2022年10月にGoogleから【Google Pixel 7 / 7 Pro】が発売されました。前作の【Google Pixel 6】ではSoCを内製化して、長年使用してきたSonyイメージセンサーからSamsung製のイメージセンサーへ鞍替えを行い、Google Pixelとしては大きな変化を果たしたシリーズとなりました。そんな前作からさらに1年が経過し、待望の本作は大きく変化したPixel 6シリーズをさらに洗練したとてもバランスの良い高性能高コスパスマートフォンに仕上がっています。ここに詳細にレビューいたします。
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この記事で使用している機種はau版となります。
Google Pixel 7 のスペック
機種名 | Google Pixel 7 |
カラー | ・Obsidian ・Snow ・Lemongrass |
ストレージ | 128GB / 256GB UFS 3.1 |
メモリ | 8GB LPDDR5X |
サイズ | 縦 :155.6mm 横 :73.2mm 厚さ:8.7mm 重量:197g |
ディスプレイ | パネルタイプ:有機EL(OLED) サイズ:6.3インチ 解像度:FHD+(2400×1080) アスペクト比:20:9 ピクセル密度:416ppi 輝度:最大1000nit(ピーク輝度:1400nit) リフレッシュレート:90Hz コントラスト比:1,000,000:1以上 Corning® Gorilla® Glass Victus™ |
プロセッサ | Google Tensor G2 |
バッテリー | 4,355mAh 有線充電速度:30W(PD3.0) 無線充電速度:20W(Qi) バッテリーシェア |
カメラ | メインカメラ(Samsung ISOCELL GN1) 50MP (1/1.31インチ , f/1.85) 動画 4K/1080P @60/30fps スローモーション240fps 超広角カメラ 12MP (f/2.2 , 114°) 動画 4K/1080P @60/30fps 1080Pアクティブモード フロントカメラ 10.8MP (F/2.2) 動画 4K/1080P @60/30fps |
生体認証 | 顔認証 画面内指紋認証 |
対応バンド | デュアルSIM(nanoSIM + eSIM) 周波数帯域 【2G】 850/900/1800/1900 【3G】 1/2/4/5/6/8/19 【4G】 B1/2/3/4/5/7/8/12/13/14/17/18/19/ 20/25/26/28/29/30/32/38/39/40/41/ 42/46/48/66/71 【5G】 n1/2/3/5/7/8/12/14/20/25/28/30/38/ 40/41/48/66/71/75/76/77/78 |
Wi-Fi | Wi-Fi 6(802.11ax): 2.4 GHz + 5 GHz |
Bluetooth | 5.2 対応コーデック: |
位置情報 | GPS、GLONASS、Galileo、QZSS、BeiDou |
オーディオ | デュアルステレオスピーカー |
センサー類 | 近接センサー、周囲光センサー 加速度計、ジャイロメーター 磁力計、気圧計 |
防水・防塵規格 | IP68 |
OS | Android14 |
その他 | NFC FeliCa 背面素材:Corning® Gorilla® Glass Victus™ 消しゴムマジック Google One の組み込み VPN 最低 5 年間のセキュリティ アップデート保証 |
Google Pixel 7 ラグジュアリー感の増した一目でピクセルとわかる筐体デザイン
開封〜内容物の紹介
パッケージについては【Google Pixel 6】と同様に機種がとても分かりやすくデザインされています。
内容物は1mのUSB C to Cケーブルにクイックスイッチアダプター、クイックスタートガイド2冊にSIMツールです。
本体外観の紹介
本体のデザインは【Pixel 6 シリーズ】を踏襲しており、背面上部に横一線に伸びる存在感のあるカメラユニットを備えています。背面は傷に強いガラス素材「Corning® Gorilla® Glass Victus™」を採用しており、ガラス素材特有の高級感を有します。また、前作との違いとしては、カメラユニットの上下で色が違うツートンカラーが廃止されている点、側面やカメラユニットの素材が樹脂から金属に変更された点があります。
前作とデザインは概ね同じですが、質感は大幅に良くなっています。
また、認証マークやFeliCaのマークなどを一切表示せずに、“G”のみを表示するシンプルでかっこいいデザインとなっていて、非常に魅了されます。
【Google Pixel 6】と同じようにカメラは横並びとなり、帯状のカメラユニットとして遠目から見ても一目でPixelと分かるような特徴的なデザインです。
側面インターフェースは、上部にマイク穴。
下部にはスピーカー、充電口、マイク。
側面向かって左側は電源ボタンと音量ボタン。
そして右側面にはSIMトレーを備えています。また、4辺全てにアンテナラインが存在しています。
側面インターフェースはPixel 6と同じです。素材は前述している通り、樹脂から金属へと変更され高級感が増しています。
保護フィルムや専用ケースは付属なし
購入した時点では画面保護フィルムは貼られておらず、専用の保護カバーも付属されていないので、別途購入する必要があります。
iPhoneの様に100円ショップでは売られていないので、家電量販店やネットショッピングで購入しましょう。
⇩Pixel 7 のアクセサリーはSpigenがおすすめ⇩
本体重量は196gと前作より10g以上の減量に成功
本体重量は実測値で196gです。前作の【Google Pixel 6】より画面サイズが0.1インチで小さくなってはいるものの、10g以上の軽量化に成功しており、200gを下回る重量となりました。
もちろん、画面保護フィルムやカバーを付けることで200gは超えてしまいますが...
8.7mmの厚さでも持ちやすいサイズ感
本体の厚みは8.7mmと、スマホの中では厚みのある部類である思ってしまう数値となっています。しかし、横幅が僅か73.2mmととても細く持ちやすい形状であると言えます。
前作よりもスリムになっています!!
Google Pixel 7 は6.3インチの鮮やかな有機ELディスプレイを採用
フラットディスプレイのベゼルは少し目に付く太さ
フラットディスプレイのベゼル部は4辺全てで少しだけ太めな設計となっています。しかしディスプレイの発色や解像感や操作感はとても良く、使用していてとても気持ちの良いディスプレイであると言えます。また、受話口も非常に細いため、正面から見てもその存在が確認しにくい形状をしています。ディスプレイの素材は背面と同様に傷にとても強い「Corning® Gorilla® Glass Victus™」です。
画面輝度は太陽の下ではっきり見える明るさ
画面の最大輝度は最大値1400nitと非常に高く明るい画面と言えます。実際に天気のいい日に外に持ち出して使用してみたところ、画面をしっかりと視認することができ問題なく操作をすることが可能です。
画面リフレッシュレートは90Hzに対応
本機の画面のリフレッシュレートは90Hzとなっています。Xiaomi等のミドルレンジ帯のスマートフォンですら120Hzが当たり前になりつつある今、少し残念な仕様であると言えます。また、上位機種の【Google Pixel 7 Pro】についてはより滑らかな120Hzリフレッシュレートのディスプレイとなっています。
120Hzが良かったです。
Google Pixel 7 のプリインストールアプリはグーグル系のみ
初期状態でのアプリ数は僅か22個
一部契約したキャリアのアプリが自動でダウンロードされるような仕様ではありますが、基本的には上記のアプリケーションのみが初期状態でインストールされているのみとなります。非常にシンプルでストレージ容量も圧迫されていないため、とてもありがたい仕様です。
初期状態でのシステム容量は13GB
初期状態で使用されているストレージ容量はすべて合計しても僅か15GBととても少ない状態でした。筆者は128GBのモデルを購入したのですが、十分な保蔵容量が確保されていると言えます。
microSD非対応です。容量が足りない場合はグーグルクラウドサービスを使いましょう。
Google Pixel 7 は日常使用には十分すぎる処理性能を発揮
AnTuTuベンチマークテスト(V10)の結果
SoCにはGoogle独自のSoCである「Google Tensor G2」を搭載しており、スマートフォンの性能を測るAnTuTuベンチマークテストVersion10.2.4にて、約97万点を記録しました。点数的には半導体メーカーでスマートフォンのSoCを多く製造している「Qualcomm」の昔のハイエンドモデルSoC「Snapdragon 888」を少し上回ります。とはいえ本機は、日常使いには全くを持って問題が無いくある程度のゲームもプレイすることができる高い処理性能を持ち、価格も抑えることが出来た優秀なSoCを搭載しているスマートフォンであると言えます。Googleとしては処理性能そのものではなく、画像処理やAI技術を意識してSoCの設計をしているのではないかと推測できます。
⇩AnTuTu V10のスコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
vivo X100 Pro | 2,054,033 | MediaTek Dimensity 9300 |
Xiaomi 14 Ultra | 2,022,587 | Snapdragon 8Gen3 |
OnePlus12 | 1,856,957 | Snapdragon 8Gen3 |
POCO F6 Pro | 1,555,253 | Snapdragon 8Gen2 |
iPhone 15 Pro | 1,537,143 | A17 Proチップ |
Xiaomi 13T Pro | 1,479,727 | MediaTek Dimensity 9200+ |
Xiaomi 12T Pro | 1,284,359 | Snapdragon 8+Gen1 |
Google Pixel 9 Pro XL | 1,157,880 | Google Tensor G4 |
Google Pixel 7 | 975,199 | Google Tensor G2 |
Google Pixel 6 | 843,237 | Google Tensor |
Redmi Note 13 Pro+ | 769,953 | MediaTek Dimensity 7200 Ultra |
arrows We2 Plus | 609,869 | Snapdragon 7s Gen2 |
Blackview BL8000 | 577,577 | MediaTek Dimensity 7050 |
Blackview N6000 | 405,376 | MediaTek Helio G99 |
UMIDIGI A15T | 394,070 | Mediatek Helio G95 |
UMIDIGI G6 5G | 373,817 | MediaTek Dimensity 6100+ |
UMIDIGI A15 | 301,934 | UNISOC T616 |
Redmi 14C | 261,903 | MediaTek Helio G81-Ultra |
UMIDIGI G3 Max | 256,151 | UNISOC T606 |
⇩【参考】AnTuTu V9 スコア結果⇩
機種名 | 得点 | SoC |
Xiaomi Mi11 Ultra | 775,320 | Snapdragon 888 |
Redmi K40 / POCO F3 | 686,792 | Snapdragon 870 |
POCO X3 Pro | 547,118 | Snapdragon 860 |
HONOR 50 | 515,059 | Snapdragon 778G |
Redmi Note 12 Pro | 424,516 | MediaTek Dimensity1080 |
OPPO Reno5 A | 398,362 | Snapdragon 765G |
OPPO Reno7 A | 381,145 | Snapdragon 695 |
Blackview BV8800 | 300,343 | MediaTek Helio G96 |
Redmi Note 11 | 253,847 | Snapdragon 680 |
Redmi 10 | 209,927 | MediaTek Helio G88 |
Blackview A100 | 209,132 | MediaTek Helio P70 |
UMIDIGI A13 Pro | 201,896 | UNISOC T610 |
Redmi 9T | 192,172 | Snapdragon 662 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 191,795 | MediaTek Helio G80 |
UMIDIGI A13S | 152,958 | UNISOC T310 |
OPPO A77 | 117,987 | MediaTek Helio G35 |
UMIDIGI A11 | 108,026 | MediaTek Helio G25 |
ツイッターの挙動をチェック
意外と重いアプリであるツイッターの挙動を確認してみました。リフレッシュレート90Hzと控えめながら、とても滑らかな画面の切り替わりが出来ている為120Hzと思えるくらいスムーズに動作します。また、ディスプレイの感度も非常に良く、指に吸い付くように気持ちよく操作をすることが出来ます。
ゲームをしない人にとっては十分すぎる処理能力であると言えます。
Google Pixel 7 は最大30Wの充電速度で豊富な機能が特徴的
容量は4.355mAhと少ないながら1日持つバッテリー性能
バッテリーテストは「PCMark for Android」にて、画面リフレッシュレート90Hz、輝度音量共に50%固定して実施しました。その結果、バッテリー残量100%から20%になるまでに11時間12分かかりました。つまり0%になるまで使用を続けた場合は約14時間00分かかる計算となります。SoCからの発熱が多く、長時間継続的に処理をすることで放熱が間に合わなくなり消費電力が増えてしまう状態にあることが考えられます。バッテリー性能は前作より悪いという結果となりました。
⇩バッテリーテストスコア結果⇩
機種名 | 記録時間 | バッテリー容量 |
UMIDIGI A11 Pro Max | 23時間17分 | 5,150mAh |
UMIDIGI A11 | 23時間05分 | 5,150mAh |
Blackview BL8000 | 22時間43分 | 8,800mAh |
UMIDIGI A15T | 22時間11分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A15 | 21時間56分 | 5,000mAh |
OnePlus 12 | 20時間56分 | 5,400mAh |
vivo X100 Pro | 20時間35分 | 5,400mAh |
Redmi Note 11 | 19時間50分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G3 Max | 19時間21分 | 5,150mAh |
Redmi 14C | 19時間5分 | 5,160mAh |
Google Pixel 9 Pro XL | 18時間3分 | 5,060mAh |
UMIDIGI A13S | 16時間15分 | 5,150mAh |
arrows We2 Plus | 16時間3分 | 5,000mAh |
UMIDIGI G6 5G | 17時間13分 | 5,000mAh |
Redmi K40 / POCO F3 | 16時間10分 | 4,520mAh |
POCO X3 Pro | 16時間10分 | 5,160mAh |
Google Pixel 6 | 15時間53分 | 4,614mAh |
Blackview N6000 | 15時間43分 | 3,880mAh |
Redmi Note 13 Pro+ | 15時間17分 | 5,000mAh |
Xiaomi 12T Pro | 15時間07分 | 5,000mAh |
UMIDIGI A13 Pro | 14時間57分 | 5,150mAh |
Redmi Note 12 Pro | 14時間52分 | 5,000mAh |
Xiaomi 13T Pro | 14時間50分 | 5,000mAh |
Xiaomi 14 Ultra | 14時間37分 | 5,000mAh |
POCO F6 Pro | 14時間23分 | 5,000mAh |
Google Pixel 7 | 14時間00分 | 4,355mAh |
HONOR 50 | 13時間29分 | 4,300mAh |
Redmi 10 | 13時間04分 | 5,000mAh |
Blackview A100 | 8時間41分 | 4,680mAh |
自動でいたわり充電や省電力駆動に切り替えてくれる機能が搭載
ユーザーの充電パターンや使用状況を学習して、自動的にバッテリー劣化を防ぐ「いたわり充電」や消費電力を抑える「省電力駆動モード」へ切り替えてくれます。バッテリー性能の低さをカバーしてくれる親切な機能を搭載しています。
バッテリーの劣化が抑えられれば、スマートフォンを数年単位で使用する人にとってはすごく有難い機能です。
充電速度は有線で30W・無線で21Wの速度に留まる
メーカー間で充電速度を争っていた中国メーカーのスマートフォンのように、特段早い充電速度は備わっていません。有線充電で最大30W、無線充電で21Wの速度に留まる為、寝ている間にゆっくり充電をするサイクルで使用することが望ましいです。
リバース充電に対応
本機はリバース充電に対応しており、ワイヤレスイヤホン等小さいデバイスに対して給電をすることが可能です。
緊急時に役に立つでしょう!!
Google Pixel 7 は上質なサウンド性能を備える
デュアルステレオスピーカーを搭載
スピーカーはしっかりとデュアルステレオスピーカーを搭載しています。音質も良く、本機のみでの音楽鑑賞や動画視聴も快適に楽しむことができます。
音響メーカーとコラボをしている他社ハイエンド端末と比較すると劣る部分はありますが、十分に高音質です!
幅広いBluetoothコーデックに対応
Bluetoothイヤホンを使用する際の接続方式であるコーデックについては、汎用の種類は網羅されています。具体的には 以下の通りです。
・SBS
・AAC
・aptX
・aptX HD
・LDAC
3.5mmイヤホンジャックは非対応
有線イヤホンを使用する場合は別途変換機が必要です。
Google Pixel 7 は画面内指紋認証に対応
画面内指紋認証に対応しており、指を画面にかざすだけでロック等を解除することができます。速度や精度はとても満足する性能となっています。
本機の発売当初はガラス保護フィルム等を張り付けている状態であると指紋でロックが解除できない等の症状が報告されていました。システムアップデートを重ねてきた現在では、使用している感じではそのようなことは無くスムーズに指紋認証を使用することができます。また、システムの中に画面のタップ感度を上げる項目があるので、指紋解除がうまくいかない場合はこちらを確認してみましょう。
筆者は今までその速度や制度に不満を抱いたことは一切ありません。
Google Pixel 7 は自然な色合いの繊細な写真撮影が可能
メインカメラ(50MP) イメージセンサー:ISOCELL GN1 + OIS
オート撮影
メインカメラには【Google Pixel 6】と同じサムスン製のハイエンドイメージセンサー「ISOCELL GN1」を採用。よって前作と性能は変わらずとても優秀です。オートで撮影では映えを狙った大げさな加工はされず、目で見たままの自然な色合いの写真を撮影することができます。また、センサーサイズが大きく光を多く取り込むことができ、影の部分や夕方など暗い箇所においても黒つぶれすることなく鮮明に映し出してくれるため、本機のカメラはどのシーンでも活躍してくれることでしょう。また、光学式手振れ補正を搭載している為、手に持った撮影においてもブレることなく安定した写真撮影が可能です。
カメラアプリのUIが良く、めちゃくちゃ使いやすいです。
ズーム性能(デジタルズーム)
本機には望遠カメラはありません。ズームをする場合はメインカメラを用いたデジタルズーム(引き伸ばしただけ)に対応しています。また、最大で7倍ズームにのみ対応しています。8倍までズームをしてしまうと見てすぐに分かるくらい粗い写真となってしまう為、ズーム機能を使う場合は2倍程度までを使用することをお勧めします。
前作では7倍が最大でした。また、Proモデルには望遠カメラがあります。
夜景モード(メイン)
本機は通常の撮影モードで暗所にカメラを向けると、自動的にナイトモードでの撮影となります。実際に撮影すると、シャッターに3秒、その後の画像処理に数秒時間を要しますが、仕上がった写真はとても鮮明でキレイです。白飛びや黒つぶれ、強いノイズ等明確にい現れることなく、まさに暗所に強いPixelのカメラ性能を体験することができます。
Pixelと言えば暗所に強いという宣伝文句は本当でした。
月明かりの強い夜空にカメラを向け撮影をしてみたところ、前作【Google Pixel 6】では現れなかった星々を映し出してくれました。もちろん撮影モードは通常で手持ち手軽に撮影をしています。本機は気軽に星空を写真に収めることができる、本当に夜の撮影に強いカメラを備えていると言えます。
ポートレードモード
ポートレートモードではピントの合っていない背景をより強いボケを与えることで被写体を強調して撮影することが可能です。上記写真は、ストロー部こそ少しだけボケがのってしまいましたが、そのほかの境界線はしっかりと認識できており十分に実用的なモードであると感じました。
その他、パノラマ撮影や360°写真撮影モードがあります。
超広角カメラ(12MP)
オート撮影
超広角カメラのイメージセンサーは12MPと、メインカメラと同様【Google Pixel 6】と同じスペックです。解像度は低いですがGoogleの画像処理技術で明るい環境ではぱっと見ではメインカメラと遜色のない写真を仕上げてくれます。しかし、よく見るとディティールが潰れていたり粗さが見受けられます。
暗所撮影
超広角での暗所撮影はセンサーサイズが小さいながらメインカメラ同様に明るく見やすい写真が撮影することができます。しかしどうして右側の葉っぱのディティールはつぶれてしまい、全体的にぼんやりした写真となってしまいます。
大事な思い出の写真を撮影する場合はメインカメラを使うようにしましょう。
Google Pixel 7 の手振れ補正のしっかり効いた最大4K60fpsの動画撮影が可能
メイン・超広角カメラ共に4K/60fpsでの動画撮影が可能
メインカメラと超広角カメラどちらでも4K60fpsでの撮影が可能です。手振れ補正機能のおかげで歩きながらの撮影でもとても見やすい動画を撮影することが可能です。また、60fpsでの撮影はHDR(ハイダイナミックレンジ)が効かないため、HDRを使用したい場合は30fpsで撮影するようにしましょう。
写真同様、動画性能もとても優れています。
より強力な手振れ補正モード(アクティブモード)も実装
普通に撮影してもしっかりと手振れ補正が効くのですが、より安定した映像を撮りたい場合はより強力な手振れ補正を効かせることができます。その場合は超広角カメラで固定されて、かつ、4Kでの撮影が不可能となります。
Google 謹製スマートフォンならではの特有機能が豊富で便利
消しゴム機能が優秀
写真を撮影して、もし不要なものが映り込んでしまっても、編集から「消しごむ機能」を使用することで自然にその不要物を消すことができます。
もし編集が不自然になってしまった場合は再度編集をするとうまく消せる場合があります。
音声読み取り機能が優秀
音声読み取り機能が非常に優秀で、とても精度が高く話をしている音声を文字起こししてくれます。句読点や英語もしっかりと認識して文字に変換してくれるので、動画に字幕を付ける作業等でとても活躍してくれるでしょう。
最近では、Google Oneを使用すれば他社のスマートフォンでも使用することが可能となるようです。
Google One VPN の無料利用が可能
【Google Pixel 7 / 7 Pro】ユーザーは「Google One VPN」を無料で利用することが可能です。この機能はフリーWi-Fiなど脆弱性の悪い回線を使用した際に、端末内の情報を抜き取られるなどことを防ぐことができるサービスです。本来はGoogle One 100GB(250円/月)以上を契約している人が使えるサービスとなります。
発売以降5年間のセキュリティアップデートを保証
本機のandroidバージョンアップデートの提供保証期間は発売から3年の2025年10月まで、セキュリティーアップデートの提供保証期間は発売から5年の2027年10月まであります。本機は、スマートフォンをあまり変更しない人にとっても安心して最後まで使用できる機種であると言えます。
Google Pixel 7 の対応バンド及びVoLTE状況
物理SIMとeSIMの、マイクロSDスロットはなし
物理SIMが1枚、そしてeSIMが一回線分に対応しており、この組み合わせでのデュアルSIMに対応しています。
全てのキャリアで不自由なく使用できる幅広いバンド帯に対応
対応バンドが広く、楽天含むすべてのキャリアで問題なく使用することができます。
言うまでもなく「VoLTE」に対応しています。
Google Pixel 7 はおサイフケータイに対応
本機は非接触ICカード技術方式FeliCaを搭載しており、「おサイフケータイ」に対応しています。
背面にFeliCaマークはないのですが、しっかりと対応しています。
Google Pixel 7 の価格
定価 ⇒ 82,500円~
⇩AmazonでもSIMフリー版が販売されています⇩
⇩整備済み品はこちら⇩
まとめ:前作Pixel 6を洗練したGoogle謹製スマホ
前作【Google Pixel 6】と比べると大幅な進化はありませんでした。SoCの性能は依然として他社ハイエンド端末より劣り、カメラのセンサーは前作と同じものを採用、またデザインは少しだけラグジュアリー感は増しましたが基本は似ているため【Google Pixel 6】を使っている人は買い替える必要はないかもしれません。しかし、処理性能・カメラ性能・付加価値がバランスが良く、老若男女問わずすべての人にお勧めできる一品であると言えるでしょう。
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