2025年9月、モバイルバッテリーの巨人・Ankerから、これまでの常識を塗り替える一歩先の実力者が現れました。それが今回の主役、「Anker Nano Power Bank (10000mAh, 45W, 巻取り式 USB-Cケーブル)」です。
これまでのモバイルバッテリーは、容量や出力の「数字」だけが競われてきました。しかし、現代の私たちが求めているのはもっとシンプルなこと。それは「ケーブルの持ち歩き」という小さなストレスから解放されることではないでしょうか。
本製品は、本体に「巻き取り式ケーブル」を内蔵するという、シンプルながらも大胆な解決策を提示しました。さらに、ノートPCも充電できる最大45Wの高出力を、手のひらサイズの「Nano」シリーズに凝縮。単なるバッテリーを超えた、外出時の心強い「インフラ」と呼べる一台に仕上がっています。
この一台が、あなたのデジタルライフをどう身軽に変えてくれるのか。その実力を徹底的に解剖していきます。

Twitterでも情報発信をしています。ぜひフォローをお願いします。
Anker Nano Power Bank (A1638) のスペック

| 項目 | 仕様 |
| 製品名 | Anker Nano Power Bank (10000mAh, 45W, 巻取り式 USB-Cケーブル) |
| 型番 | A1638 |
| 発売日 | 2025年9月10日 |
| バッテリー容量 | 10,000mAh |
| サイズ | 約 82 × 51 × 36 mm |
| 重量 | 約 230 g |
| 入力 (USB-C) | 最大 30W |
| 出力 (USB-C) | 最大 45W |
| 出力 (USB-A) | 最大 22.5W |
| 合計出力 | 最大 24W |
| カラーバリエーション | ブラック、ホワイト、ミントブルー、ピンク |
| 特徴 | 巻取り式ケーブル内蔵、ディスプレイ搭載、 パススルー機能搭載 |
Anker Nano Power Bank (A1638) のデザイン
開封〜内容物の紹介

パッケージは、爽やかな水色と白を基調としたAnkerらしい洗練されたデザイン。製品写真やスペックが整理して配置されており、一目で「何ができるか」が伝わる機能美を感じます。

特筆すべきは、背面の詳細なスペックや保証内容。これらすべてが完璧な日本語で記載されています。 外資系ブランドにありがちな「多言語のついで」ではなく、しっかりと日本市場に合わせてローカライズされている点に、トップブランドとしての誠実さと安心感を覚えます。

パッケージの開封口には、iPhoneでもおなじみのペリペリと剥がす「封印シール(プルタブ)」が採用されています。
ハサミを使わず、自分の手で「最初の一歩」を刻むこの儀式。ガジェット好きにとっては、新品を手に入れた実感が最も湧く、最高にワクワクするギミックです。こうした細かな演出が、製品への期待感をさらに一段引き上げてくれます。

箱の中には、製品本体のほかに保証説明書、取扱説明書、そして「巻き取り式ケーブルの使い方カード」が同梱されています。
本体外観の紹介

今回選んだのは、清潔感あふれる「ホワイト」。 全体が樹脂素材で構成されていますが、安っぽさは微塵も感じさせません。特に正面パネルには、シルバーのさらさらとしたマット加工が施されており、指先で触れるたびに上質な感触を楽しめます。
パネルの片隅には「Anker」のロゴを配置。そして反対側の余白部分には、まるでパネルの下から浮かび上がるようにディスプレイが埋め込まれています。
電源を入れるまでディスプレイの存在を感じさせない、このスマートな一体感。機能美を追求するNanoシリーズらしい、ミニマルで洗練された仕上がりです。

背面には詳細なスペックが記されていますが、ここで目を引くのが最初から装着されたストラップです。手に持つ際の落下防止はもちろん、カバンの中から引き出す際にも重宝する、非常に実用的な配慮です。

側面には、残量確認や操作を行うための物理ボタンが1つ。

そして反対側の側面には、この製品の真骨頂である「巻取り式USB-Cケーブル」が、まるでデザインの一部のようにスマートに格納されています。

ケーブル長は、デスクでも移動中でも取り回しやすい約70cm。驚くべきは、このケーブルが充電(出力)だけでなく、本体への給電(入力)にも対応している点です。別で充電用のケーブルを用意する必要すらなく、この一台で完結するという徹底した設計になっています。
Phone 1台分の重量とコンパクトな設計

重量の公称値は約230gですが、実測値は229.3g。これはケースとガラスフィルムを装着したiPhone 17 Proと、ほぼ同じ重さです。

手のひらにすっぽり収まるほどサイズが小さく、角の取れたフォルムのおかげで取り回しは極めてスムーズです。iPhoneをもう1台持ち運ぶ感覚で、ケーブル不要の「45W急速充電環境」が手に入る。このトレードオフを考えれば、驚くほど合理的なサイズ感に仕上がっています。

同じ10,000mAhクラスで高出力を誇る、Xiaomiの「165W Power Bank」と比較してみました。
最大出力では譲るものの、サイズ感はAnkerの方が約2/3もコンパクト。Xiaomiがパワー特化の「怪物」なら、こちらは毎日持ち運べる「精鋭」です。
45Wという必要十分な出力を維持しつつ、ここまでサイズを削ぎ落とした設計こそがNanoシリーズの真骨頂。カバンの隙間にスッと収まる機動力は、数字以上の価値があります。
Xiaomiのモバイルバッテリーは、Xiaomiスマホを持っている人には激しくお勧めします!

数値で「安心」を可視化する、インテリジェンスな表示

サイドボタンを押すごとに切り替わる表示内容は驚くほど多岐にわたり、まるで精密機器を操作しているような感覚を味わえます。
一度ボタンを押すとバッテリー残量が表示されます。充電をしている場合は、出力しているポートがどこかわかるようになっています。

二度押すとリアルタイムの出力W数が表示されます。

三度押せば充放電のサイクル数を含むバッテリーの健康状態が表示され、寿命の目安を直感的に確認することが可能です。

四度目の操作では内部温度まで表示される徹底ぶりで、安全性へのこだわりが伺えます。

また、バッテリー本体を充電している際も、使用ポートの判別だけでなく「あと何時間でフル充電が完了するか」を分単位で確認できるため、外出前の準備も非常に計画的に進められます。
バッテリー残量も表示されますが、小数点第一位まで細かく刻まれる仕様は、他のモバイルバッテリーにはない大きな特徴です。
Anker Nano Power Bank (A1638) の特徴
これ1台で荷物がスッキリ。ケーブルの悩みからの解放

この製品最大の価値は、バッグの中で暴れるケーブルや、ポーチの中で絡まるストレスから私たちを完全に解放することにあります。巻き取り式ケーブルが本体へスマートに収まるため、外出時の装備はこれ一台で完結。予備のケーブルを探したり、絡まりを解いたりする「無駄な時間」は、もう二度と必要ありません。
利便性だけでなく、収納時の美しさも特筆すべき点です。ケーブルは本体内部へ完璧に収納され、コネクタ部分もフラットに収まるよう設計されています。これにより、カバンの中でむき出しの端子が他のデバイスを傷つけるリスクを最小限に抑えています。単にケーブルを隠すだけでなく、持ち物全体の安全まで計算された、まさに「収納の美学」が宿っています。
出し入れ自由自在。8段階の長さ調整が可能な巻き取り式

内蔵されたUSB-Cケーブルは、約7cmから最大約70cmまで、8段階で細かく長さを調整できます。デスクの上では短く、カバンから充電しながら使うときは長く。スムーズな伸縮機構によって、使い終われば本体へ完全に収納できるため、常にスマートな佇まいを維持できます。
「壊れやすい」の常識を覆す、2万回の耐久試験

歴史的に、巻き取り式ケーブルは「便利だが故障しやすい」という課題を抱えてきました。内部のスプリングや接点の摩耗により、断線や巻き取り不良が起きやすいためです。しかしAnkerは、この機構に対し20,000回以上の折り曲げ試験をクリアする極めて高い基準を設け、実用性を追求しました。この機械的な信頼性が担保されたからこそ、主力製品への採用という大胆な決断が下されたのでしょう。
スマホもノートPCも。最大45Wの圧倒的パワー

そのスリムな見た目からは想像もつかないほど、パワフルな給電能力を秘めています。最大45W出力に対応し、iPhone 17 Proなどのスマートフォンはもちろん、MacBook AirなどのノートPCへの急速充電も可能です。これ1台あれば、あらゆるデバイスの電池切れを恐れる必要はありません。
蓄電もスムーズ。最大30W入力とパススルー充電

出力だけでなく、入力(本体への充電)も優秀です。内蔵ケーブルまたはUSB-Cポートから最大30Wでの急速充電が可能で、忙しい朝でも短時間でバッテリーをチャージできます。さらにパススルー充電にも対応。コンセントが一つしかなくても、本体を充電しながらスマホを同時に満たすことができる、極めて合理的な設計です。
230gの凝縮感。AirPods 2個分に収まるコンパクト設計

10,000mAhという安心の容量を備えながら、サイズ感はAirPodsを2個並べた程度。重さも約230gと、iPhone 17 Pro1台分ほどの軽さに収まっています。重厚な「鎧」をまとうのではなく、必要なパワーを最小限のスペースで持ち運ぶ。これこそがNanoシリーズの真骨頂です。
インテリジェンスなディスプレイ機能

本体正面には高精細なディスプレイを搭載。バッテリー残量をパーセント単位で把握できるだけでなく、各ポートの出力状況や内部温度までリアルタイムで確認できます。今の充電状況を「数値」で把握できる安心感は、一度味わうと手放せなくなるはずです。
Anker Nano Power Bank (A1638) の価格
参考価格:6,990円

モバイルバッテリー選びは、ここで終わる。かも

Anker Nano Power Bank (A1638) は、モバイルバッテリーにおける一つの「到達点」です。容量・出力・携帯性、そして利便性。これら相反する要素を、Ankerのエンジニアリングが見事に高次元で融合させました。
この製品は、次のような方にとって間違いなく「マストバイ」なアイテムとなります。
- 「ケーブルを忘れる・探す・解く」ストレスから、永久に解放されたい方
- スマホだけでなく、MacBook AirなどのノートPCもこれ一台で済ませたい方
- 充電状況をリアルタイムの数値で把握したい、こだわり派の方
- 毎日持ち歩くものだからこそ、所有欲を満たすデザインを重視したい方
一方で、1グラムの軽さに命をかけるウルトラライト志向の方や、複数デバイスの同時急速充電が必須なヘビーユーザーには、他の特化型モデルが向いているかもしれません。
2025年9月に登場したこの「小さな巨人」は、あなたのバッグの中身を劇的に整理し、日々の充電ストレスを過去のものにする最強のソリューションです。6,990円という投資。それは単なるバッテリー代ではなく、「毎日の快適さと安心感」を手に入れるための、最も賢い選択と言えるはずです。
















