現代社会の必需品であるスマートフォン。その利便性とは裏腹に、私たちはバッテリー残量という不安に常に縛られています。その悩みを解消するモバイルバッテリーは、今やケーブルと共に、重くかさばる存在となっています。
今回レビューするのは、充電のストレスから解放を掲げる【SHARGE Flow Mini 2】。内部構造を見せるトランスルーセントなデザインと、サイバーパンクな美学でガジェット好きを魅了してきたSHARGEの哲学が凝縮された一台です。
このモバイルバッテリーの最大の特長は、ケーブル不要の設計。スマートフォンに直接差し込む交換可能なUSB-CとLightningコネクタ、さらに内蔵されたUSB-Cケーブルで、2台同時充電に対応します。
その革新的な機能と美しいデザインは、果たして実用性も兼ね備えているのでしょうか?本レビューでは、そのスペックから実際の充電性能を徹底的に検証します。



Twitterでも情報発信をしています。ぜひフォローをお願いします。
この記事は SHARGE Japan 様から製品をご提供頂き作成をしています。
SHARGE Flow Mini 2 のスペック
項目 | 仕様 |
製品名 | SHARGE Flow Mini 2 |
バッテリー容量 | 5,000mAh / 18.5Wh |
重量 | 約100g (実測値: 98g-102g) |
寸法 | 79.4 × 25.8 × 33.5mm |
ポート構成 | USB-C or Lightning 直挿しコネクタ (交換式), USB-C 内蔵ケーブル |
付属コネクタ | USB-C, Lightning |
出力 | USB-C ケーブル: 5V⎓3A, 9V⎓2.22A, 10V⎓2.25A, 12V⎓1.67A (22.5W Max) USB-C コネクター: 5V⎓3A, 9V⎓2.22A, 10V⎓2.25A, 12V⎓1.67A (22.5W Max) USB-C ケーブル + コネクター: 5V⎓3A |
最大出力 | 22.5W (単ポート使用時) |
同時充電時出力 | 合計 5V⎓3A (15W) |
入力 | USB-C ケーブル: 5V⎓3A, 9V⎓2A, 12V⎓1.5A USB-C コネクター: 5V⎓3A, 9V⎓2A, 12V⎓1.5A |
最大入力 | 18W |
対応プロトコル | PD3.0, APPLE, BC1.2, QC2.0, QC3.0, AFC, FCP, SCP, SFCP |
安全機能 | 温度制御、過電圧/過電流/過充電/過放電保護、PSE認証取得 |
特殊機能 | パススルー充電対応、EVグレード21700バッテリーセル採用 |
同梱物 | 本体、USB-Cコネクタ、Lightningコネクタ、ユーザーマニュアル |
SHARGE Flow Mini 2 はガジェット好きが好む中身が透けてるようなスケルトンデザイン
開封〜内容物の紹介

【SHARGE Flow Mini 2】のパッケージは、その質の高さから、メーカーの並々ならぬこだわりを感じさせます。安価なインクや素材ではなく、細部にまでこだわった箱の質感やデザインは、この製品にかける情熱を物語っています。

パッケージには表紙があり、それを開けると製品の設計に関する説明が記載されています。また、製品が収められた箱には透明な窓が設けられ、中身が見えるようになっています。このデザインは、製品自体の特徴である「透明デザイン」を象徴しているかのようです。


新カラーのピンクは、これまでのサイバーパンクなブラック・シルバーとは異なり、パッケージデザインも一新されています。一味違う雰囲気を醸し出し、ピンクの持つ柔らかな印象を際立たせています。

パッケージの拘りやコストの掛け方は本当にすごいです!!

内容物は充電器本体と、交換式のLightningコネクタ、そして取り扱い説明書です。
本体外観の紹介

本製品はシルバー、ブラック、そして新色のピンクの3色展開があります。筆者はブラックとピンクをご提供いただきました。「透明な美学」や「スケルトンデザイン」が特徴で、内部の製品カラーのボディがクリアな樹脂ケースに覆われた、洗練された「テック系」のルックを持っています。

ピンクは上品な桜色といったカラーリングです。

単3電池が入っているような長方形のデザインですが、多くの直挿しタイプが四角に近いフォルムであるのに対し、本製品は内部の電池の円筒形をあえて生かしたデザインになっています。
丸みを帯びた部分には滑り止めのためのギザギザの溝が施され、デザインのアクセントにもなっています。

電気自動車に採用されている21700バッテリーを使用しています!

また、PSEマークなどの各種仕様も上面に表示されており、安全性も確保されています。

本体正面の物理ボタンの色は、本体カラーに合わせて異なり、例えばブラックではグリーン、シルバーではオレンジのボタンが採用されています。ピンクについては本体カラーと同一なピンクで設計されています。
物理ボタンを押すとLEDインジケーターが点灯し、バッテリー残量を確認することができます。

側面にはUSB Type-Cケーブルが内蔵されており、これは取り外し不可能ですが、ストラップとしても機能します。ストラップが輪っかになっているため、指に引っ掛けて持ち運びに便利です。収納時にはカチッと固定されつつも、スムーズに引き出せるよう出口が傾斜しています。

内蔵ケーブルは約11cmの長さで、必要な時にさっと引き出せます。この長さは、スマートフォンを充電する際や、モバイルバッテリー本体を充電する際の取り回しに優れており、使い勝手を向上させています。

直挿し可能な交換式コネクタが本体上部にあり、デフォルトではUSB Type-Cですが、付属のLightningコネクタに簡単に付け替えることができます。このコネクタはキャップ付きで、持ち運び時に端子が露出する心配がありません。
この直挿し部は、スマートフォンケースを付けたまま充電できるよう、3.7mm(約0.15インチ)の高さが確保されています。
軽量で持ち運びに適した重量感

重さは実測値で約104gと非常に軽く、スマートフォンの半分ほどの重さで、ズボンのポケットや胸ポケットにも余裕で収まり、毎日持ち運ぶのに全く苦になりません。
SHARGE Flow Mini の4つの革新的な魅力
【SHARGE Flow Mini 2】の魅力はデザインだけに留まりません。その洗練された外観の内側には、日常の充電体験を根底から変える、考え抜かれた機能が満載されています。
デュアル・ケーブルレス・システム

本製品の最大の価値は、充電ケーブルを別途持ち運ぶ必要がなくなるという、圧倒的な解放感にあります。これを実現するのが、2つの独創的な充電方法です。
一つは、スマートフォンに直接差し込む「直挿しコネクタ」。もう一つは、本体に収納された「内蔵USB-Cケーブル」です。
このデュアルシステムにより、通勤電車の中やカフェの狭いテーブルの上など、ケーブルを取り出して接続するのが煩わしいあらゆる場面で、スマートかつ迅速な充電が可能になります。さらに、Flow Mini 2本体への充電も、この直挿しコネクタか内蔵ケーブルのどちらからでも行えるため、入力から出力まで、完全なケーブルレスのエコシステムが完成します。
交換可能なスワップコネクタ

スマートフォンに直接差し込むコネクタは、USB-CとLightningの2種類が付属しており、簡単に交換できる仕様になっています。コネクタが固定された競合製品に対する大きなアドバンテージです。
これにより、最新のiPhoneやAndroidスマートフォンはもちろん、Lightning端子を持つiPhone 14以前のモデルやAirPodsなど、様々なデバイスに対応できます。家族間でバッテリーを共有する際にも、これ一台で完結する利便性を提供します。

また、コネクタ部分には3.7mmの段差が設けられており、多くのスマートフォンケースを装着したままでも干渉せずに差し込めるよう、細やかな配慮がなされています。
コンパクトでも妥協しない充電スピード

そのコンパクトなボディからは想像もつかないほど、本製品はパワフルな充電性能を秘めています。単ポート使用時の最大出力は22.5Wに達し、最新のスマートフォンも急速充電が可能です。

さらに、便利なパススルー充電にも対応。これは、コンセントから本体を充電しつつ、スマートフォンなど別のデバイスも同時に充電できる機能です。旅行先などコンセントが少ない場所でも、夜の間に両方を満充電にできるため非常に役立ちます。

また、2台同時充電も可能です。合計出力は15Wに制限されますが、スマートフォンとワイヤレスイヤホンなど、複数のデバイスを同時に充電したい緊急時に重宝します。
毎日持ち歩くための安心設計

毎日持ち運ぶモバイルバッテリーだからこそ、安全性は最も重要な要素です。本製品は、この点も徹底しています。まず、日本の電気用品安全法(PSEマーク)を正式に取得しており、国内での安全な使用が保証されています。

さらに、製品内部には多重の保護機能が搭載されています。過電圧保護、過熱保護、ショート保護、過充電・過放電保護など、あらゆる電気的リスクからバッテリーと接続デバイスを守るためのセーフティネットが何重にも張り巡らされているのです。
実際の使用においても、本体がわずかに温かくなることはありますが、温度制御チップにより異常な発熱は抑制されます。高品質な21700バッテリーセルとこれらの徹底した安全設計が、日常的な携帯に大きな安心感をもたらします。
SHARGE Flow Mini 2 は常に持ち運ぶモバイルバッテリーとしては最高に「ちょうどいい」
購入する際の注意点はふたつ

【SHARGE Flow Mini 2】を購入するにあたり注意してほしい点を、あえて挙げるとすれば以下の2点です。
1. 容量というトレードオフ:あくまで「緊急用」と心得るべし
本製品のバッテリー容量は5,000mAhです。これは、最新のスマートフォンを概ね1回弱〜1回分充電できる容量です。数日間の旅行や、複数のデバイスを頻繁に充電したいヘビーユーザーには、容量不足に感じるかもしれません。
しかし、これは欠点ではなく、意図された設計思想の結果です。Flow Mini 2は、圧倒的な携帯性を実現するため、あえてこの容量に抑えられています。その本質は、長期間の電力供給源ではなく、日常の「もしも」に備えるための「ちょい足し充電」ツールなのです。
一日の終わり、帰宅途中にバッテリーが心許なくなった時、さっと取り出して急速充電で急場をしのぐ。そうした用途に最適化されています。より大容量を求めるのであれば、10,000mAh以上のモデルを検討すると良いでしょう。
2. 性能の限界:ノートパソコン等への充電はパワー不足
最大22.5Wという出力は、スマートフォンにとっては十分高速ですが、万能ではありません。
iPad ProやMacBook Airなど、より多くの電力を必要とするタブレットやノートPCの急速充電にはパワー不足です。これらのデバイスへの充電は、あくまで緊急的な使用にとどめるべきでしょう。
また、2台同時充電時の仕様も理解しておく必要があります。合計出力が15Wに制限されるため、2台のデバイスを同時に「急速充電」することはできません。これは速度よりも利便性を優先した機能であり、その点を踏まえて使うのが賢明です。
【緊急用】モバイルバッテリーは「ちょうどいい」が正解

もしものためにカバンに忍ばせておくモバイルバッテリー。いつ使うかわからないからこそ、筆者は大容量や超高速充電は不要だと考えています。
スマートフォンを3回も充電できるような大容量バッテリーや、ノートパソコンまで充電できる高出力モデルを、普段から持ち歩く必要はあるでしょうか? 重くてかさばるものを、常にカバンに入れておくのは正直億劫ですよね。
本製品の【SHARGE Flow Mini 2】は、軽くてコンパクト。ケーブルも不要なので、常時持ち歩くためのモバイルバッテリーとして、まさに「ちょうどいい」と感じています。
SHARGE Flow Mini 2 の価格
通常価格:4,999円


まとめ:デザインと実用性を両立した、新時代のモバイルバッテリー
【SHARGE Flow Mini 2】は、デザインと実用性を極めて高い次元で両立させたモバイルバッテリーです。
最大の魅力は、内部が透けて見えるスケルトンデザインと、約100gという超軽量・コンパクトなボディ。まるでクレジットカードやリップクリームのようなサイズ感で、日常の持ち運びでストレスを感じることはありません。
機能面では、ケーブル不要で直挿しできる交換式コネクタ(USB-CとLightningに対応)と、ストラップとしても使える内蔵USB-Cケーブルが大きな利便性をもたらします。これにより、厚みのあるスマホケースをつけたまま、最大2台のデバイスを同時に充電可能です。
充電性能も高く、最大22.5Wの急速充電に対応。iPhoneを約30分で40~50%まで充電できます。また、本体を充電しながらデバイスへ給電するパススルー充電にも対応しており、安心して使えるPSE認証も取得済みです。
一方で、5,000mAhの容量はスマートフォンを1回程度充電するのに適しており、タブレットやPCのような大容量デバイスの充電には向きません。また、2台同時充電時は合計出力が15Wに制限される点は考慮すべき点です。
結論として、【SHARGE Flow Mini 2】は、日常の「ちょい足し」バッテリーとして、デザイン、機能性、携帯性の全てを重視するユーザーに強くおすすめできる一台です。