中国スマートフォンメーカーのUMIDIGI(ユミディジ)製品群の中で、最もスタンダードなスマートフォンのモデルであるUMIDIGI Aシリーズより、最新の【UMIDIGI A15】を入手しました。上位機種として【UMIDIGI A15 Pro】下位機種として【UMIDIGI A15C】が存在するので、本機はシリーズ真ん中のモデルの位置付けとなります。
Twitterでも情報発信をしています。ぜひフォローをお願いします。
⇩前作【UMIDIGI A13 Pro】のレビューはこちら⇩
https://gadget-chest.net/umidigi-a13-pro-review/
UMIDIGI A15 のスペック
機種名 | UMIDIGI A15 |
UMIDIGI A15 | ・グラファイトブラック ・パールホワイト ・ラベンダーパープル ・ジャバグリーン ・スペースグレー |
ストレージ | 256GB() microSD 1TBまで対応 |
メモリ | 8GB(LPDDR4X) +8GB拡張可能 |
サイズ | 縦 :167.6mm 横 :75.3mm 厚さ:8.6mm 重量:195g |
ディスプレイ | パネルタイプ:液晶() サイズ:6.7インチ 解像度:HD+ (1650 × 750) アスペクト比:20.6:9 ピクセル密度: 輝度:500nit リフレッシュレート:60Hz タッチサンプリングレート:Hz コントラスト比:1,500:1 |
プロセッサ | Unisoc T616 |
バッテリー | 5,000mAh 有線充電速度:20W 無線充電速度:非対応 |
カメラ | ・メインカメラ 64MP (F/1.8) ・超広角カメラ 8MP (F/2.2) ・マクロカメラ 5MP (2.4) ・フロントカメラ 16MP (F/2.2) |
生体認証 | 顔認証 画面内指紋認証 |
対応バンド | デュアルSIM (microSDと排他的使用) 周波数帯域 2G: GSM: 2/3/5/8 3G: WCDMA: 1/2/4/5/8 4G: LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18 /19/20/25/26/28A/28B/66 4G: LTE TDD: 34/38/39/40/41 |
Wi-Fi | 802.11ac/a/b/g/n |
Bluetooth | 5.0 対応コーデック: |
位置情報 | GPS、GLONASS、Galileo、BeiDou |
オーディオ | 3.5mmイヤホンジャック |
センサー類 | G-Sensor/ Gyroscope/ E-compass / Ambient LightSensor/ Proximity Sensor / Side Fingerprint Sensor |
防水・防塵 | なし |
OS | Android 13 |
その他 | NFC ショートカットキー FMラジオ |
UMIDIGI A15 はタピオカカメラを備えた既視感を覚えるデザイン
開封〜内容物の紹介
パッケージはUMIDIGIでおなじみとなりました鮮やかなブルーの化粧箱を使用。この端末【UMIDIGI A15】専用ではなく、シリーズで共通して使用できるような印字の仕方であり、パッケージすらコストカットを図り低価格で商品を提供しようという企業努力を感じることができます。
パッケージ背面には簡単なスペック表が印字されています。
内容物はケースを装着した状態のスマートフォン本体と取扱説明書、充電器一式、そしてSIMピンです。
また、充電アダプタは日本仕様で20Wに対応しているものが同梱されていました。
充電アダプタは小型で実用的です!
本体外観の紹介
筆者はグリーンを購入しました。とても優しい水色に近い色味をしていてとてもきれいです。
カメラは3眼構成となります。大きなレンズが3つ並べられていますが、うち一つにはフラッシュライトも備えています。また、背面全体の素材や質感とサラサラとしたマットな樹脂素材ですが、カメラユニットの高さだけツルツルした加工が施されています。
いずれも指紋が付きにくくて良き。
背面は広い割にデザイン面でのその他の工夫はなく、ブランド名が端っこに印字されているのみに留まります。シンプルで飽きが来ず、長期間使用するには最適なデザインであると言えます。
上部側面には3.5mmのイヤホンジャックとマイク穴。
下部側面には左からスピーカー、USB TypeCの充電口、マイク穴。
背面向かって右側面にはSIMトレーとショートカットキー。
そして左側面には音量ボタンと指紋認証兼電源ボタンを備えます。
UMIDIGI G3 Maxで撤廃されたショートカットキーが本機では再び採用となりました。
見た目はまるでiPhone 15 Pro
カメラ配置がiPhone 15 Proシリーズと酷似しています。
技適認証マークを確認
もちろん、現在アマゾンで購入することが可能な端末である本機は、技適認証済みで技適マークを確認することができます。
AliExpressで購入しても同様に技適対応となります。
画面保護フィルムは初期装備で質感も上々
UMIDIGIはすべての製品で共通していますが、初期状態で保護フィルムが装着されています。従来の製品では滑りが悪く指紋が乗りやすい粗悪なフィルム(あくまで輸送用の保護目的)が貼り付けてあるのですが、A15については滑りが良く非常に実用的なフィルムとなっています。
保護カバーも同梱
また、開封した時点で専用のカバーが本体に装着されています。薄い黒のTPUカバーですが、指紋付きやすく傷が付きやすく質は悪い印象。長く使うのであれば、サードパーティ製のカバーを別途調達することをおすすめします。
本体重量は200g切りで許容範囲
UMIDIGIといえば、かつては高級感のあるガラス背面に230gを超えるの超ヘビーな端末を作っていましたが近年は軽量化にも注力。直近は樹脂背面やフェイクレザー背面を採用して軽量化を図っていましたが、高級感はまるで失いチープな印象が強まっていました。しかし、本機は樹脂素材ながら上質で、200gを切る軽さを実現しつつ高級感を備え持つ歴代最高の設計となりました。
付属カバーを装着した状態では224gと、6.7インチスマートフォンとしては比較的に重量を抑えることができています。
横幅75.3mm・厚み8.6mmで大画面スマホながら持ちやすい筐体
6.7インチディスプレイはスマートフォンとしては大画面の部類に入ります。筐体も大きいのですが、横幅や厚みは割と控えめに設計されています。その為とても持ちにくいという印象を抱くことなく、非常に取り扱いのし易い端末となっています。
UMIDIGI A15 は退化したディスプレイを採用しコストを抑えている
ベゼル極太、一昔前のディスプレイ
ディスプレイはしずく型のノッチと下部の広いベゼル部を持ち、一昔前のスマホという印象を抱きます。サイズは6.7インチと大きく一画面に表示できる情報量は多く、動画も大画面で視聴することが可能です。しかし解像度は1650×750に留まります。かつての(3年前)のUMIDIGIはディスプレイがとてもきれいで名を馳せたのですが、今や物価高の影響を受けてかスペックを落としています。
A11ProMAXまではFHD+でしたが、前作より解像度を落としてコスト調整を図っています。
輝度は低く太陽下での視認性は悪い
画面輝度は500nitと、ローエンド液晶ディスプレイらしいスペックです。屋外での視認性は低いので注意が必要です。
このクラスのスマホのディスプレイ性能は一向に進化しません。
リフレッシュレートはスマホ下限値
画面のリフレッシュレートは60Hzです。見た目もスペックも似ている【UMIDIGI G5】は90Hzなので、少し残念な仕様となりました。
ディスプレイ性能としては下限レベルです。
UMIDIGI A15 のストレージは大容量256GBで必要十分
プリインストールアプリは必要最低限のみ
初期状態ですでにインストールされているアプリはGoogle系のアプリ群と少しのUMIDIGIオリジナルツールアプリのみです。
ストレージは256GB システムに約12GBを使用中
OSがピュアアンドロイドで無駄なプリインストールアプリがない本機は、初期状態での使用中のストレージ容量は約12GBと非常に少なくない状態です。独自OSを搭載していたり、よくわからないゲームがプリインストールされているXiaomiなどのスマホは初期状態で20GBを超えるので、その点UMIDIGIスマホはデータの保存領域が広くユーザーにとってはありがたい設計です。
さらにmicroSDカードで1TB追加可能
ストレージ容量256GBに加え、さらに1TB迄のmicroSDカードに対応しており、データを多く持ち歩くことができます。
UMIDIGI A15 の処理性能は現在市場にあるスマホの中では下の上程度
AnTuTuベンチマークテスト(V10)の結果
SoCには「Unisoc T616」を搭載しており、スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.1.6にて約30万点を記録しました。現在市場にあるスマートフォンの中でも下のほうに位置します。ただ大事なのは実際の使用感で、動画視聴やWeb・SNS閲覧程度では全くストレスなくサクサク動いてくれます。UMIDIGIには同SoCを搭載している別機種もあるのですが、ここまで軽量な操作感を感じるものはありません。本機はチューニングが上手く行っているのか大容量のメモリが機能しているのか定かではありませんが、不満の感じない使用感・処理性能を発揮してくれます。
もちろん、ゲームをする分には力不足です。ゲーム用端末としての購入は控えましょう。
⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
vivo X100 Pro | 2,054,033 | MediaTek Dimensity 9300 |
Xiaomi 14 Ultra | 2,022,587 | Snapdragon 8Gen3 |
OnePlus12 | 1,856,957 | Snapdragon 8Gen3 |
POCO F6 Pro | 1,555,253 | Snapdragon 8Gen2 |
iPhone 15 Pro | 1,537,143 | A17 Proチップ |
Xiaomi 13T Pro | 1,479,727 | MediaTek Dimensity 9200+ |
Xiaomi 12T Pro | 1,284,359 | Snapdragon 8+Gen1 |
Google Pixel 9 Pro XL | 1,157,880 | Google Tensor G4 |
Google Pixel 7 | 975,199 | Google Tensor G2 |
Google Pixel 6 | 843,237 | Google Tensor |
Redmi Note 13 Pro+ | 769,953 | MediaTek Dimensity 7200 Ultra |
arrows We2 Plus | 609,869 | Snapdragon 7s Gen2 |
Blackview BL8000 | 577,577 | MediaTek Dimensity 7050 |
Blackview N6000 | 405,376 | MediaTek Helio G99 |
UMIDIGI A15T | 394,070 | Mediatek Helio G95 |
UMIDIGI G6 5G | 373,817 | MediaTek Dimensity 6100+ |
UMIDIGI A15 | 301,934 | UNISOC T616 |
Redmi 14C | 261,903 | MediaTek Helio G81-Ultra |
UMIDIGI G3 Max | 256,151 | UNISOC T606 |
⇩【参考】AnTuTu V9 スコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
Xiaomi Mi11 Ultra | 775,320 | Snapdragon 888 |
Redmi K40 / POCO F3 | 686,792 | Snapdragon 870 |
POCO X3 Pro | 547,118 | Snapdragon 860 |
HONOR 50 | 515,059 | Snapdragon 778G |
Redmi Note 12 Pro | 424,516 | MediaTek Dimensity1080 |
OPPO Reno5 A | 398,362 | Snapdragon 765G |
OPPO Reno7 A | 381,145 | Snapdragon 695 |
Blackview BV8800 | 300,343 | MediaTek Helio G96 |
Redmi Note 11 | 253,847 | Snapdragon 680 |
Redmi 10 | 209,927 | MediaTek Helio G88 |
Blackview A100 | 209,132 | MediaTek Helio P70 |
UMIDIGI A13 Pro | 201,896 | UNISOC T610 |
Redmi 9T | 192,172 | Snapdragon 662 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 191,795 | MediaTek Helio G80 |
UMIDIGI A13S | 152,958 | UNISOC T310 |
OPPO A77 | 117,987 | MediaTek Helio G35 |
UMIDIGI A11 | 108,026 | MediaTek Helio G25 |
ツイッターの挙動をチェック
前述している通り、X(旧Twitter)における操作感は上々で、起動からスクロールに至るまで、すべての動作で待たされたり引っかかったりするようなことはありません。画像表示も早くまさにノンストレスです。
設定でRAM容量を追加可能
Android12以降では、本体ストレージをRAM容量として活用をすることができる機能が標準搭載されており、本機では増やす量を選択することはできませんが8GBを拡張することができます。これによりRAM容量は合計で16GBとなり、多くのアプリを動かす際や重いアプリを使用するときに非常に有効となります。
UMIDIGI A15 は低消費電力駆動で超長時間稼働を実現
ローエンドスペックが功を奏しバッテリーテストでは良い結果を残す
バッテリーテストを「PCMark for Android」にて、画面リフレッシュレート60Hz、輝度音量共に50%固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに17時間33分かかりました。つまり0%になるまで使用を続けた場合は約21時間56分かかる計算となります。大画面ではあるものの低い解像度や低い輝度そして質の低いスピーカー等が相まって、平均的なバッテリー容量でも長時間駆動を実現できたのではないかと考察できます。
⇩バッテリーテストスコア結果⇩
機種名 | 記録時間 | バッテリー容量 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 23時間17分 | 5,150mAh |
UMIDIGI A11 | 23時間05分 | 5,150mAh |
Blackview BL8000 | 22時間43分 | 8,800mAh |
UMIDIGI A15T | 22時間11分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A15 | 21時間56分 | 5,000mAh |
OnePlus 12 | 20時間56分 | 5,400mAh |
vivo X100 Pro | 20時間35分 | 5,400mAh |
Redmi Note 11 | 19時間50分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G3 Max | 19時間21分 | 5,150mAh |
Redmi 14C | 19時間5分 | 5,160mAh |
Google Pixel 9 Pro XL | 18時間3分 | 5,060mAh |
UMIDIGI A13S | 16時間15分 | 5,150mAh |
arrows We2 Plus | 16時間3分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G6 5G | 17時間13分 | 5,000mAh |
Redmi K40 / POCO F3 | 16時間10分 | 4,520mAh |
POCO X3 Pro | 16時間10分 | 5,160mAh |
Google Pixel 6 | 15時間53分 | 4,614mAh |
Blackview N6000 | 15時間43分 | 3,880mAh |
Redmi Note 13 Pro+ | 15時間17分 | 5,000mAh |
Xiaomi 12T Pro | 15時間07分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A13 Pro | 14時間57分 | 5,150mAh |
Redmi Note 12 Pro | 14時間52分 | 5,000mAh |
Xiaomi 13T Pro | 14時間50分 | 5,000mAh |
Xiaomi 14 Ultra | 14時間37分 | 5,000mAh |
POCO F6 Pro | 14時間23分 | 5,000mAh |
Google Pixel 7 | 14時間00分 | 4,355mAh |
HONOR 50 | 13時間29分 | 4,300mAh |
Redmi 10 | 13時間04分 | 5,000mAh |
Blackview A100 | 8時間41分 | 4,680mAh |
充電速度は20Wの急速充電に対応
付属されている充電アダプタが20Wの速度が出る様に、本機も20Wの急速充電に対応しています。充電をし忘れてしまった朝など、短い時間で多く充電したいときにとても役に立ちます。
無接点充電には非対応
残念ながら無接点充電に非対応です。
このクラスの製品の次の課題は、有機ELパネルか無接点充電機能を搭載することでしょうか。
UMIDIGI A15 のは質の低いシングルスピーカーを搭載
搭載スピーカーは音質が悪くかつシングルモノラル
本機は本体下部に一つだけスピーカーが搭載されています。そのためモノラルであり、さらには音がこもってしまう音質の悪いサウンドが流れてきます。音楽鑑賞や動画視聴する際はブルートゥースを用いて外部スピーカー等を活用することがおすすめです。
3.5mmイヤホンジャックを搭載
また本機は本体上部に3.5mmのイヤホンジャックを搭載しています。
UMIDIGI A15 は側面指紋・顔認証に対応
側面指紋センサーは物理タイプで爆速解除を実現
電源ボタンには指紋認証センサーが備わっており、触れるだけで爆速でロックを解除することができます。電源ボタンは自然に親指が掛かるところに位置し、スマホを手荷物だけでロック解除が可能です。
インカメラを活用した顔認証システムに対応
顔認証にも対応しており、速度も速く非常に便利です。インカメラを活用したシステムなので暗い環境では精度が落ちるため、指紋認証と併用することがおすすめです。
UMIDIGI A15 の64MPの高解像度のメインカメラを搭載
メインカメラ(64MP)
本機メインカメラは64MPと高い解像度のイメージセンサーを採用しました。その影響で明るく静止している風景等は解像感の高い綺麗な画を捉えてくれます。色も鮮やかに補正してくれるため、映える写真を簡単に撮影することができます。一方で日陰の部分など光が弱いところについては苦手で、歴代のUMIDIGIスマホ同様に黒つぶれが起きやすく注意が必要です。
ズーム性能(デジタルズーム)
本機はズームカメラを搭載していないため、メインカメラによるデジタルズームとなり最大で10倍までの撮影が可能です。メインカメラに64MPの高解像度センサーを採用しているため、2倍ズーム程度であれば高い解像感を保つことができました。
夜景モード(メインカメラ)
薄暗い環境で「夜景モード」を使用して撮影をしてみました。明るさをノイズが出ない極限まで下げての撮影となり、ほとんど黒くつぶれてしまっています。ちなみに通常モードで撮影して比べてみたのですが全く同じ写真となったため、モードを選択したことによる補正はほぼ無いように思えます。
超広角カメラ(8MP)
超広角カメラは8MPと解像度の低いイメージセンサーを採用しており、暗く荒っぽい写真しか撮影できません。
マクロカメラ(5MP)
マクロカメラは超広角同様、あまりコストを掛けていない部分となりそのスペックは低く、実用的な写真を撮ることは難しいです。接写をしたい場合はメインカメラの2倍ズームを活用するほうが良いと思います。
その他の撮影モード
ここまでに紹介した撮影モードの他に「QRコード」「スローモーション」「64MPモード」があります。
UMIDIGI A15 の動画性能は驚くほど低く本機最大の弱点
本機は最大1080pの30fpsまでの動画撮影しかできません。その上で手振れ補正は一切効かず歩きながらの撮影はぶれぶれの動画となってしまいました。動画性能は低いと言わざるを得ません。UMIDIGIはどの機種においても動画性能が低く、今後の製品開発における課題点であると言えます。
UMIDIGI A15 の対応バンド及びVoLTE状況
nanoSIM × 2 枚 によるデュアルSIMスロット
SIMトレーはnanoSIM2枚か1枚+microSDカード1枚を入れることができるハイブリット仕様となります。
5G通信には非対応
2G: GSM: 2/3/5/8
3G: WCDMA: 1/2/4/5/8
4G: LTE FDD:1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18
/19/20/25/26/28A/28B/66
4G: LTE TDD: 34/38/39/40/41
搭載しているSoC自体が5G通信に対応していないため、本機は5Gを使用することができません。しかし、4Gの対応バンドは広く日本の通信4台キャリアすべての主要バンドをカバーしています。
VoLTEは非対応
UNISOCのSoCを搭載していることもあり、VoLTEには対応されていません。通話は3G回線を使用することとなります。
UMIDIGI A15 は防水性能無し
また、本機は防水性能はありません。お風呂や雨の日に使用することは控えましょう。
UMIDIGI A15 のその他のメリット・デメリット
メリット① ピュアアンドロイド
UMIDIGIは独自OSを開発しておらず、ピュアアンドロイドが搭載されています。故に動作が軽く、サクサクした操作感を体験することができます。
メリット② ショートカットキーを搭載
UMIDIGIは昔から、多くの機種でショートカットキーを採用しています。本機にも存在し、シングルクリック・ダブルクリック・ロングクリックと3種類の機能を割り当てることができます。
デメリット システム上に翻訳されていない英語が多い
日本でも展開されている機種ですが、日本語への完全翻訳ができていません。設定内やカメラアプリ内には多くの英語が残っていてとても使いにくい印象を受けてしまいました。
UMIDIGI A15 の価格
Amazon定価
⇒ 24,900円
アリエクスプレス価格
→ 139.99ドル(約21,016円)
※2024年2月20日時点の為替による日本円換算です。
まとめ:使いやすさが大幅に向上したUMIDIGI史上最高の完成度
UMIDIGIのAシリーズを「A7 Pro」「A9 Pro」「A11 Pro MAX」「A13 Pro」と使用してきた筆者としては、この「A15」の使用感が大幅に良くなっていることで、スマートフォンとしてようやく普通に使えるレベルに達したと感じました。普通にというのは記事内でも触れている通り、WEB・SNS閲覧や動画視聴そしてメッセージやり取りなどをノンストレスでこなすことができるということです。一方で、多くの部分で性能が進歩せず足踏み状態、一部は後退しているところさえあります。物価が上がり価格を維持するためには致し方ないところではありますが、UMIDIGIの良さが少しずつ剝がれていくようで少し残念に思いました。とは言え、性能面での拘りを捨ててでも価格を守り、UMIDIGIとしての立ち位置そしてスマホの本質を捉えているこの製品は、苦悩を感じるもののメーカー渾身の最高の完成形となったのではないでしょうか。