VAPEを始めるにあたり、多くの初心者が「使いやすさ」と「性能・デザイン」の間で悩みます。手軽なデバイスは多いものの、安っぽい見た目や不十分な性能にがっかりすることも。一方、高機能なデバイスは魅力的ですが、操作が複雑で初心者にはハードルが高いのが現状です。
このジレンマに対し、VooPoo社が提示した答えが 【VooPoo VMATE E2】です。
本製品は、ハイエンドMODに用いられるようなレザーと亜鉛合金の高級素材と、大容量バッテリーを搭載しながらも、ボタン操作を一切不要にした画期的なPOD型VAPEです。これにより、手軽に高品質なVAPE体験を実現しました。
本レビューでは、この【VooPoo VMATE E2】のデザイン、機能、革新的な技術が、VAPE初心者から経験者まで、本当に理想的な選択肢となり得るのかを徹底的に検証していきます。



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VooPoo VMATE E2 のスペック

製品名 | VMATE E2 |
カラー | ・ジェットブラック ・ネイビーブルー ・ウォールナットブラウン ・ラベンダーパープル ・シーシェルホワイト ・ローズレッド ・エメラルドグリーン ・アーパンカモフラージュ |
サイズ | 縦:95mm 横:33.5mm 奥行:19mm |
重量 | 約 91g - 92.2g |
素材 | 亜鉛合金、レザー |
バッテリー容量 | 1500mAh |
充電 | USB Type-C, 5V/2A |
出力 | 5W-30W (自動調整) |
出力電圧 | 3.2V-4.2V |
対応抵抗値 | 0.4Ω - 3.0Ω |
POD容量 | 3.0ml (標準) / 2.0ml (TPD) |
付属POD | VMATE V3 カートリッジ 0.4Ω x1, 0.7Ω x1 |
内容品 | 本体、POD x2、Type-Cケーブル、説明Z |
VooPoo VMATE E2 は機能美と所有欲を満たす至高のデザイン
パッケージと内容物は一般的

【VooPoo VMATE E2】のパッケージは製品の写真を前面に表示をした、非常にシンプルなデザインです。

内容物は製品本体と取り扱い説明書、充電ケーブル、そして交換用のカードリッジです。

付属カードリッジは、本体にもともと装着されているものは0.7Ω、交換用は0.4Ωです。この二つを試す中でお好みの抵抗値のカードリッジを見つけ、追加購入するようにしましょう。



本製品には付属されていない1.0Ωのものもカードリッジ単体で売られています。
高級感を纏う素材 (レザー&亜鉛合金)

デバイスのボディには、両面に上質で耐久性の高いレザーが採用されており、手に取った瞬間にそのプレミアムな質感が伝わってきます。金属の冷たい感触とは一線を画す、温かみのある握り心地です。フレームには堅牢な亜鉛合金が使用されており、適度な重みと剛性を与えています。

高級感が半端なく、見た目は完全にドストライクですね!

筆者は気に入りすぎたので、ジェットブラックを追加購入しました。

二刀流です!
衛生面と利便性を両立したマグネットキャップ

実用面で大きなアドバンテージとなるのが、マグネット式のダストキャップです。吸い口(ドリップチップ)をホコリやゴミから保護するだけでなく、マグネットで「カチッ」と小気味よく装着できるため、紛失しにくく、スマートな所作を可能にします。

キャップの隙間には、リキッドの残量を確認できる小窓が設けられています。この小窓は、キャップを開ける際の指をかける場所としても機能するため、開閉動作がとてもスムーズに行えます。

取り外したキャップは他に付ける場所がないので、なくさないように気を付けましょう。
ミニマリズムに宿る知性 (隠しLED&エアフロー)

本製品は、そのミニマルなデザインが際立っています。一見すると無駄な装飾が一切ないように見えますが、デバイスを吸引すると虹色にLEDインジケーターが光り、バッテリー残量をさりげなく表示します。これは、洗練された外観を保ちながら、必要な情報をスマートに伝える優れた工夫です。

ディスプレイにはパフ数や抵抗値、出力ワット数などの表示はありません。


また、中央に配置された無段階エアフロー調整スライダーは、デザインに溶け込み目立たないながらも非常に効果的です。このスライダーを動かすことで、タバコのような重い吸い心地(MTL)から、軽やかで煙量の多い吸い心地(RDL)まで、好みのドロー感をシームレスに調整できます。

スライダーは固めで、勝手に動くようなことはありません。
個性を表現するカラーバリエーション


クラシックな「ウォールナットブラウン」や「ジェットブラック」から、鮮やかな「ローズレッド」、深みのある「エメラルドグリーン」まで、豊富なカラーバリエーションが用意されており、ユーザーの個性や好みに合わせて選べます。
VooPoo社が本製品のデザインにかけた労力は、単なる見た目の装飾を超えた戦略的な意図を物語っています。機能一辺倒で画一的なプラスチック製デバイスが主流の市場で、あえて製造コストのかかるレザーや金属素材を採用。さらに、マグネット式のダストキャップや隠しLEDといった、必須ではないものの所有感を高める高付加価値な機能を加えています。
VooPoo VMATE E2 はVAPE初心者にも使いやすいシンプルな操作性を提供
他を圧倒するバッテリー持続力

スペックの項でも触れましたが、1500mAhの大容量バッテリーがもたらす実用的なメリットは計り知れません。頻繁な充電から解放され、バッテリー切れの心配なく一日中安心して持ち運べる信頼性は、日々のVAPEライフの質を大きく向上させます。
究極のシンプル操作 (オートパフ&スマート調整)

【VooPoo VMATE E2】の操作は、これ以上ないほどシンプルです。電源ボタンや出力調整ボタンは一切なく、ユーザーはただ「吸う」だけ。
吸引を検知して自動で加熱が始まるオートパフ機能と、リキッドの抵抗値に合わせて最適な出力を自動調整する機能により、誰でも簡単にVAPEを楽しめます。この「リキッドを入れて吸うだけ」という手軽さは、VAPEに複雑なイメージを持つ初心者にとって非常に魅力的です。

オートパフ専用です。
革新的なV3カートリッジ

本製品の性能の心臓部と言えるのが、新開発の「V3カートリッジ」です。このカートリッジには、ユーザー体験を向上させるための数々の技術が詰め込まれています。
- 風味と長寿命
VooPoo独自のフレーバー解析技術「iCOSM CODE」と新設計のコイルにより、驚くほど長寿命なPODが実現しました。メーカーテストでは、1つのコイルで最大90mlのリキッドを焦げ付くことなく使用できるとされており、PODの交換頻度と長期的なコストを大幅に削減します。 - 徹底した液漏れ対策
VAPEユーザーの最大の悩みの一つである「液漏れ」。V3カートリッジは、立てた状態で30日間放置しても液漏れしないという、驚異的な耐漏性能を謳っています。これにより、ポケットやカバンの中がリキッドで汚れる最悪の事態を防ぎます。 - 衛生への配慮(銀イオン採用)
V3カートリッジの素材には、抗菌作用を持つ銀イオンが配合されています。これは、マグネットキャップと合わせて、デバイス全体の衛生状態を高く保つためのユニークなアプローチであり、ユーザーの健康への配慮が感じられます。 - 利便性の高いトップフィル構造
V3カートリッジはトップフィル方式を採用しており、デバイス本体からPODを取り外すことなく、上部のシリコンプラグを開けるだけで簡単にリキッドを注入できます。

本製品の真の強みは、個々の優れた機能が一つのシステムとして統合され、VAPE体験のあらゆるストレスを排除するように設計されている点にあります。
頻繁な充電、液漏れ、複雑な操作、メンテナンスの手間、衛生面など、一般的なVAPEユーザーが感じる課題に対し、VMATE E2は包括的な解決策を提示しています。大容量バッテリーとオートパフ機能は、操作と充電のストレスを軽減。また、V3カートリッジの長寿命と耐漏れ性能はメンテナンスの手間を大幅に削減し、マグネットキャップと銀イオンは衛生面の懸念に応えます。
これらの機能が連携し、ユーザーにシームレスな体験を提供します。VooPoo社は単にデバイスを開発したのではなく、「完成されたユーザー体験」そのものを設計したのです。


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VooPoo VMATE E2 の完璧ではないからこそ知っておくべきこと
時代遅れの仕様 (パススルー充電非対応)

大きな欠点として挙げられるのが、パススルー充電に非対応である点です。これは、デバイスを充電しながら使用できないことを意味します。高速充電機能である程度の不便さは解消されますが、バッテリーが切れた際に充電が完了するまで待たなければならないのは、ユーザーにとってストレスとなり得るでしょう。
高級感と重量はトレードオフ

本製品はリキッドを入れない状態で約94gの重量です。高級感と耐久性を追求したメタル素材やレザーが、本体の重量を増す要因となっています。
VooPoo VMATE E2 の価格
通常価格
4,580円


まとめ:キャップ付きVAPEの決定版

【VooPoo VMATE E2】は、卓越したデザインと高い機能性を両立させた、まさに「キャップ付きVAPEの決定版」と呼べる製品です。
唯一無二の洗練されたデザイン
従来のVAPEとは一線を画す、エレガントで美しい外観が特徴です。亜鉛合金と両面レザー(またはエコレザー)の組み合わせにより、重厚感とプレミアムな質感が感じられます。
革新的な衛生と利便性
特徴的なマグネット式ダストキャップは、使用しないときにマウスピースを埃や細菌から守り、非常に衛生的です。マグネットの固定力も強く、簡単に外れる心配がありません。また、ボタン操作が一切なく、自動吸引(オートパフ)のみで使えるため、初心者でも直感的に扱えるユーザーフレンドリーな設計です。
優れた性能とユーザー体験
1500mAhの大容量バッテリーを搭載しており、数日間の使用に耐えうる優れた電池持ちを実現。Type-C 2Aの急速充電にも対応しています。また、本体側面に内蔵されたライトバーは、スタイリッシュな見た目を損なうことなく、バッテリー残量を知らせてくれます。無段階のエアフロー調整スライダーにより、好みに合わせてドロー感を幅広くカスタマイズ可能です。
V3カートリッジの進化
3XアップグレードされたVMATE Top Fillカートリッジは、味の良さ、液漏れ耐性、コイル寿命が大幅に向上しました。iCOSM CODE技術により、液漏れがほとんどなく、公式によると90mlのリキッドチャージサイクルに耐えうるとされています。
また、考慮するべき点としては以下の通りです。
- ダストキャップは使用中に本体底部に装着できないため、手で持つかポケットにしまう必要があります。
- 充電中の使用(パススルー充電)はできません。
- コイルは交換できず、ポッド全体を交換する必要があります。
これらの点を踏まえても、VMATE E2は、洗練されたデザインと高い機能性を求めるユーザー、特に衛生面やバッテリー寿命を重視し、シンプルな操作性を好む方にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。