近年、オーディオ市場で急速に市民権を得ている「ながら聴き」イヤホン。周囲の音を自然に取り込みながら音楽やポッドキャストを楽しめるオープンイヤー型やイヤーカフ型は、もはや私たちのライフスタイルに欠かせない存在です。この活気あふれる市場において、驚異的なコストパフォーマンスで知られるSOUNDPEATSが、再び衝撃的な新製品を投入しました。
同社の人気イヤーカフ型イヤホン【SOUNDPEATS CC(PearlClip Pro)】に、高音質コーデック「LDAC」対応と、次世代規格「Bluetooth 6.0」準拠という大幅なスペックアップを施した「新バージョン」が登場したのです。これにより、1万円を切る価格帯でありながら、ハイレゾワイヤレス認証を取得するという「革命的進化」を遂げました。
本記事では、この新しくなった【SOUNDPEATS CC (PearlClip Pro)】を徹底的に解剖。旧バージョンとの決定的な違いを明確にし、開放型イヤホンにおけるLDACの真価を検証します。このイヤホンが、予算を重視する耳の肥えたユーザーにとっての最適解となり得るのか、その実力に迫ります。



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この記事は SOUNDPEATS 様から製品をご提供頂き作成をしています。
SOUNDPEATS CC のスペック

機種名 | SOUNDPEATS CC (PearlClip Pro) |
色 | ・ブラック ・ホワイト ・パープル ・ベージュ |
形状 | イヤーカフ型 (オープンイヤー型、クリップ型) |
寸法・重量 | イヤホン重量:約5.0g(片側) ケースサイズ:31.34 × 14.69 × 29.05mm ケース重量 : 約47.34g(イヤホン含む) |
ドライバーサイズ | 12mmデュアルマグネット・ダイナミックドライバー |
マイク | 通話用高品質マイク |
対応コーデック | SBC/AAC/LDAC |
Bluetooth | バージョン 6.0 通信範囲:10m |
バッテリー | バッテリー容量:350mAh(ケース) 35mAh×2(イヤホン) 最大再生時間:約6.0時間(イヤホン単体) 約24時間(ケース併用) |
充電仕様 | 充電時間:約32分(イヤホン本体) 充電ポート:USB Type C 急速充電対応(10分充電で2時間再生) |
アクティブノイズキャンセリング | 非対応 |
通話時ノイズキャンセリング | AI通話ノイズキャンセリング対応 |
外音取り込み | 非対応 |
防水規格 | IPX5 |
専用アプリ | 「PeatsAudio」対応 |
その他 | 左右対称形状 LE Audio対応 cVc 8.0 ノイズリダクション技術 タッチ操作対応 低遅延ゲームモード対応 ムービーモード対応 マルチポイント接続対応 技適マーク取得済み VGP 2025 金賞・コスパ大賞受賞 |
発売日 (LDAC対応版) | 2025年7月1日 |
希望小売価格 (LDAC対応版) | 7,580円 (税込) |
購入前に絶対確認!LDAC対応「新バージョン」と「旧バージョン」の決定的違い

【SOUNDPEATS CC】には初期モデル(旧バージョン)はが存在しており、現行モデルとはスペックが異なります。初期モデルはBluetooth 5.4接続で、コーデックはSBCとAACのみ。対して、2025年半ばに登場した新バージョンは、Bluetooth 6.0準拠に進化し、高音質コーデックLDACをサポートすることで、「ハイレゾオーディオワイヤレス」の認証を取得しました。
もしこれから本製品を購入する際は、「LDAC対応」「Bluetooth 6.0準拠」と明記されている新バージョンを必ず選んでください。市場在庫には、旧バージョンの在庫が残っている場合があるため、特に注意が必要です。

SOUNDPEATS公式ショップでは最新モデルのみが販売されているため、こちらで購入すれば間違いないでしょう!
機能 (Feature) | 新バージョン (LDAC対応) | 旧バージョン |
Bluetooth | Bluetooth 6.0準拠 | Bluetooth 5.4 |
対応コーデック | LDAC, AAC, SBC | AAC, SBC |
ハイレゾ対応 | ハイレゾワイヤレス認証 | 非対応 |
メーカー希望小売価格 | 7,580円 | 7,280円 |
見分け方 | 製品説明に「LDAC」「Bluetooth 6.0」の記載 | 記載なし |


SOUNDPEATS CC は高級感あふれる耳が痛くならないイヤーカフ型イヤホン
開封〜パッケージの紹介

【SOUNDPEATS CC】のパッケージは、同社おなじみのデザインで、製品の主要な特徴がわかりやすく表示されています。具体的には、
- ハイレゾ音源対応
- 高音質コーデック「LDAC」対応
- オーディオビジュアルアワード「VGP 2025」金賞およびコスパ大賞受賞
といった点が表示されています。

背面には英語で詳細なスペックが記載されています。日本語表記のパッケージは用意されておらず、グローバルモデルをほぼそのまま販売しているようです。これは、パッケージを共通化することでコストを抑え、その分を製品の価格に還元していると考えられます。

その安さの裏には企業の努力があります!今は店頭で買う時代ではないので、これでオッケー!
内容物の紹介

本製品のパッケージを開けると、以下のものが入っています。
- イヤホン本体
- 充電ケース
- USB-C充電ケーブル
- ユーザーガイド(日本語対応)
- アプリガイド
- 「PEATS君」のステッカー
取扱説明書については多言語で表記されている仕様です。
本体外観の紹介

充電ケースは、まるで車のボディのような光沢のある塗装が施されており、とても高級感のあるデザインです。蓋の縁にあしらわれたグレーのラインが、全体を引き締めて良い印象を与えています。
充電ケースの正面には、充電確認用のLEDインジケーターとリセットボタンを備えています。このリセットボタンを一度押すことで、蓋が閉まっている状態でもバッテリー残量を確認することが可能です。

充電中もLEDで充電状況を確認できます。

背面には充電用USB Type-Cポートを備えています。充電ポートの縁は、差し込みやすいように縁取りが施され、さらに傷が付きにくいようメッキ加工が施されています。
イヤホンは置くように収納が可能

イヤホンは充電ケースに強力な磁力で吸着するため、収納時にスムーズにカチッと収まります。また、イヤホンの左右は形状がまったく同一であるため、充電ケースやイヤホン本体に「L」「R」の表記はなく、どちらに収納しても問題ありません。これにより、急いでいる時でも向きを気にせず手軽に収納できるのは、大きな利便性向上に繋がっています。
そして、このイヤホンの使い勝手を劇的に向上させているのが、革新的な「自動チャンネル切り替え」機能です。ケースの蓋を閉じて10秒ほど待つと、イヤホンが自動的に左右のチャンネルを認識・設定してくれます。これは、日常的にイヤホンを着脱する際に生じる「左右を確認して正しい位置に戻す」という小さなストレスを完全に取り除く、非常に優れたギミックです。

「L」「R」の表記がないのはデザイン的にも良いですね!
シリコン素材で肌に優しく、形状記憶で耳が痛くならないイヤホン

本製品の最大の魅力の一つは、その卓越した装着感にあります。耳の穴を塞がずに外耳を優しく挟み込む「イヤーカフ(クリップオン)」型デザインを採用。カナル型イヤホン特有の圧迫感や蒸れから解放され、まさに「ながら聴き」に理想的な快適さを提供します。

この快適さを支えているのが、考え抜かれた素材選びと設計です。肌に触れる部分の表面積の70%に、医療グレードにも使用される肌に優しい液体シリコンを採用。さらに、クリップの骨格には、高い弾力性と耐久性を両立するニッケルチタン製の形状記憶合金ワイヤーが内蔵されています。これにより、圧力を感じさせない自然なフィット感と、日常の動作ではずれない安定性を実現。耳が痛くならず、「着けていることを忘れるほど快適」と評価できます。

ランニングなどの運動をしていても問題なく使用することができました!
イヤホンは片方6.0g

イヤホン本体の重量は片耳で約6.0gです。イヤーカフ型イヤホンの多くが5g台であることを考えると、最軽量級とは言えません。しかし、前述の通り耳にしっかりフィットする形状のおかげで、装着時に重量感を感じることはほとんどありません。この重量は、後述する高性能の証であり、非常にバランスの取れた設計だと考えられます。

充電ケースを含めた重量は実測で47.6gでした。

充電ケースのスリムな形状のおかげで、ポケットの中に入れても存在感を感じることはありません。
SOUNDPEATS CC はBluetooth最新規格であるバージョン6.0やマルチポイント機能に対応
マルチポイント接続で、2台のデバイスに同時接続
【SOUNDPEATS CC】は最新規格であるBluetooth 6.0に準拠しており、より安定した接続性を実現しています。

さらに、本製品が搭載するチップセットはマルチポイント接続に対応しており、PCとスマートフォンなど、2台のデバイスに同時に接続しておくことが可能です。これにより、PCで作業中にスマートフォンに着信があれば、イヤホンを装着したままシームレスに応答できるなど、現代のマルチタスク環境において絶大な利便性を発揮します。
LDACとマルチポイントの同時使用は不可
しかし、ここで一つ重要な制約事項があります。それは、高音質コーデック「LDAC」を有効にすると、マルチポイント接続機能が利用できなくなる点です。これは本製品に限った話ではなく、LDACの膨大なデータ転送量を扱うための技術的な制約として、多くのハイレゾ対応イヤホンに共通する仕様です。専用アプリ「PeatsAudio」では、この制約に関する警告が表示されます。
SOUNDPEATS CC は大口径ドライバーとLDACの相乗効果でイヤーカフの弱点を克服
イヤーカフ型やオープンイヤー型イヤホンは、その構造上、低音域の表現が弱点とされてきました。しかし、【SOUNDPEATS CC】は、この常識を覆すポテンシャルを秘めています。その秘密は、大口径の12mmデュアルマグネット・ダイナミックドライバーと、新たに追加されたLDACコーデックの相乗効果にあります。
12mmのドライバー搭載でイヤーカフ型とは思えないパワフルな低音とクリアな中音域を実現

まず音質の土台となるのが、この12mmの大口径ダブルマグネットドライバーです。強力な磁気回路を持つこのドライバーは、開放型でありながら驚くほどパワフルで量感のある低音を再生します。
音質を飛躍させる切り札:LDAC対応

この優れたドライバーの性能を最大限に引き出すのが、新バージョンで追加されたLDACコーデックです。LDACは、従来のSBCと比べて最大約3倍のデータ量を伝送でき、ワイヤレスでありながらハイレゾ音源の再生を可能にします。
旧バージョンの接続でも音質は良好でしたが、LDAC接続ではその音質がさらに進化します。音の解像度、透明感、そして質感が飛躍的に向上し、これまでデータ圧縮で失われていた細かな音のニュアンスまで感じられるようになります。
これは、優れたドライバー性能という土台に、LDACという高品質なデータ伝送が加わることで初めて生まれる、理想的な組み合わせです。この相乗効果こそが、新バージョンのサウンドを「革命的」と言えるほどに向上させた核心なのです。

iPhoneはLDAC非対応となります!
サウンドを完成させる「魔法のスイッチ」:ダイナミックEQ
さらに最高の音質を体験するには、一つだけ「設定」が必要です。それは、専用アプリ「PeatsAudio」で「ダイナミックEQ」機能を有効にすることです。これを有効にすると、低音がインテリジェントに補強され、深みのある豊かなサウンドへと変化。まるで目の前で演奏されているかのような、臨場感あふれる音を体験できます。

デフォルトではオンになっています!
用途を広げる専用モード「ムービー&ゲーム」

本製品は、特定のコンテンツに最適化されたサウンドモードも搭載しています。
- ムービーモード:独自のアルゴリズムで音源を処理し、より広がりのある立体的な音場を創出します。映画やライブ映像の鑑賞時には、臨場感を高める効果が期待できます。
- ゲームモード:遅延を最小60ms(0.06s)に抑える低遅延モードが搭載されています。これにより、アクションゲームやリズムゲームにおいても、映像と音のズレを気にすることなく快適なプレイが可能です。
音漏れを効果的に抑制するも開放型の宿命は存在

音漏れを抑制する仕組みこそあるものの、耳を密閉しない開放型の設計上、音漏れや遮音性の低さは避けられません。音量を上げると周囲に音が漏れるため、静かな場所での使用には配慮が必要です。また、カナル型のようなサブベースの迫力までは期待できません。
実際に聴いてみた感想:イヤーカフ型とは思えない高音質

【SOUNDPEATS CC】を実際に聴いて、まず驚いたのは、イヤーカフ型とは思えないほどのパワフルで豊かな低音です。12mmの大口径ドライバーが、この種のイヤホンの弱点を見事に克服していることがわかります。中音域も非常にクリアで、ボーカルの声が明瞭に前に出てくるため、全体のバランスが良く取れています。
本機の真価を最大限に引き出すのがLDAC接続です。LDACに対応したスマートフォンで聴くと、音の解像度や透明感が格段に向上し、ハイレゾ音源の持つ空気感やディテールまで楽しむことができました。
もちろん、構造上の制約としてカナル型のような重低音の迫力や遮音性は期待できません。しかし、このコンセプトを理解した上で聴けば、この価格帯のオープンイヤー型イヤホンとして間違いなくトップクラスの音質だと言えるでしょう。
SOUNDPEATS CC はバッテリー性能やマイク品質も優良
一日中使えるスタミナと急速充電

バッテリー持続時間は、イヤホン単体で最大6時間の連続再生、充電ケースとの併用で合計最大24時間の再生が可能です。これは、市場のトップクラス製品には及ばないものの、日常的な利用においては十分なスタミナと言えます。ただし、この数値はAAC接続時のものであり、LDAC接続時や音量を上げた場合は再生時間が短くなる点には注意が必要です。
非常に便利なのが急速充電機能で、わずか10分間の充電で約2時間の再生が可能になります。うっかり充電を忘れてしまった朝でも、身支度の間にさっと充電するだけで通勤・通学中のリスニングには十分な時間を確保できます。
IPX5の防水防塵性能を備える

本製品は、IPX5の防水性能を備えています。これは、あらゆる方向からの噴流水に耐えられることを意味し、運動中の汗や急な雨などにも安心して使用できます。
なお、IPX5は、完全防水ではありません。水没させたり、強い水圧をかけたりすると、故障の原因となる可能性があります。

ランニング時の突然の雨でも安心です!
音楽再生時のノイズキャンセリング機能は非対応
しかし本製品は、低価格帯モデルでも搭載が進むアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能には非対応です。
これは、本製品が「イヤーカフ型」であるため。イヤーカフ型は周囲の音を聞きながら使用できるのが特徴で、ANCとはコンセプトが異なります。そのため、今後のモデルでもANC搭載の可能性は低いでしょう。「ながら聴き」に特化することで、独自の快適なリスニング体験を提供しています。
SOUNDPEATS CC は最強の専用アプリ「PeatsAudio」でその最大性能を引き出すことが可能

【SOUNDPEATS CC】の全機能を引き出すには、iOSとAndroidの両方に対応した専用アプリ「PeatsAudio」の利用が必須です。ここでは、このアプリでできることを解説します。
「PeatsAudio」アプリの主な機能
アプリ「PeatsAudio」を使用する事で出来るようになる点は下記の通りです。
これらが【SOUNDPEATS CC】を接続したときにこのアプリ上で使用できる主な機能です。機種によっては出来ない内容も含まれます。これらの機能を改めて見て、本製品が非常に多機能なワイヤレスイヤホンであること、そしてその機能を最大限に引き出す上でアプリがいかに重要であるかを理解する事が出来ます。
また、「PeatsAudio」のUI(ユーザーインターフェース)の設計はデザイン性が良く、また迷わず直感的な操作が可能です。

もちろん、アプリを使用しなくてもワイヤレスイヤホンとしてはちゃんと使用することができます。
プリセットイコライザーやカスタマイズイコライザーを設定


イコライザー設定も自由に変更できます。豊富なプリセットイコライザーから選択できるほか、自分好みに音質を調整できるカスタムイコライザーも利用可能です。

特筆すべきは「アダプティブイコライザー(適応型EQ)」機能です。これはアプリ内でユーザーの聞こえる音域をテストし、その結果に基づいて自動でパーソナライズされたイコライザーを生成・登録できる画期的な機能です。これにより、一人ひとりの聴覚に最適なサウンドで音楽を楽しむことができます。

お気に入りの設定で最高の音楽鑑賞を楽しみましょう!
タッチコントロールのカスタマイズ


本製品はタッチコントロール機能を搭載しており、そのキー割り当てをアプリ上で自由にカスタマイズできます。左右それぞれに計8種類の操作を割り当てることができ、音量調整やゲームモードの切り替えなどを即座に実行可能です。
また、誤操作が気になる場合は「シングルクリック」を未定義に設定することで、意図しない操作を防ぐことができます。細やかな設定ができるため、ユーザーにとって最適な操作環境を構築できます。
マルチポイント・ゲームモード・LDACのオンオフ


また、アクティブノイズキャンセリングのオンオフだけでなく、タッチコントロールの無効化、ゲームモードの切り替え、さらにはLDACの切り替えもこのアプリ上で行えます。
ただし、前述の通り、LDACはiPhoneでは使用できないためご注意ください。
取扱説明書の確認


製品の取扱説明書がまとめられており、操作方法が分からない場合は確認する事が出来ます。
ファームウエアアップデートの実行

さらにファームウェアのバージョン確認及びアップデートの実行が可能です。音質や通信の安定性が向上する事があるので、常に最新のバージョンであるかどうか確認をするようにしましょう。

ライバル社含めたワイヤレスイヤホンアプリの中で、一番完成度が高くて使いやすいのは間違いなくSOUNDPEATSですね!
SOUNDPEATS CC の価格
通常価格 → 7,580円


まとめ:オープンイヤーイヤホンの新たな基準となる傑作
数々の検証を経て、LDACとBluetooth 6.0に対応した【SOUNDPEATS CC (PearlClip Pro)】 新バージョンの実力が見えてきました。これは単なるアップデートモデルではなく、手頃な価格帯の「ながら聴き」イヤホンの基準を塗り替える、極めて重要な製品です。
メリット・デメリット
ガジェチェスNEOの最終判定
イヤーカフ型とは思えないほどのパワフルで豊かな低音。LDAC接続によって引き出されるハイレゾ級の高音質。そして、耳を塞がないことによる圧倒的な快適な装着感。これらの優れた体験は、大口径12mmドライバーと最新コーデック、そしてSOUNDPEATSが培ってきた技術の結晶です。
また、左右どちらでも収納できる革新的なデザインや、マルチポイント接続といった利便性も高く評価できます。
もちろん、構造上の制約として音漏れや遮音性の低さ、LDACとマルチポイントが同時使用できないといったトレードオフは存在します。しかし、それらの点を理解した上で、7,000円台という価格で手に入るこの完成度は驚異的です。
このイヤホンは、「オープンイヤー型イヤホンに興味はあったけれど、音質や価格がネックで購入をためらっていた」という方にこそ、自信を持っておすすめできる一台です。
SOUNDPEATSは、この【SOUNDPEATS CC】によって、安価な製品でもユーザー体験を追求する姿勢を示しました。今後も同ブランドが、手頃な価格で革新的な製品を世に送り出すことに期待せずにはいられません。