使用しましょう!
ペリスコープ5倍望遠カメラ 48MP + OIS
さらに、ペリスコープ光学5倍望遠カメラを使えば、遠くの被写体もまるで近くにいるかのように大きく写せます。圧縮効果を活かした迫力ある風景写真や、被写体に近づきにくい物撮りなどで活躍してくれるでしょう。
最大望遠
最大望遠倍率は30倍まで対応しており、最大倍率では画質が粗くなりますが、記録として残す用途には十分活用できます。
3つのカメラそれぞれの特徴を生かし、状況に応じて使い分けてカメラ機能を楽しみましょう!
Google Pixel 9 Pro XL は撮影した動画を「動画ブースト」で格段に画質が向上
メインカメラによる最大8K画質の動画撮影を実現
このスマホはメインカメラで最高で8Kというとても高画質な動画が撮れます。しかも、最高画質で撮影しても、手ブレ補正がしっかり効くので、まるで映画のようなキレイで滑らかな動画が誰でも簡単に撮影できます。
また、普段使いしやすいフルHD(1080p)60fpsでの撮影でも、細部まで鮮明に映し出して、色鮮やかで美しい動画を撮影することができました。
動画性能は素晴らしいです。
「動画ブースト」で画質をさらに向上することが可能
「動画ブースト」はAI技術を活用し、動画の画質を格段に向上させる機能です。まるで映画のような美しい映像を撮影できるようになります。具体的には、暗い場所やズーム時のノイズを軽減し、明るく鮮やかな映像に仕上げます。
この写真は4K30fpsの20倍デジタルズームで撮影した動画の切り抜きです。左側が撮影した元の動画、右側は動画ブースト後の動画です。粗っぽさがなくなり、とても見やすい動画となっていることが分かります。
使い方は、撮影前に「動画ブースト」をオンにして動画を撮影するだけ。撮影した動画はクラウドにアップロードされたのち、しばらくするとAIが自動で画質を向上させてくれます。
画角も調整されるようです!
Google Pixel 9 Pro XL は物理SIM+eSIMによる2番号の運用が可能
eSIMに対応
本機は、物理SIMカードとeSIMの両方に対応しており、2つの回線を同時に利用できるデュアルSIM機能を搭載しています。
5G通信に対応
周波数帯域
2G:GSM:850/900/1,800/1,900MHz
3G:1/2/4/5/6/8/19
4G:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/20/21/25/26/
28/29/30/32/38/39/40/41/42/48/66/71/75
5G:n1/2/3/5/7/8/12/14/20/25/26/28/30/38/40/41/66/
71/75/77/78/79
対応バンドは4G・5G共に、国内4キャリア(ドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル)の主要周波数帯(プラチナバンド)を全てカバーしており、場所を選ばずに安定した通信が可能です。
5G通信ではミリ波による高速通信も体験できます!
VoLTEや技適にもしっかりと対応
また、VoLTEや技適などにもしっかりと対応しています。また、SIMカードを挿しただけで自動でAPNが選択され通信可能となります。
Google Pixel 9 Pro XL はIP68防水防塵・おサイフケータイ・Widevine L1に対応
IP68の高い防水防塵性能を搭載
本機はIP68の防水防塵性能を備えます。IP68は、防塵防水性能を示す国際規格「IEC 60529」に基づく保護等級の一つです。IPコードは「Ingress Protection Code」の略で、固形物や液体の侵入に対する保護レベルを示します。IP68の具体的な意味は以下の通りです。
IP6X:すべての塵や小さな固形物の侵入を完全に防ぎます。これは、最も高い固形物に対する保護等級です。
IPX8:水中での使用に対して非常に高い耐性を持ちます。具体的な水深や浸漬時間は製品によって異なりますが、一般的には水深1メートル以上の水中で長時間の使用に耐えることが求められます。
スマートフォンの防水防塵性能としては非常に高いレベルであり、簡単に水没して故障するようなことは防ぐことができます。
複数の測位システムに対応
本機は、GPSだけでなく、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDouといった複数の測位システムに対応しています。これにより、より多くの衛星からの信号を受信できるため、ビル街や山間部など、GPS信号が受信しにくい環境でも、高精度な位置情報を取得できます。
おサイフケータイ対応
また、非接触ICカード技術方式FeliCaを搭載しており、「おサイフケータイ」に対応しています。NFCも搭載しているため、GooglePayなどのタッチ決済も使用可能です。
Widevine L1に認証
本機はサブスク系映像コンテンツを高画質で見るために必要となる「Widevine L1」に対応しています。
付加価値も高いレベルで搭載しています!
Google Pixel 9 Pro XL の価格
SIMフリー128GB定価 ⇒ 177,900円
SIMフリー256GB定価 ⇒ 192,900円
SIMフリー512GB定価 ⇒ 212,900円
⇩128GBラインナップ⇩
⇩256GBラインナップ⇩
まとめ:様々な独自機能を持つGoogleならではのAIスマートフォン
【Google Pixel 9 Pro XL】は、洗練されたデザイン、進化したカメラ性能、そして優れた省電力性能を兼ね備えた、まさにフラッグシップと呼ぶにふさわしいスマートフォンです。特に、AIを活用したカメラ機能や、より快適になった操作感は、Pixelシリーズの進化を強く感じさせます。一方で、価格設定や処理性能など、気になる点もいくつか存在します。しかし、総合的に見れば、【Pixel 9 Pro XL】は、Androidスマートフォンの最前線を体験したいユーザーにとって、非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。進化したPixelを手に、あなたも新たなモバイル体験を始めてみませんか?
引用(1)