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【SOUNDPEATS Opera 05 実機レビュー】ビジュアルと音質がずば抜けて長けたSOUNDPEATS渾身の逸品

2024年2月18日

 中国のイヤホン専用メーカー「SOUNDPEATS(サウンドピーツ)」より発売されているフラグシップTWS(ワイヤレスイヤホン)の【SOUNDPEATS Opera 05】についてレビューをします。最近独自技術等を駆使して着々とその実力を身に着けている同社が手掛けたこのハイエンド機は、ラグジュアリーな見た目と良い音質を奏でる最高で唯一無二のTWSに仕上がっています。

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田舎団子
田舎団子

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SOUNDPEATS Opera 05 のスペック

機種名SOUNDPEATS Opera 05
・ブラック
寸法・重量イヤホン重量:約6.5g(片側)
ケースサイズ:69.17 × 30.94 × 44.89mm
ケース重量 :約58.6g(イヤホン含む)
ドライバーサイズ12mm
対応コーデックAAC,SBC,LDAC
Bluetoothバージョン 5.3
通信範囲:10m
バッテリーバッテリー容量:300mAh(ケース)
        40mAh×2(イヤホン)
最大再生時間:約9時間(イヤホン単体)
       約33時間(ケース併用)
充電仕様充電時間:約1時間(イヤホン本体)
充電ポート:USB Type C
アクティブノイズキャンセリング-30dB
通話時ノイズキャンセリング-50dB
外音取り込み対応
防水規格IPX4
専用アプリ対応
その他カナル型
タッチコントロール
技適マーク取得済み
SOUNDPEATS Opera 05 スペック

SOUNDPEATS Opera 05 はまるで宝石のような輝きを放つ細部まで拘った美しいデザイン

開封〜パッケージの紹介

SOUNDPEATS Opera 05 パッケージ

 パッケージにはSOUNDPEATSではおなじみとなったイヤホンをつけた外国人の顔が全面的にイラストされている、正方形でコンパクトな化粧箱が採用されています。【SOUNDPEATS ENGINE4】では人物のイラストがなくなっていましたが、本機で復活したかたちとなりました。また、同社製品で1万円を超えるような高級機種にのみ許されている鮮やかに輝く背景加工が本機化粧箱にも施されていました。

SOUNDPEATS Opera 05 化粧箱

 化粧箱背面には「LDAC」「ハイレゾオーディオ」に対応している証拠となるマークが表示されています。

技適認証マークを確認

SOUNDPEATS Opera 05 技適

 日本でも販売されている商品だから心配する必要はもともとありませんが、化粧箱側面にしっかりと技適認証マークを確認することができました。

内容物の紹介

SOUNDPEATS Opera 05 内容物

 本体の他には交換用サイズ違いのイヤーピースが2セットと、充電ケーブル、そして日本語表記に対応した取扱説明書が同梱されています。

本体外観の紹介

SOUNDPEATS Opera 05 デザイン

 本体のカラーバリエーションはブラックのみです。表面に細かいラメがちりばめられたサラサラとした手触りの良い黒い樹脂のボディに、蓋との境目にゴールドのメッキ加工が施されたラインがあしらわれたとても高級感があるケースのデザインです。ゴールドのライン部には「Near Your Imagination」と刻印されています。また、充電確認用のLEDランプが一つ埋め込まれています。LEDランプは充電ケースの電池残量をその色や点滅・点灯でお知らせしてくれます。

SOUNDPEATS Opera 05 外観

 充電ケース背面には充電用のケーブル差し込み口(USB typeC)と、蓋のヒンジ部に社名の入ったプレートが埋め込まれています。

SOUNDPEATS Opera 05 かっこいい

 充電ケースの側面にはリセットボタンを備えます。

イヤホンは収納しにくく取り出しにくい

SOUNDPEATS Opera 05 イヤホン

 蓋を開けた充電ケースの内側も非常に拘りを持って設計されており、艶消しブラックの表面に凹凸をあしらったとてもおしゃれなデザインとなっています。イヤホン本体は充電ケースに磁力をもって収納されていますが、取り出す際も掴むところがなくコツが必要です。また収納する際もイヤホンの形状が上下左右見分けることが難しく、感覚的にケースに戻すことは難しいです。

田舎団子
田舎団子

ケースから取り出す際、戻す際、ともに落としやすいので要注意です。

左右に合計4台のマイクを搭載

 イヤホン本体は充電ケースを上回る高級感を感じることができます。金色に輝いている面積が多く、まるで宝石を見ているかのような、思わず見惚れてしまう人が多いのではないでしょうか。

 イヤホン本体には左右合計4基のマイクを搭載していて、ノイズキャンセリングを使用する際や通話をする際に機能します。

イヤホン本体はびっくりするくらい大きい

SOUNDPEATS Opera 05 筐体

 充電ケースのサイズは他のTWSと比べると少し大きい程度。きれいで滑らかな丸みをしているので、ポケットやカバンの中でかさばるようなことはないと思われます。

SOUNDPEATS Opera 05 サイズ

 一方でイヤホン本体はとても大きいです。手に持っても耳に装着しても存在感はとてもでかいです。特に装着時は耳からはみ出ている部分が多く、装着している人を見ると見た目はインパクトを感じます。

そこそこ重い設計

SOUNDPEATS Opera 05 重量

 筐体が大きいため重さもあります。イヤホンを含んだ充電ケースの総重量は実測値で60gです。

SOUNDPEATS Opera 05 重さ

 イヤホン本体は片方でイヤーピースをつけた状態で7.2gありました。TWSの中でも重い部類に入ります。

田舎団子
田舎団子

大きさ同様に、良い音、長いバッテリー性能、付加価値が豊富、すべてを求めると重くなるのは必然です。

SOUNDPEATS Opera 05 の接続について

接続方法は一般的で超簡単

SOUNDPEATS Opera 05 接続

 接続方法については一般的なTWSと同じ。充電ケースの蓋を開けてイヤホン本体を取り出すことで接続待機状態となります。この状態のまま接続したい機器側で設定を行うことでペアリングが完了となります。もちろん、一度でもペアリングした機器とは今後、充電ケースを開けてイヤホンを取り出した時点で即接続状態となります。

Bluetooth5.3による安定した接続を実現

 干渉防止機能の大幅な向上と、より安定した接続が可能な最新のBluetoothバージョン5.3を搭載しています。人通りの多い場所や電車の中でも通信が途切れにくく、かつ消費電力や遅延を低減する高い接続安定性があります。

マルチデバイス接続機能には非対応

 残念ながら複数のデバイスに同時に接続することができる「マルチデバイス接続機能」には非対応です。

⇩マルチデバイス接続機能に対応したTWSのレビューはこちら⇩

SOUNDPEATS Opera 05 のノイズキャンセリングは-30dBで実にマイルド

ノイズキャンセリングは-30dBと控えめながら上質

 現在のワイヤレスイヤホンにおけるノイズキャンセリングの強度は‐43dB以上が主流ですが、本機の強度は‐30dBに留まります。電車の中や強い風の日のノイズは完全に遮断することが難しいかもしれません。しかし、強いノイキャン特有の不快感は本機には一切なく、むしろ音楽視聴を妨げることがないごく自然なノイズキャンセリングの効果であると言えます。

外音取り込みモードに対応

 アクティブノイズキャンセリング機能を備えたワイヤレスイヤホンでは必ず搭載されている外音取り込みモードですが、本機も漏れなく搭載されています。イヤホンのタッチ操作で切り替える音が可能なので、レジでのお会計の際など、音楽を止めることもイヤホンをわざわざ取り外すことも必要なく会話を聞き取ることが可能です。

通話時ノイズキャンセリング機能を搭載

 片方のイヤホンに2基、合計4基のマイクを搭載しており「環境音」と「人の声」を正確に分析し、ノイズのみをしっかりカットした上でのクリアな音声通話を実現します。そのノイズキャンセルの強度は通常のアクティブノイズキャンセリングを上回り-50dBとなっています。

SOUNDPEATS Opera 05 はLDACや3基のドライバーで豊かでクリアな音楽を奏でる

LDAC接続によるハイレゾサウンドの再生を実現

 本機はLDACコーデックによるハイレゾサウンドの再生に対応しています。
 ※ハイレゾを実際に体験するにはイヤホンだけでなく、再生する曲はハイレゾ音源で、再生するプレーヤーもLDACコーデックの出力に対応している必要があります。iPhoneは非対応です。

LDACコーデックとは

 LDACとは一般的なSBCコーデックの約三倍にあたる最大990kbps(1秒間に990キロバイト)の情報量を伝送でき、96kHz/24bitまでの音質伝送を実現しています。このことにより情報量の多いハイレゾ音源を再生可能となり、人間の可聴域を超えた最大20Hz~40kHzという広い再生音域をカバーするため、より原曲に近い高音質な音楽を堪能することができます。

3基のドライバーで豊かな音源を再現可能

 イヤホンは電気信号を振動板を使い実際に音に変換する工程を「ドライバーユニット」が担当しています。本機にはそのドライバーユニットが3基搭載されているため、LDAC接続した際の多くの信号を漏らすことなく全て音として再現することが可能なため、かでクリアなサウンドを奏でてくれます。

筆者の聴いた感想(LDAC環境)

 今までのイヤホンで感じることができなかった音楽の奥行や繊細な音色を強く感じることができました。高音が分離することなく中高音はしっかりと伸びさらに低音はうまく調和されていて、本当に音に感動することのできるイヤホンであると思います。たとえワイヤレスイヤホンがLEDCに対応していてもそれを再現する必要があるのですが、本機にはその実力が間違いなくあると言えるでしょう。

SOUNDPEATS Opera 05 はタッチ操作に対応

内容操作方法
電源オン・イヤホンをケースから取り出す
・イヤホンを1.5秒ロングタッチ
電源オフ・イヤホンをケースに戻す
・イヤホンを10秒ロングタッチ
再生 / 一時停止イヤホンを2回タッチ
音量を上げる右のイヤホンを1回タッチ
音量を下げる左のイヤホンを1回タッチ
次の曲右のイヤホンを1.5秒ロングタッチ
ANC / 外音取り込み / ノーマルモード切替左のイヤホンを1.5秒ロングタッチ
電話を受ける / 切るイヤホンを2回タッチ
着信拒否着信中イヤホンを1.5秒ロングタッチ
通話切換通話中イヤホンを1.5秒ロングタッチ
SIri / Googleアシスタントイヤホンを3回タッチ
SOUNDPEATS Opera 05 タッチ操作

 イヤホンのタッチセンサーによる操作の種類も豊富にあり、これらを覚えて利用することで非常に快適に音楽鑑賞を楽しむことが出来ます。なお、カスタマイズは不可能です。

SOUNDPEATS Opera 05 は専用アプリに対応

アプリは非常に見やすく直感的な操作が可能

 AndroidとiOSどちらも公式アプリに対応しており、様々な操作をこのアプリ上ですることができます。「タッチキーのワンクリック機能を無効にする」という機能が優秀で、頻繁にタップで誤作動させてしまう筆者はよくオンにして使用しています。

プリセットイコライザーやカスタマイズイコライザーを使用可能

 イコライザーについては多くの種類のプリセットや、自分で手動で調整のできるカスタマイズがあります。

 また、アダプティブイコライザーなるものが存在します。アプリ内でユーザーの聞こえる音域をテストし、その結果を元に自動でカスタマイズされたイコライザーを使用することができるようになります。

田舎団子
田舎団子

私はプリセットの「SOUNDPEATSクラシック」を使用しています。

ファームウェアアップデートに対応

 アプリ上でファームウェアのバージョン確認及びアップデートの実行が可能です。

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SOUNDPEATS Opera 05 はIPX4の防水規格に対応

 本機はイヤホンのみではありますが、防水規格『IPX4』に対応しています。雨や汗程度であれば故障する心配はありません。

IPX4:あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない。

SOUNDPEATS Opera 05は多くの付加価値を削ぎ落して生まれた音質特化機

 SOUNDPEATSのフラグシップTWSという位置付けの本機ですが、あると嬉しい機能が少ないです。具体的には下記の機能が搭載されてはいません。逆をいうと、ビジュアルや音質に完全に振り切っているワイヤレスイヤホンと言えます。

・インイヤー検出
・ワイヤレス充電
・マルチデバイス接続
・ゲームモード

SOUNDPEATS Opera 05 の価格

Amazon定価
⇒ 13,999円

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まとめ:ビジュアルと音質に振り切った唯一無二のワイヤレスイヤホン

メリット

  • 応急感のあるラグジュアリーな外観
  • 「LDAC」接続によるハイレゾ音源の再生が可能
  • 豊かな音源が再生可能なドライバーを搭載
  • -30dBのマイルドなアクティブノイズキャンセリング機能
  • 公式アプリに対応

デメリット

  • 大きく重い筐体サイズ
  • 「マルチデバイス接続」非対応
  • インイヤー検知非対応
  • ワイヤレス充電非対応
  • ゲームモード非搭載

 本機を手に取ってまず感じたことはその見た目の美しさです。まるで宝石のような輝きを放ち充電ケースの蓋の裏やイヤホンの細部に至るまで繊細に作り上げられていて、今まで見てきたイヤホンの中でも段違いで見とれてしまうデザインをしています。そして多くの付加価値や利便性をそぎ落として完璧な音質を作り上げている点はイヤホンの本質を追及していて、本来イヤホンはこうあるべきだと筆者は再認識させられました。この美しい見た目と最高の音質を備えたワイヤレスイヤホンが1万5000円を下回る価格で購入できる商品は他になく、まさに唯一無二のワイヤレスイヤホンです。

引用(

  • この記事を書いた人

田舎団子(イナカダンシ)

新潟県田舎在中のガジェットレビュアー。スマートフォン・タブレット・TWS等ガジェットを中心にレビューします!

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